花と鳥の平標山①

山 歩 き

歩き人たかちです。

2021.6.8(火)〜6.9(水)、山仲間と1泊2日で平標山へ行きました。

平標山は谷川岳と繋がる花の山。6月には高山植物が咲き乱れ、平標山~谷川岳の稜線は特に綺麗なお花畑が広がります。

今回の計画は、三国峠登山口からのピストン。平標山、仙ノ倉山の登山計画でしたが、好きなように登り、好きなように食べ、好きなように飲み、好きなように楽しむゆるゆる登山。良い感じのぐだぐだと笑いの絶えない2日間の1日目。

【全行程】

1日目:CT3時55分
三国峠登山口(新潟県側)~三国峠~三国山~三角山~平標山の家(テント泊)

2日目:CT4時間弱
テント場~平標山~お花畑散歩(*計画では仙ノ倉山)~平標山~テント場~三角山~三国峠~三国峠登山口

三国峠登山口の駐車場は新潟県側と群馬県側に1箇所ずつあります。新潟県側は登山口の目の前、群馬県側は登山口から5分程歩いた場所。登山口はそれぞれ異なり、三国峠で合流します。

群馬県側にはトイレがありました。今回は登山口目の前の新潟県側へ。平日で問題なく停められました。

野鳥観察。三国峠登山口~三国峠

*三国峠登山口~三国峠:CT40分*

20216.9(火)
天気:晴れ☀︎→曇り☁︎にわか雨の可能性
気温:1500m付近:15℃前後
風:北西 正午3〜4m/s→夕方6〜7m/s

9時前に登山口に到着。荷物を下ろし、各々準備。今日はメインの山には登らず、平標山の家でテントを張り次第、ぐだぐだだらだらと食べて飲んでのパーティーデイ。

みんなのザックには夢と希望(お酒とつまみ)が詰まってパンパン。お酒がダメな自分のザックがやたらと軽くて小さいのでした・・・。

9時に出発。なんだかんだ梅雨入りしない関東圏も、これが梅雨前最後の晴れ続きとなるか。下界は30℃を超えるか超えないかの予報で、1100mの登山口も蒸し蒸しと暑い。

三国峠までは樹林帯が続きます。初めの方には沢もあり、真夏は手ぬぐいやアームカバーを濡らして熱中症対策ができます◎。

緩やかですが、足元は小~中くらいの石がゴロゴロ。登りよりも下りの方が歩きにくいような道。つづら折りに登って行きます。

低山ではすっかり濃くなった緑も、1000m以上では新緑の爽やかさが残っています。広葉樹林のフレッシュグリーンが実に眩しく、時折吹き抜ける風が涼しい。

ちょっと前からバードウォッチングにはまり出したという人たちが人数分の双眼鏡を持って来て下さり、観察しながら歩きます。

一人では全くわからない野鳥観察も、詳しい人がいるだけでだいぶ違う。あちこちから聴こえてくる鳴き声に耳を澄ませると、混ざり合う自然音の中に音の高低があり、多くの生き物の存在に気が付きます。

森をじっと見つめ、鳥が飛んだところを目で追って、目線を動かさずに双眼鏡を当てる。葉っぱが茂る時季は、鳴き声の方をじっと観察して飛ぶのを待つとのこと。枝先に止まることも多いので、夏でも結構観察できるとか。

ただ、肉眼で確認できても、双眼鏡で捉えるのが難しい。目線を逸らさず双眼鏡を当てているつもりでも、いきなり視界が狭くなりレンズの先にいない。あれ?あれ?と周囲を見ているうちにどこかへ飛んで行ってしまう…修行が必要です。

大抵話し込んでしまうパーティ登山も、みんなで森に集中して歩くとしっかり記憶に刻まれます。

オレンジネクタイのキビタキを見ることができたときは感動しました。

今まで鳴き声に癒されていただけですが、実際に見つけられるとオコジョを見たときくらい気分が上がりました。

鳴き声も、何度も聴くうちに耳が覚えて、また一歩自然に溶け込めた気がしてとても嬉しくなります。野鳥観察にはまる理由を知ってしまいました…双眼鏡ほしい。

バーダーのお二人はどんどん野鳥を探し当て、フクロウまで。フクロウ見たかったな~。

こんな可愛い生き物をなぜ今まで注意して見てこなかったのか。森歩きの楽しみがまた一つ。

そんなこんなで樹林帯が終わり、三国峠に到着しました。

三国峠には「三国権現」があり、大きな鳥居が建っています。ここが最初のベンチで休憩ポイント。ここからは木の階段となり、頭上も開ける暑いゾーン。日陰で一息入れて三国山へ。

