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生理中の登山アイテム!夏山でも優秀なナプキン「ソフィSPORTS」と「躍動ショーツ」生理用品メーカーとアウトドアメーカーどちらが使いやすい?

山 の 道 具

歩き人たかち(@takachi_aiina)です。

生理中、山歩きますか?

アウトドアにおける女性の悩みはいくつかありますが、そのひとつが生理。個人的に一番厄介なこと。山でも海でも旅でも・・・ああ、なんてめんどくさい。しかし、付き合わなければならない。

身体の仕組みなので仕方がないですが、汗だくの夏山は特に悩みの種。生理でもできる限り快適に夏山を歩きたい。

今もいろいろ試行錯誤中ですが(永遠のテーマ)、個人的にアウトドアメーカーよりも生理用品メーカーのサニタリーショーツの方が断然フィット感が良く、夏山でも問題なく使用できたためご紹介します。アウトドアでの生理の悩みを少しでも解決できれば幸いです。

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そもそも生理中に登山をするか?

生理に関しては個人差が大きいので、自分の身体と相談して無理のない範囲で。

私は生理中でも山を歩きます。生理痛は軽い方で、むしろ、運動すると身体が温まって血の巡りがよくなり生理痛が和らぎます。じっとしている方が断然痛い。

そもそも、高校3年生で部活を引退してから生理痛が始まりました。それまで無縁だったのですが、運動の習慣がなくなると同時に痛みが。どうやら運動している方が体調は良いようです。

そんな体質なので気にせず山を歩いています。幸い今まで急な体調不良はなく、自然の中にいることで生理中のイライラもなくて気分がいい。肉体的にも身体的にも合っていると感じます。

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生理中の登山の悩み

問題はないけど悩みはあるのが厄介なところ。

◾︎ トイレが少ない(山域による)
◾︎ 汗や動きによる漏れやズレ
◾︎ 突然生理がくる
◾︎ 体調が悪くなる

トイレが少ない

トイレが少ないかどうかは山域によりますが、少ないことに加え"行きたいタイミングで行けない"ことが問題でもあります。

ナプキンを替えたいタイミングで替えられないのはストレスにもなるし「まだ大丈夫かな・・・」という不安で登山に集中できないことも。

トイレがなくても人が少なくお花摘みポイントが随所にあればサッと交換できますが、そうではない場合は困ってしまう。そもそも生理中のトイレ自体厄介でお花摘みも考えものなので、やはりトイレは悩みの種。

汗や動きによる漏れやズレ

一番不快であり、心配であることは"汗・漏れ・ズレ"。そして、季節はもちろん夏。

汗と血が混ざっている感覚が気持ち悪いので山に登らないことが一番ですが、生理中の休みに限ってめちゃくちゃ晴れたりしませんか?嫌がらせなの?ってほどに。

夏場は汗だくによりナプキンの吸収率がキャパオーバーになったり、汗で粘着力がなくなってズレていたり(これ本当に困る)。歩いている間ずっと気にしてしまうのも勘弁。

突然生理がくる

環境の変化により予定外に生理がきた

よく聞く話な気もしますが、科学的には"偶然"とされています。しかし、私自身も経験あり。はじめて歩いたロングトレイル、スペインのカミーノ巡礼で予定外の生理がきました。ちょうど1ヶ月のロングトレイルだったので生理終了直後に旅立ったものの、なんと2週間後にまた生理が・・・しかも、きっちり1週間。それまで生理不順になったことは一度もなかったので自分でも驚きました。生理用品は持っていたので問題ありませんでしたが、後にも先にも生理不順はその1回だけ。

初めての海外一人旅で、毎日30km前後歩くのも初めてだし、食べ物もまったく違う・・・少なからず環境や食生活よる体調の変化はあったと思います(食は大きく関係しているかと)。ガラリと変わる場合は注意した方がいいなと。

