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夏も冬も登山で快適なアームカバー!靴下ブランドOLENOがつくる肌触りのいい「アームスリーブ UL 親指ホール」

山 の 道 具

歩き人たかち(@takachi_aiina)です。

アームカバーが好きすぎて(便利すぎて)、また、自分のスタイルに合いすぎて1年の大半は半袖とアームカバー。そのことについては、以前の記事をご覧ください。

使っていたモンベル「ジオライン L.W.アームウォーマー」がいい加減みすぼらしくなり、買い替えました。

OLENO「アームスリーブ UL 親指ホール付き」

春〜秋の3シーズンを共にして、調子が良かったのでご紹介します。上記の記事で「OLENO」について触れていますが、奈良県発の靴下メーカー「唱和莫大小(株)」のファクトリーブランド。スポーツ靴下を手掛けています。「OLENO」の靴下にもお世話になっており、それに関しては下記記事より。

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アームカバーの選択基準

自分はアームカバーを通年使うので、買い替えにあたりこだわって選びました。

◼︎ 肌触り(質感)
◼︎ フィット感・サイズ感
◼︎ UVカット
◼︎ 夏の暑さに対応しやすいもの

素材・カラー

素材の好みは人それぞれですが、長時間肌に触れているものなので"肌触りがいいもの"は第一条件。肌に合わないと痒みが出るなどのトラブルに繋がります。

自分の場合、海やプールで着るラッシュガードのようなテロッとした素材を山で着るのは苦手。ラッシュガードは言い過ぎだと思いますが、ちょっと光沢のあるような化繊素材(伝わるかこれ?)。クール系を謳うウェアなどに使われていることも。

登山をはじめて間もない頃、値下がりしていたマムートの肌着?がそんな感じで。今でもあれはラッシュガードだったのではないか…と思っているほどですが、テロッとした生地は濡れたときに冷たさが強調されて苦手。しかし、肌着によりすぎるとほつれやすくなります。擦れたり引っかけたりしやすいので"肌触りがいい"かつ"耐久性がある程度ある素材"が理想。

また、色に関して「黒は熱を吸収しやすから暑い」と言われるので薄めの色を選ぶ人もいると思いますが、白の方が日焼けをしやすくなります。白は光を反射しやすいので、Tシャツやアームカバーが白いと顔の日焼けをしやすくなるという落とし穴。オールシーズン使うなら、黒や白意外が無難かもしれません。

フィット感(サイズ感)

素材と同じく"密着"という点で大事なフィット感。圧迫感は"不快感"にもなるため、フィッティングは重要。

きついと圧迫感があるし、緩いのも落ち着かない。加えて、二の腕部分のゴムのフィット感は特に重要。ゴムに厚みがある、締め付けが強い、皮膚が引っ張られる感じがある・・・などなど相性はいろいろかと。

特に"きつい"という感覚に対して少しでも違和感があるものは避けた方がいいと思います。締め付けが血流の妨げになるので、末端冷え性の方は特に。

また、筋肉のつき方などにより左右の腕の太さが異なる場合もあるため、できる限り両腕の試着を。均等に鍛えていない場合利き腕の方が太いことが多いですが、両腕問題ないことを確認するのがベストです。

全体的なフィット感や長さがちょうど良くても、二の腕のゴムが合わなければ台無し。長時間着用しても苦にならないものでないとそのうちに使わなくなります。

長さに関しては"袖の長さと手袋との相性"をチェック。Tシャツや襟シャツの袖が短めの場合、アームカバーの長さが足りず隙間の部分だけ日焼けをするという事態に。手首もしっかり手袋で覆えるか確認することで、日焼けと防寒対策が完璧になります。

機能性

アンダーウェアと同じく肌に一番近い素材になるため"吸水性・速乾性・保温性・UVカットの有無"などは重要な機能。

クール系、保温メイン、UVカットなしなどさまさまで、中には"ただのアームカバー"というようなものあります(アウトドアメーカーのものには少ないですが、安物には注意)。

アウトドアの種類や季節によって求めるものは異なりますが、登山やサイクル系のアウトドアで使用する場合は"あらゆる天候に対応できる機能性"が備わっているものがベスト。

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OLENO「アームスリーブ UL 」概要

OLENOのアームスリーブには「アームスリーブ UL」「アームスリーブ UL 親指ホール付き」の2種類があります。

自分が選択したのは「アームカバー UL 親指ホール付き」。もともと「アームスリーブ UL」があり、親指ホール付きのモデルはクラウドファンディング限定でつくられたようですが、現在はラインナップされています。

