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【山のトイレ】女だってやるしかない!アウトドアの小・大便方法!トイレがない海外ロングトレイル体験談

山 雑 記

歩き人たかちです(@takachi_aiina)

山での排泄。女性は特に、気になりすぎる問題ではないでしょうか。

小便ならまだしも、大便の波が襲ってきたら?

さまざまな不安から、我慢してしまう人も多いと思いますが、排泄の我慢は体調不良の原因にもなります。

日本の山で"大便"は未経験でしたが、ニュージーランドのロングトレイル「テ・アラロア」では、せざるを得なかった。

コントロールできないからこそ、正しい知識と備え、そして、ちょっとした勇気が必要です。

しかし、一度経験してしまえば、小でも、大でも、ばっちこーい!

体験談から送る「山のトイレ」のお話です。

\ 山のトイレ用語 /

◾︎ お花摘み:「女性」の屋外排泄
◾︎ キジ撃ち:「男性」の屋外排泄
◾︎ 小キジ:男性の小便
◾︎ 大キジ:男性の大便

\ 山の「トイレ不安」を解消しよう!/

◾︎ お花摘み・キジ撃ちの方法とマナー
◾︎ 備えたおきたいトイレグッズ
◾︎ 女性の不安を解消するアイテム
◾︎ 山での"大便"はどうすればいい?
◾︎ トイレが近いことが心配
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山のトイレ事情

地図で「トイレポイント」の確認を

あらかじめ、登山地図で"トイレポイント"を確認しましょう。

人気の山でも、"登山口以外トイレがない"ことも。トイレの間隔(コースタイム)や、トイレの数を把握するだけで、不安が減ります。

トイレがない場合、等高線から目星をつけておくと(傾斜が緩やかな樹林帯)、焦らず、定期的にトイレタイムを確保できます。

山のトイレに感謝しよう!

本来、トイレのないところにトイレがある

ちょっと汚くても、臭っても、ぼっとん便所でも、「トイレがある」ことは、とてもありがたいこと。

山のトイレの維持管理には、年間で何百万という莫大な費用がかかります。"協力金""トイレ使用料"のボックスが設置されていることも多々あるので、「トイレにお金払うの?」と思わず、しっかり納めましょう。

1回100円や200円なので、小銭の準備を忘れずに!

山小屋で増えている「サニタリーボックス」

最近、サニタリーボックスを置いてくださっている山小屋が増えました。

以前は"持ち帰り"が基本でしたが、女性の登山者が増えたからか(山小屋で働く女性も増えた)、生理用品を捨てられます。

「持ち帰ってください」という山小屋もあるので、生理の場合、持ち帰る準備もお忘れなく。

\ 生理中の登山に関してはこちら /

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お花摘み・キジ撃ちのマナーと方法

\ お花摘み・キジ撃ちのマナー /

◾︎ 登山道から離れてする
◾︎ トイレットペーパーは持ち帰る
◾︎ 沢の近くではやらない
◾︎ 土意外の場所ではやらない
◾︎ 大便の場合は穴掘りとマーキングを!

\ お花摘み・キジ撃ちの手順 /

① 場所選び(安全でフラットな土の茂み)
② 大便の場合、15〜20cmの穴を掘る
③ 排泄
④ 穴を埋める
⑤ 木の枝などでマーキング

登山道から離れてする

できれば10m以上、登山道から離れる!

他の登山者の迷惑にならないよう、登山道から離れた場所で。地形によっては難しいですが、理想は10m以上。

急傾斜地や、足元が見えない場所は転滑落の危険があります。安全で、フラットな土の茂みを選びましょう。

ニュージーランドのロングトレイルでは、テント適地のすぐ横に排泄物があったようで、「離れろ!埋めろ!」と、怒りのコメントをあげているハイカーがいました。ごもっとも。

トイレットペーパーは持ち帰る

トイレットペーパーは"持ち帰る"が基本

「分解が早い」アウトドア用のトイレットペーパーもありますが、実際、土に還るまで時間がかかります

みんながみんな、土に埋めてしまったら、山はトイレットペーパーだらけ。自分のゴミは、しっかり持ち帰りましょう!

