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高山植物が咲き乱れる礼文島でトレッキング三昧#3【愛とロマンの8時間コース】

北 海 道

2021.6.26(土)
天気:曇り☁→晴☀︎
気温:礼文町18/16℃
風:西 11m/s〜13m/s
夕方頃5〜7m/s

歩き人たかちです。

礼文島3日目は、礼文島での一大トレッキングである「西海岸8時間コース」を歩きます。

礼文島の中で一番のロングコースであり、海岸歩きから樹林帯、笹原、強風吹き荒れる岬などとてもワイルド。礼文島本来の自然を体感できます。

このコースは別名「愛とロマンの8時間コース」と呼ばれます。「桃岩荘ユースホステル」という長い歴史のある宿の方々が歩き始めたといわれています。旅人が集まる宿で、"泊まると人生が変わる"なんていう噂も。今年はコロナで営業していませんが、2022年は営業予定とのこと。

険しく長い道のりを、はじめましての見ず知らずの人たちと助け合いながらともに踏破する。その過程で友情や愛が生まれるということで、"愛とロマンの8時間コース"と呼ばれるようになったとか。

一人で歩くのはちょっと…とか、桃岩荘面白そうという人は要チェック。

このコースの出発点はスコトン岬側となっていますが、バスの時間や宿泊場所の関係で逆から歩きます。逆からは標識などが整備されていないため非推奨となっていますが、迷いやすいポイントの詳細を調べ、こちらから。

8時間コースで「澄海岬」に到着後「岬めぐりコース」に突入し、ゴロタ山を経てスコトン岬を目指します。スコトン岬から久種湖畔キャンプ場までは良い時間帯のバスがないため、最後に7kmのロード。(11時台の次は17時台…)

テントを忘れなければ緑が丘公園キャンプ場からのスタートで約30kmでしたが、民宿からとなりざっと37km。コースタイムも12時間30分ですが、逆から歩くと西上泊の地点からエスケープルートがあるので、各所で足の調子や時間を確認しながら進むことに。

海岸歩き、藪漕ぎ、強風、可憐な花々・・・ワイルドで変化に富んだ、長い長い礼文島縦断のはじまり。

【行程】

 

民宿さざ波~礼文林道香深井側起点(1時間15分)~宇遠内分岐(20分)~宇遠内(1時間20分)~アナマ岩(40分)~召国分岐(2時間40分)~西上泊分岐(40分)~澄海岬(30分)~鉄府(1時間)~ゴロタ山(1時間30分)~スコトン岬(1時間10分)~九種湖畔キャンプ場(1時間25分)

★コースタイム:12時間30分
★歩行距離:約37km

 

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峠を越えて。民宿~宇遠内集落

*民宿さざなみ~礼文林道起点~宇遠内:CT 2時間55分*

昨日は19時半頃さっさと就寝、3時半起床。薄日が差していますがなんともいえない天気。行動食を少々口に含み、4時15分出発。

久種湖畔キャンプ場周辺で食料調達ができるのは、「船泊」という地区でキャンプ場から約1km。香深と同じ"マリンストア"がありますが、18時までの営業。スコトン岬からの最終バスはこの日17:53。その前が11:48で、これは無理なので、キャンプ場まで歩かないと間に合わない。他にも商店があるようですが、よくわからないのでマリンストアが確実。

遅くても15時頃にはスコトン岬に到着したいので、朝もバスを待たずにロード歩き。無理なら澄海岬で終了するか、ゴロタ山で終了か。臨機応変にコース変更できるのは心強い。

