歩き人のたかちです。
奥祖谷で徳島県の「奥」を感じたあと、大歩危に向かいました。
奥祖谷の記事はこちら。
本来は、午前中に「二重かずら橋」を訪れお昼過ぎに大歩危到着、次の日に舟下りをして小歩危まで歩く予定でした。しかし、今日の夕方から雨、翌日はがっつり雨。雨の中トボトボ歩くのはちょっと嫌なので、大歩危〜小歩危ウォークは諦めることにしました。
地形と水の自然美「大歩危」
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大歩危・小歩危は、四国山地を横切る吉野川の激流が創りあげた、迫力と美しさが魅力の溪谷です。「大股で歩いても小股で歩いても危ない」という由来の地名。その距離は約8kmにもおよび、国指定の天然記念物であり、名勝となっています。吉野川の源流は、石鎚山脈の瓶ヶ森中腹にあり、高知県から徳島県へと流れる194kmの日本三大河川です。
二重かずら橋11:18発のバスに乗り、大歩危駅に13時半頃到着。
駅には、溪谷を眺められる遊歩道があるということで、見に行きました。
遊歩道はホームを渡った奥にあります。駅員さんに見に行っていいか尋ねると「遊歩道ってほどの距離じゃないですけどね。本当に見るだけなんですけど…」と言われましたが、折角なので。
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大歩危駅の「児啼爺」。これについては後ほど…
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言われた通り「歩く」ではなく「見る」遊歩道でした。すぐにテラスのある場所につき、大歩危橋と吉野川の景観が広がります。
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電車の待ち時間にぼーっと眺めていられるので、これはこれで好きです。退屈だなーと思いながら駅で待つよりもいい。
ここから小歩危に向かってどのような地形になっていくのか。明日乗る予定だった「大歩危峡観光遊覧船」を今日に繰り上げ、溪谷を見ながら乗り場に向かいます。
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遊覧船までは駅から1.7km。吉野川を横切る大きな大歩危橋を渡って行きます。橋の下には早速エメラルドグリーンの水。同じ吉野川でも、水深や不純物の量などで場所によって色が異なります。奥祖谷の方も素敵なブルーでした。
15分程歩くと「道の駅 大歩危」。駅から1.3km地点。ここには「妖怪屋敷」があり、大歩危に潜む妖怪たちに会うことができます。
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道の駅大歩危/妖怪屋敷 | |
営業時間 | 3月〜11月 9:00〜17:00(最終入館16:40) 12月〜2月 火曜定休(祝日の場合翌日休館) |
料金 | 大人:500円 小中学生:300円 幼児:無料 ※石の博物館セット |
駐車場 | あり。52台可能。 |
道の駅には眼下の溪谷を見ながら温まれる足湯もあり、3月〜11月の土・日・祝(10:00〜16:00)に開放されています。訪れたときは中止中でした。
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道の駅の外にも木彫りの妖怪たちが。
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河童の足跡が可愛らしい。
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道の駅までくれば遊覧船もすぐです。また橋を渡りますが、この橋の手前になにやら階段を発見。降りてみました。
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ベンチがポツン…とひとつ。
土埃を被り、ほとんど使われていないような場所でしたが、ここからの溪谷もなかなか。
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ゴツゴツと削られた白く、美しい「結晶片岩」。白と淡いグレーの壁に、水の色が映えてとっても綺麗です。
素朴なスポット。恋人とかによさげ。
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橋を渡っていると「ホテル大歩危峡まんなか」の従業員の方々が外に出て手を振っていました。何だろう…と思いきや、対岸に電車が通過。通り過ぎるとまたホテルの中へ。ほっこりパフォーマンスですね。電車に乗っている人たちはこのことを知っているのでしょうか。
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紅葉も見てみたい。
溪谷に in「大歩危峡観光遊覧船」
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遊覧船に着きました。その日の混雑具合で船の運航間隔を決めているようです。この日は30分ごとに船が出ていて、ちょうど5分後に船が出るとのこと。受付前に申込書があるので、それを記入してからチケットを購入します。
営業時間 | 土・日・祝 9:00〜17:00(最終16:30) 平日 9:00〜16:00(最終15:30) ※年中無休 天候により欠航あり |