沢の近くではやらない

沢から"50m以上"離れるのが理想

沢は、水を補給する場所でもあるため、沢沿いでの排泄はNG。

補給する水に、他人の大腸菌が混ざっている・・・なんて、考えたくもないですね。

海外のロングトレイルでは、「沢から50m以上離れること」など、明確なルールがあります。

ニュージーランドでは、沢以外、トレイルやキャンプ場からも50m以上離れるルールでした。

ひとつの基準として、マナーとして、知っておきましょう。

もし、小屋の近くで水を汲む場合、小屋(トイレ)より"上流"で汲むように。下流だと、排泄物の影響を受けている可能性があります。

「土」意外の場所ではやらない

排泄物がしっかり土に還るように!

広葉樹林など、落ち葉がたくさんある、柔らかてふかふかの"腐葉土"が理想です(特に大便)。

腐葉土は微生物が多ので、分解も早い。自地面の状態を意識することも、大切です。

大便では「穴掘り・マーキング」を!

大便は、15cm〜20cm穴を掘って排泄

穴が深いほど微生物が多く、野生動物が掘り返すのを防ぎます。最低15cm、できれば20cm程度の穴を掘りましょう。

埋めたあとは、「ここで排泄しました」というマーキングをします。

マーキングは、一目で「あれ?なんだここ?」と思うように、わかりやすく!

木の枝1本では、気がつかないこともあります。太めの枝2本を斜めにさして"✖️印"をつくったり、枝とともに大きめの石を置いたり。"人工的にする"のがベスト。

ニュージーランドでも、✖️印の枝を何度か見ました。枝が2本以上、不自然にささっていると、パッと見で気がつきます。

大便は分解まで時間がかかるので、他人や自分が、同じ場所で排泄をしないようにするのがマナーです。

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揃えておきたい「トイレグッズ」

◾︎ 携帯トイレ
◾︎ トイレットペーパー・お尻拭き
◾︎ 防臭袋・ジップロック
◾︎ 穴掘りスコップ
◾︎ ハッカ油

携帯トイレは「モンベル」がおすすめ

私がいつも使っている携帯トイレは、モンベル「O.D.トイレキット」

\ 「O.D.トイレキット」のおすすめ点 /

◾︎ コンパクトで持ち運びやすい
◾︎ 排泄用のビニール袋が大きくて厚め
◾︎ 防臭袋は密閉できて安心感が強い

携帯トイレには、"吸水パッドタイプ""凝固タイプ"があります。

吸水パッドタイプは、ビニール袋の中に吸水パッドが接着されているもの。

凝固タイプは、付属の粉で液体を固まらせるもの。

どちらも使いましたが、個人的には、凝固タイプの方が軽くて、コンパクトで、お気に入り。

モンベル「O.D.トイレキット」は、携帯トイレの中でもコンパクト性に優れていると思います。

ビニール袋と凝固剤は防臭袋にくるまれていますが、落ちやすいので、中に入れて持ち運んだ方がいいです。以前、凝固剤を失くしました(家で)。

付属のビニール袋(排泄用)は、大きくて、厚みのあるもの。

携帯トイレブースには、便座のついた椅子が置かれており、ビニール袋を被せて用を足します。「O.D.トイレキット」のビニール袋は、便座の3分の2程度をカバーできるくらいの大きさ。

便座をすべて覆えないことに不便を感じたことはないですが、大便のときは、座る位置を少し意識するといいと思います。

また、ビニールが丈夫なので"自立"します。便器型に整えれば、テント内でも使用可能(テント内利用は未経験)。

携帯トイレブースが必ずあるともかぎらないので、"ビニール袋の質"は大事なポイントではないかと。

付属の防臭袋も、丈夫で安心感あり。ジップロック式で、密閉できます。

携帯トイレを使うと実感しますが、排泄物は結構重いです。山のトイレ、本当にありがたいなあ、と思います。

水解性のトイレットペーパー

山のトイレでは"水解性"のトイレットペーパーを!

モンベル「O.D.ロールペーパー」

山のトイレに備え付けられているトイレットペーパーは、水に溶けやすい"水解性"のものが多いです。

トイレットペーパーが切れている(あるいは、ない)こともあるので、環境に配慮したものを選ぶのがベスト。

ロールペーパーを入れて、首からさげる「O.D.ロールペーパーキット」もあります。

「大便」用のスコップ

スコップなしで20cmの穴掘りは大変!