そんなこともあるので、エマージェンシーグッズには2,3枚ナプキンを入れています。怪我したときの止血道具としても使えるし、縦走中に「ナプキン持っていませんか?」と聞かれたことも何度かあります。

体調が悪くなる

上記に記した通り、私は運動や登山をすることでむしろ体調が良くなります。しかし、体調が悪くなるという人も多いと思うのでグループ登山などは特に無理をしないように。

標高によっては酸素が薄なり頭痛を生じたり、トイレや漏れのことを考えすぎてストレスになったり・・・症状は人それぞれですが、短時間の低山にしたり、女性だけの山行にするなど対策を取るといいかもされません。

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汗だくでも優秀なナプキン「ソフィSPORTS」

自分にとって一番の悩みの種である"生理中の夏山"。夏の汗だく登山に耐えられないナプキンが多い中、これはどうか?と思って使い出したのが・・・ 

 

ソフィSPORTS



「ズレに強い」を謳うスポーツ用のナプキン。もちろん、動き回る慌ただしい日常にも適しています。「夏山の汗だく舐めんなよ?」と半信半疑で使ってみたのですが、これがすごく良い!

血に加えて汗もダラダラ流れる夏は、通常のナプキンでは吸収率がキャパオーバー。発汗量は人によりますが、自分の場合完全にアウト。トレイが適度にありこまめに替えられるならいいですが、すべての山域がそうとも限らない。

「ソフィSPORTS」26cmと「ロリア スリムガード」25cm。長さは1cmしか変わりませんが、スリムタイプと比べて一回り大きい。

吸収率が良さそうな見た目

両者を比較。羽も一回り大きくて、ガード感があります。実際使ってみて"横漏れ(広がり)が少ない"という印象です。縦に波打っているデザインがそうさせているのでしょうか?

今年3シーズン使用し、日帰りから縦走までさまざまなスタイルで試しました。生理初日から3泊4日の縦走もしましたが、見事に漏れず(キャパオーバーにならず)・ズレずで感動。急登が連続する剱岳の早月尾根で、ショーツも絞れるわ・・・というほど汗だくでしたが、汗も血もしっかり吸収。しかし、滲み出すこともなくとても優秀でした。さすがスポーツ用。

トイレは早月小屋の1箇所で、その先は岩場になるため下山まで隠れる場所もない。通常より長い時間取り替えられず不衛生な状態ではありましたが、それでも頼りになる相棒でした。

中高のバリバリ部活をやっていた頃に欲しかったなあというほど。登山に限らず、接客業や立ち仕事などでトイレにこまめに行けない方にもおすすめです◎


大きいサイズは30cm。長時間交換が難しい場合や、多い日の夜には安心感があります。特に、山小屋などシーツ類を汚せない場所での安心材料として(消灯が早く、普段より睡眠時間も多くなるので)。


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生理用品メーカー  ソフィ「躍動ショーツ」

ソフィ「躍動スポーツ」

生理用品を研究・製造しているメーカーのサニタリーショーツ。ナプキンとともに製造していることもあり、フィット感がすごくいいと評判。種類はいくつかありますが、化繊素材のスポーツ用で。

サイズ
(ヒップサイズ)
M:87〜95cm
L:92〜100cm
重量 Mサイズ実測:39g
素材 身生地:ポリエステル88%・ポリウレタン12%
メッシュ部:ナイロン79%・ポリウレタン21%
ゴム部:ナイロン89%・ポリウレタン11%
防水部:ポリウレタンラミネート
  *2023.11時点のモデル
◎ フィット感抜群!ズレない!
◎ キツくもなくユルくもない
◎ 肌触りが良く擦れの痛みなし
◎ 縦走でもニオイは特に気にならず
◎ 暑さも特に気にならない
◎ アウトドア用に比べてリーズナブル
▲ 重量は仕方ない

◎ フィット感抜群!ズレない!