料金 | 大人:1200円 小人:600円(3歳〜小学生) |
所要時間 | 往復30分(約4km) |
定員は25名。後ろの方の席に座りましたが、V字の溪谷美をしっかりカメラに収めるには前の席がおすすめです。横の景色はどこでも撮れますが、V字はどうしても人が写ってしまうので…。
船首、船尾に一人ずつガイドさんがつき、説明を聞きながらゆらゆら流れていきます。揺れはほとんどありません。ジャングルクルーズを思い出します。
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車道も建物もかなり上の方。溪谷の中に入り込むと、景色や色がまるで違いました。
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近くで見ると、水はさらに濃いエメラルド。岩の質感もよく見えて「美」を感じます。溪谷の中だからこそ見える細かい模様や掘りに釘付け。上からだと荒々しく尖った岩が目立ちますが、とても滑らかな岩肌もたくさんありました。
水がどのように流れたらこの形になるのかと、思わず想像してしまう美しさ。とてつもない年月が創りあげた自然の造形美です。
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上を見上げると、本当にすごい場所に人の営みがあるなーと。ここに住もうと思った人間の精神にも感服です。急峻な地形ですが、自然の恵みに溢れていたのでしょう。
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ところどころに点在している、小さな水の流れも美しい。山と川の小さくて大きな繋がりを見ているようで畏れ多い気分。
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回転中に唯一撮れたV字溪谷。
帰りの方がスピードが速かったです。流れに逆らうのでエンジン強めのためか、音が結構響きました。
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美しいアート。美しい彫刻。自然の美術館。見てて飽きません。2億年という年月をかけて吉野川が削り出しました。水の威力がこれでもかという程伝わってきます。人間なんて本当にちっぽけです…。
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水の中も気になります。どんな生物が生息しているのか。
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往復で約30分の船の旅。見入っていたらあっという間でした。
乗り場の周辺はちょっと散策できるようになっています。
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岩に座り、溪谷の空気に包まれながら珈琲を飲めたらどれほど至福か。戻るのを渋るほどいい空間。川の近くまで行けます。
ほとんど方は写真を撮ってすぐ帰ってしまうので、溪谷でゆっくりと過ごすには非常におすすめ。しかし、私はゆっくりする時間があまりなかったので、少しだけ腰を下ろしてから戻りました。
この岩の世界観はなかなか味わえないと思います。地形好きなら大興奮ではないしでしょうか。
妖怪さんこんにちは「妖怪街道」
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大歩危には数々の妖怪伝説が残っていて、ゲゲゲの鬼太郎の「児啼爺」の故郷ともいわれています。大歩危小歩危の山城町には、110以上の妖怪伝説が語り継がれています。
徳島県の三好市は「世界妖怪協会」の「怪遺産」に指定されています。日本の怪遺産は他に、鳥取県境港市と岩手県遠野市が指定されていて、全部で3箇所。水木しげるさんが永久会長とのことです。
静かに潜む妖怪たちに会いに行きました。
ホテル「大歩危峡まんなか」より県道272号に入るところに「妖怪めぐり」の簡単な案内板があります。山、川、谷…至る所に妖怪がいるようです。Googleを見ていたときに「妖怪街道」とあったので気になっていました。妖怪めぐりは広範囲にわたるので、多くの方は車で見て回ります。
少しくらいなら歩いて見られるかな…ということで。小さい頃にゲゲゲの鬼太郎を熱心に見ていた者としては「児啼爺」だけでも見てみたい。児啼爺までの2.1kmを歩いてみることにしました。ウォーキングコースとしても紹介されているようです。
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少し歩くと「どろめき淵のエンコ」。このように、木彫りの妖怪たちがポツン、ポツンと現れます。河童の妖怪。道の駅にいたエンコとは見た目が大分異なります。
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県道272号線に沿って流れるのは「藤川谷川」。吉野川に合流しますが、ここも水が非常に綺麗です。透き通っています。
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「ヤマジチの在所」の案内。ヤマジチとは、この上の水無集落を襲った山男のこと。この矢印の先には「山爺の里入口」と書かれた看板があり、水無集落への車道があります。そこに「山爺の墓」があるようです。歩きのためこちらはパス…。
