歩き人たかちです(@takachi_aiina)
縦走とロングトレイルが好きで、ペーパードライバーである私は、ソロ山行は公共交通機関を利用しています。
軽い、涼しい、透けない、1枚でサラリと着用、街にも馴染む・・・荷物はすべて背負うので、ワンピース1枚選ぶのもシビアになりがち。
"サラリと涼しく着られる、200g以下のワンピース"をずっと探していました。
ワンピースは着替えやトイレが楽なのはもちろん、パンツより涼しくて、タイツを合わせればオールシーズン使える万能ウェア。
しかし、基本的に登山中メインで着るものではないため、アウトドアメーカーのワンピースも"軽さをそこまで重視していない(デザイン重視)"ものも多く、なかなか「これだ!」と思うものに出会えず。
ザ・ノース・フェイス「カルカワンピース」
そんな中、背負っても負担にならない"山と旅"にぴったりな1枚に出会えました。
軽量性を重視したい人におすすめの「カルカワンピース」をご紹介します。
\ こんなワンピースをお探しの方!/
◾︎ 下山(温泉)後にサラリと、ゆるっと着られる
◾︎ 縦走登山で背負っても負担がないリラックスウェア
◾︎ ハイキング程度ならウェアとしても着られる
◾︎ 街着にも寝巻きにも使える(24時間使える)
「山旅のワンピース」に求めた条件
◾︎ 速乾性抜群(化繊)
◾︎ シワにならない
◾︎ 透け感がない(1枚で着用可)
◾︎ 半袖(オールシーズン着る)
◾︎ 丈は長め(夜行バスでも着たい)
◾︎ ゆとりがあるもの(寝巻きで使える)
◾︎ 街着でもおしゃれ
重量は200g(希望150g)以下
軽量なTシャツとパンツを選べば、200g程度で済みます。物によっては160gくらい(自分のサイズの場合)。
それならワンピースである必要はないので、条件は200g以下。できれば150g以下がいい。軽ければ軽いほど"1枚で済む"というワンピースのメリットも活かされます。
速乾性抜群(化繊)
"夜洗濯をして朝着る"を繰り返す旅やロングトレイルでは、速乾性が重要。
化繊のアウトドアウェアなら条件が悪くないかぎり脱水をすれば大抵乾きますが、個人的に重視しているのは、"手洗いでも乾くか"ということ。
ロングトレイルでも旅でも手洗いが多いので(節約も兼ねて)、"手洗いでも乾く化繊(素材・薄さ・機能性のバランスが重要)"を条件としました。
シワにならない
旅中はアイロンをかけられないので、"洗い方、絞り方、収納の仕方に関係なくシワにならない"ことはポイント。
寝巻きとして着用し翌日そのまま出発、というパターンもあるので。
透け感がない(1枚で着用可)
「 軽量 = 生地が薄い 」ので、濃いカラーでも生地の織り方や編み方によっては"透け感"が出やすくなります。
特に、"光が当たると透ける"パターンに要注意。店内の明かりでは透けなくても、太陽光で透けるパターンもあります。
生地の薄さと透け感のバランスは難しいので、店頭で実物を確認したり、口コミの意見を参考に。
半袖(オールシーズン着る)
夏は着用頻度が一番多いため、"半袖"を条件としてオールシーズン使います。
湿度が低い国なら7分丈や長袖でもいいかもしれませんが、日本では無理。寒ければ足せばいいですが、暑いのはどうにもならないので。
丈は長め(夜行バスでも着たい)
夜行バスで着る、バックパックを背負う、などの観点から膝下の長さを条件にしました。
「 短め = 軽量 」になりますが、その分"安心感"が削られます。
動きやすいように、サイドに"スリット"が入っているモデルも多く、「膝下だけど太もも見えるな」というワンピースもあるので注意。
タイツと組み合わせるなら気にならないかもしれませんが、素足で着用するなら要確認!
ゆとりがあるもの(寝巻きで使える)
旅では無駄な荷物を持ちたくないため、"寝巻き"は持ち歩きません。昼夜どちらかしか使えないものは却下。
そのため、締め付け感がなく、ある程度ゆとりがあってリラックスできるものを条件にしました。
街着でもおしゃれ
山でも街でも、おしゃれに着こなせるアウトドアウェアは増えています。
ボーダーレスに楽しみたいので、"街のカジュアルコーデに馴染むデザイン"を求めました。
ノースフェイス「カルカワンピース」概要
出典:GOLDWIN
「カルカワンピース」は、2022年に発売されました。「カルカ」とはネパール後で"山小屋"を意味し、リラックスウェアとして誕生。
サイズ | S・M・L・XL |
重量 | Mサイズ実測:136g |
素材 | NORTHTECH Cloth ECO (リサイクルナイロン100%) |
特徴 | UPF15-30 紫外線カット率85%以上 |
100%「リサイクルナイロン」を使用した、柔らかくて着心地がよいワンピース。Tシャツと同じ丸首デザイン。ストレッチ性はありません。
背中側には、着脱しやすいようスナップボタンが2つ。
撥水加工が施され、雨の日使いもOK。海やプールなどでの着替えとしても最適です。