 

出典:ユニ・チャーム

関節部分のメッシュは"伸縮ゴムメッシュ"になっていて、動いてもナプキンのフィット感を維持してくれるつくり。

縫製なしのつくりだと生地が引っ張られたり、細かい部位までピタッとフィットしないため、このデザインが抜群のフィット感を生み出しています。

実際、ナプキンをつけていることを忘れるほどのフィット感。高い段差で足をグイッと上げるような場面でも、ナプキンのズレをほとんど感じません(自分の場合、生理中に足を上げるのが本当に嫌で…)

ナプキンを当てる部分の生地は2重構造で、内側が独立して動くようになっています。

アウトドアやスポーツ用は大抵このデザインですが、幅とか長さはメーカーごとに異なります。後述しますが、ソフィはファイントラックに比べて動く範囲が狭い(短い)。そのため、はじめは「動きにしっかり追従するのかな?」と思いました。しかし、使ってみるとファイントラックは逆に"動きすぎていた"と感じました。

縦走のときも、ふとしたときに「あ、そういや生理だったわ」というくらい忘れていて。絶賛の嵐で大袈裟かもしれませんが、そのくらい感動しました。ナプキンはつけていること自体に嫌悪感がありますが、このフィット感は革命レベルでした。

◎ キツくもなくユルくもない

ズレが心配ということもあり、日常生活の場合もサニタリーショーツは少しキツめがいいと思っていました。緩いとなんだか落ち着かない感じ。

しかし、ソフィ「躍動ショーツ」はキツくもなくユルくもないちょうどいいフィット感。圧迫感なくここまでズレないのかあ・・・と。ウエストのゴムも気になりません。

フィット感の良さは"ボクサー型"であることにも関係している気がします。これまでボクサー型をなんとなく嫌っていたのですが、この形であるがゆえにキツめにせずとも全体的にいいフィット感を出せるのかなと。

◎ 肌触りが良く擦れの痛みもなし

日常生活では感じない"生地と肌の擦れ"

長時間歩くことで生地と肌が幾度となく擦れ、縦走では特にショーツの縁周辺の肌が荒れることもしばしば。肌が真っ赤になっり、それが悩みでした。

ソフィ「躍動ショーツ」の生地はツルっとしていて、水着のような肌触り。柔らかく、スルリとしていて化繊ですが長時間使用でも問題なし(肌に合う合わないは個人差があります)。ボクサー型で縫製箇所が当たらない利点もあると思います。

縦走で連日長時間歩いても(最大4日使用)擦れによる肌荒れは全くなし。荒れているときの「ああ、いてぇ・・・」というネガティブな気持ちもなく、安心して縦走できました。

「躍動ショーツ」意外にも種類があり、綿との混紡もあるため化繊が苦手な方は検討するといいかもしれません。



◎ 縦走でもニオイは特に気にならない

何日も使い続ける前提のアウトドア用ではないため、防臭性は不明。しかし、3泊4日の縦走で使用してみましたが、ニオイは全然気になりませんでした。

8月上旬の早月尾根〜裏剱の縦走で汗だくでしたが優秀な結果。気になるようならハッカ油などをシュシュっとしておけば大丈夫(と思っている)。

◎ 暑さも特に気にならず

 

関節周りがメッシュゴムであることに加え、素材自体も吸汗速乾性のある"クールコア"という生地が使われています。

8月上旬、9月上旬のアルプス縦走で使用しましたが、暑さは特に気になりませんでした。山では普段モンベル「クールメッシュショーツ」を使用しおり、それに比べると断然厚みもありますが、しっかり汗を吸収して速乾性があるせいか気にならず。濡れて冷たいなどの不快感もありませんでした。

◎ アウトドア用に比べてリーズナブル

アウトドア用のサニタリーショーツが3,000〜6,000円なのに対し、ソフィ「躍動ショーツ」は1,700〜2,100円程度(Amozonなどが安い)。

通常のサニタリーショーツに比べると高いと思いますが、アウトドア用として考えるならリーズナブル。スポーツブラもそうですが、アウトドアの女性用下着は結構高いですよね…

