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信越トレイル#5【野々海高原-森宮野原駅】

ロ ン グ ト レ イ ル

2022.10.11-10.15
10.20-10.22

歩き人たかちです。

信越トレイル5日目。昨日は長めの1日で、たっくさんアップダウンをして、たっくさん滑りながら野々海キャンプ場に辿り着きました。

今日のゴール地点は"森宮野原駅"。この先3,4日天気が芳しくないため、ここで一旦帰宅。旧区間の起点である"天水山"に足跡を残して下山。関田山脈とお別れかと思うとちょっと寂しく、感慨深い。感謝の気持ちで一歩一歩。

[  section1- section6  ]
 1日目:斑尾高原ー斑尾山ー赤池
 2日目:赤池ー希望湖ー桂池
 3日目:桂池ー仏ヶ峰ー光ヶ原高原
 4日目:光ヶ原高原ー野々海高原
★5日目:野々海高原ー森宮野原駅

[  section7- section10  ]
 1日目:森宮野原駅ーかたくりの里
 2日目:かたくりの里-苗場山
 3日目:苗場山ー祓川登山口

 

       行程
ーーーーーーー
天気:曇り☁︎時々晴れ ☀︎
気温:7/15℃

野々海高原キャンプ場-深坂峠-▲三方岳-▲天水山-松之山口分岐-里山出合-森宮野原駅(道の駅さかえに寄り道)

▲ コースタイム:5時間15分
▲ 歩行距離:13.4km

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1本のブナ[ 野々海高原-天水山 ]

野々海高原キャンプ場-三方岳-天水山:CT2時間

5時過ぎ起床。関田山脈4回目の夜はとても気持ち良く、ぐっすり眠っていました。いつも途中で目が覚めますが、今日は記憶になし。4人組ハイカーが撤収をしていたはずだけど、それも知らず。気がついたら私のテントだけでした。

いつも通り、ブナの実と葉っぱのBGMを聴きながら最後の朝ごはん。峠道はいつも静かです。

5日分の食料がほぼなくなり、パッキングも楽ちん。関田山脈のラストハイク、気持ちも軽々と6:30出発。昨日と同じく夜明けは月が綺麗に見えていたけど、やっぱりまた雲が出る。曇るの好きねー・・・

朝の湿原にはほんの少しだけ靄のベールが。日が当たり、温もりのあった昨日の雰囲気とはガラリと変わり寒々しく、冬の気配が強い。

 


湿原の朝


 

アプローチトレイルを登り終えたとき、そういえば深坂峠に行ってないなと思い出し一応。100m先の峠には立派な文字が彫られていて、車道と繋がる峠の中では一番"峠"という感じがしました。

上越市方面の展望。昨日、せっかく最後の最後で晴れたのに。せっかくの青空展望だったのに、何で忘れていたのか。


深坂峠の展望


戻って天水山へ。ラスト4km、アップダウンはまだ続きます。

最後まで落ち葉はふかふか、空気はしっとり。豪雪地帯の関田山脈、水がたっぷりの山は植生も何かも本当に豊かだ。

せっせと登ると"三方岳"。もう1.7kmも歩いたらしい。

 

粘土質も連日歩けばいい思い出になったり。

 

心なしか前半よりも黄葉している気が。キリッとした黄色ではなく、淡い黄色なのが素敵。

少し傾斜が急になるところは、ブナの実の石車ならぬ実車に乗らないように。これでもかというほど落ちていて、意外にコロコロします。

 

天水山への最後の登り。天水山がもう目の前かと思うと、ちょっと歩みをとめてブナを見上げたりする。そこで終わりではないのに、苗場山までまだまだ続くのに、5日間も関田山脈にいると無意識にそんな動きをしている。

そして・・・

 

大きな大きな天水山のシンボルがお出迎え。天水山に登頂◎

1本どーんと太いブナが佇んでいて、到着するなりハグ!少しザラっとした木肌がなんだか温かい。天水山の主に寄り添う心地良さ。木に抱きついて落ち着くこの感覚は不思議だなあと思う。何百年、何千年と生きている大先輩の懐の深さかな。

大きな展望はありませんが、栄村がチラリと見えます。関田山脈歩いたなあ・・・約80km続く山脈は歩きごたえがあって、時にはぬかるみにうんざりしたけど、とっても楽しかった。

シンボルに寄りかかってしばらく休み、ありがとうございますのお辞儀をして下山開始。

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日本の原風景[天水山-森宮野原駅]

天水山-里山出合-森宮野原駅:CT3時間15分

森宮野原駅まで7.2km。

これまで通りのブナの道を晴れやかな気持ちで下っていたら、ここまで来て晴れ出した。遅いよ!という気持ちはもうどうでもよく、今日は晴れるのね〜というさっぱりした諦めの気持ち。

天水山から一番近い登山口「松之山口」との分岐を過ぎる。ここまで、これでもかというほどのアップダウンを繰り返し、天水山に到達して油断していたけどまだ登りがあった。等高線はもう見ていなかったけど、荷物も足取りも軽い。

光る森は美しいのよ。雨には雨の、ガスにはガスの美しさがあるけれど、光と影をやっぱりもう少し見たかったなあ。また歩こう。

 

そして、登りきった先から下っていくと・・・

うわあああ!ブナめっちゃ綺麗!!

