歩き人たかちです(@takachi_aiina)
アウトドアの財布ってダサくない?
コンパクトだけど収納力がイマイチ・・・
小銭が取り出しにくいから別で用意している
結局ジップロックで済ませている
アウトドア用の財布って意外とバランスが難しい、と思うのは私だけでしょうか?
アウトドアメーカーやガレージブランドからさまざまな山(アウトドア)財布が出ていますが、ほしい条件を満たして本当にしっくりくるものは少ない、と感じます。
日常生活用とアウトドア用で分けるなら、そこまで難しく考えずに「とりあえずモンベル?」でもいいかもしれません。
しかし、登山が頻繁になるほど財布は統一したい。なぜなら、入れ替えが面倒だし、何かしら忘れるから。
そんな中、「私にはどうも使いにくいからあげる」と母から譲り受けた山財布が、私にはとても使いやすかったのでご紹介します。
SO FAR SO GOOD
「 Waltz DX(ワルツデラックス) 」
*ハイカーズデポ別注モデル(カラー)
発想したこともなかった"お札を縦に入れる"財布。しかし、これが意外と使いやすい!
「お札は横入れが当たり前」だと思っていたので、デザインの発想に驚きました。
*母は、ハイカーズデポでおすすめされて買ってみたそうです
\ このお財布をおすすめしたい人 /
◾︎ 小銭入れを別で持ちたくない
◾︎ 日常とアウトドアの財布を統一したい(それくらいの収納力がほしい
)◾︎ 小銭が見やすい・取り出しやすい財布がよい
◾︎ アウトドア用財布の「ベルクロ」が嫌い
大手アウトドアメーカーにはない、非常に斬新なミニマム財布。
絶対と言っていいほど「これって使いやすいの?」と疑問を抱くと思います。
実際、私の母は「ちょっと使いにくい」という感想でしたが、私としてはメリットがたくさんあります。
山(アウトドア)財布に求める条件
日常用とアウトドア用で財布を統一する場合、アウトドア用だけの財布を選ぶより条件が増えます。
\ 私が求めた「山財布」の条件 /
◾︎ 小銭が取り出しやすい & 落ちない
◾︎ お札をたたみたくない
◾︎ 日常分を含めたカードが入る
◾︎ カードの紛失の心配がない形状
◾︎ できれば「キーループ」がほしい
現金がしっかり入る(増えても困らない)
街ではキャッシュレスが増えているので、現金を持ち歩く人も少なくなったと思います。
しかし、"山は現金"が当たり前。wifiを導入したり、クレジットカードが使える、といった山小屋も出てきていますが、電波などの関係で"現金しか使えない"山小屋のほうが断然多いです。
怪我や事故、天候悪化などでテント泊から小屋泊に切り替える可能性もゼロではない。万が一を考えて、現金は多めに持ちます。小屋泊メイン、小屋泊縦走となれば、それなりの現金を持つと思います。
また、"山のトイレは有料"が多い。100〜300円が相場で、トイレ用の小銭を多めに持ちます。
公共交通機関でバス利用する場合も、ICカードが使えないなら現金払い。
とにかく、山では現金が必要なので、"現金がたくさん入る & 増えても困らない(バスで両替したときなど)財布が理想。
小銭が取り出しやすい & 落ちない
アウトドア用の財布あるあるは、"コンパクトすぎて小銭が取り出しにくい"ということ。
小銭を入れるスペース自体が小さく、間口が小さくて(あまり開かなくて)中が見えない & 取り出しにくい、というものも少なくありません。
これがめちゃくちゃストレスで、使わなくなる原因のひとつ。
さらに、小銭入れの位置や向き、ジッパーのデザインによっては、"小銭を落としやすい"という問題も発生します。
個人的は、お札やカードのスペースよりも、"小銭入れが使いやすいか"が重要。
お札をたたみたくない
ミニマムな財布によくある?"お札をたたむ"形式。
個人的には、めんどくさい。L字型ジッパーの財布では、たたむ形式でした。何年も使っていましたが、正直面倒でした。
お釣りで返されたまま入れるのがらくだし、取り出すのもらく。
