歩き人たかちです(@takachi_aiina)
モンベル「U.L. フォールディングポール 100」のストラップを外そうとして失敗し、購入して半年ほどでさっそく修理になりました。
ストラップは必要になったとき使えるよう"切らない"方法で試みましたが、不要だとしても、そもそも切ってはいけなかった。
修理にならないようにストラップを外す方法と注意点をご紹介します。ストラップ要らない、と感じている方はぜひご覧ください。
「U.L.フォールディングポール」の構造

「U.L.フォールディングポール」は、上・中・下段のシャフトが一本のコードで繋がっている構造。伸縮式のポールのように、バラバラにはできません。

一番上のキャップは取り外すことができ、ここにストラップのリングが通されています。
コードの端はギュッと固く結ばれており、普通に解くのは困難。解かないとストラップのリングは取れません。
\「U.L. フォールディングポール100」についてはこちら /
【改造失敗】失敗点と修理時の注意点
ストラップもコードも切ってはダメ!
② コードの結び目を解いてストラップを外す
ストラップを外す方法は2つあり、簡単なのは"ストラップを切る"こと。リングはそのまま残るので、吊るせるようにアクセサリーコードを通したりしておくと便利だと思います。
しかし、ストラップを切ってしまうと、シャフトの折れなどで修理に出せなくなるので、おすすめしません!(詳しくは後述)
私は、必要に応じて使えるよう、ストラップは取っておくことにしました。②のコードの結び目を解いて外そうとしましたが・・・
結び目が固すぎてぜんぜん解けない
面倒になり、結び目を切っても折りたためる長さがあることを確認した上でハサミを入れました。しかし、これが原因で修理するハメに・・・
コードを切ったら使用不可に
結び目を切っても折りたためる長さがあったので大丈夫だろう、と思いましたが大失敗。組み立てようとしたら・・・
固定用の"ラチェットボタン"が出てこない!
上段にはストッパーのラチェットボタンが出る穴があり、組み立ての最後にカチッと固定させます。
しかし、結び目分のコードを切ったことで、ラチェットボタンを出すための長さが足りなくなってしまいました。
ほんの少し切っただけですが、どんなにグッと伸ばしてもラチェットボタンは出てこなくなり、一瞬で使えなくなりました。
この事態に気がついたのは北海道遠征。斜里岳に登るとき、使えない!?とパニック。遠征中にモンベル苫小牧店に立ち寄り、修理に出しました・・・
ストラップがないと"修理に出せない"落とし穴
「U.L. フォールディングポール」の説明書には、安全の観点から"改造はしないでください"と記載されています。
故障や破損で修理に出す際、ストラップがないと修理を受け付けてくれません。
もし、ストラップを切ってしまった場合(再度取り付け不可の状態)、部材でストラップを購入しないと修理に出せない、という落とし穴。
北海道遠征中、ストラップがない状態で修理に出しましたが、後日「メーカーとして、安全面の観点からストラップなしでの修理はできません」と連絡がきました。
「ストラップを外したい」と話しましたが「ストラップなしのポールを完成品にはできない(改造になるため)」との返事。
修理をするなら、外したストラップも一緒に修理に出すか、ストラップを新たに付けるか(1本500円)、とのこと。
結局、後日最寄りのモンベルに外したストラップを持ち込みました。切ったり、捨てたりしなくて良かったです。
ちなみに、"シャフトの折れ"などで修理に出す場合もストラップが必要なので要注意!
【改造リベンジ】修理後再びストラップ外しを試みる
修理は約1ヶ月でした。アウトドアシーズンは修理が混雑していることが多いため、少し時間がかかります。修理代は1本1,280円でした。

修理から返ってきたポールの改造を早速試みると、コードの結び目とキャップの穴部分に接着剤が付けられていました。「もうこんなことやるなよ!」と言わんばかりに。しかし、接着剤は簡単に剥がせます。

今回は、裁縫道具の"千枚通し"を使用。あっという間に、いとも簡単に解けました。
自宅に千枚通しがあるとは知らず(裁縫にハマっていたパートナーが購入していた)、前回は爪楊枝でほじくってコードがボロボロになりました。

ストラップのリングを外し、コードを再びキャップに通してギュッと結べば出来上がり。改造リベンジ成功!
ストラップの重量は1本13g。計26gの軽量化になりました。ストラップを外した重量は、100サイズで134g(実測)。
まとめ
「U.L. フォールディングポール」のストラップを外した失敗談と外し方、修理時の注意点をご紹介しました。
◾︎ どんな修理にもストラップが必要なので、切る・捨てるはNG!
道具の改造は個人の自由(自己責任)ですが、メーカーとしては推奨していません。"改造"と判断されるものは修理を受け付けてもらえないので、ストラップは必ず、再度取り付けられる状態で保管をしてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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コメント
もっと早くこの記事に出会えていたら…
まったく同じミスをおかしてしまいました…
よ様
コメントありがとうございます!
またブログご覧いただき、ありがとうございます。
おお、お仲間でしたか…ラチェットは完全に罠ですね(^^;
修理代かかってしまったと思いますが、次回は紐を解いてお試しください!