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【 テアラロア Day8/ 牧場脇はびしょ濡れ花粉まみれ 】Puketi Campsite-Kerikeri

Te Araroa

2023.12.9(土)
天気:晴れ ☀︎
気温:朝12℃ / 昼22〜23℃

歩き人たかちです(@takachi_aiina)

テ・アラロア8日目。昨日は、TAではじめての森歩き「Puketi Forest」。お尻から泥にダイブして、ウナギのような魚が泳ぐ沢を渡渉。さっそくTAハイカーに助けられ、この先の不安が爆発しつつ・・・

\ テ・アラロア7日目の記録はこちら /

今日は、大きなスーパーのある「Kerikeri / ケリケリ」へ。歩き始めて1週間、200kmを超えました。今日のハイカーもエリックとブライアン。想像以上に、TAハイカーに出会いません。

Puketi Campsite-Puketotara Farm - Kerikeri
▲ 歩行距離:29.64km
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朝露の牧場「Kerikeri」へ

5:15起床。パッキングしていると・・・ザックの外付けパーツがない!

キャンプ場に到着したときはあったから、洗ったときに落としたか。サイトや干した場所をウロウロ探したけど、結局シャワー室に落ちていた。

「ヤマダパックス」の外付けパーツはオプションのため、取り外しが可能(ループにトグルを通す)。しかし、これが紛失のもとでもある。

縫い付けようか迷ったけど、そのまま来てしまった(結局最後まで縫わず、失くさなかった)。

エリックとブライアンが順に出発。自分もザックを背負ったら、ピキーンッ!!

左肩つった・・・いてぇ・・・!

肩つったのはじめて。寝違えたときのような痛みが残り、マッサージして再出発。身体も慣れてきたと思ったけど、まだまだか?

今日は、ニュージーランドに来てはじめて朝から快晴が広がった。日差しは強いけど、やっぱり晴れていると嬉しい。

牧場へ入るところに、石で「200.0」がつくられていた。ここが、200km地点らしい。

牧場の、フェンスの外側の細っこい道をゆく。だんだんと草がボーボーになり、朝露たっぷりの道。一瞬で足元がびしょ濡れになった。

岩があったり、段差があったり、泥だったり、斜めだったり。草で足元が見えづらく、いろんなトラップに引っかかる。

牛の姿は見えないけど、どこかで奇声を発していた。発情期かな。

草丈が胸以上になり、かきわけながら進む。身体の3分の2がびしょ濡れになった。日陰はひんやりして、寒くて冷たい。

一瞬入った森の中に滝が。おお〜、と思ったのも束の間、滝壺がちょっと汚いな。

針葉樹の森を抜けると、ミルキーブルーの空が広がっていた。写真と肉眼があまり変わらない、朝の短い時間だけの色合い。

空の青がどんどん濃くなってゆく。雲ひとつない、どピーカン。

下り気味の4WDトラックは、気持ちを一気に解放してくれた。あー、最高ー!!

