2020.11.19(木)
愛媛県松山市 晴れ☀後曇り☁ 27/17℃
長珍屋から道後温泉までは15km弱。その間に今日は5つのお寺を参拝します。密。
道後温泉ではゲストハウスを2泊で予約。行きたいお店が木曜定休、土日には被りたくない、伊予市に行きたい…いろいろ考えた結果、44番と45番を駆け抜ける形になりました。今日はゆっくり一歩一歩、温泉に近づきます。
優しい天井絵。47番「八坂寺」
6時に起床。夕食がたっぷりだったので朝食をつけなくてよかった。久万高原の道の駅で買った食料もあるので、朝はリンゴケーキと珈琲で軽めに。今日は峠もないし、道後温泉でストップだし、気分が楽。
ゆっくり準備をして8時半に長珍屋を出発。
宿を出たとき「なんか暑いんだけど…」と思い、温度計を見るとすでに25℃近くある。いやいや本当?と天気予報を見ると最高気温は27℃の予報。もうすぐ12月なのになんてことだ。平地なのに汗がでる。
かなり色褪せていますが、横のゴミ箱に箱が捨ててあるので動くみたい。特に珍しいお菓子ではなかった。
八坂寺までは900mなので、あっという間でした。
本尊:阿弥陀如来
宗派:真言宗醍醐派
開基:役行者(創建701年)
長閑な里山に建つ八坂寺では、毎年4月29日に「紫燈大護摩供火渡り修行」という、芝火の上を裸足で渡る修験道の加持祈祷が行われます。修験の祖である役行者に開基され、もともと修験道の道場でした。その後弘法大師が霊場と定め、紀州の熊野権現と十二社権現を勧請し祀りました。修験道の根本道場として境内に12坊、末寺も48ヶ寺を有する繁栄を誇りましたが、度重なる火災で衰退。現在は、熊野権現と十二社権現を祀っていた場所に建っています。
参照:四国お遍路88ヶ所歴史読本
著者:株式会社エディスタ
八坂寺の山門は川の上に架かり、縦長。ベンチが置いてあり、なぜだろうと思ったら天井絵がありました。
阿弥陀如来と天女の極楽の絵が描かれています。この橋の上では「杖はつかない」という決まりだそうです。
八坂寺の雰囲気に合った、優しい色合いの絵でした。
もうちょっと顔を見せてあげて…。
綺麗なお寺。通夜堂も泊まってみたかった。
88歳のお遍路さん。48番「西林寺」
*48番まで4.5km*
八坂寺をでるとすぐに「土用部池」。
空が広い。長閑な田園風景の中を進んでいきます。
「お大師さまのお泊跡」がありました。ここは地図上の「札掛大師堂」。お遍路の元祖といわれる衛門三郎がはじめて札を納めた場所であり、弘法大師が野宿をした場所。ここで弘法大師を待っていたけど会えず、名前と住所を書いて置いたそうです。
焼山寺の下山途中にあった「杖杉庵」に、衛門三郎と弘法大師の出会いの場面の像がありました。衛門三郎は20回歩いても弘法大師に会えず逆回りを決行。これが現在の逆打ちの原形といわれています。ようやく杖杉庵の場所で出会うことができ、そこで命が尽きたといわれます。すごい執念。
この近くにある「文珠院」は、衛門三郎の邸宅に創建されたそうです。
県道40号に出て真っ直ぐ進むと西林寺。
本尊:十一面観世音菩薩
宗派:真言宗豊山派
開基:行基(741年)
西林寺の山門前には小川が流れていますが、境内は河の土手よりも低い場所にあります。そのこともあり、罪人が山門をくぐると無間地獄に陥ると伝えられています。行基が70歳の晩年の頃に開創され、その後弘法大師が現在の場所に再建しました。当時、この辺りは干ばつに見舞われていて、大師が錫杖で地面をつくと清水が湧き出し、干ばつが解消しました。「杖の淵」と呼ばれる泉は奥の院にあり、今でも田畑を潤しています。
参照:四国お遍路88ヶ所歴史読本
著者:株式会社エディスタ
