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展望抜群の四国の稜線!朝露の洗礼を受けて歩く剣山〜三嶺縦走#2【三嶺】

山 歩 き

こんにちは!たかちです。

2020.10.14〜10.15の1泊2日、剣山〜三嶺の縦走路を歩きました。昨日の朝徳島に入り、剣山山頂ヒュッテに宿泊。今回は、2日目の縦走の備忘録です。

【日程】

14日:見ノ越〜西島〜二度見展望所〜剣山〜剣山山頂ヒュッテ

15日:ヒュッテ〜次郎笈〜丸石〜高ノ瀬〜山嶺〜名頃登山口

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剣山山頂ヒュッテ〜次郎笈〜丸石避難小屋

距離:4km コースタイム:2時間40分

4時起床。名頃登山口までは約21.5km、コースタイム10時間の道のり。バスは15:20最終。5時に出発予定で計画していました。

昨日、受付で「4:30頃にはスタッフも厨房にいるので、お湯が必要であれば呼んでください。」と、言われました。朝の準備と片付けが短縮できるので、とてもありがたい心遣いです。

しかし、どうやら縦走するのは自分以外に1人女性がいるだけの様子。その方は同じく4時頃起きているようでしたが、ほとんどの人はまだ寝ていてしーんとした小屋内。真っ暗…起きたくない…。なかなか明るくならない秋冬は、起き出すのが寂しい感じがして、いつもグダグダ。

日の出は6:07。東日本よりも日の出が遅いので、さらにぐだぐだ。5時に歩き出しても明るくなるまで結構時間がかかります。5時半でいいかな…そんな思いを抱えながら4:40頃荷物を持って食堂へ行きました。

昨日の夕食時、今日の午後の天候が微妙かもしれないということで、周りの方と談義していました。見ている天気予報がバラバラで、なかなか結論が出ない。麓は晴れマーク、でも山が怪しい。すっかり晴れると信じていた私も、ちょっと落ち込み気味。12時頃にもしかしたらにわか雨かも…と。ヤマテンで剣山は出ませんが、晴れ予報だった石鎚山の天気は確かに崩れている。天気図や他の予報で雨雲などを確認。風はちょっと強そう。でも雨は…うーん。ダメそうだったら丸石避難小屋からかずら橋へ下るという結論にしましたが、コースの状況がよくわからないので、安易に行くのもどうなのか。一応一般ルートとして使われてるみたいですね、と女性と話し合い、歩きながら決めることに。

お湯をいただいて、軽く朝ごはん。すでに星の撮影に行っていた方もいて「霧がすごいですね〜濡れちゃうし、ちょっとダメそうだったので帰ってきました。」と小屋に戻って来られました。そうなんだー霧かあ…とさらに心細くなりながら豚汁で温まっていました。

縦走予定の女性の方も外の様子を見に行き「今回はかずら橋に下ることにしました。なので、ゆっくり出発します。」と。

う、1人かあ…。心が折れそう。そんな心でよく独りでズカズカと全国の山に行くなとも思うのですが、いつもそんな感じです。山に行く前はいつも緊張しています。何年経ってもこの緊張感は変わらず。

外に出てみると濃霧。結局5時半に出発しました。これ以上遅くするとバスが危うくなるので。小屋の方々と、起きているみなさんにご挨拶をして、気合いで歩き出します。

テラスに上がると風がやはり強め。暗い。寒い。寂しい。次郎笈方面のテラスへ行くと、男性が1人、ベンチで朝日を待っていました。この風の中よくぞ…。5時頃、朝日のために下から登ってきた人がいると聞いたけど、この人だろうか。挨拶をしましたが、風の音に掻き消され、フードを被ってじっと座っているので、静かに通過。

この風はいつまで続くのか。出発前に7時頃晴れそうですという情報をいただき、自分の調べた天気でも雨は大丈夫そう。東の方は短いスパンで晴れたり、ガスったり。空が赤くなり始めているのが確認できて、祈って進みます。

山頂から一気に下っていき、次郎峠を目指します。次郎笈は巻くこともできますが、せっかくなら登りたいと思っていました。でも、ガスならば巻いてしまおうか。

分岐に着いて、さあ、どうしよう。西側にはたっぷりガスがあり、東側のガスが切れても次々と風に運ばれてきます。登り20分の間に晴れるのは難しいか…。出発も遅らせてしまったし、今回は巻こうと決めて巻道を歩き出すと、西側のガスがパァーと晴れました。