天国への階段。三国峠~三国山

*三国峠~三国山:CT60分*

この区間は、ほぼ全部木の階段と木道です。

一定のペースで登ることが辛い階段は、山では倦厭されがち。直射日光も当たり暑いですが、段差は低めなので割とリズミカルに登れました。

何箇所かベンチがあるので休み休み。

疲れた時は振り返る。三国峠はもう下の方。

三国山への途中に巻き道があるので、山頂に行かず先へ進むこともできます。

「明日の方が天気いいから明日にするか。」と話していたものの、先頭を歩く人が巻き道をスルーしてそのまま上へ。少し下の方から「あれ?行くんだ。」と思って後を追いました。

道標に「巻き道」の表示はありませんが、道標の後ろに延びる道が巻き道。

道標がある反対側の熊笹の中に、巻き道が記されたものがありました。先頭がこれに気が付いていなかった。

登って行くと、複雑な階段が出現。

そしてその先にズラーーーっと上まで延びる階段。これを登り切って少し南へ行った場所が山頂です。

通称「天国への階段」と呼ばれます。ひたすら登りますが、よい景色で嫌いじゃない。むしろ好き。下りは天空の道のようでとても気持ちがいいと思います。

苗場山が近い。

階段を登り切ると山頂への道と、三角山への道に分かれるので、右の道へ。南側が開けた小さめの山頂に到着です。1636m。

「幸せの鐘」がありましたが錆びついていてなかなかならず。ストックで無理矢理鳴らしたのでした。

「今日の最高地点はここだ!」と気合いを入れ、お花に期待して歩きますが、今日の最高標高ではない。誰も地図を見ていなかった…三角山へ。

アップダウンの花道。三国山~三角山

*三国山~三角山:CT1時間15分*

ここから開けた稜線歩きになると思いきや、熊笹やら低木が結構生い茂り、こんな感じの稜線と樹林帯を出たり入ったりする細い道でした。「もう少し開けてると思ったね。」と言いながら。

三国山を後にして、次の名の無いピークから一気に下っていきます。結構急な下り。三角山まではアップダウンを繰り返す地味に辛い道。湿気った土の斜面など、滑りやすい箇所もありました。

しかし、ここからお花ロード。

イワカガミ

シラネアオイ

ツマトリソウ

ハクサンシャクナゲ

キスミレ

アカモノ

ツバメオモト

ウラジロヨウラク

その他、チゴユリ、サラサドウダン、ツツジ、オオカメノキ…

足元に励まされます。

そして、樹林帯に入ると鳥探し。

ウグイスの声に混じるコマドリの声。まだ見ぬ姿にバーダーのお二人も必死。でも、見つからない。

アップダウンに「暑い、暑い」を連発。聳えるピークを眺めながら「まだかーもう少しかー」と言いながら一歩一歩。昼時でお腹も空いた。山頂でのエネルギー補給に向かって歩く、登る。