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「児啼爺」の案内はところどころありました。やはり一番有名のようですね。
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弁財天。
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マド。
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カワミサキ。
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いろいろな妖怪伝説が残されているのですね。
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途中の休憩スポットの東家も草が生えたい放題。苔放題。
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ソーダ水の如く…美しい。
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民家がどんどん少なくなり、さらに山の中へと進んで行きます。272号に入ってから緩やかに登っています。
急峻な山と深い谷。雰囲気は完全に妖怪の里。夜、外を出歩いたら本当に見ちゃいそうです。天気は下り坂。朝は晴れていましたが「ようこそ…」と聞こえてきそうなほど、空は霞んだ灰色に変わっています。
ところどころ川に降りられる階段がありました。水が綺麗なのでちょっと降りてみたいと思いつつ、なんだか近寄りがたい雰囲気。そのまま飲み込まれそうな感じ。針葉樹の薄暗い感じとかも不気味さがあります。
そして…いた。
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児啼爺。
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あの児啼爺です。
アニメを見ていたせいか、なんだか久々の再開という気持ち。
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立派な「児啼爺の碑」もあります。妖怪として非常に愛されているようですね。児啼爺の伝承地がこの山城町であることを後世に伝えるため、地元のボランティアと有志の皆様で建設したそうです。
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ここには湧き水があり、トラックの運転手さんや地元の方が水を汲んでいました。私もボトルの中身を入れ替え。冷たくて美味しい山水です。
ここで戻ろうとしたのですが、Googleを確かめると200mちょっと先にある「藤の里公園」に、鬼太郎のお家があるようで。主役を見なければと、気になってしまったのでさらに奥へ。
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長足。うん、長い。
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藤の里公園には様々な妖怪が勢ぞろい。公園といっても、県道沿いにある休憩所のような場所です。
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二十四の目。ぬーべーにこんな妖怪いましたね。
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ヤマミサキ。
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からす天狗。
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夜行さんと首切れ馬。首のない馬に乗っています。
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くわん淵の主。女性の方ではなく、女性に巻きついている蛇の方です。
妖怪を見つつ、公園の端の方へ歩いていくと…
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あった。
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鬼太郎と目玉のおやじのツリーハウス。可愛い。お話してます。ツリーハウスの歪さがいいですね。
妖怪街道はこの先も奥へと続きます。ここまで来る途中の分岐には「妖怪ロード」という看板もありました。山間の集落へと延びる道のところどころに妖怪が隠れているようです。他も気になりますが、歩きなのでここまで。
派手なものがあるわけではなく、木彫りの妖怪たちがひっそりと潜む普通の県道ですが、妖怪と共存している雰囲気を感じられました。山城町では毎年秋に「妖怪まつり」も開催されています。2020年はコロナで中止でしたが、妖怪とお友だちになれそうなイベントですね。
山にも怪奇現象や奇妙な話がたくさんありますが、それも自然界の魅力だと思います。化学の力がはびこる現代においてもわからない、「何かある」「何かいる」という感覚。なんでもかんでもわかってしまったらつまらないし、自然への畏怖も忘れてしまいます。
急峻な地形と、厳しい自然条件下での暮らしの中で「危険な場所に行かないように」「山の神様を怒らせないように」「自然は厳しくて、儚くて、尊いものである」などを伝える。本来、妖怪はそのような思いから語り継がれていると思いますが、ここには実在していたという話も少なくありません。実際に、お墓や祠が多く残っていたり…。
