歩き人たかちです。
山ではほとんど使わない
でも、日常ではめっちゃ使う
日常でも山でも便利なアウトドア用品ですが、中にはフィールドではほとんど使わないというウェアやギアもあります。特にやらないジャンルのものや、山行スタイルに合わないもの。そんな、日常使いで愛用しているモンベル品をご紹介します。
買い物バック「 ギアコンテL 」
クライミングギアの運搬用である「ギアコンテナ」。私はが愛用しているのは、一番大きいLサイズの33L。何に使うかというと・・・
スーパーやドラッグストアでの買い物バッグ!
サイズ | S:19L(H40×W34×D15cm) M:26L(H44×W37.5×D16.5cm) L:33L(H48×W41×D18cm) |
重量 | S:203g M:219g L:240g |
素材 | 100デニール バリスティックナイロン・トリプルリップストップ [ウレタン・コーティング] |
食材って重いですよね。1週間分とかまとめ買いしようものなら、普通の手持ちや肩掛けのバッグではいたたたた・・・
買い物バッグとして使うとき、一番ありがたいのは"背負える"こと。重いものは何でも背負いたいのです。持ち手もあるので、肩掛けや手持ちも可能です。
画像出典:モンベル
ショルダーが細いので重くなるにつれて肩に食い込みがちにはなりますが、買い物の回数を減らせるのであればそれでいい。
「ギアコンテナ」ということで、ものをバンバン入れられる寸胴な形であることも買い物バッグ向き。5kgのお米もすっぽり入るし、10kgも入るかな?
ドラッグストアではトイレットペーパー、キッチンペーパー、ティッシュ・・・重くはないけど嵩張るものが多い。
今日は持ちきれないからまた今度
そんな面倒臭さも解決してくれます◎
ティッシュ(5箱)と2Lの水を2本入れてみました。まだ隙間があるので、細々したものを入れることができます。上部にはまだ余裕があるので・・・
さらにキッチンペーパー(4ロール)を追加。これで高さも十分活用するくらい。
トイレットペーパーをズドンと入れる場合はティッシュとキッチンペーパーがちょっと厳しいですが、トイレットペーパーを手持ちにすれば同時に購入しても普通に持って帰ることができます。
開口部を伸ばしてMAX33L。ジッパーですがバックルテープが付いているため、例えば「キッチンペーパーが収まりきらない(ジッパーが閉まらない)!」という場合も、バックルだけ締めて落ちないようにすれば大丈夫。
前面にはミニポケットがあり、お財布や鍵を入れておくのにとても便利。ポケットの大きさは縦横約19×17cmほどあるので、長財布でなければ問題なし。
ちなみに、ポケッダブルではありませんが、前面ポケットを裏返しながら突っ込んで収納することは一応できます。ジッパーは閉まらないし、畳んで持ち歩けばいいとは思いますが。
重量のあるクライミングギアの運搬用としてつくられているため、耐久性は十分。
7年ほど、週に1,2回使い続けていますが故障はありません。内側のコーティングは剥がれてきていますが、日常使いなので特に気にせず。ショルダーが壊れたりしない限りはいいかなと。
「スーパーで使うのに便利だから買った方がいいよ!」と勧められて使い始めましたが、本当に大活躍。
アウトドアではほとんど使いませんが、キャンプ道具の運搬などにはいいと思います。キャンプ場に前泊して小さめのザックでピストンという登山のときに数回使いました。サーマレストのマット(ZライトソルS)も入ります。
山と道の「UL Pad15+」の100cmがちょうど良く入りました。ついでに寝袋も入れてみたり。ULソロキャンプとかにはいいかもしれません。
ギアコンテナL
春秋のアウター「ノマドパーカ」
3〜5月、10〜12月頃大活躍しているソフトシェルの「ノマドパーカ」。
*現在はモデルチェンジをして生地感や仕様が変わっていますが、旧モデルを中心にご紹介させていただきます
山に持っていくには重いし、着るにも暑い
私にとっては山で使う場面がないノマドパーカです(もちろん、愛用している人もいます)。キャンプとかにはいいですが。
もともと山用ではなく、通勤用のアウターとして購入。色とデザインが落ち着いていて、機能とか全く考えず適当に選びました。しかし、これがすごく使いやすくて気がつけば1年の半分近く、7年ほど着続けていて・・・今でも大活躍です。日常で。
◾︎ ヘタリが目立ちにくい生地感
◾︎ コンシールジッパーで防風性あり
◾︎ 胸ポケットが便利