重量は仕方ない

モンベル「クールメッシュショーツ」:16g
ファイントラックサニタリーショーツ:23g
ソフィ「躍動ショーツ」:39g

重量は通常のショーツやアウトドア用のサニタリーショーツに比べて重め。軽量性を考慮したものではないので仕方ないですが、生理中は身につけているので問題ない。

予定日を迎える縦走や持ち運ばなくてはならないロングトレイルでは多少荷物になってしまいますが、それで生理中のストレスやイライラが軽減されるなら軽いかなと。

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ファイントラック「スキンメッシュサニタリーショーツ」

サイズ S・M・L・XL
重量 平均27g
Sサイズ実測:23g(旧モデル)
素材 本体:ポリエステル94%・ポリウレタン6%
内側クロッチ部:ポリエステル100%(防水透湿ラミネート)
  *2023.11時点のモデル

初めて使ったアウトドア用のサニタリーショーツがファイントラック「スキンメッシュサニタリーショーツ」

2020年春にモデルチェンジして、現在は「ドライレイヤーベーシック サニタリーショーツ」となっています。スキンメッシュの生地自体がモデルチェンジしており、耐久撥水性、ドライ性能、抗菌防臭性などの機能が進化。

◎ 速乾性のメッシュ生地で蒸れにくい
◎ フィット感とゴムのキツさはいい
▲ フライングフィットクロッチは長め
▲ 肌と生地の相性が微妙(個人的に)

◎ 速乾性のメッシュ生地で蒸れにくい

 

生地はファイントラック独自の"ドライレイヤーベーシック(旧スキンメッシュ/上記写真は旧モデル)"薄いメッシュで速乾性に優れていて、特に蒸れたくない生理中の夏山では◎

メッシュ生地で軽量なので、もしかしたら・・・という微妙な時期でも荷物の負担にはなりません。

◎ フィット感とゴムのキツさはいい

きつすぎず、ゆるすぎず、不安にならないフィット感(旧モデルですがつくりは大きく変わっていないと思います)。

ウエスト部分のゴム幅は広く、通常のショーツ(モンベル「クールメッシュショーツ」)と比べるとおよそ2倍。ゴム部分もメッシュで、圧迫感はありません。

9年近く使用しているので購入当時に比べると緩くなっていますが、それだけ使ったら買い替えてもいいレベル。生理用なので頻繁に使うものではありませんが、破れもなく耐久性はいいですね。

▲ フライングフィットクロッチは長め

アウトドア用のサニタリーショーツの購入を考えたとき、これは良さそうと思ったことが"フライングフィットクロッチ"という構造。

上記のソフィ「躍動ショーツ」も同様ですが、股部分の生地が2重になっており、内側の生地が外側の生地の動きに干渉されない仕組み。足を上げるような場面でも身体にフィットするデザインです。これにより、スポーツやアウトドアをする上で悩みであった"ズレ"が軽減される。

ナプキンの羽は内側に織り込むため、羽の方に流れてしまった血でパンツを汚すのも防ぎます。

ソフィ(左)・ファイントラック(右)

"フライングフィットクロッチ"ですが、ソフィと比べて独立部分がだいぶ長い。お尻の方まで自由に動くようになっています。

ずっとファイントラックを使用していたので「長い方が自由度が高くていいのでは?」と思ったのですが、ソフィを使ってみて覆されました。感じ方は人それぞれだと思いますが、自分の場合「お尻の方(後ろ側)まで動かなくてもいいかな」と。

ズレとか漏れを気にするのはデリケートゾーン周辺なので、その部分がしっかりフィットしていれば十分だと感じました。後ろ側まで自由だと、むしろ動きやすい(ズレやすい)印象。後ろ側はソフィのようにフィット感の高いゴムで軽く押さえつけられている方がズレにくいなと。