漁師さんがちらほら歩いている程度でとても静かな港町。

礼文島唯一のセイコーマート。営業は6:00~23:00なので閉まっています。ここが開いていれば先に食料調達したのですが。

礼文町の天気予報は一応晴れが優勢となっていますが、どちらに転ぶか。南北で結構天気が違うし、麓と稜線でも違う。

昨日の礼文林道の入口に到着。

昨日と同じ道なのでサクサク歩いて8時間コースの起点、宇遠内分岐に到着。宇遠内まではここから3km。

樹林帯を登って行きます。宇遠内へ行く道はこの峠のみ。漁の時期だけ漁港に人がいるようです。

ここでもコマドリが鳴いていますがちょっと遠い。急坂もなく静かな樹林で気持ちがいいですが、風がこないので暑い。

峠のピークに標識がありました。ここから下っていきます。

 

見慣れたお花たちがお出迎え。

海が見えた。

 

花期になると葉っぱが緑から白、ピンクと変化するミヤママタタビ。桜のような、ちょりんと可愛いお花。

 

タカネナデシコでいいのかな?他に、カワラナデシコ、エゾカワラナデシコもあります。

 

レブンソウ。この区間にたくさん咲いていました。

ミヤマオダマキ

 

足元はザレ気味。

はなますは本当にいい香り。利尻島よりも礼文島の方が多く咲いている気がします。

 

6時半、宇遠内の集落に到着しました。まだ人気がありませんが、漁師さんが一人外に出ていました。

宇遠内にはバイオトイレがあります。とても綺麗に管理されていました。

ここ宇遠内からアナマ岩までは海岸歩き。波が高いときはギリギリまで波がくる、あるいは歩けなくなります。また、雨の日は足元が滑るので危険が伴います。強風も要注意。干潮満潮なども確認しておくといいと思います。

今日は西風が強いのでどうかなーと思っていましたが、とりあえず大丈夫そう。ダメなら香深井に戻ってバスでスコトン岬へ行こうと考えていました。本当に危険なら漁師さんにとめられるはず。判断が難しい場合は聞くのが無難です。

アナマ岩からは登り返しになり、その先は藪漕ぎがあるかもしれないのでここで武ちゃん寿司のおにぎりを1つ。本当はすじこを食べたかったのですが、ちょっとでも持つように梅とおかかにしました。

エネルギーを補給して出発です。

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ワイルドな海岸と崖。宇遠内~急斜面

*宇遠内~アナマ岩~急斜面:約1時間20分*

漂流物がたくさんある海岸を歩いていきます。宇遠内に道標はないですが、北に向かって海岸線を歩きます。アナマ岩まではコースタイム40分。

 

ちょっと狭い箇所も。

海岸歩きを満喫したところですが、横は崖になっているため"落石の危険"もあります。足元に転がる石は上から落ちてきたものも多く、尖っているものは新しい落石。

壁に寄り過ぎないようにサクサク進みます。たまに鳥が飛び立つときに石がコロコロ落ちてくることもありました。

↓海岸線の様子↓

 

 

 

淡々と歩く。

ほとんど落石。

猫耳のような岩が現れたらもうすぐ。

海藻が打ち上げられています。岩が濡れている部分までは波がくるので、時間帯や波の高さによってはかなりギリギリ。高波だと、このあたりは完全に道がなくなると思います。

落石の岩場も。こんなのが落ちてくると思うと怖い。

海岸を無事に通過してアナマ岩に到着。焦らず進んで30分程でした。

広い空間。崖を登る前にほっと一息。

ここから東の斜面を登って行きます。10年前くらいの遭難騒ぎでは、この先も海岸を歩いてしまったとのこと。海岸線を歩いてきて1本目の川、地図上の「アナマ川」を越えずに右折します。海岸ではだらだら水が流れてるだけに見えますが、谷に入ればしっかりした川。

川に沿って谷を進む。

左岸へ

右手のなんか積んだようなものが丁度目印となり、ここから左側の斜面を登って行きます。

上を見上げると、ちょうど尖っている岩の真下あたりから。

振り返るとこんな景色。

 

 

標識はなく、登りはじめの道も目立ちませんが、少し登るとすぐにロープが見えます。この先は明瞭です。

 

