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【 テアラロア Day26/ TAで一番の?悪路 】 Alpaka B&B -705km地点

Te Araroa

2023.12.27(水)
天気:
晴れ ☀︎ 時々 曇り ☁︎

気温:27/17℃

歩き人たかちです(@takachi_aiina

テ・アラロア26日目。昨日は、2日間お世話になったトレイルエンジェル宅を出発するも、朝のペース乱れにより息切れが激しい1日に。あまり無理をせず、動物がたくさんいるB&Bでテントを張らせていただきました。

\ テ・アラロア25日目の記録はこちら /

今日は、川沿いの牧場あたりで適当にテントを張れるようなので、適地を探してフリーキャンプ予定。しかしながら、この日の行程はTAでも記憶に残る悪路だった・・・振り替えれば一番悪路だったかも?

Alpaka B&B - Mt.Willam Walkway - Mercer - WHANGAMARING TRACK - 競馬場 - 705km地点
▲ 歩行距離:43.26km

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牛と闘いながら500mに30分

 

コケコッコー!の鳴き声で4:45起床。鶏って薄明るくなったくらいに鳴くものだと思っていたけど、真っ暗でも鳴くのか。夜明けは1時間後くらいだけど。

6時頃、B&Bの門を出ようとしたら犬が吠えながら走ってきた。オーナーのトムさんを起こしてしまったかも。

TAには戻らず、昨日教わった近道で電波塔へのルートを登る。涼しいうちに、と思ったけど蒸し暑い。

 

電波塔を通過して、適当にTAに合流。ここまで牧場は圧倒的に牛が多かったけど、今日は羊。羊はすぐ逃げる。

羊のフンは小さくて、そこらじゅうにコロコロしているから、諦める心がないとテントは張れない。まあ、牛のフンよりはマシ。

 

霧が晴れて、ニュージーランドの風景が広がる

牧場の下りは結構滑る。薙ぎ倒された草道に朝露がたっぷりついていると余計に・・・コケた。

 

「Willam Walkway」を抜けると、交通量が多いハイウェイへ。カーブごとに左右を行ったり来たり。

大きなトライアングルサインがあったから、ここだ!と思って対向車線に渡ったら違った。もう少し先だった。紛らわしいな。

4WDトラックに入り安心して歩いていると、民家の人に「TAの分岐は後ろだよ!」と言われ戻る。

いきなり曲がる & 草に埋もれたサインを見逃すのはTAあるある。民家の人が外にいなかったらどこまで歩いていただろうか。

牛たちの横を歩いているとちょうど移動の時間になり、牛たちが勢いよく後ろから迫ってきた。早歩きで逃げて、巻き込まれずに済んだ。

まっすぐで果てしない道は、スペインのカミーノ巡礼を彷彿させる。また歩きたいんだよなあ、次は「北の道」を。

河川敷に到着。泳ぐ羽目になるかな、と心配していた渡渉地点にはコンクリートの橋が置かれていて、今日は水位も高くなく普通に渡れた。

アプリ記載のルートが間違っているとかなんとかで、溺れるように渡った人もいるらしい。水が濁っていて、浅いのか深いのかはよくわからず。

渡渉を終えて安心したのも束の間、河川敷に牛が放牧されていて、その牛たちがめちゃくちゃ寄ってくる。というか、一気に囲まれた。

ボスみたいな雄牛が2〜3頭いるらしく、その牛が動くとみんな動く。道を塞がれて、下の草地に下りると牛たちも大移動。なんだよー、やめてよー。大人しい動物とはいえ自分よりデカいし、大群でぐるりと囲まれたら普通に怖い。

上の方が闘いやすそう?だからまた上に行くと、みんな上に来る。ストックを前に突き出して「Go ! Go !」と声を張って毅然とした態度を見せると、牛たちはジリジリと後退。

しかし、内心はビクビク。ほかほかの牛のフンめっちゃあるし、ちっこい人間なんか無視して草喰んでてくれよ!