振り返る。平になっている右端が三国山。そこからのアップダウンがよくわかる。

午後は曇り予報のため日差しが和らぐもなお暑い。ようやく三角山に到着です。1685m。今度こそ今日の最高地点。

山頂は三国山よりもさらに小スペースですが、360℃ぐるりの展望。ここは苗場プリンスホテル近くの登山道「三角山登山道」が通じます。

先頭、中間、後続がここで一旦集合。平標山の家まではここから約1時間。細かいアップダウンの道は終了し、緩やかに小屋へ向かいます。

居心地よい小屋。三角山~平標山の家

*三角山~大源太山分岐~平標山の家:CT55分*

ここからも稜線と樹林帯の混合。花と鳥を探しながら歩いていきます。

10分ほどで「大源太山」への分岐。「明日にしよう」ということで今日はスルー。

樹林帯を抜けると真正面に平標山と仙ノ倉山。

くびれた稜線が美しい。目的の山を見ながらの稜線歩きは格別です。

この大きな花は何だったのか。

あれこれ話して歩いているうちに小屋が見えました。噂通りのよいロケーション。

受付を済ませてテント場へ。トイレに近い場所と、小屋の奥の一段高い場所が主なテント場。その2箇所が埋まると他の場所を指示されるようです。

翌朝撮ったもの。

こちらがトイレ側。着いたときは3張、そのあと2張程追加。真ん中あたりは石がゴロゴロ、デコボコでみなさん端の方に。

翌朝の撤収時

こちらが一段高い場所。MAX10張とのことですが、かなりキツキツだと思います。最終的に6張になりましたが、それくらいがゆとりがあっていいくらいのスペース。

この2箇所以外にもテントが増えていましたが、それでもコロナにより例年よりは少ないとのこと。小屋の方はコロナに関してはほとんど気にしていませんでした。避難小屋にはアルコールが用意されていましたが、過度な心配はしておらず、のびのび過ごせました。

小屋と避難小屋は併設され、テント泊の人たちも16時までは避難小屋を利用していいと言われました。中にはテーブルがあり、そこでは火器を使用できるので、天候の悪い日はとてもありがたい心遣い。

水も豊富に出ています。これがまた冷たくて美味しい~。

トイレは和式と洋式があり水洗トイレでした。

テーブルベンチやベンチも規模の割に多く、このロケーションをゆったり楽しめます。完全に曇ってしまいましたが。

売店利用は外から。平標山の家には"1日15食限定のカレーライス"があります。基本は土日祝の10~15時の販売ですが、前日までに予約をすれば平日でもいただけるとのこと。食べてみたかったですが、今回はパーティーが催されるため次の機会に。

準備ができ次第、みんなお待ちかねのパーティーのはじまりはじまり。

夕食は各自ということでしたが、大きなザックから出てくる出てくるおつまみたち。ビールは小屋でも販売しているため、ウィスキーやワイン、ビール、日本酒、炭酸など、とりあえず飲む量だけ持って来たらしい。

私は体質的にお酒がダメダメのため、三ツ矢サイダーで乾杯。

イカ焼き。この焼き網は本当に便利。

ローズマリーで味付けされた牛肉。

100円ショップのseriaで買ったという鉄板で。人数分焼くには時間がかかり、最終的に空いたフライパンで一気に焼いていましたが、1〜2人でちまちま食べるにはちょうどいい大きさ。

100円ショップは今やアウトドアショップ化しています。

椎茸のコンビーフ詰め、家庭菜園の山椒乗せ。

ポップコーン。山でポップコーンは初めて。半分くらい不発でした。

じゃがりこのポテトサラダにコンビーフを混ぜたもの。じゃがりこのポテトサラダはたまにやりますが、コンビーフを混ぜるとめちゃくちゃ美味しい。

これらのおつまみは各自ラーメンやご飯などのお昼を食べたあとに。他にも豚キムチ焼うどん、ウィンナー、缶詰のアヒージョとパン、おつまみ系お菓子たくさん・・・

テーブルの上は常にカオス。お酒も追加追加で購入。

ザックが大きいわけだと納得。私はとりあえず柿の種かなと配ったものの、いただく方が断然多く申し訳ない気持ち。ちゃんとした食材持ってくればよかったと後悔。

飲みたいエネルギーで運ばれた食材に感謝です。

途中でにわか雨がありましたが、ここまで広げると避難するのが大変(面倒)、レインを着たり脱いだりしているうちにやみました。夕方は風が強まりシュラフを引っ張り出して宴会。

酔いも回り、笑いも絶えず、お腹はどんどん満たされる。どんよりした空には青空が見え始め、日没へ。日が長い時期は最高。

明日は日の出を見るために3時半出発とのことで、19時半に自分を含む2人が退散。他3人は結局22時半頃テントに戻って来ました。

14時半から始まり8時間。おそるべし・・・

しかし、夜はすっきり晴れて星は綺麗だったようで⭐︎✴︎

仲間と歩くなら初日を短くして、午後を思いっきり過ごすのがとても楽しい。独りだと、珈琲や本、周囲の人と話す、写真を撮る、日記を書く、ぼーっとする…くらいなので、いつまでも笑っていられるのはいいなあと思います。

本当に3時半出発できるのかと疑問に思いながら就寝。2日目に続きます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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