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冬におすすめの低山縦走。富士山を見ながら歩く金時山〜明神ヶ岳

山 歩 き

2022.1.4(火)
天気:晴れ☀︎
気温:1000m付近0℃前後
風:西北西5〜8m/s

歩き人たかちです。

あけましておめでとうございます。

昨年たっぷりといただいた自然エネルギーで、2022年もたくさん足跡を残していきたいと思います。本年もよろしくお願い致します。

毎年、登り初めは高尾山域をウロウロしていますが、今年はなんとなく富士山を間近に見たいと思い金時山へ。

明神ヶ岳への縦走路はずっと気になっていましたが、歩くなら冬と決めるも、毎年いつの間にか春を迎え、いつの間にか暑い時期になっていました。

澄んだ青空に雪の富士。縦走路はドロドロ箇所多数でしたが、富士山に見守られながらの山歩きはとても素敵でした。

 

【行程】

 

バス停「乙女峠」-乙女峠-長尾山-▲金時山-矢倉沢峠-火打石岳(巻道)-▲明神ヶ岳-宮城野分岐-バス停「宮城野支所前」

▲コースタイム:6時間35分
▲歩行距離:約13km

 

【アクセス】

 

◾︎小田急箱根登山バス
バスタ新宿(6:35)-乙女峠(8:35)

◾︎箱根登山バス
宮城野支所前(14:38)-小田原駅(15:20)

 

*小田急箱根高速バス*

404 Error - Not Found

 

*箱根登山バス*

https://www.hakone-tozanbus.co.jp/

 

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山初めに金時山

*バス停乙女峠-長尾山-金時山:CT 1時間45分*

金時山は高速バスで登山口まで行けるので、アクセスがとても楽。乙女峠以外に、乙女口、金時神社、金時登山口にも停まるので、登りと下りでコースを変えても問題なし◎

高速バスの中に山の格好をした人はおらず、乙女峠で下車したのは私だけ。一人ポツンとバスを降りて、登山口へ向かいます。

バスの進行方向へ少し歩くと道標があります。金時山は何年ぶりか、ご無沙汰なので記憶が断片的にしかありません。穴ぼこだらけの記憶を埋めるように、2022年の山初め。

縦走路もそうでしたが、道標記載のコースタイムは昭文社の地図よりも20〜40分くらい早いです。金時山まで80分となっていますが、地図では105分。結構違いますね。

バス停前には"FUJIMI CAFE”があります。以前のふじみ茶屋も好きでしたが、2020年の夏にリニューアルオープンし、お洒落なカフェとなりました。ハンバーガーなどもあり、登山後にがっつりお腹を満たすのも良さそう。

*FUJIMI CAFE*

FUJIMI CAFE
乙女峠から眺望できる富士山の絶景とともに、こだわりの食材をふんだんに使用したメニューをお楽しみください。

 

林道を歩いていくと再び道標があり、山の中へ。

乙女峠までは日影の道で、足元は石ゴロゴロ気味。

風が少し強めの予報でしたが、樹林帯では無風で身体が火照る。冬に愛用しているモンベルのトレールアクションパーカをすぐさま脱ぐ。いつもの奥高尾の方が寒い気がする…

 

ドロドロやツルツルはなし。

道が明るくなってきたところで"乙女峠"に到着。

バスの中からも見ましたが、富士山に新年のご挨拶。雪が少ない印象ですが、青空の富士山はやはり素晴らしい。裾野が綺麗に見えるのはいいですね。

ちょっと上がると日当たりのいい場所にテーブルベンチがあります。

「赤土で滑りやすい」と地図に記載がありますが、この時間は霜柱がまだ溶けておらず、土が固くなっていて比較的歩きやすい。

 

傾斜が緩やかになったところで"長尾山"。特に展望はなく、平坦な広めのスペースでした。そのまま通過。

 

長尾山を過ぎると一旦下ります。少し急な箇所や木の根がはびこる箇所も。

いつでも富士山。

こんなにしっかり下ったか…と、この辺りは全く記憶にありませんでした。

下りきって登り返し。ちょっとした岩場、ロープ箇所もあります。

 

ぐいぐい登る。

 

 

少し賑やかな声が聴こえてきたところで、山頂に到着。思ったよりもたくさんの人がいました。

お久しぶり、金時山。

 

金時山といえば、金太郎のまさかり。手に持てるサイズも置いてあります。

金時山の山頂には"元祖金時茶屋(金時娘の茶屋)""金太郎茶屋"の2軒の茶屋があります。以前は茶屋に入らなかったので、元祖の方へ。男性二人で切り盛りされていて、「お疲れさまでした~!」と明るく迎えてくださいました。

金時茶屋といえば、金時娘である有名なおばあちゃんがいますが、今でもいらっしゃる時はあるのだろうか?14歳からここで働き、現在は90歳くらいになられていると思います。一年くらい前の記録で、「金時娘がいた」というものもありましたが。結構手厳しい感じだったようですが、一度お会いしてみたかった。

名物の"きのこ汁"で身体を温めようと思っていましたが、"金時うどん"にしました。

さつま揚げ、油揚げ、きのこたっぷり、ネギとミョウガ。すごく美味しかったです。

また、元旦に配った絵馬が余っているからということでいただきました。金太郎の絵が描かれていて可愛い。今年の抱負でも書きますか。

食べていると、「あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします。」と、常連さんが続々とやってきました。山仲間が自然に集まる山と小屋、羨ましい。