日常分を含めたカード入る
アプリに切り替わったポイントカードも多く、持ち歩くカードの枚数は以前より減りました。
そのため、カード自体そこまで多くはないですが、日常とアウトドアで財布を統一する以上、必要なカードが入る容量がほしい。
特に、山に行くようになって私が忘れがちだったカードは、"Suica(交通系ICカード)"でした。
以前は定期入れを使っていたので、会社から帰ってきて急いで山の支度をしたり、荷物を置いてすぐ夜行バスへ向かったりするとき忘れてしまう。
"定期は持ってきたけど財布を忘れた"をよくやる知人もいます。
山に行くなら、いろいろ統一したほうがよい。無駄なお金を払うことになるので。
カードの紛失の心配がない形状
コンパクトな財布を見ていて私が気になる点は、"これ、カード落ちないのかな?"ということ。
カードを入れる部分は、新品のとき"少しキツイ"と感じても、使っているうちに緩くなることもあります。
留め具がしっかりしていなかったり、カードが飛び出しそうな形状をしていると心配になってしまう。
出典:モンベル
たとえば、モンベル「トレールワレット」が発売されたときはちょっと話題になりましたが、留め具がないので、入れる量によってはダラーンと開いてしまう(3つ折り)。ヘアゴムとかで開かないようにしている人もいます。
できれば「キーループ」がほしい
キーループも定期入れ同様、別で持つのが面倒だし、山で鍵を失くしたら一大事。
「鍵を忘れる」ということはないですが、鍵と定期入れを持ったことに安心して財布を忘れる、という友人はいました。
鍵、定期、財布は、ひとつにまとめるのが一番よい、という結論。
ガレージブランド「SO FAR SO GOOD」とは?
「SO FAR SO GOOD(ソーファー・ソーグッド)」は、"シンプルな装備でアウトドアを楽しむためのアイテム"をつくる女性作家のガレージブランド。
女性目線の気付きや使い勝手などが特徴のブランドです。
展開しているアイテムはお財布のみ。個人のアウトドアショップなどに置かれていることが多く、その店舗の"別注モデル(カラー)"が結構あります。
SO FAR SO GOOD「Waltz DX(ワルツデラックス)」概要・使用レビュー
実際に使ってみた第一印象は、"小銭に気を遣わない、ミニマムな山財布"でした。
サイズ | H10×W6.5cm |
重量 | 13g |
素材 | ◾︎ 本体:X-Pac ◾︎ お札面仕切り:ダイニーマ・コンポジット・ファブリック ◾︎ 留め具:ゴム・牛革 |
◾︎ 中身が落ちにくい蓋をする形状
◾︎ 小銭スペースが広い & 抜群の収納力
◾︎ お札は縦入れ!意外と使いやすい!
◾︎ カードもたくさん入る
◾︎ ベルクロではない留め具がおしゃれ
◾︎「キーループ」はないけど付けられる
◾︎ 金属パーツがなく故障の心配が少ない
手のひらに収まる軽量コンパクトさ
手のひらサイズで重量13g
とにかくコンパクトで、サコッシュが小さくても邪魔にならない。
ここまでコンパクトだと収納力が気になりますが、それがデメリットにならないのが「ワルツデラックス」(後述)。
中身が落ちにくい蓋をする形状
「ワルツデラックス」のお気に入りポイントでもありますが、カードなどの中身が落ちにくい(落ちる心配がかなり少ない)、蓋をする形状であること。
出典:DOD
たとえば、このような形状の3つ折り財布は、アウトドア財布にはかなり多いです。
ものすごく個人的な意見ですが、この形状だと、ふとした瞬間にカードがスルリと落ちないか心配になってしまう。
「ワルツデラックス」の場合、財布を開くときの向き的に"カードがすり抜けて落ちる"心配がない、蓋をする形状なので安心感があります(あまり共感されないかも)。
上記のことや、小銭どの程度入るのか、などが気になりますが、「ワルツデラックス」以外によさげだと思っている、DOD「ウサゼニーレ」。ベルクロだけど。
小銭スペースが広い & 抜群の収納力
ガバッと開ける、この小銭の見やすさよ!