青空トイレの可能性が高い海外ロングトレイルは、持参をおすすめします。

私は、どうにかなるさ精神で、スコップを省きました。太い枝や、大きめの石を使って掘りましたが、スコップの方が断然らくです。

日本の山では、山域に合わせて。お腹がゆるい人は、あると安心ですね。知り合いは、トイレセットとして毎度常備しています。

出典:モンベル

モンベル「ハンディスコップ」

40gのミニスコップ。チタンの軽量タイプもありますが、地面が硬いと衝撃で折れる可能性もあるので(チタンは一点集中の衝撃に弱い)、丈夫なステンレスがいいかと。

防臭袋は「BOSS」が最強

赤ちゃんのおむつ入れとして、世のお母さんたちからも絶大な信頼を得ている防臭袋「BOSS」。

これは、本当に臭いません。私は、黒のMサイズを愛用。モンベル「O.D. ガベッジバッグ 4L」にぴったり収まります。

ニュージーランドにも、10枚ほど持参。ニュージーランドには、「BOSS」のような防臭袋は売っていませんでした(スーパー)。そもそも、ビニール袋を手に入れるのが難しいです(ジップロックはある)。

「BOSS」にゴミを入れて、ジップロックや「O.D. ガベッジバッグ」に入れれば完璧。

お好みで「携帯ウォシュレット」

「携帯ウォシュレット」で洗い流す手段も

私は、ウォシュレットを一度も使ったことがありません。

そのため、ウォシュレットに関してはわかりませんが、水である程度流すことで、トイレットペーパーの使用量を減らさせると思います。

「UYICOO」は、ボトルに装着して使えるもの。本体を選べるのはメリットだと思います。シリコンで柔らかく、持ち運びにも便利。

苦手な臭いはハッカ油で消す

山のトイレの臭いが苦手な場合、ハッカ油をシュシュっとふりまくと、マシになります。

臭いに関しては仕方がないですが、空間に少しスプレーするだけでも軽減されます。

ハッカ油は多用途なので、私は、200mlの詰め替えをいつも購入。

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女性に役立つ「隠せる」アイテム

がっつりお尻丸出しの、女性の排泄スタイルは、めんどくさいし、本当に嫌。

◾︎ レインスカート
◾︎ エマージェンシーシート
◾︎ ポンチョ
◾︎ ツエルト

隠したい・隠れたい人は、上記のようなアイテムがおすすめです。

出典:モンベル

モンベル「レインラップスカート」

下半身だけなら、レインジャケットを腰に巻いてもOKですが、レインスカートの方がしっかり隠せます。

ポンチョやツエルトに比べて、手軽で使いやすいアイテム。

がっつり隠れたいなら、レインスカート以外。持ち運びを考えると、個人的には、エマージェンシーシートが使いやすいと思います。

SOL「エマージェンシーブランケット」は、繰り返し使えるエマージェンシーシート。ガサガサ音も最小限で、おすすめ。

エマージェンシーシートは必須アイテムですが、緊急時用だと使う確率が低い。どうせなら、多用途に使う方がお得です。私は普段、テントのインナーシートとして利用。

エマージェンシーシートやツエルトは広げられるので、グループ登山なら、協力して目隠しもできます。

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女性の「立ちション」アイテム!?

女性の「立ちション」アイテムをご存知ですか?

ニュージーランドで、女性の立ちションを見たというハイカーもいました。

スカートや前立てのあるパンツなら、お尻を出さずに立ちション可能。しかし、前立てがなければ、お尻をだすことになります。

使い慣れると快適なようですが、個人的には、わざわざ持ち歩かなくてもいいかな〜と。洗ったりするのも面倒だし。

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「こまめな水分補給」でトイレの回数を減らす

「こまめな水分補給」は、水分を効率的に吸水するため尿量が減ります。

登山中のトイレが心配、トイレの回数を減らしたいという方は、30〜60分間隔の水分補給を意識しましょう。

一気に飲むと、吸収されなかった水分が尿として排出されるため、トイレが近くなります。

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ニュージーランド【 小・大便 】体験談

海外ロングトレイルの関門のひとつ・・・かもしれない"青空トイレ"