200m程一気に登って行きます。

足元は蟻地獄のようないやらしい土。傾斜も急なので、ここは下りよりも登りがいい。

個人的には逆からの方が歩きやすいと感じました。スコトン方面からの場合はだらだらと登りが多く、この急傾斜も下りですが、逆の場合は宇遠内までの峠と、この急傾斜が終わったあとはほとんど下りがメイン。(岬めぐりコースは含まず)ツアーを組んでいるガイドさんのHPにも、「歩きやすさを考慮して逆から歩きます」と記載されていました。

遭難騒ぎもあったということで、2つくらい看板や標識を置けば安心して歩けそうですが。

ムラサキベンケイソウ

下る場合はこんな感じ。

ラストスパート

岩場を越えて急坂終了。

天気は相変わらず。さて、この先の笹原がどうなっているか・・・

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プチ藪漕ぎ。急坂終了地点~召国分岐

*急坂終了地点~召国分岐:CT約2時間*

ここから先は樹林帯と笹原を繰り返しながら進んで行きます。ポコポコ出ているピークを巻きながら、鬱蒼とする森の中を。

礼文島は元々鬱蒼とする森だったとのことですが、度重なる山火事などで島全体が笹原となりました。8時間コースでは、昔の面影を残す礼文の森を散策できます。

早速ちょっと覆われた。ガサガサ進んで行きます。幸い朝露がそこまででもなかったので、びしょ濡れまではいきませんでした。剣山~三嶺の縦走の方が断然酷かった。しかし、雨上がりや雨の日はかなり悲惨だと思います。上半身もがっつり濡れます。

歩きやすい綺麗な樹林帯。花は終わっていますが、マイヅルソウが一面に群生しています。昔の礼文島はこんな森だったのかな。笹原にならなかったら、きっと全く違う島だったのでしょう。

そんな気持ちのよい樹林帯はすぐに終了し、再び笹原。プチ藪漕ぎ→樹林→プチ藪漕ぎ→樹林…を繰り返していきます。本格的な藪漕ぎではないし、道が不明瞭というわけでもないので迷う箇所はありません。

ただ、笹以外の植物も掻き分けるので、枝や棘がところどころ痛い。アザミ系だかなんだかの植物が特にチクチク攻撃してくる。

今回、山と道のライトパンツとDWを持ってきて、暑いと思ってライトを履きましたが、これが失敗。生地が薄くてめちゃくちゃチクチクする。枝の引っ掛かりも気になる。

西海岸8時間コースを歩く場合は、長袖長ズボン推奨。ハーフパンツにタイツもなかなか痛そうか。薄すぎない生地厚のパンツがいいと思います。

しかし、西海岸8時間コースは植生が豊かで、たくさんのお花が見られました。飴とムチ。

笹の葉が完全に覆い被さっている箇所は割と濡れました。熊がいないから突っ込めるけど、熊がいたら絶対歩かない。熊に遭遇するときは笹原が多いので好きではありません。

葉っぱで足元が見えないこともしばしば。道幅が狭い箇所も多く、踏み外しや転倒、つまづきに要注意。これは通過後の写真ですが、一度右の斜面に足を踏み外しました。

途中に沢があります。召国分岐まで目立った目印がないので我慢我慢の山歩き。地図上の沢を確認して全然進んでいないことにガクン。GPSがあればもう少し気持ちが軽いか、いい加減YAMAPやるか・・・

 

サクラソウモドキ

この先もガサガサ。

 

召国分岐まだまだだなあ。

冷たい、痛いを繰り返して歩いているとちょっと開けた箇所に出ました。ふーっと水を飲んでいると足元にレブンウスユキソウ発見!!