山城町の妖怪ついて、知識を得てから歩くと面白いと思います。
山の美食宿「農家民宿 歩危農園」
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今日の宿は「農家民宿 歩危農園」。はじめは歩ける距離の「ホテル大歩危峡まんなか」にしようと思いましたが満室。駅から歩けるし、金曜日だし。他を探し、駅周辺から送迎のある「歩危農園」でお世話になることにしました。
そして、これが大正解。自分の中では「農家民宿はごはんが美味しい」という認識なのですが、とんでもなく!美味しかったです。
妖怪街道を散歩したあと道の駅まで戻り、宿に電話して迎えにきていただきました。駅や道の駅でお迎えを頼む人が多いようです。
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宿は大歩危駅から2.1km。平坦であれば歩いて行ける距離ですが、くねくねと曲がりながら山の中を上がっていきます。駅からの標高差は150m程。すれ違いが怖い細い車道を登っていきます。あら、こんな道だったの…と。晴れていたら歩こうかなと思っていましたが、お迎えを頼んで良かったです。送迎を激しくおすすめ。
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宿の標高は300mちょっと。大歩危橋は遥か下の方。山々を見渡せる眺めの良いお宿です。
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下には畑。
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泊まった部屋は畳敷きにベッド。知り合いの家にお泊りしているような感じでした。お風呂は家族風呂。今はコロナの関係で1日1組限定となっています。
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妖怪にまつわる本も何冊かありました。妖怪の紹介や実際、子どもの頃に遭遇した人の話などが載っていて、なかなか興味深いというか面白いです。
お客さんは自分一人なので、夕食と朝食はお好きな時間でと言われました。夕食は18時30分、明日は雨により小歩危まで歩くのをやめたので、朝食はゆっくりと8:00でお願いしました。遅いかなと思いましたが、夕食がとてもボリューミーなので、お腹にはちょうどいい時間でした。
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食事は外の小屋で。3組くらいまで入りそうな広さです。
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ストーブがあり、暖かく食事ができました。
私は、家では食べないような高級素材の料理よりも、素朴だけどものすごく美味しい家庭料理の方が口に合うので、有名な旅館やホテルよりも農家民宿の方が性に合います。宿の前には畑が広がり、ここで育ってるんだなーと見えるのも好き。無農薬や有機栽培で育てた地のものがほとんどなので、本当に美味しい。自分の身近にもあるものだけど味が全然違う!というのを味わうのはいいですね。
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夜のメインは、郷土料理「ひらら焼き」。土手はお豆腐。その他、すだちの酢の物や山菜の天ぷらなど。天ぷらは普段食べたことがないような山菜でした。食材名は覚えていませんが、どれもとても美味しい。
魚も丸々1匹で、ひらら焼もたっぷり。1人で食べられるだろうかと思いましたが、あまりの美味しさに完食。
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朝ごはんは大好きな和のものがワンプレートに。量は多すぎず少なすぎずでとてもちょうど良く、どれも美味しかったです。
どんなに豪華な部屋に泊まっても、一番記憶に残るのはいつも「ごはん」。旅の思い出が綴られたノートにも、ごはんの美味しさに感激している言葉がたくさん書かれていました。
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美味しいごはんをたっぷりいただけて、2食付7000円。とてもリーズナブル。今回はgo toキャンペーンにより、4550円。クーポン券をいただいて実質3550円。初めてgo toを利用しましたが、本当に半額です。ありがたい限り。クーポンは駅周辺のお店や遊覧船で使えます。
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10:00にチェックアウトし、駅まで送迎ていただきました。
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ホームにはミニかずら橋が。
剣山〜三嶺縦走の下山からスタートした徳島県の奥の旅。やはり「奥」にはちょっと不思議なもの、面白いものがちらちらあって好きです。大歩危と奥祖谷は合わせて訪れていただきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
応援よろしくお願いします。
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