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日本のロングトレイル!雪国を味わう苗場山までの110km「信越トレイル」を歩く#1【斑尾山・赤池】

ロ ン グ ト レ イ ル

2022.10.11-10.15
             10.20-10.22

歩き人たかちです。

低山の山歩きが気持ちよくなってきた10月。長野県と新潟県の県境である関田山脈から苗場山へと続く"信越トレイル"を歩きました。

昨年の9月下旬に延伸ルートが正式に開通したため、今年ようやく実行。スルーハイクでの計画でしたが、結果的には森宮野原駅到着日から4日ほど雨模様が続いたので一旦帰宅。秋山郷の里山、かたくりの宿でのテント泊、そして、信越トレイルのために登らずにいた苗場山。これらすべてが雨になるのが悔しかったので・・・

信越トレイル全体の詳しい情報については下記の記事をご覧ください。

[  section1- section6  ]
★1日目:斑尾高原ー斑尾山ー赤池
 2日目:赤池ー希望湖ー桂池
 3日目:桂池ー仏ヶ峰ー光ヶ丘高原
 4日目:光ヶ原高原ー野々海高原
 5日目:野々海高原ー森宮野原駅

[  section7- section10  ]
 1日目:森宮野原駅ーかたくりの里
 2日目:かたくりの里-苗場山
 3日目:苗場山ー祓川登山口

   アクセス
ーーーーーー
◾︎ 新幹線
東京駅(6:28)ー飯山駅(8:18)

◾︎ 飯山市コミュニティバス
飯山駅(8:50)-斑尾高原ホテル(9:20)
*飯山駅「千曲川口」1番乗り場


飯山市 コミュニティバス

飯山市公式サイト | お探しのページは見つかりませんでした。
日本のふるさと北信州 長野県飯山市公式サイト


      行程
ーーーーーー
天気:曇り☁︎→晴れ☀︎
気温:斑尾山15℃
風:南→西北西3m/s

斑尾高原ホテルー(かえでの木トレイル)ー斑尾山ー万坂峠ー袴湿原ー袴岳ー赤池テントサイト

▲コースタイム:6時間25分
▲歩行距離:8.5km

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スキー場登山[斑尾高原ー斑尾山]

*斑尾高原-斑尾山:CT1時間45分*

朝発で飯山駅へ。夜行バスで長野駅に出ることも考えましたが、睡眠時間を優先して新幹線で。手前の長野駅に比べ飯山駅で下車する人は多くないものの、駅はとても居心地のいい感じ。

観光案内所の入口横に券売機があり、ここで切符を事前購入。片道¥500。

アクティビティセンターにはレンタサイクルも。

2階にはカフェもあり、座る場所もたくさんある。北海道の旭川駅が大好きなのですが、規模は違えど同じような雰囲気があり飯山駅も好きだなあ。

1番乗り場でバスに乗車。月曜日なので誰もいないと思っていましたが、私を含めソロハイカーが3人。1人は斑尾高原ホテルの手前「山の家」で下車。ここには斑尾高原のビジターセンターがあります。

9:20、終点の「斑尾高原ホテル」に到着。施設がいろいろありますが、3連休明けでとても閑散としています。バスを降り、ホテルを正面に右方向へ進むとトレイルの案内あり。

ホテルの裏側を通り、斑尾山の登山口となるスキー場へ。この斑尾高原には多くの散策路があります。斑尾山への道もいくつかありますが、チロル前登山口から信越トレイルのコースとなっている"かえでの木コース"登ります。

斑尾山山頂700m手前まではスキー場をひたすら登ります。徐々に傾斜が増していき、初日はここが一番辛かった。ちょうど太陽が雲に隠れていたのでよかったですが、直射日光を受けながらはなかなか暑そうです。

直登が終わると、ジグザグと九十九折りに登りました。足元はさっそく粘土質。

ジグザグが終わり、斑尾山まで700m手前でようやく樹林帯。どの山でもスキー場の禿げてる部分はなんだか落ち着かなくて、やっと息ができた思い。しっとり艶やかでいいですね。

ブナが迎えてくれます。

落ち葉が積もり、湿気った秋を感じる。落ち葉の香りが充満するのは秋ならではで、この時期の特別な森の香り。

斑尾山への分岐に到着。山頂はちょっと逸れてここから500m。またここに戻ってくるのでザック置いていってもいいかなという感じですが、起点なので持って行きました。

斑尾山に到着◎

 

特に展望はないですが、ここからはじまるのか〜という気持ちで満たされました。いざ、信越トレイルへ。

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スキー場を抜けると[斑尾山-袴岳]

*斑尾山-万坂峠-袴湿原-袴岳:CT2時間20分*

分岐に戻り"万坂峠"へと下っていきます。緩やかで歩きやすいトレイル。足元がふかふかで、自然の優しさが敷き詰められている。

 