お寺の近くの「杖の淵」は環境省の日本名水100選の一つだそうです。見なかった。見ればよかった。
西林寺は平坦な広々した空間。岩本寺から久万高原までほとんど見なかったお遍路さんも一気に増えました。
気持ちよく晴れていますがじわじわ暑い。参拝をして山門横の日陰のベンチに戻ると、男性お遍路さんに話しかけられました。
奥さんと2人で回られている方で、70歳くらいに見えたのですがなんと88歳!奥さんも60代後半に見えましたが77歳とのこと。ご夫婦揃って若い…。
ご主人は、84歳のときに2か月かけて歩き遍路を満願。88歳になり「語呂がいいから」ということで、奥さんと歩きに来たという千葉の方でした。
長珍屋の夕食時に88歳のおじいちゃんの話を聞きましたが、まさにこの方。普段は2人とも山歩きをしていると。だからこんなに若くて元気なのか。84歳のときよりさらに時間がかかっていると仰っていましたが、通しで歩こうという思いが素晴らしい。
しかし、先日顔に帯状疱疹が出てしまい病院に行ったと。「安静に」と言われ、今日道後温泉まで歩いて明日一度帰るのだと。88歳のうちに歩き終えたかったと仰っていましたが、落ち着いたら続きを元気に歩いてほしいです。
持っていた行動食セットを「お接待」と言ってくださいました。持ち歩き方がやっぱり山屋。平たいお煎餅は一人だと買わないので嬉しい。ありがたくいただき、お別れしました。
工事中の49番「浄土寺」と大福アイス
*西林寺~東道後のそらともり:3.7km*
浄土寺まではほとんど真っ直ぐ。
道後温泉に着いた後に行きたい場所もありますが、まだ時間があるのでどこかで休憩しようとGoogleで探してみる。
西林寺を過ぎると「天秤」というカフェがありました。地元の人からも愛される喫茶店のようで、サンドイッチが美味しそう。2015年に一度閉店したそうですが、地元の方からの要望で再開したとか。
しかし、地図にあった「東道後のそらともり」も気になる。調べるとHPにでかでかと出てきたイチゴパフェ。これに惹かれてこっちに決定。
浄土寺にはいつの間にか到着。山門絶賛工事中。
本尊:釈迦如来
宗派:真言宗豊山派
開基:恵明上人(749~757)
聖武天皇の皇女である孝謙天皇の勅願を受けた恵明上人が開創したといわれています。その後弘法大師により再興され、最盛期には66坊の末寺を有し、踊念仏の空也上人も3年間滞在しました。本堂は文明年間に再建されたもの。内陣の厨子には16世紀前半の落書きが残り、「辺路」の文字も見られます。空也の自作とされる「空也上人像」は国の重要文化財。空也の手植えとされる松の切株も残っています。
参照:四国お遍路88ヶ所歴史読本
著者:株式会社エディスタ
本堂はとてもシンプルで重厚感が好み。屋根がいいですね。
浄土寺は全体的な色合いが質素な感じで、西林寺よりもこじんまり。とても落ち着いたお寺でした。
カフェはここから500m弱。へんろ道沿いにあります。
黒いシックな外観で新しい感じ。
ここは温泉がメイン。カフェを利用する場合もエントランスで靴を脱ぎ、ロッカーに入れます。受付でカフェの利用を告げると、手首に通すバーコード付きのバンドみたいなものを渡されました。
この温泉施設では、施設内の食事やお土産もこのバーコードで済ませ、最後に受付で全てを清算という最新のシステムでした。
カフェもちょっと高級なティールームという感じで、くつろげるソファが広がっていました。今日は天気がいいのでテラス席へ。平日の昼から結構人がいる。昼温泉はいいです。
メニューはタッチパネル方式。パフェを探しましたが…ない。数量限定と書いてあったのでなくなってしまったか?でも、メニュー自体にないのだが?