やっと柵を越えて安全地帯となった。なかなか退いてくれないし、後ろから追っかけてくるし、踏んだらヤバすぎるフンだらけだし、500m進むのに30分もかかった。

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これぞTA・・・記憶に残る悪路

 

牧場エリアが終わり、日陰でひとやすみ。線路を渡り、ハイウェイ下の小径へ。いい感じじゃーん!とルンルン歩いていたけど・・・

すぐに草で覆われた。初めはよくて、すぐ歩きづらくなるのはTAあるある。この程度はまだまだ歩きやすいけども。

大人しい牛たち。さっきの大群と性格違いすぎ

道路脇やハイウェイを避ける小径は大体草ボーボーで歩きづらい。

「Mercer」はサービスエリア的な場所だった。ジュースだけ飲んで先へ進もうと思ったけど、まだ先は長いし、腹ごしらえにマックに入ってみた。

「Kiwi Angus Burger」。日本にないバーガーを頼んでみたけど、$11.40もしたのに、味は正直微妙。日本の方が断然うまい。

フローズンは$1だったから注文したけど、ストローでサクサクやったらカップの半分も入っておらず、喉が全然潤わない。これに$12も払ったのか・・・今後マックには入らないことにする。

結局、コンビニでジュースを買い直して一気飲み。しかし、ここからの道が最悪で、「マック食べておいて良かった・・・」と。

民家脇からWHANGAMARING TRACK」に入るも、道はどんどん悪くなってゆく。

クリスマスお世話になった、トレイルエンジェルのジョアンさんが"服に引っ掛かる大きな植物"を教えてくれて(名前忘れた)、それが生い茂って前も足元も見えず、もう、草草草!

背丈以上の草迷路を抜けた。もはやどこ歩いてきたのかわからない。

落とし穴かよっていう穴もあるし、斜面の片足分の極細トレイルには、「ここ、絶対誰か落ちたよね?」という、草がなぎ倒された痕跡がちらほら。草の付け根を踏むと落ちる、というトラップ。

粘土質の急斜面やら沼地の中を2km。たった2kmなのに1時間もかかった。

ようやく抜けてまたハイウェイを潜り、お花畑のようなトレイル。

 

Screenshot

しかし、また分岐に気がつかず(注意して見ていたけど)いつの間にか500m以上コースアウト。なぜ、こうなる?

戻るの面倒だし、1kmちょっと先で合流できるからいいや、とそのままハイウェイ脇を進む。

しかし、合流しようとした先には競馬場?の門があり、しかも閉まっていた。あれ?でも、アプリのルート的にはそこを通過することになっている。

ここしか入るところないし、真ん中の板張りのところをよじ登って侵入(2m前後の高さ)。ニュージーランドの人はおおらかだから許してもらおう、と思ったけど誰もいなかった。

無事TAに合流し、川沿いの牧場歩き。ここの牛は大人しかったけど、とにかく長い。

仔牛が・・・

今日は適当に野宿予定だけど、なかなかいい場所が見つからない。

 

 

このフェンスを越えた先はまた、いや、TAで一番の?悪路だった(個人的に)。

ちなみに、北島最後の縦走「タラルア山脈」で会った日本人ハイカーの人も、北島ではこの区間が記憶に残る悪路だったと仰っていた。やはり・・・

写真を撮れる場所はまだマシ

背丈以上の引っかかる草のオンパレード。硬くて強いから強行突破のように突き進むけど痛い。

足元見えないし、凸凹だし、倒木と溝(穴)のトラップ満載。踏み外して川に落ちる人いるんじゃないかレベル。写真では伝えられないけど、最高に悪路。

柵の中(牧場)めちゃくちゃ歩きやすそうですけど・・・

嫌になりすぎて一回牧場の中入っちゃったけど(牛とか何もいなかった)、数十メートルごとに柵を越えなくちゃいけなかったし、やっぱりダメだよね、と思ってまた悪路に戻った。

動画を撮ってみたけど、スマホ片手に動画を回せる = マシ。本気の場所は両手でかきわけないと進めない。

そんな道が2kmほど。1時間以上かけて抜けた頃には、傷だらけの半べそ状態。果てしなかった。

道なき道を切り拓くって、本当に大変。登山道を整備してくれる人、本気で感謝します。

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今日の宿「705km地点で野宿」

 

ボロボロになりながらさらに進み、19時頃ようやくテント適地を発見。大きな木の下に、ソロテントにちょうどよいスペース。川沿いで蚊が多いけど(サンドフライよりマシ)。

テントを張ったのはロードに出る手前で、ロードに出たら水の補給ポイントがあるようなので、そちらへ。

ありがたい給水ポイント。暑さでぬるま湯になっていたけど、汗だくで草だらけの顔と身体をすっきり拭けた。

疲れ果ててテントに転がり込む。この先、今日みたいな道がたくさんあるんだろうな。

これがTAか・・・と実感した1日。そんな日は、なぜか夕日が綺麗だったりする。せめてものご褒美?

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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