こんなところに咲いていたのか。群生地以外で見つけるとかなりテンション上がります。しかも結構咲いている。

雫を纏って、より宝石感が増しています。とても綺麗。ウスユキソウに元気をもらって、お菓子を食べて再スタート。

海が見えた。ガスってるなー。

このプチ藪漕ぎはどこまで続くのか。召国までこんな感じなのか。

7年くらい前の「2時間藪漕ぎで精神的にやられました。」というブログの方々はおそらく相当辛かったと思います。本格的な藪漕ぎではないけど、それでも早く通過したい。

がんばろー・・・

 

と、いきなりスポーンと抜けたように笹が開けました。

おお!広い!と思ったら、笹を刈る機械が置かれていました。どうやら召国分岐方面から刈ってきて今ここらしい。今後、今歩いてきた箇所が刈られるのかな。

ここから5分程歩いた場所に「アナマ岩2km」という標識がありました。なので、ここまで1kmちょっとくらいプチ藪漕ぎをしてきたようです。むしろ1kmくらいしか歩いていないのか。この先どこまで刈られるかはわかりませんが、7月に入ってからの方が全体的に歩きやすいのかもしれません。

機械を見て一気に感謝の気持ちが。この先はもうめちゃくちゃ快適ということか。

岩手山~八幡平を縦走したとき、八幡平で笹を刈っていた男性が「2ヶ月かけて岩手山からの稜線をずーっと刈ってきたの。いい仕事でしょう?」と満面の笑みで話していました。とてもやりがいのある仕事。キラキラした笑顔がとても素敵で、とても羨ましかった。

お陰様で、2時間の藪漕ぎをせずに通過できます。感謝。

ここから先は嘘のように歩きやすくなりました。

 

鬱蒼とした樹林帯ではやはりコマドリが鳴いている。薄っすらと礼文岳も見えます。

 

召国分岐まで半分を切りました。

笹原になってしまったのが悔しい〜というほど、森は綺麗です。

 

最後は空が広くなりました。

いい道ー!でも、今日は晴れないかー。

この辺りで初めて8時間コースを歩いている人とすれ違いました。60代くらいの男女4人グループ。浜中のバス停より歩いてきたそうで「逆からもうここまで来たの?」と。

ひらすら歩いていました。土曜日なのでもう少し歩く人がいると思いましたが、結局西上泊分岐点までにすれ違った人はこのグループだけ。桃岩荘も休業してるし、歩く人は少ないみたい。

風をもろに受けるようになり、ようやく召国分岐に到着。

なんだかんだプチ藪漕ぎを初めに終わらせて良かった。気持ちが楽になりました。

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曇天の海と花。召国分岐~鉄府

*召国分岐~西上泊~澄海岬~鉄府:CT 2時間10分*

澄海岬とゴロタ岬が見えました。

召国分岐からルンルンです。桃岩展望台コースのようなお花畑も広がり、風は強いし曇天だけどルンルン。緩やかに下っていくのも足取りが軽い。

 

 

30分弱歩くと「西上泊分岐」に到着しました。

地図ではここから斜面を下って澄海岬へ行きますが、通行禁止の看板が。"豪雨被害で通行できません"とのこと。そうなると、車道へ一旦出てから向かいます。

しかし、澄海岬から西上泊へ向かう道標には、通行禁止の文字はなかったような・・・?登りはじめるところに立てられている?よく見ていませんが、こちらの看板の撤去を忘れているという可能性も。お遍路でもそんなことがあったな。観光課かどこかに問い合わせると確実かもしれません。

 

 

浜中方面へ進み、ゲートを通過して車道で澄海岬へ。風が一段と強くなる。

バス停浜中からだとゲートの前に道標があり、ここが起点になります。

 

下っていくと駐車場と売店とトイレ。

売店にはたこ足一本焼きなどの海産物やお土産がありました。

"あげいも"があったのでついつい購入。こういうの大好きなんだよな・・・ジャガイモはお腹にたまるし、小腹を満たすのにちょうどいい。北海道だし。

食べながら澄海岬へ。天気がよければ入り江のコバルトブルーがとても綺麗な場所ですが、今日は生憎の曇天。最北にいるのに南国のような景色です。

 