しばらくすると、再びスキー場。「タングラム」というコースとの分岐。リフトの施設を横目に下ります。

クネクネとスキー場の傾斜を下りますが、粘土質の地面が滑りやすい。油断しているとズルッといきます。

そのあとも続くスキー場の道。スキー場は人工物もあるし、人工感もあるし、歩いていて味気ない。

味気なさから万坂峠までが異様に長く感じましたが、ようやく下り終えました。道路を挟んだ向かいから次の袴岳へ。

ハイカー数の調査でカウンターが設置されていました。セクション1は874人目。1年間の人数なのかな?祖母山にもカウンターがありましたが、登山道ごとに1ヶ月単位で調査しており、それらに比べるとだいぶ少ない。

はじめにぐーっと登ったあとは緩やかになり、暑くなったり涼しくなったりする秋の登山。

途中、袴湿原の中を歩きます。小さな湿原のあちこちに秋色。

高山では見なくなったトンボがここにはたくさん。里の秋ですね。木道を歩くと次からつぎへとカエルがピョンピョン跳ねていました。

湿原を抜け、袴岳に向けた再び登っていきます。

ロングトレイルはそのトレイルのマークを辿っていきますが、見つけると安心感とほっこり感。信越トレイルのマークかわいいですね。ブナの葉っぱのデザインかな?

袴岳への道は・・・ブナとダケカンバが美しい!登れば登るほど美しくなります。ダケカンバはスーッと背が高く、森の天井が高くて好き。幹が白くて森が明るい。深呼吸が気持ちよい◎

ブナの個性と生命力が輝いている。

傾斜がほとんどなくなったところで山頂に到着。山頂にはベンチがひとつ。西側が開けていて妙高山が見えるようですが、この日は雲がわちゃわちゃして見えませんでした。

ベンチで少し日向ぼっこ。今日はハイカー以外に歩いている人はおらず、なんとものんびりした山歩き。

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のんびり赤池[ 袴岳-赤池 ]

*袴岳-赤池-赤池テントサイト:CT1時間25分*

 

袴岳から下って赤池へ。こちらはホオノキの葉がトレイルを埋め尽くしていました。カサカサというよりガサガサさせながら。でも、いろんな葉があって土壌の豊かさを感じる。

袴岳を下り、赤池の2.6km手前から緩やかに歩いていく。道幅もとてもいい。

そして、1.4km手前で林道に出ました。こここらあとは林道トレイル。

林道を整備していた方々に、「今日は気持ちがいいね〜袴岳の方はどうだった?」と。ハイカーに自然に話しかけてくれる地元の人って素敵だなあと思います。信越トレイルが浸透している感じがするし、ロングトレイルだなあと。

赤池に到着しました。

赤池の前は一段高い芝生になっていて、ハイキング終わりのおじさん2人組がピクニックのような雰囲気で気持ちよさそうに座ってお喋り。いいところですね。

広い駐車場に、ポツンと建物。

この建物は林業の事務所。1階のトレイは使用可能ですが、中に入ることはできません。2階のテラスは使用できます。赤池一望の素敵なテラスです。雨の日はありがたい休憩所になりますね。

トイレは水洗で、とても綺麗でした。

外には水道があり「飲用不可」となっていますが、塩素処理をしていないだけということで浄水すれば飲用可。赤池に流れ込んでいる沢から引いているようです。

水を汲んでテントサイトへ。ここから200m。200mあるかな?という感じで、割とすぐに着きました。

 

10〜15張くらいのテントサイト(公式では10張)。芝生でふかふか。

先に歩いていた男性の姿はありませんでした。UL系のテント泊かなという感じの装備でしたが、どうやら違ったようで。袴岳まで抜きつ抜かれつだったので桂池までとは考えがたい。もう一人の男性はテント泊装備でしたが、この日姿は現さず。袴岳には登らず桂池まで行ったのか?

信越トレイルの予約サイトでは自分を含め3張の予約が入っていたので、てっきりその方々だと思っていたのですが。結局、この日は1人ぼっちでした。あの予約は何だったのだろう・・・

背の高い木によって、テントサイトは14時半頃には半分日陰となっていました。日の当たる場所に張ったものの、15時頃にはほぼすべて日陰に。日陰がちょっと寂しい秋ですね。

赤池をお散歩していた人たちも帰り、完全に1人ぼっちになりました。赤池には何かいるのか、湧いているのか、定期的にボコボコッという音が聴こえます。

初日から素敵な道だった信越トレイル。序盤ですでに美しいので、この先どんな森が待っているのか、とても楽しみです。

明日は、沼の原湿原や希望湖でゆっくりしながら桂池に向かいます。


斑尾高原

グリーンシーズン【斑尾高原スキー場公式】
詳しくは投稿をご覧ください。

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