アウターに困る春と秋(個人的に)の気候にベストマッチであることが、長年使用している大きなポイント。ダウンでは暑いし、ウィンドシェルでは寒いし・・・という気候によく合います。
山でも街でも使っている、モンベルの薄手のインナーダウン「スペリオダウンランドネックジャケット」もいいのですが、これだと首周りが寒いとか、風を切る自転車に乗るときはやはりノマドパーカなのです。
体感は人それぞれですが、私の場合は10〜18℃くらいの気温で使うのがちょうどいいと感じます。中のウェアを調節しながら季節に応じて。
勤務中は着ないため、朝晩の気温がそのくらいの通勤アウターとして3〜5月、10〜12月頃がちょうどいいなと。20℃近くあるともう暑いので、1日中着るアウターとしてはもう少し季節が縛られます。
内側はフリース地。長年の使用でヘタっているので、保温性は多少落ちていると思います。外側はツルッとした触り心地で、この生地感により外側の見た目にはさほどヘタリを感じません。
フリースの類はヘタリが目立ちやすいし、ウィンドシェルは引きつれとか生じることもあるし。この生地感だからこその長年愛用でもあります(現行モデルはパリッとか、ザラッとした生地感になっています)。
旧モデルはジッパーが隠れる"コンシールジッパー"の仕様。ジッパー部分から風が入るのを防いでくれます。デザイン的にもコンシールジッパーが好きなので、モデルチェンジで普通のジッパーになってしまったのは残念。
また、胸ポケットは何かと便利なので大好きなポケット。スマホやお財布など、ちょっとしたものを入れておくのにやはりいいですね。ウィンドシェルなどの薄い生地だと重量で引っ張られる感じがありますが、このくらいの生地厚があれば気になりません。
汗抜けもいいし、チャリンコでちょっと遠出しようかな〜なんてときにも活躍しています。私の山行スタイルには合いませんでしたが、ソフトシェルとして保温性・通気性・防風性のバランスがいいため、アウトドアで合う人には合うと思います。
今のところ、10年は余裕で使えるだろうなという感じ。使えるところまで使いたいと思います。
ノマドパーカ
通勤カバン「ベルニナパック15」
画像出典:モンベル
アウトドアとプライベートで使っているのは「メッシュギアコンテナ」ですが、通勤カバンとしては「ベルニナパック15」を愛用していました(人に譲ってしまったので、今は手元にありませんが)。
サイズ | 10L:H41×W32×D10cm (A4対応・背面長39cm) 15L:H47×W38×D15cm (B4対応・背面長45cm) |
重量 | 10L:340g 15L:395g |
素材 | 表地:420デニール・バリスティックナイロン ・リップストップ[ウレタン・コーティング] 裏地:70デニール・ナイロン・リップストップ [ウレタン・コーティング] |
◾︎ ファイル(書類)がスッと入る
◾︎ 前面のミニポケットの使い勝手◎
◾︎ 撥水加工で雨の日も安心
◾︎ 自宅で簡単に洗える
一番のお気に入りポイントは"電車の中でもジッパーが開けやすい"こと。
四角いフォルムで上部にジッパーが真っ直ぐ付いているため、混んでいる電車の中で前に抱えていても荷物にアクセスしやすくて使い勝手が◎。生地もパリッと形を保つものなので、開けにくいということもありません。
A4のファイルやカタログ、雑誌などがスッと入るので仕事用としてとても便利でした。
普通のリュックだとジッパーが湾曲しているので、混んでいる電車だとそれがちょっと開けづらくて。ファイルも角が折れたり。
アウターの胸ポケット同様、前面にミニポケットが付いているとやはり便利。お財布や定期入れなど、通勤時に使うものをササっと出し入れできるのはありがたい。ジッパー付きのポケットでないと紛失が怖いので、個人的にとても大事な機能。内側にも小分けできるポケットがあります。
サイズは10Lと15L。お弁当や1Lのボトルを持ち歩いていたので、15Lを使用していました。本を入れたり、帰りに少し買い物をするときなどは15Lでちょうど良かったなと。
表面は撥水加工が施されているので、多少雨が当たっても大丈夫。革とかは気を遣いますが、アウトドア用ならそのあたりは気にせずガンガン使えるのがいいですね。汚れが気になったら中性洗剤で洗えばいいし、メンテナンスも楽ちん。
アウトドアと日常で愛用している「メッシュギアコンテナ20」は下記の記事で。
ベルニナパック15
夏の靴下「KAMICOソックス」
夏場はKAMICOソックス!