小便は経験者も多いと思いますが、大便は難易度高め。

しかし、大自然に入るとは、そういうこと。順応してしまいましょう。

「トイレがない」があたりまえ

大自然の荒野を歩く海外のロングトレイルは、お花摘み・キジ撃ちがあたりまえの世界。

しかし、ニュージーランドの「テ・アラロア」は、アメリカなどのロングトレイルに比べれば、トイレは多い。大便は、屋外でやらずに済む人もいると思います。

ニュージーランドの山には、小屋(Hut)が点在しており、基本的にトイレがあります(小さい・古いHutにはないことも)。

グレートウォークなどの有名・人気トラックは、かなり整備されているので、トイレの心配はほとんどありません。むしろ、人が多くてお花摘みどころではない。

山よりも、牧場しかないような永遠のロード歩きの方が、よっぽどトイレがありません。

牧場は柵があるので、隠れられる場所も少ない。さすがに、そのような場所で大便は難しいですが、小便なら車道脇の草むらでささっと。

トイレを貸してください、と民家を訪ねることはしませんでしたが、ニュージーランドの人はおおらかで優しいので、貸してくれる可能性は高いと思います。

お腹が痛くなって、ゴルフ場で貸してもらったことはあります。

「テ・アラロア」は、開通して14年目の新しいロングトレイルですが、国民の認知度がとても高い。たまーに、知らない人がいましたが、トレイルから離れた町に住んでいる人。

トレイル上なら、TAハイカーを助けてくれる人が多いので、緊急事態のときはお宅訪問。

ニュージーランドの山のトイレは「洋式ぼっとん」

ニュージーランドの山のトイレは、"洋式のぼっとん式"です。

現地では「Long drop / ロングドロップ」といいます。文字通り、ながーい穴が掘られています。

トイレは小屋から少し離れている

個人的には、山のトイレは和式がいいのですが、海外にはありません。

ある程度、人が入るところは綺麗に保たれていますが、とんでもなく汚いところも。

便座も汚ければ、便座周りに隙間がないほど大量の虫の死骸があり、とてもじゃないけど使えないトイレもありました。そのときは、迷わずお花摘み。

利用者が少ないトイレ

上の写真の形は少数派ですが、このタイプはちょっと高いことが多く(海外基準)、使いづらかったです。写真のような、簡易的な便座とフタがついています。

長く掘られた穴も、利用者が多いと埋まるのが早い。中には、「もう、あかんでしょ」というくらい、上まで埋まっているトイレも。

そのような場合、"排泄物の跳ね返り"にご注意ください。想像したくないし、見たくもありませんが、被害を受けないために・・・危ういときは、青空トイレで。

アプリ「Far Out」に「〇〇Hutのトイレは跳ね返りに注意!」というようなコメントを残しているハイカーもいました。事前情報ありがたい。

\「Far Out」についてはこちら /

トイレットペーパーは、基本的にありません(グレート・ウォークは大体ある)。

備え付けられていることもありましたが、あったらラッキーレベル。

ロングドロップのトイレは、トイレットペーパーを穴に捨てて大丈夫です。

食の違いでいつもと違う腸内環境

私は、山に行くと便秘気味になります。食が適当になるので、腸内環境があまり良くない。

しかし、ニュージーランドでは、便秘気味にはなりませんでした。毎日"ナッツバー"を食べていた影響かもしれません。

ナッツ類には"整腸作用"があります。行動食として、ほぼ毎日、1日3本程度食べていました(日本では、ナッツ類をほぼ食べない)

ニュージーランドはナッツバーが安く、6本入りで200円弱〜550円ほど。種類が豊富でおすすめです。

日本の山だと、4泊5日の縦走で、1回便が出るかどうか。しかし、ニュージーランドでは、山でも下界でも、リズムが崩れませんでした。

リズムが把握できれば、「この繋ぎ方だと(宿泊地)、どこかでお花摘みになりそうだなあ。」「〇〇Hutのトイレには寄っておこう」なんて、ある程度備えられます。

逆に、"これを食べると(飲むと)便意がくる"とわかっている場合、トイレのない場所では控えた方がいいですね。

私は、コーヒーを飲むと便意がきやすいので、縦走中に"朝コーヒー"はしません。

しかし、一度だけ、絶景のフリーキャンプの朝、コーヒーを飲んでしまいました。そして、懸念通り便意が。

ガレ場とひらけた草地帯で適地はなく、10km先のHutまで耐えました。寄りたかったピークを諦めて・・・

マオリ族のトイレットペーパー「ランギオラ」の葉っぱを使おう!

