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スノーモンスターに会いに行こう!0泊3日で厳冬期の蔵王へ

東 北
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2022.2.9(水)
天気:ガス☁︎時々晴れ☀︎→夜は☀︎
気温:午前-11℃/午後-4℃
風:西北西11m/s→北西4〜5m/s

歩き人たかちです。

なかなか天候が落ち着かない蔵王。

これまで毎年計画してきましたが、休みと天気が全く合わず。すっきり晴れる日は少なく、強風が吹き荒れる冬の蔵王。もはや憧れとなっていました。

しかし、9日がヤマテンで終始晴れ予報、風もそこまでではない。今年こそ行けるか…!?ということで、モンスターに会いに蔵王へ。

蔵王の樹氷ベストシーズンは降雪具合にもよりますが、大体1月中、下旬〜2月中旬あたり。特に2月は最盛期となります。今年は雪が多く、1月上旬頃でもモンスターが結構育っていたようです。2月下旬を過ぎると徐々に汚れが目立ち始め、3月に入ると徐々に崩れ始めます。

雪が少ないと物足りないモンスターになり、ベストシーズンに、ベストな天候で、ベストな状態の樹氷を見るというのはなかなか難しい。

スノーモンスターは世界でも珍しい自然の造形であり、日本三大樹氷は蔵王、森吉山、八甲田山。他には西吾妻山でも立派なモンスターに。近畿では氷ノ山で見ることができるようですが、東北ほどの規模は難しい。

強風で豪雪の厳しい自然環境の中で現れるスノーモンスター。気象条件が厳しいほど自然は美しいと思いますが、その分穏やかに見るのも難しい。

アクセス
———–

◾︎ジャムジャムライナー(夜行バス)
バスタ新宿(24:05)ー蔵王温泉(7:10)
蔵王温泉(21:15)ーバスタ新宿(5:15)

◾︎蔵王ロープウェイ
蔵王山麓駅ー蔵王山頂駅

*山頂駅往復¥3,000

*蔵王ロープウェイ*

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 樹氷のライトアップは2022.2.28まで。2月は火曜日以外毎日行われています。(悪天候、コロナ感染状況により中止の場合あり)

予約制のナイトクルーザーツアーも。

*蔵王樹氷ライトアップ 2022*

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行程
———–

山頂レストラン待機、樹氷ウロウロー12:00頃地蔵山へー熊野岳方面へ行くも撤退ー再び待機とウロウロー17:00より樹氷ライトアップ

*山頂駅より熊野岳往復CTは1時間30分、刈田岳往復のCTは3時間

 

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出だしはよかった…

*待機ー樹氷ウロウロー地蔵山*

天気に期待してか、平日にも関わらず夜行バスはほぼ満席。3分の1くらいは、登山orスキー、スノボの人でした。

7:10に蔵王温泉に到着。ジャムジャムライナーの夜行バスは、蔵王中央ロープウェイ前にある"ルーセントタカミヤ"の看板横にあるバス停に発着。

雪がチラチラ舞う中青空が見えていて、これから天気がよくなりそう。ロープウェイは8:30営業開始なので、それまで山交バスターミナルで待機。

ロープウェイの施設には入れないと思いバスターミナルで待機していましたが、蔵王ロープウェイの1階には更衣室やロッカーのある待合室がありました。何時から入れるかはわかりませんが、営業前から使用できそうな雰囲気でした。

山交バスターミナルにはトイレとベンチ、自動販売機、ストーブがあります。

バスターミナルで男性に「登山ですか?」と声をかけられお話をすると、この辺りの山岳ガイドさんとのこと。

アイゼンは要らないよなあ…と思いつつワカンとアイゼン両方持ってきましたが、アイゼンはやはり要らないとのこと。おすすめは前後使えるワカン。

「今日はいいだろうねえ〜」と言われ、ウキウキしながらロープウェイ乗り場へ。

 

こちらが蔵王ロープウェイの待合室。男女別の更衣室とロッカー、テーブル、自動販売機、トイレがあります。

山頂駅までは、樹氷高原駅でロープウェイを乗り継ぎます。山頂線のロープウェイが機械点検しているとのことで、待合室で少し待機して、動き出した9:00頃並びに行きました。