お尻側。長めのナプキンを使う場合、端を中に入れ込める仕様(だったかな?違ったらすみません)。

はじめは「替えのナプキンを入れておけるな」とか思ったのですが(なんかそういうサニタリーショーツがあったような…)、普通に汗でヘニョヘニョッとした感じになって嫌でした。

▲ 肌と生地の相性が微妙(個人的に)

ファイントラックのベースレイヤーは肌に合う合わないが結構分かれる印象です。

以前同素材(旧スキンメッシュ)のスポーツブラを使っていましたが、それが肌に合わなくて(痒くなる)。サニタリーショーツで痒くなることは特になかったのですが、肌荒れは生地との相性も多少あったかもしれません。友人や知人でもファイントラックの生地は合う派・合わない派で割と分かれています。

化繊の場合、合う合わないが結構あるので一度試着した方がよいです。私の場合、肌は弱くなく基本的に何でも大丈夫ですが、上半身にスキンメッシュは合わなかったようで。これダメかも…と感じたのも初めてでした。

*モデルチェンジした現在の「ドライレイヤーベーシック」は痒みなど肌トラブルなく使用しています。NZのロングトレイルで「ドライレイヤーベーシックブラタンクトップ」をまさに使用中ですが、以前感じたキシキシ感も特になく快適です(2024.1現在)。

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モンベル「ジオライン メッシュ 吸水サニタリーショーツ」

出典:モンベル

サイズ S・M・L・XL
重量 平均重量45g
素材 ジオラインメッシュ
ウィンドストッパー®︎ファブリクス バイ ゴアテックス ラボ
(ポリエステル78%+ポリウレタン22%)
  *2023.11時点のモデル

モンベルのサニタリーショーツはボクサータイプでラインナップがありますが(ジオライン メッシュ サニタリーショーツ)、新しく"吸水サニタリーショーツ"が登場していました。

出典:モンベル

吸水量は10〜20cc程度で、外側は防水透湿性の生地を採用。

1周期の生理の総経血量は正常値で20〜140mlといわれ、経血量がもっとも多い2日目、3日目は平均30ml(個人差あり)。数値的に多い日はキャパオーバーになる可能性が高いので、直接履くなら4日目以降の経血量が少なくなったときや生理がくるかもしれないと心配なときが良さそうです。

吸収ショーツを使用したことはありませんが、気になっています。5日目、6日目となると本当にチョロっとしか経血がでないため、ナプキンがもったいないと思っていました。かといって長時間同じナプキンは不衛生だし、蒸れるし。ナプキンの無駄遣いもなくなり、経済的にも良さそうですね。

ナプキンと併用すると少し厚みが出るようですが漏れにも対応してくれるし、タンポン派の場合も吸収ショーツを履いていれば安心だと思います。


ジオライン メッシュ 吸水サニタリーショーツ

https://webshop.montbell.jp/sp/goods/disp.php?product_id=1107766

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ナプキン以外の選択肢

タンポン

漏れやズレの問題を解決してくれるタンポン。普段からタンポン派という人もいますが、身体に合うならアウトドアではタンポンの方が安心感と快適性が高いと思います。

私の場合、タンポンがどうも好きになれないためナプキンを使っていますが、大学ではスキューバダイビングクラブに所属し、毎週のプール練と生理が被った合宿ではタンポンを利用していました。しかし、どうも異物感というか違和感があって好きになれず。水も一緒に吸水するせいか痛みが出てしまうこともあったりして、自分にはあまり合わないなと。

月経カップ

海外での需要が高い"月経カップ"。日本でも愛用者が増えているのか?いないのか?わかりませんがタンポンと同じように膣内に入れるアイテムで、ウォーターアクティビティなどにも使いやすい。

月経カップは繰り返し使うものなので"清潔さ"を保たなければなりません。膣内に触れるため手は清潔でなくてはならないし、使用後は煮沸消毒が必要。そもそも装着時に手が血まみれになり、その手を洗えない(除菌シートで拭く程度)こともしばしば。そう考えると、あまりアウトドア向きではない?とも思ったり。

