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サロモン「クイックレースキット」付け方・交換方法!モデルによっては破れる!パーツ不良にも注意!ベアフットシューズをカスタマイズ:

山 の 道 具

歩き人たかちです(@takachi_aiina

サロモンの靴をはじめて購入したとき感動した"クイックレースシステム"

ニュージーランド「テ・アラロア」

パーツをつまんでスライドさせるだけ。着脱と調整がワンタッチで可能な、サロモン独自のシステムです。

この靴紐のおかけで、登山中のストレスが大きく軽減されました。靴紐の調節がらくだと、気になったときその場ですぐ直すので、安全登山にも繋がります。

クイックレースキットに付属している説明書は簡易的なイラストだけなので、取り付け・交換方法と注意点をまとめました。

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「クイックレースシステム」のここが好き!メリットは?

\ お気に入りポイント /

◾︎ 締める・緩めるをワンタッチで素早くできる
◾︎ 歩行中の緩みがほとんどない
◾︎ 故障しても"紐"だから何とかなる
◾︎ 紐は細いが耐久性は問題ない

◾︎ 靴の着脱がらくなので、サルダルを持参しなくてもストレスにならない

出典:YAMAP STORE

「クイックレースシステム」の一番のメリットは、"靴紐の調節をワンタッチでできる"こと。付属のパーツをスライドさせるだけなので、着脱と調節がとにかくらく!

歩き始めによくありますが、靴紐をギュッと結んでも、歩いている間に靴の中が緩くなります。

靴紐が緩むこともありますが、自分の場合は"歩いている間に足のむくみが取れて緩くなる"ことがしょっちゅう。

夜行バスや電車・バス移動で足を動かさない、座ったままの時間が長いと足がむくみます。

歩き始めは、むくんだ状態の足に合わせて靴紐を結ぶため、歩き出して血行が良くなるとむくみが取れて「靴紐緩いわ」となる。

縦走のときも、スタートして大体30分以内に結びなおします(少しでも緩いのが好きではない)。

あーめんどくさ、と思いながら毎度なおしていましたが、「クイックレースシステム」ならキュッ!と一瞬。

ニュージーランド「テ・アラロア」

たとえドロドロでも、手の汚れを最小限にしながら締め直し可能。汚れるのは指先だけ。

さらに、"締めた靴紐が緩むことはほとんどない"点がとてもよい。

万が一パーツが破損しても、ベースは紐なのでそのまま結べばよい。

ニュージーランドのロングトレイルでは毎日のように泥に浸かっていましたが、パーツ内に泥が入って動かなくなる、などの不具合はありませんでした。

紐は細めですが、連続で1,000km以上使用しても切れることはありませんでした。むしろ、靴が先にダメになる。

テント泊のときはサンダルがマストアイテムでしたが、靴の着脱がらくなので、荷物が重いときは「サンダルいいや」と、省くことも多くなりました。

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サロモン「クイックレースキット」の種類

交換用の「クイックレースキット」はアウトドアショップほか、Amazonやヨドバシカメラなど、ネット購入も可能。

パーツがいくつかありますが、その中のひとつ"歯車"を自分ではめるタイプと、あらかじめはめられているタイプの2種類があるようです。

新旧の違いかもしれませんが、歯車を自分ではめるほうが面倒くさそうだったので、もとからはめられているタイプを購入(写真で判断)。

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サロモン「クイックレースキット」の取り付け・交換方法

紐2本、歯車の入った調節パーツ2つ、オスメスパーツ2つ。

このようなプラスチックの筒状のものが入っていました。説明書のイラストにはこれらしき絵が描かれていましたが、結局使わず。紐を通すときに使うと便利?