山麓線は2台での運行なので少し待ち、9:30頃乗車。スキー、スノボの人が8割、観光、登山の人が2割という感じ。

青空が見える蔵王の山々。眼下に見える霧氷がとにかく素敵で釘付け。

木々も、空中を舞う雪もキラキラキラキラ✴︎

この森を歩きたい。このまま上まで天気が良ければいいのだが・・・

7分で樹氷高原駅に到着し、山頂線に乗り換え。樹氷高原駅から歩けないかなと思いましたが、邪魔になりそうだったので山頂線へ。しかし、樹氷原コースを歩いている人もいましたね。土日に比べれば滑っている人も少なめだったので、歩いてもよかったか。

山頂線は16台での運行なので、すぐに乗車。樹氷高原まで10分です。初めは青空でしたが・・・ガスの中へ。山頂の方はだめかあ。

ちょっと期待していた分がっかりしつつ、まあそんなもんだよねと。ライトアップまでいるので、どこかで晴れる時間があればいいと気持ちを切り替え、真っ白な中に浮かぶ樹氷を見下ろしていました。

山頂駅に着くと、見事に真っ白で寒い。

急いではいないので、レストランで待機することにしました。登山組で同じく待機している人がちらほら。

米沢牛コロッケをいただきました。

ガスはなかなか晴れず、10時過ぎに一度外へ出て樹氷の中をウロウロ。

太陽頑張ってーーー

それでも、念願の巨大モンスターに会えたことはとても嬉しい。大きいです。

とりあえず地蔵山まで行ったという方も、待ってみたけど晴れないから一旦戻ってきたとのこと。地蔵山へは15〜20分程でいけるので、チャンスを狙って登りに行く人多数。

サクサクモフモフ。

1時間程樹氷を見てレストランへ戻りました。せっかくなので"芋煮うどん"を食べる。あったまる・・・

食べながら休憩していると、ぱあーっとガスが晴れました。

レストランの人たちも「おお!綺麗!!」と、窓の方に集まったり、外に出たり。

一瞬のできごとでしたが、青空の樹氷すごく綺麗◎

そこからは、一瞬の青空が夜までちょこちょこ続きました。

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やっぱり真っ白。地蔵山

*山頂駅-地蔵山-撤退*

刈田岳まで行く予定でしたが、熊野岳まででもいいし、晴れてくれれば地蔵山だけでもいい。そんな気持ちで12時過ぎにレストランを出発。

前日の天気や当日の歩く人数によってはツボ足でも問題ないと思いますが、この日は前日まで荒天が続き、平日で登山者がそこまで多くなかったので、出だしはツボ足だと埋まりやすく歩きずらい感じ。やはりワカンが歩きやすかったです。

 

 

登るほど圧雪具合は強くなり、ワカンがなくても歩きやすい感じでしたが、樹氷の中をウロウロするならやはり必要。

晴れないかな~晴れないかな~と思いながらポールを辿ります。

しかし、登るほど白く…山頂駅もまた見えなくなりました。

 

地蔵山。

地蔵山に着いてちょっとだけ下界が見える瞬間がありましたが、ほんの一瞬で終了。もうしらばらく待機しましたがガッスガス。

それでも歩いていたら・・・という僅かな希望をもって熊野岳方面へ向かいました。

↓晴れる気配もなければ人の気配もない↓

強風ではありませんが、行っても仕方なさそうなので熊野岳も諦めて地蔵山へ戻りました。

再び地蔵山をウロウロしてみましたがやはり晴れず、樹氷の中を練り歩きながら山頂駅へ。

その後もガスが晴れそうという度に外に出て散歩。

 

 

長く晴れる時間はなく、結局熊野岳にも行けませんでしたが、モンスターは充分堪能。

 

 

今年は豪雪なので、恰幅のいいスノーモンスターに仕上がっています。山頂まで行けなくとも、迷路のような樹氷の中を歩くだけでも楽しいですね。

最後に青空が少し出たのは15時頃。16時くらいまでウロウロして蔵王の雪遊びは終了。

↓最後に晴れ間が出たとき↓

 