◼︎ 化繊だけど優しい肌触り
◼︎ フィット感がとてもいい
◼︎ 暑さ・寒さ・UVのマルチ対応

使われている素材

OLENOのアームスリーブには、リサイクルポリエステルを原料とした"カルキュロエコ"という素材が使用されています。特徴は"超高速吸水速乾"。繊維の断面に細かい溝が多方向に入っており、吸い上げた水分は超毛細管現象により素早く広範囲に拡散されます。

水分が蒸発するときは気化熱により皮膚の熱が奪われるため、素早い蒸発が冷却効果をもたらします。汗でベタつくこともなく、暑い季節もひんやり涼しいアームスリーブです。

また、冬は繊維間に空気を溜め込み外気を遮断することで保温効果を発揮。暑い季節も寒い季節もオールシーズン、オールマイティに使用できる素材と機能性を持ち合わせています。

「アームスリーブ UL 親指ホール付き」

出典:OLENO

サイズ    S:フラットサイズ 42cm    
M:フラットサイズ 47cm
重量 S:21g
M:24g
(ペアの重量)
   紫外線遮蔽率    94%
素材 ポリエステル78%
ナイロン17%
ポリウレタン5% 

ブラウン × カエデ

他のメーカーでは見かけないバイカラーのデザインで4種類。新しく「ネイビー × ライトグレー」が加わり、そっちがよかったなあ…と思っていたり。

親指ホールを使うとこんな感じ。自分の手の大きさだと、ちょうど指の付け根まできます。ホール周りはしっかり縫製されていて、簡単にはほつれません。

二の腕部分のゴムの内側には、帝人フロンティア株式会社が開発した極細ポリエステル繊維「ナノフトント(R)」を使用。圧迫や食い込みを防ぎつつ、ずり下がりも防止する仕様です。できる限りシームレスな縫製になっているため、凸凹も気にならず。

生地のストレッチ性は申し分なし。着脱がスムーズで、全体的にフィット感がよい。

親指ホールはスリット状ではなく楕円形なので、リストウォッチ等の文字盤を確認する"のぞき穴"としての機能も。手持ちの時計は無理でしたが、小さめの時計なら穴から出すこともできますね。

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実際に使ってみて

◎ 肌触りがとにかくいい
◎ つけ心地がストレスフリー
◎ 暑い夏もつけやすい
◎少しひんやりする朝などにいい
◎カラビナを通せる

◯ 長さはギリギリセーフ
△ 親指だけ焼ける
△ マジックテープにはご注意を

◎ 肌触りがとにかくいい

"質感""肌触り"に定評があるオレノのアームスリーブ。化繊のキシキシした感じもないし、変に冷たくなるような感じもない。コットンライクとはまた違う感じですが、サラッと柔らかい質感がとてもいい。さすが"ニット製品のエキスパート"という感想。

まだ1年弱の使用なので使い込んでどうなるかはわかりませんが、モンベル「ジオライン L.W.アームウォーマー」は5〜6年ほど使い、生地がキシキシしてきました。さすがに。

◎ つけ心地がストレスフリー

気になっていた"ゴム部分のつけ心地"も問題なし。「アームスリーブ UL」の二の腕部分は"ゴムはゴムだけど生地の延長"という感じで、はっきりゴムを感じさせないつくりがいい◎縫製部分がシームレスで着用時のゴロツキがなく、本当に自然なつけ心地で気持ちがいい。

モンベルの「ジオライン L.W.アームウォーマー(黒・手前)」はしっかりゴムなので、二の腕に"着けている"ことをはっきり感じます。ゴム幅を比べるとOLENOはモンベルの2倍なので、一点集中で感じる圧迫感が軽減されます(OLENOに圧迫感はありませんがイメージとして)。

◎ 暑い夏もつけやすい

これまで「あっつい!」と言いながらアームカバーをおろすことも多かったのですが、OLENOは極端に暑くなることがない印象

モンベルもOLENOも繊維間に空気を保持することで保温性を確保。また、素早い吸水拡散により肌の熱を外に逃がす(気化熱)機能も同じですが、OLENOはじんわり暑くなり「ちょっと下げるかな〜」くらいのテンション。

同じポリエステルでもメーカーにより加工方法は異なるため、モンベルの保温機能が優れていて暑さを感じるのか、OLENOの"超高速吸水速乾"が優れていてそこまで暑さを感じないのか。