カフェに入る前に聞けばよかったけど、入ってしまったので大福アイスを注文。暑いせいかどんどん溶ける。バニラが濃厚で美味しい。
食事も美味しそうでしたが、アイスのみにしました。テラス席は風がいい感じに吹き抜けて、ソファもふかふか。ゆっくりするとそのまま寝てしまいそうだったので、食べたら退散。
*東道後のそらともり*
かわいい案内。50番「繁多寺」
*そらともり~繁多寺:1.2km*
カフェから先は県道40号を少し歩いて、細い生活道をくねくねと行きます。
いろんなところを通るので、間違えないようにかわいいへんろ案内があちこちにありました。
こんな看板にも。隠れおへんろ君を探しながら行く気分。
最後は少し登り気味に車道を歩きます。途中に「媛彦温泉」。ここも結構人気のようです。
*媛彦温泉*
本尊:薬師如来
宗派:真言宗豊山派
開基:行基(749~757)
市街地を望む斜面に建つ繁多寺からは、松山城や瀬戸内海の眺望。弘仁年間に弘法大師が霊場として定め、その後時宗の開祖である一遍上人もここで修行しました。高僧が住職を務め、江戸時代には徳川家4代将軍の徳川家綱の念持仏であった歓喜天を祀るなど隆盛を誇りました。しかし、廃仏毀釈で寺領は大幅に削られます。現在は、厄除けと商売繁盛のご利益を求めて多くの参拝者が訪れます。「歓喜天の縁日」を毎月16日に開催。鐘楼の天井には天井画があります。
参照:四国お遍路88ヶ所歴史読本
著者:株式会社エディスタ
山門をくぐると、景色のいい公園のような境内。ピクニックできそう。風が吹き抜けて自然を感じるお寺です。
本堂と大師堂は階段を上がった先。ちょうど団体さんが読経していて、その中を抜けて札を納めて手を合わせるのがちょっと気まずい。
本堂、大師堂とささっと参拝し、ベンチの方へ戻りました。
団体さんの納経は終了していたので、御朱印をいただきベンチでちょっと休憩。ふーっと一息。久々の密なお寺間隔に身体がちょっとついていかない。
一日に何箇所も参拝すると一つのお寺の記憶が薄れるので、高知県の間隔が自分には合っていました。お寺の間隔が長い分「辿り着いた」というお遍路感も強いし、記憶にも残る。
このまま風を浴びていたい気分を途中で断ち切って腰を上げます。道後温泉ももうすぐ。
大きなお寺。51番「石手寺」
*51番石手寺まで:2.8km*
繁多寺からの坂を下っていると自動販売機にポンジュースのスパークリングが100円で売っていました。迷わず購入。暑い中でのみかんスパークリング最高。
石手寺までは閑静な住宅街。この辺りは温泉に近すぎず遠すぎず、結構いい立地なのでしょうか。愛媛県の事情はわかりませんが、裕福な雰囲気で素敵な家がたくさんありました。
そんな中をスパーリングを飲みながら練り歩きます。
やがて県道40号に出て、交通量も多くなり栄えていきます。
「へんろばし」を渡った先が石手寺。
本尊:薬師如来
宗派:真言宗豊山派
開基:行基(729年)
石手川が流れ、道後温泉の近くに建つ石手寺。伊予国士の越智玉澄は夢でこの地が霊地であると感得し、熊野十二社権現を勧請。聖武天皇の勅願所にしました。仁王門は二層入母屋造りの本瓦葺きで国宝、鎌倉時代の傑作として名高い。鐘楼に吊るされる銅鐘は県下最古であり国の重要文化財。その他本堂、三重塔、護摩堂、五輪塔も国の需要文化財であり、境内は文化財の宝庫。衛門三郎が生まれ変わった時に握っていたという「玉の石」も安置されています。境内は曼陀羅界を表し、左回りに巡れば心が安らかになり、右回りに巡れば人の痛みがわかるとされます。「玉の石」「子宝石」「七転び八起き再生石」など石にゆかりのお寺ならではのものもたくさんありますが、「石」は「意思」にも通じます。
参照:四国お遍路88ヶ所歴史読本
著者:株式会社エディスタ
境内までの参道にはお店もあり、初詣などで賑わいそうな雰囲気。
県道沿いに建ちますが、山がバックで仁王門から奥へと入っていくので、車の音などは気になりませんでした。
40年前に来たことがあるというYさんは、「昔はお寺の周りに何もなくてすごく良かったんだけど、今は目の前にコンビニもあるし大分雰囲気変わってちょっとショックだった。」と仰っていました。まあ、40年経てばなあ…
初めての私には、すべてに重厚感があり貫禄のあるお寺だと感じました。
石手寺のわらじも大きいけど、大寶寺には敵わない。
鮮やか。
納経所も建物が立派。夏でも涼しそうな古さ。
石手寺からは山道コースもありますが、暑さに耐え兼ねて県道から温泉街に向かいました。
石手寺の名物は「やきもち」。店内も昔ながらでいい感じでした。外のベンチと座布団がいい。
2個から販売しています。ペラっとした薄皮の中にスーッと薄くあんこが入っていて、これが素朴で美味しい。暑い中食べ歩き。
今日の参拝はこれにて終了。徳島からずーっと目指してきた「道後温泉」へ。
初上陸。道後温泉
*石手寺~道後温泉~ゲストハウスふじや:1.7km*
2日間の宿は「ゲストハウスふじや」。ドミトリーで2200円。ここはGO TO利用ができるので、2泊で2860円という安さ。さらに、2泊以上の場合は地域共通クーポンを発行できるということで、実質1泊930円。
ご飯は外で食べるし、温泉に行くし、寝るだけなので充分。ドミトリーの部屋も男女で分かれていれば充分。
県道を歩くにつれて人も多くなり、温泉街の雰囲気が出てきました。
先を歩くYさんから先日メールがあり「道後温泉が激混み。しかも、人数制限をしていて整理番号を貰わないと入れない。」という情報でした。そのときには既にゲストハウスを予約済、目的のお店もあったので温泉には1回入れればいいかと思っていました。
しかし、到着してみると大して混んでいない。
こんにちは、道後温泉!