あとで知りましたが、天水山のブナ林は有名なようで。特に北斜面は、豪雪に耐え抜く太くて立派なブナが多いとのこと。松之山口からの登山道で見ることができます。そして、栄村へと繋がる南斜面は細めのブナが密集。ひとつの山で異なるブナ林を楽しめる天水山、ここは何度も登りたくなります。

すっきりとまではいかないけど青空はやっぱり気持ちがいいし、青空のブナ林がこの上なくメルヘン。晴れ渡る関田山脈だったら、きっと前に進めなかっただろうな。原生林の魅力は偉大。

道幅が広く、歩きやすいブナ林が続く。最高のラストハイク。個人的には天水山のブナ林が一番よかった。


天水山南斜面のブナ林


風がさわさわそよそよ吹き抜ける森を最後に少しだけ登ると、小さなピークの三角点。

ブナ林から林道へと移ります。森宮野原駅まで5.3km。

林道はてっきり砂利道のようなものだと思っていましたが、山道の延長という感じ。細めの小径、低木の中を下っていく。

 

1.3km下って"里山出合"に到着。関田山脈を抜けてしまった。

水面に移る関田山脈。今日の関田山脈は気持ち良さそう。朝からこんな天気だったらなあ・・・でも、場所によってやっぱりちょっと雲がモクモクしていたりして。

長かったとも思うし、短かったとも思う。その気持ちはその時々で変わるけど、80kmの山脈を歩いたことには変わりない。でも、テント泊で補給せずに歩いていると、ロングトレイルというよりは"縦走"という感覚が強い。山と町を繋がないとロングトレイル感はやっぱりなくて。

ロングトレイル(ロングディスタンスハイキング)のバイブル的な一冊「LONG DISTANCE HIKING」にある"一度は補給を必要とする距離または時間"という定義がとても的を得ているなと。1泊でも1週間でも、補給をすればそれはロングトレイル。100km以下から何千kmに及ぶ道があり、これといった定義のないロングトレイルですが、この定義がとてもしっくりきた。

 

関田山脈を背に農道を下っていく。田んぼの前を通ると、「わんわんわんわん・・・!」という不審者用の?音が大きく響く。稲はほとんど刈り取られているけれど、残された黄金の稲穂が美しい。

日本の原風景。それは、私の原点。子どもの頃、母の実家で里山の面白さを知りました。それからというもの、自然が大好きで。祖母の家で活き活きと遊び、走り回っている自分がフラッシュバックしてくる。あ〜これが自分なんだと納得する。

里山を通りながら山と町、町と山を繋ぎ歩くロングトレイルが自分に合うと思ったのは、そんな原点があるからかもしれない。小さい頃から好きなものの中に身を置くと、身体も心も空気も穏やかになる。

私のアウトドアは、自然と町の両方があって成立する。サバイバルのようなアウトドアはたぶん違う。「自然・町・人」これを繋いだ先に私のアウトドアがあることを改めて感じた。自然と暮らしの繋がりが好きなのだ。

 

農道から車道へ。そして、線路が見えて栄村の暮らしの中へ。国道を少し歩くと森宮野原駅の案内板がありました。

駅の近くの「ヤマザキYショップ」。

駅は後にして、道の駅に寄り道。駅からもう少し歩いたところに、道の駅「信越さかえ」があります。土曜日なので駐車場もほぼほぼ満車で賑わっていました。

"さかえソフト"が美味しいという噂。塩味が食べたかったのと、気候的にソフトクリームの気分ではなかったので今回はパス。

中のレストランメニュー

"津南ポークのソースカツ丼"を食べて帰ろうと思っていたけど、その気分ではないとお腹がいっている。そば、うどん、豚汁・・・軽食もいろいろありましたが、結局おやきを2つ。

醤油味の野菜ミックスと、みそ味の行者にんにくミックス。醤油味の方はふきのとうも入っていて、とても美味しかった〜◎

物産館でりんごのお土産。直売所もあります。巨峰の粒がたっぷり入った詰め合わせが¥500で悩みましたが、りんごにしました。食べながら帰るのもありだったな。

苗場山までスルーハイクの場合はその日のうちに「かたくりの宿」まで行くか、森宮野原駅近くの「吉楽旅館」に泊まるか。このあたりでは唯一の宿です。

食料の調達は道の駅かコンビニで。ヤマザキYショップの他、道の駅からさらに歩くとファミリーマートがあります。

ということで、森宮野原駅。木造のかわいい駅舎。

構内には軽食を食べられる場所がありましたが、やっているのかいないのか謎でした。

このときはトンネルの工事で電車が1ヶ月ほど運休で、戸狩温泉駅までの区間は代行バスで移動。そこから電車で長野駅へ。

 

ローカル電車、好きー

天気が持てばこのまま苗場山までスルーハイクしたいところですが、残念ながら3,4日天気が悪くなります。同じ時期で区切るのは面倒だけど、楽しみにしていた延伸区間がすべて雨、苗場山は雪というのは悲しすぎる。

天気が許していたら、私は新潟県の十日町のゲストハウスにでも泊まろうかな〜なんて思っていました。十日町をゆっくり見てみたかったので、この機会を利用しようかななんて。同じ路線で温泉宿へ移動して泊まったり、そんな選択肢もいいと思います。森宮野原駅の送迎サービスをしている宿もあるはず。

信越トレイルの関田山脈セクションを歩き終えました。5日間ずっとブナの中を歩いたのはおそらく初めて。日本の森は美しい。秋山郷、苗場山のセクションが楽しみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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