えー…デジャヴ。以前、三俣山荘から双六岳へ登るか巻くかで散々迷って巻いたらガスが一気に晴れたという悔しい経験があったので、立ち止まりました。登っておいた方がいいのでは?登っておけば晴れても晴れなくてもモヤモヤしないし。と思って、戻って登ることに。

日の出の時間が近づいていました。結局一気に晴れることはありませんでしたが、ガスの朝日。これはこれでとても神々しくて美しい。巻道からは見えません。来て良かった。

ガスいっぱいに広がる、か弱いようで強い太陽の色。ガスとその周辺をほんのり淡く黄色、オレンジ色に染めて、朝日なのか夕日なのか、時間の感覚を曖昧にします。これはこれでとても好みでした。「登った方がいい」山で様々な経験をしていると、こういうときは直感に従った方がいいなと思います。

次郎笈に着くとまたガスに包まれてしまいましたが、神秘的な朝日で心が満たされました。気を引き締めて、丸石方面に下っていきます。温度計は3℃くらい。

巻道へ合流するまでの下りはちょっと急。途中ちょっとしたロープもありました。油断しているとズルズルーっと滑るような苦手な斜面。ガスで前方が隠されているので、とにかく無心で下りていきます。

合流地点に着きました。ここから、アップダウンを繰り返しながら、三嶺までの縦走です。まずは「丸石」を目指して。

7時頃、本当に晴れてくるのだろうか…真っ白な世界に消える縦走路を見ながら、ちょっと不安な気持ちで歩いていました。たまにガスが晴れる瞬間もありましたが、またすぐにガスの中。

他に歩いている人いるのかな、誰にも逢わなかったら寂しいな、そして寒いな。景色が見えないと余計なことを考えがち。しかもマイナス思考。

そして、丸石までに素晴らしい笹の洗礼を受けるのでした。この縦走路はとにかく「笹」「笹で濡れる」ということは情報として持っていましたが、ちょっと想像以上でした。道幅が広く、歩きやすい区間もありますが、大体足1本の幅なのでガサガサ行きます。朝露とガスでたっぷり濡れた笹によって、一瞬にしてびしょ濡れ。パンツの撥水なんて早々に負けてしまいました。

膝あたりまでびしょびしょ。パンツの裾がやはり一番濡れるので、同時に靴下が濡れていく。あーこれはダメなやつと思ったときにはもう遅い。ローカットの靴の中はすぐにたぷたぷ水溜り。レインを着た方がいいだろうなと思いつつ着なかった結果です。

笹がずっと続き、風もあるので丸石で休むような状況でもなく、とりあえず丸石避難小屋まで歩くことにしました。これがあと10km以上続くようであれば、もう丸石避難小屋からかずら橋の方へ下ってしまおうか。下りたい。半泣き。

完全に弱気になりながら、とにかく靴下を絞りたい一心で避難小屋を目指しました。樹林帯では笹から一旦解放され、とても歩きやすい。まだか、まだか、と歩くとポツンと小さな避難小屋がありました。

屋根と壁があるのは幸せです。風がシャットアウトされ温かい。とりあえずびしょびしょの足元を処理。靴下を絞り、靴の中の水を拭き取ります。あとはGORE TEX頑張ってくれ。防水の靴は中が濡れてしまうと乾きにくいので、乾くまで我慢するしかないです。

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丸石避難小屋〜三嶺ヒュッテ

距離:約13km コースタイム:約5時間10分

さて、どうしよう。

エスケープルートはこの先もうありません。下るならここ。丸石避難小屋からかずら橋までは2.4km。11時台のバスにも充分間に合います。お菓子を食べて心と頭を落ち着かせ考えます。でも、下ろうとしている私の心を察してか「もう帰っちゃうの?」と言わんばかりに、青空が広がり始めました。

風はまだ残っていますが、太陽が顔を出せば温かい。気温は相変わらず3〜5℃程でしたが、ウィンドシェルを1枚着ておけば寒くはない。パンツはこの先も濡れたり乾いたりを繰り返すでしょう。靴下が濡れたことで、足が寒くなると思っていましたが、体温でじんわり温まっているので動かしておけば大丈夫そう。防水は乾きにくい代わりに風を通さないので、風によって冷やされることはないです。非防水のメッシュだと、風が通って寒いので一長一短。