しかしながら風が強い。岬めぐりコースに入って一段と風が強くなりました。

 

売店の方へ戻り、下ってきた車道を少しだけ戻ります。西上泊神社の鳥居があるので、そこから鉄府へ続くコースに入ります。鳥居をくぐって階段を上がり、左側へ行くと道が続いています。

 

ふー。

登って行くと…強風!!一歩一歩しっかり歩かないと身体が風に持っていかれるほど。

 

かっこいい。けど、よろけないように、よろけないように下っていきます。

お花が綺麗なのですが、道に覆いかぶさって足元が見えないところも多くガサガサ進みます。なんかすごい踏みつけてしまって申し訳ないほど。

この子がチクチク痛い。

踏み外さないように注意しながら下ります。最後の方はちょっとぬかるんでいました。鉄府に到着です。

 

ゴロタ岬方面から歩いてくるハイキングの方が結構いました。ゴロタ岬はさらに強風かな~と心配でしたが、人が歩いているから大丈夫かとそのまま進みます。

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強風のお花畑。鉄府~スコトン岬

*鉄府~ゴロタ岬~スコトン岬:CT 2時間40分*

南の方は晴れているのか、北は曇天が続きます。とりあえずゴロタ岬には行きますが、ガスで真っ白なようであればスコトン岬はやめてキャンプ場でゆっくりしようという気持ち。

鉄府を抜けて「ゴロタノ浜」を歩きます。風も強い、波も強い。軽く水しぶきを浴びながら。

 

宇遠内で見た海とはまた雰囲気が違います。

しばらく歩くとゴロタ岬へ向けての登り。

しかし、ここの風がまたすごい。風上に身体を傾けないとよろけます。手摺につかまりながら・・・

↓ゴロタノ浜↓

 

 

 

ここもお花畑です。この強風に耐えているのかと思うと、自然界の逞しさを感じます。

帽子をギュウギュウに締めて、潮まみれになりながら。ハットストラップはあった方がいいです、本当に。

とりあえずゴロタ岬に到着です。手書きが可愛い。

ここからスコトン岬方面への道は、ネット上でもよく写真が出ています。晴れていたらすごい景色なんだろうな。

ここもお花がすごく綺麗。咲いている種類は桃岩展望台コースなどと同じですが、咲き乱れていました。緑、青、黄色、白、紫、ピンク・・・カラフルで気分が上がります。

 

スコトン岬にかかっていたガスがちょっと晴れました。トド島も見えるし、13時だったのでスコトン岬まで行くことに。

車道に出てからスコトン岬までは2.5km、約30分です。

 

銭屋五兵衛記念碑のところでは船泊湾が綺麗に見えます。

晴天に比べると鈍い青ですが、船泊湾の海は礼文島の中でも一段と綺麗な気がします。

海の底まで透き通り、グラデーションも半端なく綺麗。

 

「須古頓」の地区。思っていたよりも家が並んでいました。この風が日常茶飯事の生活とは、想像がつきません。冬とかどんな状況なのか。自分の住んでいるところがいかに生易しいかを感じます。

13時半頃到着。

奥がトド島。

礼文島最北端。

アザラシいないかな~と探しましたがそんな簡単には見つからない。

このスコトン岬には「民宿スコトン岬」がありますが、すごい場所にあります。アザラシが見られる宿のようですが、海が荒れているときとか大丈夫なのかと心配になってしまう。

最北限のトイレ。無駄に入りたくなりますね。

売店を覗きに。

 

カニ、ウニ、イクラなどの海産物、利尻昆布、お酒などいろいろ販売していました。

中はとても綺麗で、どれもこれも本物で美味しいのだろうという豪華なものばかり。エゾバフンウニ、こんなに高いのか。でも、ウニの美味しさがよくわからない私。イクラもキラキラしずぎ。