基本的に手汚いし、どこでも石鹸で手を洗えるわけではないし、一番問題なのはやはり煮沸消毒。月経カップを消毒する用のカップを持ち歩くのか?とかいろいろ疑問。取れなくなったら・・・と考えるとちょっと恐ろしくもある(本当に取れなくなったら医療機関に行く必要あり)。

日帰り登山ならいいかもしれませんが、縦走やロングトレイルでは気を遣いそうな印象。経血量が多い日は漏れることもあるようなので、結局ナプキンは持ち歩いた方が良さそうな気もしたり。

タンポンと同じく膣内に異物を入れるので、合う合わないは分かれると思います。使い方やリスクを考慮した上で検討するといいと思います。ただ、ナプキンはゴミ問題もあるし、身体に合う人にはとてもいいアイテムのようで。

*ニュージーランドのスーパーで実物を初めて見ましたが、結構大きいな!という印象。日本のものより大きい?かどうかはわかりませんが、自分にはどうだろう…という第一印象。


ソフィ 月経カップ

ソフィ ソフトカップ|月経カップ-生理用品のソフィ
やわらかなカップがしっかりフィット!膣内に挿入して経血を溜める月経カップ「ソフィ ソフトカップ」のご紹介です。

同じようなアイテムで「月経ディスク」というものもあります。使い方は同じような感じみたいですが、月経ディスクの方が難しそうです。


ソフィ「シンクロフィット」

出典:ユニ・チャーム

吸収力が良く、使いやすいと評判の"シンクロフィット"。

◼︎ 2時間分の吸水力をプラス
◼︎ トイレに流せる!
◼︎ 横漏れ・後ろ漏れを防げて夜も安心
◼︎ 多い日のドバッと感をなくせる

ナプキンと異なる特徴は"トイレに流せる"こと。身体にはさんで使うタイプなので、タンポンや月経カップのように膣内に入れるのが苦手、抵抗があるという人でも使いやすいアイテムです。

出典:ユニ・チャーム

膣の一番近い部分で吸収してくれるため、経血がドバッと広がるのを防いでくれます。生理中は漏れを心配してなかなかリラックスした状態で寝られませんが、横漏れ・後ろ漏れを防げるとなれば安心。通常のナプキンより割高ですが、ナプキンの使用量を減らせると考えるとプラマイゼロ?

激しいスポーツでは使っていませんが、登山で使用する分には問題なし。歩き続けてもズレなし、擦れなしでとても快適。ゴミとして持ち帰る場合もナプキンより小さく、水に流せるのでサニタリーボックスのない公衆トイレでも◎

ナプキンの3分の1くらいの大きさ

挟むのも簡単でした。2日目の多い日はキャパオーバーになっていることもありますが、長時間トイレがない(行けない)という場合はナプキン+シンクロフィットの吸収力があると思うと心強い。装着の厚みは多少感じますが、個人的には気になりません。ドバッと経血が出る感覚がなくなるので「あ、やばいかも…」という、あの嫌な感じがないだけよい。

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生理中の登山の持ち物

◾︎ 防臭袋 + ガベッジバッグ(orジップロック)
◾︎ 肌に優しいウェットティッシュ
◾︎ ロールペーパーは十分に
◾︎ 飲み慣れた薬

◾︎ 冷え防止の腹巻き

基本的に縦走では持ち歩いているものですが、生理中は特に不足のないように。

防臭袋 + ガベッジバッグ

防臭袋は縦走中のゴミ袋として利用しています。カレーや丼ものなどお湯で温める系のいろんなゴミが混ざると結構ニオうので。普通のビニール袋では限界があるため防臭袋を使用。そして、モンベルのガベッジバッグへ(ジップロックでも)。