富士山とうどんで満腹。縦走路へ。

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ドロドロ多め。金時山-明神ヶ岳

*金時山-矢倉沢峠-明神ヶ岳:CT 3時間10分*

ここから矢倉沢峠まで一気に下っていきますが、この区間がドロドロ~。

 

乙女峠方面の岩場よりも険しく、急な斜面が続きます。こちらから登る方が多いので、すれ違いがやたらと多かったです。

この道も歩いているはずですが、何も覚えていない。

 

山々がよき。

初めの方は問題なく歩いていましたが、日当たりが良い斜面なので下るごとに足元はドロドロぐちゃぐちゃに。階段も多く、滑らないように慎重に慎重に。

こういうところはさらにスピードダウン。粘土の上を歩いているようで、ズルズル滑り、バランスを崩しやすい。

登りと下りで順番に通過。

ソールに泥がたくさんついてさらに滑りやすいので、ドロドロ区間通過後も油断せず。

スニーカーで登られている方もいらっしゃいましたが、泥に瞬殺されるので本当にやめた方がいいです。

下るほどにドロドロ具合は落ち着きましたが、縦走路もドロドロ箇所を通りながら明神ヶ岳を目指していきます。

 

 

ハコネダケの道になるとまもなく"矢倉沢峠"。豚汁、おでん、ぜんざいなど、食事をいただけます。

ここからアップダウンを繰り返しながら。

道標には90分とありますが、地図では2時間15分。付け足しで「~140分」となっています。

 

振り返り金時山。

縦走路は2m程あるハコネダケの間を歩く区間が多く、頭上は開けているけど展望はないというところ多め。ところどころ開けた場所、高い場所で景色を楽しめます。

低山は森歩きが好きなので、それに比べると変わり映えの無い景色で飽きてしまうこともあると思いますが、道はとても歩きやすいです。

ハコネダケによって日陰も多く、土は凍ったまま。

日が当たるとドロっとする。

 

 

ハコネダケが刈られた綺麗な一本道。

火打石岳を巻くようになると樹林帯に。

やはり木の中を歩くのは気持ちが良い。

 

巻き終わると火打石岳の看板。

日当たり良好。金時山周辺に比べるとドロドロ具合はまし。12時半前でしたが、太陽の温もりで乾き始めていました。

途中、崩落個所があり迂回路へ。急な斜面を上から。迂回路は短いです。

 

崩れていますね。

 

明神ヶ岳25分が40分に訂正された道標を通過すると、明神ヶ岳への登りが徐々に始まります。

日当たりがいいので暑い。今日一暑い。

 

 

一気に登って行くと、少し緩やかになり

富士山再び。

山頂の少し手前に、静かに富士山を眺められる、ちょっと腰を下ろせる斜面があってすごく良さそうでしたが、ご夫婦がいらっしゃったのでそのまま山頂へ。

トンネルを抜け

富士山を見て

まだましな方。

明神ヶ岳に到着。

ここからの富士山もよき◎

山頂にはテーブルベンチ1つと、ベンチが3つ。登山者は自分を含め4人しかいなかったので、静かでよかったです。

風が寒いので、ベンチで少し休んでから下山へ。

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箱根の街。明神ヶ岳-宮城野支所前

*明神ヶ岳-分岐-宮城野支所前:CT 1時間40分*

富士山の反対側には相模湾が綺麗に見えます。海は心を一気に解放させるパワーがありますね。気持ちがいい。

 

海を少し歩いたらどんどん下ります。

 

 

そして、宮城野と明星ヶ岳の分岐。

縦走路は明星ヶ岳を越えて、塔ノ峰、そして箱根湯本駅まで続いいます。そこまで歩くと日没を迎えてしまうので、明神ヶ岳までにしました。明星ヶ岳からも宮城野に下れますが、明星ヶ岳は展望がないので、ここで宮城野方面へ。

 

 

 

急坂をしばらく下ると道標があり緩やかに。

 

一旦車道に出たところから、別荘地の脇を真っ直ぐ下ります。「別荘地帯には立ち入らないこと」と地図に記載されていました。せっかくの別荘地にハイカーがウロウロしていたら迷惑ですね。細めの道をサクサクと。

 

 

20分くらい下ると別荘地を抜けて民家のある場所にでました。

強羅駅までは2km程。バス停「宮城野支所前」までは10分ほど。

強羅駅から電車で帰ろうと思っていましたが、宮城野支所前からバスで小田原駅へ向かうこともできます。電車だと1時間ほどかかりますが、バスなら33分。14:30に下山し、バス停で時刻表を確認しようとすると14:38分発のバスがちょうどきたので、乗り込みました。

途中バイパスの工事とかなんとかで渋滞が発生しており、小田原駅に15分遅れで到着。乗りたい電車の1分前に到着したので次の電車になってしまいましたが、電車よりも30分以上早く帰宅。バスは1時間に2~3本ですが、時間が合えば便利です。

 

 

ようやく歩けた縦走路。思ったよりもハコネダケ区間が多く展望が少なめではありましたが、冬の低山縦走は歩いているだけでも気分爽快。

ドロドロを気にしながら歩く箇所もありますが、空気が澄んで、美しい山容の富士山をくっきりしっかり間近に感じられるのは近いがゆえ。富士山に見守られながら歩く感じがとてもよかったです。

逆コースだと、明神ヶ岳までが淡々と長い感じですが、富士山を正面に歩くのもまた良さそうです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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