草地でブライアンが休憩していて、「Sooooo beautiful day !!」と叫んでおいた。

5〜6km歩くと再び牧場、の脇。朝一より朝露は少なくなったものの、さっきの背の高い草が粉(花粉)?を撒き散らし、衣服とザックは粉と細かい葉っぱまみれになった。

うねうねと、地味な上下を繰り返しながらさまよう。牧場さ、暑いんだわ、さすがに。

街が見えて、階段を下りてゆく。

シダの木陰でクールダウン。冷たい水で顔をバシャバシャやりたいけど、沢はやっぱり濁っている。

ニュージーランドの痛い植物その①「ゴース」を発見。のちに、こやつを掻き分けるような場所も出てくる。

あちー、あちー、を呪文のように唱えていると、歩きやすくなって、遊歩道になり、ピクニックエリア的なところに出た。

今日は土曜日。ランニングの人、犬の散歩の人、釣りをしている人、いろいろ。みんな挨拶をしてくれる。なんて気持ちのいい国なんだ。

ミヤマキンポウゲのような花

日陰さいこー。一気に涼しい

Kerikeri Riverに沿った遊歩道からKerikeri River Track」に入った。

大きめの滝「Rainbow Falls」現る

上から見たあと下へ下り、写真スポット、休憩スポットになっていた。家族連れが多く、観光地なのかもしれない。

滝から先は人がほとんどおらず静寂。お腹が空いてきて、滝からの1.5kmが異様に長く感じた。

スーパーに寄ってから宿へ向かうため、「Kerikeri River Track」は途中で離脱することに。地図上、ここから出よう、と思っていた道路は頭上に・・・

しっくた、これ結構遠回りになるやつか?と思った矢先、途中出口発見。2km先まで歩かずに済んだ。

地味な登りが地味にきつい車道を歩き、Kerikeriの街に途中。

夏のサンタクロースがお出迎え

待ってましたの「New World」へ入り、食料のリサプライ。しかし、トレイルフードはまだ定まっておらず、しぶしぶラーメンを買う。もう、飽きました。

暑さに負けて「charlies」のご褒美ジュースを。これ、学生のときに飲んでハマりました。安くなっているときを狙って、この先いろいろな種類を飲みます。

スーパーの前にあった「Pizza Hut」に入ってみた

ニュージーランドはなぜかピザが安くて、特に「Pizza Hut」は外食の中では激安。

BBQ chicken & Beaconのレギュラーサイズが$5.50(約500円 / $1=約90円)。

スーパーから宿までは1.6km。遠いから先に寄ったけど、宿に近道の地図が貼ってあった(Googleでは出ない)。

途中でスーパーに向かうエリックに遭遇。Kerikeriは、なんだか複雑な道が多い街。

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今日の宿「Hone Heke Lodge」

今日の宿はHone Heke Lodge。Far Outで、"TAハイカー割引がある"という情報を得ていた。一番安い「Dorm Rooms」通常$35で、TAハイカーは$30。

ちなみに、「dormitory」は英語だが、口語では「dorm」が使われる。日本では「ドミトリー」と言うし、滞在中何度か言ってみたけど、なんか伝わらなかった(発音が悪い?)。「dorm」なら一発で伝わる。

割引を受ける場合は"現金のみ"だった。ほとんどキャッシュレスのニュージーランドだけど、たまに宿でも"現金のみ"がある。TAでは、わりと現金を使う。

この宿は結構人気なので、2日前に電波のあるところで予約のメールをした(予約時にTAハイカーであることを記載)。

呼び鈴を鳴らすも、オーナーがいないようで。ピザの匂いを嗅ぎつけて、ネコが先に出迎えてきた。

5分くらいネコと遊んで待っていると、オーナーが帰宅。ウェルカムアイスキャンディーをいただいた!

ネコの名前はジンジャー。オーナーは長野に旅行をしたことがあり、日本人であることをすごく喜んでくれた。

共用スペース / 広々している

部屋前の廊下と干し場。駐車場に直結

平屋のつくりで、部屋と広い駐車場(庭)と直結しているため、すごく動きやすい。洗濯物はすぐ取り込めるし、日当たりがよく、テントが一瞬で乾いた。

6人部屋にTAハイカー4人。バスタオルつき!

部屋はTAハイカーで同室。ここまできて、はじめての女性ハイカー、フランス人のルーシーに出会った。

しかし、スルーハイカーではない。松葉杖的なものが置いてあると思ったら、怪我をしてここでストップしているとのこと。これからどうするかは悩み中。

シャワー・トイレ / 男女別で嬉しい

時間があったため、花粉だらけになったザックを洗う。洗濯機をはじめて使って、服も一度丸洗いした。

レギュラーサイズ

ことを済ませ、ピザタイム。味はまあ、チェーン店。油負けして2枚は夜用に。ラージサイズを買って、昼夜兼用にするハイカーもいる。1食300円前後になるからお得。

明日、Paihiaからの行程は3ルートある(TAルートは2通りだが、別ルートをとれる)。どこで船に乗るか、どこまで船に乗るか、考えなくてはならない。

この先、キャンプ適地が少なく、スーパーも少ない。考えるのに飽きて、20時半頃寝た。

エリックが一番最後、23時頃部屋に戻ってきたけど、鍵がかかっていたらしい。ガチャガチャする音で目が覚め、ノック音ともに「Hello ? Hey !」と聴こえた。

寝ぼけまなこでドアを開ける。「何で鍵がかかっているの?」と聞かれたけど、ブライアンかルーシー、どちらかが鍵をかけてしまったらしい。

いい宿だったけど、枕の高さがしっくりこなくて、いい睡眠ではなかった。海外のベッドは、マットの硬さ・柔らかさ、枕の高さが合わないことがしばしば。せっかく宿に泊まったのに大して眠れなかった、という日が多く、結局自分のテントが一番熟睡できる。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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