赤ちゃんのおむつ入れとして、世のお母さんたちに愛用されている"BOS"の防臭袋。すごく優秀でコスパがいいので本当におすすめ◎


現在は、サニタリーボックスを置いてくださっている山小屋がすごく増えたと感じます。以前は持ち帰りが基本でしたが、ありがたいことにポイできる。しかし、どの山小屋にも置いてあるわけではないし、テント泊の場合は持ち帰る頻度も高いので防臭袋は忘れずに。

肌に優しいウェットティッシュ

縦走中に気をつけているのは"デリケートゾーンをできる限り清潔に保つ"こと。

お風呂に入れないため日常と同じ清潔さを保つのは難しいですが、こればかりはサボれない。蒸れや生地との擦れにより、かぶれや痒みが発生します。生理中は特に細菌などに敏感なので、疎かにするのはNG。



登山では、アルコールやパラベンが入っていないウェットティッシュを使います。小屋なら基本的に洗面がありますが、水場のないテント場ではウェットティッシュで顔を拭いたりするので、成分は要確認。普段から肌に優しいものを使っていれば"持ってくるものを間違えた"ということもない。


デリケートゾーン用のウェットティッシュも販売されています。


赤ちゃんのおしり拭きも登山アイテムとして優秀。肌に優しく生地もしっかりしているため、全身に使うことが可能です。

ロールペーパーは十分に

山のトイレは必ずしもトイレットペーパーがあるとは限らず、生理中はトイレットペーパーの使用量も多いため不足のないように。「トイレットペーパーありました」という情報があったとしても、好天の休日で人が押し寄せると予備まで全部なくなっていることも。人気の山の紅葉期などは特に起こり得るので、ご注意を。


モンベル「ロールペーパー」

https://webshop.montbell.jp/sp/goods/disp.php?product_id=1150102

飲み慣れた薬

生理痛が心配な方は"痛み止め"を忘れずに。高山病や外傷痛のためにバファリンは常備していますが、飲み慣れた薬がある場合は忘れずに。

環境が変わるといつもと違う症状が出ることもあるため、体調不良には十分な備えを。縦走などの場合はいつもより多めに入れておくと安心です。

冷え防止の腹巻き

生理中に腹巻きをする人は多いと思います。冷えると血行が悪くなって生理痛が酷くなるので、冬は特に腹巻き必須。

そんな生理中の冷え防止としても、普通の防寒としても腹巻きは優秀で、アウトドアメーカーからもいろいろ出ています。

使っているいるのは、モンベル「ジオライン L.W. ウエストウォーマー」「スーパーメリノウール EXP. ウエストウォーマー」

登山で使っているのは主に「ジオライン L.W. ウエストウォーマー」で、薄手のアンダーウェアと同じ素材。まさにお腹の部分だけにしましたという腹巻き。

動くと暑いのでこの薄手がちょうど良くて気に入っています。生理に限らず春秋冬の山で体幹を冷やさない目的でも使っており、快適です。

メリノウールは厚手しかないので、主に冬の日常使い。晩秋や早春のテント泊などでも活躍します。


モンベル ウエストウォーマー

https://webshop.montbell.jp/sp/goods/list.php?category=71700

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生理中は山を選ぼう!

生理中の登山はやはり"山の選定"が大切。

◼︎ トイレが多め
◼︎ 長丁場にならない山
◼︎ エスケープルートが多い山

生理中の登山で体調が不安な場合は、コースタイムやトイレの間隔など無理のない範囲で無難に選択を。「生理中は行かない」というのもまた選択肢。途中で体調不良になった場合速やかに下山できるよう、エスケープルートが多いと安心です。

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まとめ

アウトドアにおける女性の悩みである"生理"。サニタリーショーツなどのアイテムを中心に、生理と登山に関して綴らせていただきました。

必ずしもアウトドア用のサニタリーショーツがいいとも限らないし、月経カップやタンポンが快適とも限らない。身体に合っているかは使ってみないとわかりませんが、登山において生理がストレスや苦にならないベストな方法を探ってみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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