アルトラ「オリンパス5」

① アルトラの靴紐を外し、同じように通す

一番上の2つ穴は、両方通すとフィット感が向上します。

「クイックレースシステム」にするデメリットは、この上部の穴を自由に使えなくなること。どちらにするか、選択しなければなりません。

靴紐の場合は、「ハイキング程度だから今日は通さない」とか「アップダウンの行程だから通す」など、自由に使えます。

最初、全部の穴に通してパーツを取り付けましたが、履いてみると「んー、ちょっと違う?」となり、パーツを取り外して一番上の奥の穴はやめました。

*オスメスのパーツを取り付ける前に確認した方がよいです

② 紐を通したあと、先端の輪っかの部分を切り、ライターで末端処理

紐の先端は、穴に通しやすいよう輪っかになっているため、通したあと切り落とします。切った部分は、ほつれないようにライターであぶって末端処理。

*ほつれているとパーツを通しにくいのでいったんライターで処理しましたが、余分な長さの紐をカットしたあと、再度処理します。パーツが通ればよいので、ここで処理しなくてもOK

③ 各パーツを取り付ける

末端処理をしたら、パーツを取り付けます。歯車の入った調節パーツ → オスメスのパーツ、の順でひもを通す。

*調節パーツは開け閉めしながら紐を通します。閉めている状態では紐が通らないので、歯車にうまく噛み合わせながら

④ 余分な長さの紐をカット

パーツを通したら、余分な長さの紐をカット。再度、ライターで末端処理をします。

*切りすぎにはご注意を!どの程度緩めたいか、を基準に長さを決めます

自分の場合、夜行バスをよく利用しますが、足がめちゃくちゃむくみます。降車するときは靴紐をかなり緩めた状態でラフに履くため、それを考慮した長さにしました。

もうちょっと短くてもよかった、の図

サロモンの靴なら紐を収納するポケットがありますが、違うブランドだと紐の固定は写真のような感じになります。

紐が長すぎるとちょっと面倒なので、長さの決定は慎重に。面倒ですが、はじめ長めにカットして、少しずつ調整すると切りすぎを回避できます。

⑤ 先端を結び、オスメスパーツをカチッとはめる

カットした紐の末端処理をしたら、先端を玉結び。メスパーツは問題ありませんがオスパーツは細いため、結び目が入りにくい。パーツと紐をグッと引っ張って入れ込みます。

*オスメスパーツをはめたあとに「やっぱりもう少し短く」と長さ調節をする場合、反対側から爪楊枝などで押し出すと容易です(オスパーツ)

カスタマイズ完了!

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「クイックレースキット」のデメリット!パーツ不良と穴の破れに注意

「クイックレースキット」はAmazonで2回購入しましたが、2回目は"オスメスパーツが不良品"でした。

オスメスパーツはカチッとはめたあと、強めに引っ張っても簡単には外れません。

しかし、2回目に購入したものはパーツのはまり具合が緩く、靴紐を締めるときに少し引っ張っただけでポロッと外れてしまいました(片足のみ)。

片足だけだったので、前回購入したキットのパーツで付け直し(捨てなくてよかった)。

返品・交換している時間がなかったので手持ちのパーツを利用しましたが、取り付ける前に"オスメスパーツのはまりが緩くないか"を確認したほうがよさそうです。

ニュージーランド出発前に交換

ニュージーランドのロングトレイル「テ・アラロア」では、1足目にトポアスレチック「MTN RACER 3を使用。

自分の足には、アルトラよりもトポが合っていましたが、「クイックレースシステム」との相性はアルトラ「オリンパス5」のほうがよかったです(「MTN RACER 3」に関しては)。

穴が大きくなりすぎたため、途中で靴紐に戻した

フィット感を重視して上部の2つ穴両方に紐を通していましたが、「クイックレースシステム」の細い紐が食い込み、大きな1つ穴になってしまいました。

「MTN RACER 3」のホール周辺は、アルトラよりも生地が柔らかく、破れるのが早かったです。ニュージーランドを歩き出して1週間、200kmを超えた地点で1つ穴になりました。

2つ穴、両方に通さなければよかったのかもしれませんが、柔らかさ的に、1つでもいずれ破れていたかもしれません。

アルトラ「オリンパス5」は、600km前後使用しても穴周辺の破れや食い込みはありませんでした。

ブランド、モデルによっては生地との相性がよくない可能性があります。

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まとめ

サロモン「クイックレースキット」の取り付け・交換方法、デメリット(注意点)をご紹介しました。

靴の着脱、靴紐の調節を劇的にらくにしたい!

靴に関するストレスをなくしたい方には、本当におすすめのアイテムです。

ただし、ブランドやモデルによっては相性が良くないこと、パーツ不良があること、を留意してご利用ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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