かずら橋方面の道はまだガスに覆われていました。三嶺方面は稜線が見えて、完全に誘われている。かずら橋への道を調べはしたものの、あまり情報のない道をガスの中突っ込むのもちょっと嫌。

東側が完全に晴れていたので、三嶺に進むことにしました。そうと決まればすぐに出発です。

もうこの先10km以上誰にも会わないかもしれないけど、道は明瞭。天候は良くなっているので、自信のある方を歩きます。

次の目的地は「高ノ瀬」。高ノ瀬以降、地図にはまた「ササ」の文字。はい、笹でした。

ピンクテープを見失わないように。

中東山までは大したことないですが、それ以降は深くなります。相変わらずレインは履かずズカズカ進む。太陽が出たのでパンツの乾きも早いし、笹も少しずつ乾いてきているので。

高ノ瀬に着く頃にまたガスに覆われてしまって、失敗だったか…と思いましたが、またすぐに晴れました。次第に全貌を見せ始めた稜線。チラチラと見せたり見せなかったり。今日の太陽とガスは大分ツンデレです。

山の秋は終わりに近づいていますね。

ところどころ紅葉が目を引きます。

よく整備された歩きやすい道。防鹿のネットもあり、オオヤマレンゲが守られていました。まもなく「中東山分岐」。剣山からここまで8km。三嶺まで9km。約半分歩きました。ここまで来て、もうガスらないだろうというほど空には青空が。良かった。長かった。泣きたかった。

ここら辺で、割と軽快に歩いているつもりが丸石以降、ほぼほぼコースタイム通りだと気がつく。やはり荷物が重いのか…このあと石鎚山へ移動し、その後お遍路を歩くのでその荷物も背負っています。ここでは使わないテントまであるのでずっしり…。

さて、ここからも笹。地図の通り、尾根ではなく微妙に下の斜面を進んでいきます。稜線歩きならもっと気分爽快な気もしますが、本当にこの「ちょっとした」というのが惜しい。そして、進めば進むほど笹が深くなっていきました。

途中振り返った写真。そのうちススキまで登場して足元が見えなくなっていく。写真だと、どこが登山道?みたな光景ですね。急に段差が現れてガクン!となったり、岩が隠れていたりして怖い。

ここで男性2名と遭遇。ここまで来て初めて人に会いました。

深い笹とススキゾーンを抜けて尾根に上がって行くと展望よ良い場所が。ここが1732m地点。目の前には白髪山。

樹林帯に突入し、アップダウン。秋の落ち葉でしっとり滑りやすい。緩やかな登りの斜面には枯れ木がポツポツと。不思議で素敵な空間。化石のように佇む姿が結構好き。短くなった腕を出してポツン…と。美術館のような美しさがあります。

前方には白髪山。右手には三嶺。まだ遠い。

平坦な笹道を気持ち良く歩き、下って樹林帯に、そしてまた笹とススキゾーンへ。これでもかという程、笹とススキ道ですね。

白髪山が結構近くなってきました。

あ…

あった。まもなく白髪避難小屋を発見。なんだこれ、すごくロケーション良くないか。すごくのんびりした場所。

近くには明らかにテントを張ったという場所が。

ここで少し休憩をしていたら賑やかな声が聞こえてきました。男性4人組。剣山まで縦走するらしい。結構ルンルンな歩き。時刻は11時を回っているけど…ここからだとまだ10km以上あります。というか、話かけてきてすぐに人の目の前でタバコを吸い始めました。

え、やめてよ…離れて吸ってくれよ!2,3人同時に人の目の前で吸い始めて本当に不快。耐えられず「じゃあ、そろそろ行きます」と退散。せっかくの休憩に副流煙を吸ってしまった…山のタバコ問題、本当にどうにかならないか…配慮くらいしてほしい。完全に個人の問題ですけど。