本館では、休憩所などを工事しているせいか外観は少し工事チック。
はじめて見るので「ここが道後温泉か~。」と。着いた安心感もあり、しばらく建物を眺めていました。
とりあえず整理券を貰っておこうと思って入口へ行くと「今日は混んでいないので、整理券は配っていません。」とのこと。
なんだ、ラッキー!
「じゃあ、また夜に来ます。」と断って宿へ。
道後温泉の整理券配布状況や待ち時間に関しては、HPで確認できます。
Yさんが温泉に着いたのは月曜日。休日をちょっとずらして来ていた人たちで混んでいたのかもしれない。
宿は本館から300mという近さで非常に便利な立地。外観は普通の建物。
まだ13時半だったので、荷物だけ置かせてもらおうと思って中へ入ると「もうチェックインしますか?」と言われました。ありがたくチェックイン。
1回はキッチンと談笑スペースで2階が客室。
2段ベットは手作りのようです。枕元にはライトとコンセント。カーテンがあるのでプライベート空間にできます。今日は観光で来ている女性が1人いました。
トイレやシャワーは共同。建物は古いですが、綺麗に清掃されていました。
荷物を置いて、これから伊予市へお出掛けします。
*ゲストハウスふじや*
ムロアジの削りぶしと手焼き珈琲
これが「いよてつ」か。
駅前広場には「坊っちゃん列車」。
坊っちゃん列車は土日祝に運行。大人1000円、子供500円で乗車できます。
道後温泉駅はスターバックスつき。
かわいいみかん色の伊予鉄道に乗ってまずは松山市駅へ。
伊予鉄は一律230円。社内で支払います。
松山市駅は、松山市の中心地。当たり前ですが、とんでもなく栄えていました。ここでJR予讃線に乗り換えて郡中駅へ。
今日のお目当ての1つ目は「相原海産物店 ムロアジの削りぶし」。四国のローカルな情報を調べているときに見つけました。あまりにも美味しそうだったので寄り道決定。
もう一つは「手焼き珈琲RODAN」の珈琲豆。RODANについては、高知県のゲストハウスまあるのご主人から教えていただきました。
相原海産物店「ムロアジの削りぶし」
お店は郡中駅から150mほど。
素朴な小さなお店で一瞬わかりませんでした。
営業時間は8:40~17:00。
ムロアジの削り節は人気で、早めに売り切れてしまうことが多いそうです。まだあるか心配でしたが、もしなければ明日出直すことにして中へ。
こじんまりした店内に…ありました!
2袋だけ残っている!!