ニュージーランドの森には、天然・極上のトイレットペーパーがあります。

出典:キオラ!ロトルア

マオリ族もかつて、トイレットペーパーとしていた「ランギオラ」(写真撮り忘れていた)。

裏面は白く、微細な毛に覆われています。この肌触りがサラサラふわふわ〜。

この葉っぱの存在を知っているハイカーは、大便のとき、何枚か拝借して森の奥へ。中には、ストックしているハイカーも(笑)。

珍しい植物ではないし、形や色も特徴的なので、わりとすぐ見つかります。

葉っぱなら土に埋められるので、ゴミを持ち歩かなくて済む。

青は無香料

私は、葉っぱでザッと拭いて、赤ちゃん用のお尻拭きで仕上げ。

ニュージーランドを歩くなら、「ランギオラ」は、覚えておいて損はないです。

\ 詳細な写真は「NATURE  ニュージーランド」で /


あらゆる葉っぱを検証している、面白い本もあります。


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【トイレ小話】屋外排泄ができない子どもたち

最後に、ちょっとした小話を。

どこに行っても、綺麗なトイレがある日本で、"屋外排泄やぼっとん便所の経験"は、結構大事だと思っています。

以前、中学生の学校登山(男子校)のガイドとして、引率しました。こどもの引率ははじめてでしたが、トイレがとにかく大変で。

みんな、トイレがないところで排泄をしたがらず、意地でもトイレがある場所まで我慢しようとするのです。

「そのへんの茂みでやっていいよ」と言っても、「え、外でなんかしたくない!」と。

ある子はお腹が痛くなり、冷や汗をかいていました。「正露丸ありませんか?」と聞かれましたが、山頂までトイレはないので、説得して茂みの奥へ。

穴を掘り、排泄の仕方を教えて待っていましたが、「なんか、出ませんでした。」と、ケロッとした顔で戻ってきて。

結局、その子は山頂まで問題ありませんでしたが、山頂に着いたとたん、ほぼ全員猛ダッシュでトイレへ。「大丈夫〜」と返事をしながらも、全員我慢していたのでしょう。

「ぼっとん便所は汚いから嫌だ」と我慢して、山で体調を崩す子どももいると聞きました。

私の場合、母の実家が山の中で、庭にぼっとん便所がありました。怪談話にでてきそうな、薄暗いやつ。

親戚が集まると、ひとつしかない水洗トイレは混雑するので、ぼっとん便所をよく使っていました。

祖母の家では、母は「おしっこなんて、そのへんでしな!」というタイプだったので、幼い頃からお花摘みしまくり。

しかしそれが、屋外排泄やぼっとん便所への抵抗をなくしてくれました。

恥ずかしさや、汚いから嫌だ、と思う心ができあがる前の経験は大事だなあ、と思う昨今です。

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まとめ

お花摘み・キジ撃ちの基本的なマナーと方法から、はじめての大便の体験談まで、綴らせていただきました。

◾︎ 山のトイレはありがたい!協力金・使用料を忘れずに
◾︎ こまめな水分補給でトイレの回数は減らせる
◾︎ 登山道から離れてする
◾︎ トイレットペーパーは持ち帰る
◾︎ 沢の近くではやらない
◾︎ 土意外の場所ではやらない
◾︎ 大便の場合は15cm以上の穴掘りとマーキングを!
◾︎ 大便にはスコップがあった方がいい
◾︎ 海外ロングトレイルはトイレがない!
◾︎ ニュージーランドでは「ランギオラ」の葉っぱが活躍

生理現象で、自分ではコントロールできないからこそ、正しい知識と備えが必要です。

我慢は体調不良のもと。トイレへの不安をなくし、もしものために、屋外排泄の経験は大事だと思います。

自分に合ったトイレグッズを検討・使用してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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