白髪山への分岐を目指して登って行きます。すぐに水場への分岐がありました。確認はしていません。

登っていると、ウエストポーチのみの男性が1人下ってきました。水入っているのかなあれ…という程小さなウエストポーチ。あれでどこまで行くのだろうか…不思議。

ススキの中をガサガサ登っていくと「白髪2km」という標識。あえて「山」を付けていないのか。なんか格好良いな。ここから三嶺まで残り5km。下って登り返します。

ここまで歩いた稜線。

三嶺方面もばっちり青空。

下りたくないですが、下ります。

やっぱり青空が気持ちが良いですね。そして、太陽の温もり半端ない。

ちょっと進んで一気に下る。ゴロゴロ石の土の斜面。苦手なやつ。滑らないように。滑らないように。

下り切ると今度はススキの中をガサガサ登って行きます。秋の三嶺縦走は、ススキのアレルギーがある人には大分辛いと思います。

ずっしりと背中に乗ってるザックよ…重い

ようやく登り終わると残り2km。登っている途中の標識に3.2kmとあり、どこまで減るかなーと思っていたけど、本当に1.2kmも歩いたのかと疑問。多分そんなに歩いていない…

ここからまた下って、秋の小径のような気持ちの良い道を抜け、最後に三嶺まで一気に登る。

剣山の方でも思ったけど、苔が綺麗。

冬の低山ハイクが待ち遠しくなるような道。

まもなく登りに突入していきます。遠くから目立っていた岩も大分近くなりました。紅葉と岩と秋の空。完璧。

じりじりと岩に近づき、その横を登って行きます。

上から。鎖が取り付けられています。

岩からは、歩いてきた稜線を一望!もののけ姫のモロの気分はこんな感じでしょうか。

もう少し登って岩も一緒に。この光景は縦走者だけが味わうことができます。山頂からわざわざ下って見に来る人はいないでしょう。山頂が混んでいてもここはほとんど人がいないでしょうし、そういうちょっと離れた場所が好きです。

斜面はさらに急になっていくので、鎖がずっと続いていました。岩場を登って登って、途中ベンチ、さらに登っていくと…

到着。

天狗岳方面も綺麗に延びています。三嶺は人がいっぱいいると途中で聞きましたが、13時だったのでほとんどの人は下山していました。また少しガスも出始めているし、バスが15:20なので少し休憩して下山へ。

ガスの背景だけど、ヒュッテも見ることができました。

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三嶺ヒュッテ〜名頃登山口

距離:約4.5km コースタイム:2時間10分

ヒュッテからの下山は「名頃バス停方面」「いやしの温泉郷方面」を考えていました。今日はいやしの温泉郷でテント泊なのでそちらへのコースがいいとかなと思いましたが、1番メジャーな縦走路が気になったので名頃バス停コースにしました。なお、温泉へ下ってもコースタイムはプラス15分程であまり変わりません。

初めは下りらしい傾斜。

岩と苔と紅葉。白、緑、赤という、秋の最強コンビ。

こちら側の紅葉も素敵です。赤い絨毯がお見事。

傾斜はどんどん緩やかになっていきます、ダケモミの森歩き。

緩やかなだだっ広い場所は、どこでも歩けるので結構迷いやすいです。ここでは木の棒が短いスパンで設置されていました。このような場所では目印を見失わないよう、特に注意。

自分ではスタスタ歩いているつもりでしたが「ダケモミの丘」がなかなか出てこない。

やっと通過と思いきやコースタイム通り。えー?本当に?バスやばくないか?と焦りだす。あと2.7kmの標識ですが、どうやらここから迂回路らしい。どのくらい迂回するのかは不明。

さらにスピードハイクでサクサクと。下るにつれて傾斜は下山らしくなっていきました。次の目標は林道。しかしこれもなかなか出てこない。

ピンクテープに集中して林道に着いたときにはコースタイムより5分早いだけ。残り1650m。ダケモミの丘から40分。標識通りならダケモミの丘から林道横断まで1km程。コースタイム45分。さすがに急でもない下りで1km45分はかかりません。地図の縮尺を見ても2kmはありますね。

もはやトレランかという感じで残りを下っていきます。幸い、滑るような斜面ではなかったから良かった。出発をダラダラ伸ばしてしまったのもいけなかった。それは反省点として持ち帰って…ガンガン下っていると駐車場が見えました。