夏の靴下として手放せない「KAMICOソックス」。下記の記事でもチラッとご紹介していますが、暑い時期には本当におすすめの靴下。
"紙糸プラス"というマニラ麻から作られた紙糸をベースにつくられ、主にナイロンとポリエステルとの混紡素材。清涼感と通気性、吸放湿性に優れています。
汗をかいたときのドライ感はポリエステル以上で、立ち仕事などで常に靴を履いていて蒸れやすいという場合にはおすすめです。特に5本指が快適!
日帰り登山で使うこともありますが、山だと肌触りを考慮してほとんどウール。そのため、KAMICOソックスは基本的に日常で使用しています。
耐久性はかなり良いと感じていて、長い方は7年くらい使用していますがいまだに穴が空きません。ほつれなども特になし。かかとが薄くなっている感じも特になく、ちょっと毛玉ができているくらい。安い靴下を何足も買うようなら、これを1足買った方がお得だなと。
沢登り用の靴下にも使われている素材で、速乾性と水捌けが抜群。ザラっとした肌触りで、それが夏場にとてもいいのです。カミコソックスを履いたときは感動さえありました。生地感は好き嫌いあるかもしれませんが、私は一度履いたらやみつきになりました。
ちょっとした渡渉にも使えるので、アウトドアでも使えます。走る用に滑り止めのついたモデルもあります。
KAMICOソックス
珈琲用「アルパインサーモボトル0.35L」
モンベルの逸品でもある「アルパインサーモボトル」。500mlの方は山で使っていますが、350mlはほとんど日常使用。たまに低山で使うくらいです。
サイズ | 0.35L:∅7× H18.5cm 0.5L:∅7 × H24cm 0.75L:∅7.9 × H26.3cm 0.9L:∅7.9 × H30cm |
重量 | 0.35L:240g 0.5L:265g 0.75L:360g 0.9L:380g |
素材 | 本体:(外側)SUS304 ステンレス鋼 (内側)SUS316 ステンレス鋼 外栓:ポリプロピレン 底カバー:シリコーン コップカバー:シリコーン 内栓:ポリプロピレン パッキン:シリコーン |
耐熱 | 内栓:100度 外栓:100度 パッキン:150度 |
耐冷 | 内栓:-20度 外栓:-20度 パッキン:-40度 |
販売から大人気のボトルではありますが、実際に使っていてとてもいいです。これは本当におすすめのボトル。
デメリットは"底のシリコンカバーが外れやすい"こと。ザックの中に入れておくと大体迷子になっています。別になくてもいいので、置いたときに滑らないようにカップの方だけ付けたり、両方外したりしています。
ちなみに、350mlのカバーは2つ合わせて24g。使わなければその分軽量化できます。
350mlは珈琲用として使用しています。珈琲が大好きで、職場にも自分好みの珈琲を持って行きたかったので購入しました。200mlだとちょっと少なくて、500mlだと多すぎということで、この350mlがちょうどいい。
1日を通して温かい珈琲を飲めるし、事務職のように「珈琲片手に・・・」という仕事ではなかったので、魔法瓶がいい。節約できるし、カップのゴミも出ない◎
保温 | 保冷 | |
スタート | 95度 | 4度 |
6時間後 | 74度以上 | 10度以下 |
24時間後 | 46度以上 | 14度以下 |
近郊の低山をサクッと歩きに行くとか、山域全体で火器禁止という場合は家で珈琲を淹れて持っていきます。あるいは、お湯を持っていくか。早朝淹れてお昼頃飲む場合も、十分な温かさを保っています。
ちょっとした散歩とかピクニック、チャリ旅などいろいろな場面で活躍してくれるので重宝しています。趣味やフォトグラファーで、写真を撮るために1箇所にじっと滞在するような場合にもおすすめです。
画像出典:モンベル
現在は"直接飲めるタイプ"も販売されています。キャップだけの販売もあり、取り替えて使うことも可能。
アルパインサーモボトルのことは、下記の珈琲道具の紹介記事でも触れています。
アルパインサーモボトル0.35L
まとめ
便利そうだな〜と購入しても、やっぱりなくてもいいやとなるものは意外に多い。その中でも長年使用し、これからも活躍してもらおうと思っているモンベルの日常アイテムをご紹介しました。
参考になるかはわかりませんが、こんなものもあるのかくらいの気持ちでお読みいただけると幸いです。
アウトドア用品は日常でも活躍するものがほとんどなので、服装などが自由なお仕事の場合にはとてもいいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
よろしければ、応援よろしくお願い致します。
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