ライトアップは17時からなので、珈琲を飲みながらそのときを待ちます。

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樹氷ライトアップ

16時を過ぎるとレストランも大分静かになりました。スキー場のコースは閉鎖されるため、残っているのは登山と観光の人たち。

17時になりライトアップが始まりましたが、日没が17:18なのでまだ微妙。外はガスのまま。

 

徐々に暗くなってくると、樹氷がほんのりパステルカラーに染まり始めました。

手前の樹氷はよく見えますが、全体を見るのは厳しいか。テラスに上がってみましたが、何がなんだかわからず。

そして、めっちゃ寒い。手が冷たすぎる。カイロを手袋の中に入れながら鑑賞。

一度レストランへ戻り中から眺めていると、18時頃ガスが一気に晴れました。

18時を過ぎると完全に晴れ。

 

闇夜に浮かぶモンスター。ライトアップされるとモンスター感がすごい。

昼間は樹氷でしたが、ヤギに見えたり、タツノオトシゴ、犬、ウサギ、ゴジラ、お姫様・・・もう様々なものに見えてしまってすごく面白かったです。

空には月と星が輝き、もう3~4時間早く晴れてくれればなあ・・・という気持ちでしたが、これも山であり自然。そのときの自然を受け止めよう。

虹色に輝く巨大モンスター。ぞろぞろと地蔵山に帰っていくような感じがとても不気味であり、人がいなくなったら本当に動き出しそうな雰囲気。

↓テラスより地蔵山方面の樹氷↓

 

反対側は白いモンスターたち。

夜景も見えました。

樹氷のライトアップは山頂駅周辺での鑑賞となり、地蔵山への道などは閉鎖されます。

寒いので、外と中を行ったり来たりしながら、完全に晴れ渡った夜の蔵王を漫喫。もう少し青空でも見たかったですが、陰影が濃くなって違う生き物に見えるライトアップは雰囲気が全く変わり、夜だけでも晴れてよかった。

レストランは手前がカウンターの席、奥がテーブル席、そして大きな窓。温かい空間で樹氷鑑賞ができます。

満足して下山へ。

ロープウェイの途中もライトアップ。

樹氷高原駅ではイルミネーション。

10時間近く遊べたのも冬の蔵王ならでは。結果的には地蔵山で終わりましたが、気持ちのいい雪をこれでもかというほど踏んで、モンスターを見上げたり触ったり、いい雪遊びでした。冬になると会いたくなる気持ちがわかります。

夜まで営業している温泉やカフェがあるので、夜行バスを待つのも困りません。

前回ごはんを食べた"音茶屋"。グリーンシーズンは20時までの営業ですが、冬季は深夜0時まで営業しています。以前はここで"山形牛飯"をいただきました。とても美味しかったです。

*音茶屋*

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蔵王温泉には日帰り入浴できる施設がいくつかありますが、ロープウェイの近くであれば「湯の花茶屋 新左衛門の湯」「ZAOセンタープラザ ゆ~湯」。新左衛門の湯は当面の間18時までの営業で、ゆ~湯は通常21:30、現在短縮で21:00まで営業しています。(2022.2.9時点の情報)

*湯の花茶屋 新左衛門の湯*

山形蔵王温泉 湯の花茶屋 新左衛門の湯
山形県山形市蔵王温泉にある日帰り温泉施設。四季を感じることが出来る源泉100%の露天風呂のほか肌に優しい四・六の湯や内湯も。また館内にはお食事処やお土産処、有料・無料の休憩室も備え、ゆったりと温泉を楽しめます。

*ZAO センタープラザ*

集り処 真中紘場 – 集り処 真中紘場での贅沢な時間。本格的な源泉掛け流しの温泉と絶景の自然をお楽しみください。

 

夜行バスを利用すれば一日中楽しめる蔵王の山旅。山頂レストランで自由に待機することもできて、樹氷をじっくり楽しむにはとても良い環境です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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