15:00ジャスト。名頃のバス停はここから3分。間に合った。

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いやしの温泉郷でテント泊

バスに乗り込むも、私はとんだ勘違いをしていたようで。バスの時刻表に「モノレール」と書いてあったので、てっきりモノレール(いやしの温泉郷)のところまで連れて行ってくれると思っていましたが、これは「菅生」の主な観光地がモノレールですよ、モノレールならここで降りてね!ということでした。

運転手さんに「歩いて行くの?30分くらいかかるよ?」と言われました。「菅生」のバス停から温泉郷までは1.6km。緩やかに登っていきます。温泉郷に泊まる場合は菅生まで送迎してくれるとのこと。しかし私はテント泊なので送迎があるわけもなく、とぼとぼ歩いていきました。

しばらく歩くとススキがパァーッと!

ススキは掻き分けるものではなく、見るものですね。ここからすぐに温泉郷でした。

テント泊代は¥2,200。温泉代は別で¥500。ちょっとお高いですね。温泉代がセットなら嬉しいのですが。しかし、ここの温泉に1人で泊まろうとすると平日でも¥20,000。無理です。go toトラベルで結構安くなっていましたが、ネットでは満室。受付で一応空きがあるか聞いてみたら「あります」と。

あれ?笑

しかし、ネットからでないと割引にはなりません。どっちにしろ1万円以上はするので、大人しくテント泊。

グラウンドでも東家のところでもどこでもいいと言われました。グラウンドはめちゃめちゃ広い。荷物整理に便利な、芝生でふかふかの東家の方にしました。トイレも近いし。

テント泊は私だけなので、堂々と東屋の中に張ろうと思いましたが、鳥の糞が結構凄くて。ネットのレビューにも鳥の糞について書かれていましたが、確かに…という感じ。寝ている間に糞を落とされるのも嫌なので外に張りました。トイレは水洗で、とても綺麗です。

温泉は17:30が最終受付で18:00まで。それ以降は宿泊者のみとなります。露天風呂もあって広々した温泉。冷えきった身体を温めて大満足。

テント場に戻ろうとしたら、受付のときのお兄さんに呼ばれました。振り返ると「今日の夜はすごく寒くなるので、たくさん食べて温まって下さい。本当に寒くなるので!」と、パンやお菓子をくださいました!!!

え…!?涙出る、お兄さん!!

温泉施設としてのご好意なのでしょうか?大きな宿泊施設でこのような対応は初めてだったので、驚きと同時にとても心が温まりました。お遍路文化のある四国、やはりどこでもお接待の心があるのでしょうか。ありがたく、いただきました。

「あと、鹿が結構うるさいです」と。

いいじゃないですか、自然いっぱいで。テント泊代高いなーとか文句言っていたこと謝ります。ここにテントを張れるだけでもありがたいですね。奥祖谷の温泉とか、大歩危の方にも出られますが、モノレールに乗りたいのでここでストップしました。テント場がなければ¥20,000で泊まるか、明日の朝バスでまた戻ってくるか。しかし、バスも片手で数えるほどの本数しかありません。

照明が結構明るいので、ライトを付けなくても十分でした。音楽も流れていましたが、どちらも21:30に消灯。標高700m程ですが、特別寒さは感じませんでした。お遍路でも思いましたが、温かい地方の方は寒がりさんが多い印象です。自分があまり寒がりではないというのもあると思いますが。

寒さとガスと荷物の重さに前半は半泣き、後半は時間に追われて半泣き。でもやっぱり最後は笑っていました。これが、山。これが、自然。ただ、名頃の方ではなく、ヒュッテから温泉郷へ下っていたら時間に追われることもなく余裕があったかなと。バスを降りて温泉まで歩く必要もないし。初めてだったので1番メジャーなコースを行きましたが、いやしの温泉郷に泊まるのならやはりそちらの方が安心だったかもしれません。でも、受付のお兄さんからの差し入れにより、今日の1日がポカポカになったので、全てよしです。反省会はまた。

前半はガスでしたが、とにかく景色が素晴らしい縦走路でした。ちょこちょこアップダウンがあるので、荷物はやはり軽いに越したことはありません。次歩く時はしっかり笹の洗礼に備えて…最低限、膝下までのスパッツ推奨。

奥祖谷と大歩危の観光後、石鎚山へ向かいます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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