最低2袋は欲しかったのでギリギリ…。隣の鰹節はまだ残っていたので、ムロアジがいかに人気かがわかります。時刻は15時前。
ムロアジの漁獲量は少ないけれど、その中でも良質なものを使用しているとのこと。伊予市では親しまれていますが、こんなに真っ白な削りぶしははじめまして。
ムロアジと鰹節を2袋ずつ購入。
袋も詰め方も実にシンプル。
ゲストハウスに戻った後、自宅用を少しつまんでみましたが、ふわふわで、この薄さの中にムロアジの旨味がギュッと詰まっています。めちゃめちゃ美味しい。鰹ももちろん美味しい。ギリギリ残っていて本当に良かった。
ムロアジの削りぶしについては、こちらの記事で知りました。
手焼き珈琲RODAN
RODANの最寄り駅は郡中駅の一つ先の郡中港駅。お店まで1.5kmなのでそのまま歩きます。
駅から少し離れた場所。この建物の2階にお店があります。
店主はサーファーということで、お店は完全に海の雰囲気。
店頭には奥さんがいて、店内にはサーフボード。
店内に席はなくテイクアウトのみ。テイクアウトのメニューは「rodan blend」のみ。一番深入りだという「フレンチブレンド」の豆と珈琲をお願いしました。
一口飲むと衝撃…。
すっごく香ばしい。
「焼いた」という文字が口いっぱいに広がりました。酸味はほとんどなく、香ばしいスッキリとした苦み。
とにかくその香ばしさが自分好みで、一口ですっかり虜になってしまいました。「炭火焼珈琲」はよく見ますが「手焼き」という言葉は初めて。
深入り好きの方には本当におすすめ。この後の宿でRODANの話を何度かしましたが、やはり有名のようでほとんどの方は知っていました。
駅近でもなく、繁華街にないところがまたいい。知らなければ隠れ家的な店構え。
あまりにも美味しいので、東京に戻った後もRODANの珈琲を注文しています。
教えていただいたゲストハウスまあるのご主人には本当に感謝。あの時に「珈琲が好き」という話をしなかったら知らないままでした。自分の好きなものを話して、そこから縁が広がっていくのは本当に素敵なこと。何でも話してみるものです。元焙煎士のゲストハウスに泊まったのも偶然だし、旅と縁は本当に面白い。
珈琲をじっくり味わい、潮風を浴びながら郡中駅まで歩きました。
鯛茶漬けと道後温泉
17時過ぎに道後温泉に戻りました。
道後温泉本館からゲストハウスへ向かうとき、めちゃめちゃ美味しそうな「鯛めし」のお店を見つけましたが、それは明日にすることにして「おいでん家」というお店に入りました。居酒屋の雰囲気が強いですが、鯛茶漬けがサラッとしていて食べやすそうだったのでここへ。
鯛茶漬けとじゃこ天。
お一人様も結構いました。
鯛茶漬けは予想通りサラッとした美味しさ。バーガーとかスイーツとかいろいろ入れたお腹にちょうどいい優しさ。大根おろしとじゃこ天は相性抜群。どちらも美味しかったです。
*おいでん家*
道後温泉のHPを見ると「整理券配布中」になっていました。空いているとはいえ、夜はさすがに配布になるようです。
食べ終わってから貰いに行きました。好きな時間を指定できるので、19時にしました。
商店街をブラブラしながらゲストハウスに戻り、温泉の道具を持って再度出発。
施設に入るとビニール袋を渡され、ロッカーに直接荷物を入れないように言われました。入浴時間は1人1時間。何人までに制限されているのかはわかりませんが、入ったときは脱衣所と合わせて15人前後という感じ。
人数制限によってゆったりと入れたので、逆に良かったかもしれません。
とりあえず本館に入りたかったので、歴史ある温泉に入ることができて満足。もちろん地元の人は「行かない」と仰っていました。見た感じ観光客ばかり。そりゃそうか。
外に出るとちょうどプロジェクションマッピングが始まりました。現在、改築125年の道後温泉では、手塚治虫の「火の鳥」とコラボしています。18時半〜21時半まで15分ごとにプロジェクションマッピングが流れます。建物全体に映し出され、なかなか見応えがありました。
帰りに愛媛の名物「一六タルト」の個包装を一通り購入。食べ比べます。しかし、これで全部ではありません。ある程度絞りました。
「いーよかんしかしない」という、伊予柑のマドレーヌがとても美味しかったです。「ちょこっといーよかんがする」というチョコレートの方は期間限定販売のようですが、チョコと柑橘系はいい相性だし常に販売してほしい。
地図を眺めると、札所も折り返し。大分歩いてきたことを実感します。一度来てみたかった道後温泉。観光地も歩いて繋ぐのは楽しいです。ここに辿り着くまでどれほどわくわくしていたことか。30日かかりました。
松山市に入ると人もかなり多くなりますが、休養日を楽しみたいと思います。
★本日の歩行距離:18.1km
★累計:820.9km
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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コメント
こうのです。楽しく拝見しています。石手寺の猫を見てついコメントしたくなりました。
私が訪れた時はまだこんな感じでお腹を空かせていて弱々しい感じでした。
https://twitter.com/pgm88_2020/status/1322880393654145025?s=21
参拝者がいるから大丈夫だとは思いつつもその後が気になっていたのですが、大きくなってるのを見てよかったです。住み着いているんですね。本文と関係ないコメントですみません。
こうの様
ご覧いただきありがとうございます!
お写真拝見させていただきました。弱々しい感じだったんですね。私が見たときは、気持ち良さそうにぐーぐー寝ていました。冬を元気に越えているといいですね。
些細なことを共有できるのはとても嬉しいです。コメントありがとうございます!