右ポケットには腰周りを絞るドローコードがあり調節可能。

左:緩めた状態 / 右:キュッと絞った状態
ゆるいシルエットも、キュッとしたシルエットも自在。個人的には、キュッと絞れるデザインがお気に入り。

ドラえもんのポケットのように見えますが、中は繋がっていません。縦に深く、昭文社の「山と高原地図」より一回り大きい。
ポケッタブル仕様。左ポケットに収納可能
縦横17×13cmほどの大きさになり、メスティンにすっぽり入るサイズ感です。
Mサイズで約14cmのスリット
ストレッチ性がないだ、動きやすいよう左右の裾にはスリットが入っています。
マグカップに入る!ノースフェイス「カルカワンピース」使用レビュー
\ お気に入りポイント /
◾︎ ちょっとした枕になる
◾︎ 肌触りが良く、シワになりにくい
◾︎ ドローコードでアレンジ可能
◾︎ 心配になるような透け感がない
◾︎ オールシーズン使いやすい
◾︎ 万が一のときは行動着として
◾︎ 街でも山でも大活躍
マグカップに入るほど軽量コンパクト
ストレッチ性がないため、ゆるっと着ようとMサイズを購入しました(通常XSかS)。

375mlのカップにすっぽり入る
Mサイズ実測は136g。希望の150g以下を大きく下回りました。
カップに入るほどのコンパクトさで、1着プラスしても苦になりません。
ちょっとした枕になる
縦横約17×13cmで枕としては小さいですが、ちょっと頭を乗せる、くらいの気持ちなら使えます。
テント泊では衣類を入れたスタッフバッグを枕にしていますが、夏山はウェアが薄く、着替え自体少ないのであまり高さが出ません。
「ないよりはマシ」という程度ですが、私は最低限でいいので、テント泊での枕にもしています。
肌触りが良くシワになりにくい
生地感は柔らかくしなやかで、サラリとした着心地。寝巻きとしても問題なし。
シワになりにくく、バックパックの奥底で押し潰された状態から着用しても大丈夫。多少ぐちゎぐちゃにパッキングしてシワがついていても、すぐになくなります。洗濯後もシワになりません。
ドローコードでアレンジ可能
腰のドローコードを絞るとキュッとかわいいワンピースになりますが、"動きやすい"というメリットもあります。
丈が少し上がり、スカートがフワッとするので、バックパックを背負って歩くときや階段の上り下りがらくになる。
心配になるような透け感がない
裏地はありませんが、太陽光に当てても心配になるような透け感は特にありません(個人的に)。
しかし、白系の薄いカラーは多少透けやすさがあるかもしれないので、1枚で着用するなら濃いめのカラーがおすすめ。
オールシーズン使いやすい
夏は1枚で涼しく、春秋冬はタイツやアウターと合わせてオールシーズン使っています。
湿度が低めだった7月の北海道から、梅雨真っ只中のジメジメ35℃超えの関東に戻ってきても、大きな不快感なく移動できました。
ナイロンなのでバックパックを背負っていると汗でペタッとした感じはありますが、速乾性がいいので風に当てれば乾きは早いです。
海やプールに出かけるときも、水着の上から着るワンピースとして重宝します。
万が一のときは行動着として
持っているウェアがすべてアウトドア用だと、万が一に対応しやすい、というメリットも。
"完全な着替え用"としてコットンなどの素材の場合、行動着としては使えません。
左右にスリットが入っているので、スリットなしの同じ形状のワンピースに比べると動きやすく、速乾性もある。
行動着がすべて濡れる可能性はゼロではないので、"動けるワンピース"は安心感もあります。
街でも山でも大活躍
街着(行動着)、温泉後・洗濯中の着替え(リラックス)、寝巻きなど、24時間オールマイティに活躍。
少しくすんだオレンジで"THE登山ウェア"の雰囲気が強くなく、カジュアルな街着として1枚でコーデが決まるシンプルなデザインがお気に入り。部屋着としても、外出着としても重宝します。
シャツワンピースならフーディニ 「ルートシャツドレス」がかわいい!
出典:Moonlightgear
サイズ | XXS〜XL |
重量 | 186g(Sサイズ) |
素材 | Wish Woven™ 70% Recycled Polyester, 30% polyester |
特徴 | ・2wayストレッチ ・UPF50+ ・ポケッタブル |
シャツワンピースなら、フーディニ 「ルートシャツドレス」がかわいいと思いました。小さいサイズなら、180g以下になりそう。
出典:Moonlightgear
気になったのは、"大きめのスリット"。何cmかわかりませんが、写真の感じだと結構深そう。タイツなしでの着用にはどうかな?と。
少し長めに着たい場合、半袖なら1,2サイズ上げてもあまり気になりませんが、7分袖でサイズアップすると長袖感が出てしまいそう、という点も引っかかりました。
「カルワンピース」のほうが50gくらい軽いので今回はスルー。でも、シャツワンピースならこれがいい。
モンベル「O.D.クール ワンピース」
画像提供:モンベル / 作成:筆者
まとめ
山と旅に最適な、150g以下のノースフェイス「カルカワンピース」をご紹介しました。
◾︎ 街でも山でも、24時間オーマイティに使える
"登山で背負う着替え"を一番に考えると、ワンピース1枚選ぶのも悩ましい。
しかし、「カルカワンピース」は"妥協点が少ないワンピース"だと思うので、1枚携行したい方にはおすすめです。
最後までお読み、ありがとうございます。
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