小さいお財布って、"小銭が見にくい、取り出しにくい"ものが多い、と感じます。収納スペース自体が小さいことが多いので。
焦っているときに限って取り出しい小銭が取れなかったり(隅っこにキュッとはさまって取れない)、50円と100円を間違えたり・・・
この視認性 & 取り出しやすさなら、バスでぼーっとしている間に目的地のバス停に到着し、「あ、やばい!いくら?いくら?」と焦っても、もたつきません。
山を想定して、100円玉20枚と、500円玉2枚入れてみました(普段の山でもこんなに持ちません)。
加えて、カード8枚、お札5枚を入れて閉じた状態が上の写真。
小銭が22枚も入っているとは思えないコンパクトさ。収納力が抜群なうえ、かさばらない(厚くなりすぎない、変な形にならない)ところがよい。
ちなみに、壁をつくるように、生地が内側に織り込まれているため、逆さにしても小銭は落ちにくいです(今のところ、落としたことはない)。
お札の出し入れで傾けても、小銭が落ちない安心感がよい。
お札は縦入れ!意外と使いやすい!
「SO FAR SO GOOD」の一番の特徴であり、斬新なデザインである"お札の縦入れ"。
購入を検討する上で、一番気になる部分でもあると思います。
これをくれた母は、お札を縦に入れるのが"慣れない"と。あとは単純に「もう少し大きいほうがいい」とのことで、モンベルの「ワレット」を買っていました。
長年、長財布を使っていたし、カードも多めだったので、コンパクトになりすぎて慣れなかったようです。
対して私は、めちゃくちゃ使いやすい!と感じております。その理由は
小銭とお札を一目で確認できる & 出し入れがスムーズだから!
お札の縦入れは、多少慣れが必要かもしれません。
しかし、支払い、お釣りをもらったときとにも「 お札を出す(入れる) → 小銭のポケットを開けて出す(入れる) 」という2つの異なる動作をしなくてよい。小銭のポケットが財布の外側にある場合、より面倒。
小銭は長財布レベルの見やすさなので、瞬時に「ある・ない」が判断できて、会計でもたつきません。
小銭はこっち、お札はこっち、カードはこっち、とあちこち探らなくてよい点が、私はとても使いやすいと感じます。
カードもたくさん入る
カードを入れるポケットは2つ。1箇所4〜5枚程度入り、10枚程度は入れておけます(公式サイトでは、最大6〜7枚と記載されています)。
カードのポケットはもともと1箇所で、ハイカーズデポのスタッフさんの指摘により2つに改良されたそう。
蛇腹を2つにすることでカードの容量が増え、さらにお札を入れるときに安定すると。
カードポケットの間の空間には、レシートや切符、バスの整理券を入れられます。
私は夜行バスによく乗りますが、荷物の番号札を受け取ることも多く、そのようなものも財布の中に入れておけるのは便利です。
ベルクロではない留め具がおしゃれ
留め具はゴムで、おしゃれな革付き。アウトドア財布にありがちな"ベルクロ"ではなく、ベリベリッ!としないところが好き。
この革は"純国産のロロマレザー"で、植物タンニンのみでじっくりと時間をかけてなめされており、生産数が少ないそうです。
ワンポイントだと思いましたが、このパーツを背面に配置しておくことで指を引っ掛けてスルリとゴムを取ることができる、という役割。確かに取りやすい!
「キーループ」はないけど付けられる
「キーループ」はありませんが、留め具のゴムが付いているループにキーリングを通して鍵を付けています。
画像出典:SO FAR SO GOOD
ほかモデル「Waltz-snap SV」は、キーループが付いています。
金属パーツがなく故障の心配が少ない
「SO FAR SO GOOD」の財布は金属パーツが使われておらず(スナップボタンのモデルもある)、ジッパーの故障などの心配がありません。
留め具のゴムが付いているループが切れても、別のゴムを使用すればよい。
つくりがシンプルなところも気に入っています。
まとめ
お札を"縦に入れる"斬新なミニマム財布、SO FAR SO GOOD「ワルツデラックス」をご紹介しました。
◾︎ 小さい財布にしたいけど、容量が少なすぎるのは心配
◾︎ 街でも使えるおしゃれなアウトドア財布がほしい
◾︎ いろんなポケットを開閉せず、一目で確認できる財布がほしい
「お札の縦入れ」の使い心地が気になるかもしれませんが、個人的には、使い慣れると逆に使いやすい。
それ以上に、「ワルツデラックス」の形状が、街とか山とか関係なく、とにかく使いやすい!と感じています。
個人のアウトドアショップに置かれていることもあるため、実際手に取ってみることをおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
\ 記事がお役に立ちましたら /
よろしければ、応援よろしくお願いいたします。
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