どちらも優れていると思いますが、夏のことを考えてOLENOに軍杯が上がりました。ベタつくこともなく、常にサラサラしているのもとてもいい。

◎少しひんやりする朝などにいい

手袋をするほどではないけど少しひんやり

そんな朝やどんよりした天候の日は、手首〜手の甲(手のひら)を少しカバーするだけで温かくなります。

手袋をするとスマホをいじりにくくなるので(タッチ機能の反応が悪い)、寒いとき以外あまり手袋をしないタイプ。なので、指先は自由に使える状態で保温性を上げられることがありがたい。腕から生地続きで手首などを覆えるためか、薄くても温かさがあって気に入っています。また、親指ホールに通したまま手袋をすれば、薄手の手袋でも十分な温かさを得られます。

カラビナを通せる

手首に下げておくのも暑くなって外したとき、よくサコッシュの中に入れておきます。しかし、手袋などと同じくアームカバーも失くしやすいアイテムのひとつ。何かを取り出す際に落としがちです。

樹林帯では外して稜線に出たらつけるなど夏は頻繁に着脱することもあるため、親指ホールにカラビナを通してサコッシュやザックにぶら下げておけるのはとても便利。

◯ 長さはギリギリセーフ

これは個人的な問題ですが、購入にあたって一番気になったのは"長さ"

全長がモンベルより10cmほど長かったので、結構余りが出るのではないかと心配していました。手の甲まであるので長いつくりにはなっていますが、試着できるお店が近くなかったのでこれは想像力に任せて…

結果的に、ぴったりとは言えませんが長すぎることもなく。むしろ、モンベルのアームカバーは袖が短めのシャツと合わせると若干の足りなかったので、少し長いくらいがちょうどいいなと。その分手の甲を多めに覆えるからプラマイゼロ。

自分は身長が147cmと低いので、腕も平均より短いと思います(平均の長さを知りませんが)。平均的な身長や腕の長さがある方は特に気にしなくていいかと。

ちなみに、ゴムの部分を折り返して着用しても気になりません。

△ 親指だけ焼ける

夏は暑くて手袋ができない。かといって日焼け止めをしっかり塗るわけではないので、たぶん手の甲が一番日焼けをしている…

アームカバーで一緒にカバーしたいとは常々思っていて、それをある程度叶えてくれますが親指は普通に焼けます。

日焼け止めを塗りなさいと言われればその通りですが、日焼け止め好きではなく(毛穴を塞ぐのが苦手)。OLENOにはないですが親指までカバーできる形状になっているものもあるので、日焼け止め塗りたくないけどできる限り親指も焼きたくないという場合はそちらがいいかもしれません(自分はもう気にしていません)。

△ マジックテープにはご注意を

はじめて着用したときに早速やってしまったのが"マジックテープによるほつれ・伝線"。

モンベル「ジオライン L.W.アームウォーマー」は肌着の素材なのでマジックテープと相性が悪くてほつれまくりましたが、OLENOも相性が悪いようです。

引っかけたのは、ザックの背面パッドを入れるとき。マジックテープが使われているものはそこまで多くないと思いますが、背面パッドを出し入れする部分には結構使われているかと。あとは、山と道のサコッシュのマジックテープに引っかけたり。やりすぎるとみすぼらしくなるのでご注意を。

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その他OLENOのアームスリーブ

「アームスリーブ UL」

出典:OLENO

親指ホールがない、一番シンプルなアームスリーブ。カラーもこちらの方が豊富ですね。使われている素材などは同じで形が違うだけなので、手袋をよく使う場合はこちらのタイプでもいいと思います。

「アームスリーブ UL WOOL」

出典:OLENO

「毛41%・ナイロン39%・ポリエステル15%・ポリウレタン5%」のウールと化繊混紡アームスリーブ。秋〜春の寒い時期中心に活躍します。

ウールの弱点の"耐久性"ですが、「NIKKE AXIO(R)」という素材を採用して強度を2倍以上に。超高密度に編むことで"ウール混紡だけど耐久性がいい"アームスリーブを実現しています。

夏は暑そうですが、化繊100%が苦手な方や季節で使い分けたい方にはいいと思います。

 

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まとめ

フィット感・質感・長さ・機能性と、アームカバー1つでも結構奥が深い。モンベル以外で探していたものの、いいものが見つからず。長さが心配でしたがそれも杞憂に終わり、使い勝手のいいアームカバーに出会いました。

◼︎ 肌触りがいい
◼︎ フィット感がストレスフリー
◼︎ 手の甲までカバーしたい
◼︎ オールシーズン使いたい

アームカバーにこだわりがある、アームカバーを探している方はぜひOLENOをお試しください。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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