両親はウニが大好き。値段も値段で実家に送ってあげようか迷ってやめてしまいましたが、後に「そういうのは後で請求してくれればいいよ」と。まあ、ここまで来る時間や費用を考えれば、こういうのは迷わないのが正解か。滅多に食べられないもんな。

売店には珈琲、利尻昆布まんじゅう、トド肉まんじゅうなど。

「トド肉まんじゅう」をいただきました。「利尻昆布まんじゅう」も美味しそうですが、礼文島なのでトド肉まんじゅうを。

トド肉が美味しいのかどうかはわかりませんが、肉まんはとても美味しかったです。

14時を過ぎて、キャンプ場へ向かいました。ここから7km、16時前には着けそう。予定よりも早く着いたので、だらだら歩きます。

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すべてよい◎久種湖畔キャンプ場

*スコトン岬~久種湖畔キャンプ場:7km*

 

ようやく晴れ間が出てきて、海の青さが際立ちます。海の近くまで下りてきて、美しさを再確認。

 

 

ソーシャルディスタンスをわきまえたウミネコたち。

 

 

は〜北海道の色。海の見えるロードは好き。

礼文岳がちょっと見えました。あちらの方もようやく晴れた☀︎

アスファルトに足が疲れ気味で、16時前に「久種湖畔キャンプ場」到着。長い一日でした。

久種湖畔キャンプ場の少し手前に、久種湖畔展望台がありましたが、寄りませんでした。キャンプ場と久種湖畔を一望できるようです。

見るからに最高のキャンプ場。テントを忘れたことを後悔しまくり。

 

 

 

 

ロケーションよすぎ。久種湖畔側からフリーサイト、オートサイト、コテージが並びます。そして、遊歩道近くにバンガローが5棟。

「桃岩」というバンガローが指定されました。4人用のバンガローで、一泊¥2,600。1人でも利用できるし、リーズナブルなのでありがたい。久種湖畔キャンプ場には絶対泊まりたかったので、バンガローがあってよかった。

土曜日でしてが、場内は混雑もなく広々。10張ちょっとくらいでした。

中は小さなテーブルと銀マットが4つあります。

炊事棟、お手洗いはとても綺麗。フリーサイトは芝生がふかふか。

以前は、船泊地区に温泉があったとのことですが廃業。キャンプ場にはコイン式のシャワーとコインランドリーが完備されています。

ハナマスも咲いちゃって。

久種湖畔キャンプ場は基本的に風が強いですが、夕方には風も弱まる予報で、この日はそれほどでもありませでした。しかし、トレッキングポールと組み合わせて立てるようなちょっと複雑な形のテントはすごいバタバタしていました。

思ったよりも食料が余ったので、マリンストアへ行くのは中止。片道1km歩く気力も残っていない。ゆっくりしたい。

サークル状にベンチがあり、サークル内はテント禁止とのこと。ベンチが多いので、バンガロー泊でも外でゆっくりできます。

YAMAPコーヒー、最後の「夜のひととき」を。最高です、久種湖畔。

利尻島も礼文島もキャンプ場が綺麗に整備され、500~600円で泊まることができるのは魅力的。アウトドアマンに優しすぎ。これは好きになってしまいます。

明日は、最後の礼文島で礼文岳登山。このキャンプ場から礼文岳登山口までは7.1km。バスを待っていたら登山口到着が8時頃になるので、明日も朝からロード歩き。

礼文島から稚内行きの午後のフェリーは、13時25分(利尻島経由)と、17時05分(直行便)。予定では、うすゆきの湯に入って、ゆっくりご飯を食べて17時の便を考えていましたが、温泉が営業していないので13時台に乗ることにしました。

天気予報は明日も晴れマークですが、はたして晴れるのか・・・礼文島から利尻山を見たいですが、あまり期待せずに就寝。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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