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サコッシュ兼カメラバッグのパーゴワークス「スイッチXL」コンパクトなミラーレス一眼にぴったり◎ポケットや機能が使いやすい山のユーティリティバッグ!

山 の 道 具

歩き人たかちです。

愛用(酷使)していた山と道のサコッシュがボロボロになってきて、新しいサコッシュを検討。

普段、カメラは首からさげるスタイルで、サコッシュとカメラバッグを兼用できるものが欲しいと常々思っていました。そして、真剣に考えるきっかけとなった悲劇が・・・

雲ノ平山荘の2階テラスからカメラを落としてぶっ壊す

このことに関してはまたの機会に(機会あるか?)

そんな悲劇を乗り越えて?今まであまり考えてこなかったカメラバッグを検討。最終的にサコッシュと兼用できるパーゴワークス「スイッチXL」を選びました。

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山と道のサコッシュはボロボロに

3〜4年くらい使った山と道のサコッシュがそろそろ寿命かなという感じに。頻繁にサコッシュを開け閉めするタイプなので、止水ジッパーを壊しやすい私。そんことで、ジッパーのない山と道のサコッシュは大変気に入っていました。

自分が使っていたのは「X-Pac VX07 Soft」という素材のもの。山と道のHPより素材の特徴を引用させていただくと以下。

表面に70Dダブルリップナイロン、中層に防水のペットフィルム、裏面に50Dポリエステルタフタと強度の高いブラックポリエステルXプライをダイヤ状に配置し、ハイドロステート防水構造技術を組み合わせたマルチレイヤー素材。サコッシュとして使いやすいようソフト加工を施したVX07ソフトを使用しています。

しかし、メリットもあればデメリットもる。

◾︎ 葉や枝のクズがめっちゃ入る
◾︎ 生地の経年劣化

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葉や枝のクズがめっちゃ入る
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ジッパーや被せの蓋がないため、葉や枝のクズがよく(めっちゃ)入ります。

道幅が広くて歩きやすい登山道ならいいのですが、細くてハイマツや草、笹が茂る道をガサガサ行くような道を歩くと、サコッシュの中はいつもクズだらけ。縦走中に取り除くのは面倒なので、帰ってから汚ったな・・・と(たまに虫が死んでいたり)。

ジッパーはなくてもいいけど、せめて蓋は欲しいなと思うようになりました。

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生地の経年劣化
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柔らかいけどパリッとした感じのあったX-Pacは今やふにゃふにゃに。破れまではないものの、破れそうな感じはある。おまけに黄ばんでいる。X-Pacはナイロンに比べて耐久性は劣り、使用頻度によりますが5年程度とされています。

水も弾かなくなってきて、夏場の急登で汗だくになると中まで染みていることも。黙々と登っていて、気がついたらお財布やメモ帳が濡れてる・・・とか。防水に関してはジップロックなどで対策すればいい話ですが、もうなんか面倒だなと。

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ついでに、紐を通すループのところがちぎれてきて、これも時間の問題。

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カメラをぶっ壊した悲劇

7月の雲ノ平縦走中、カメラをぶっ壊しました。雲ノ平山荘の2階テラスから落とすという大惨事。

使っていたカメラはFujifilm「X-T30Ⅱ」。コンパクトで、365gという軽さが気に入っていました。ただ、防塵防水ではないため、アウトドア向きではありません。これまで水濡れにより2回操作を狂わせています(自分の扱いが雑で・・・)。

"落下"という悲劇が起こらないようにカメラのストラップはいつも首にかけていますが、そのときは首にかけるのを忘れ、サコッシュにポンと入れた状態で夕焼け鑑賞にテラスへ。そして、スマホを取り出そうとした瞬間・・・

ガシャン!
ヒューーーーーーーン・・・
ガッシャーーーーーーーンッ!!!

あっ!と思ったときには時すでに遅し。テラスの床にワンバウンドして地上へ落下。幸い、落ちた場所には人がいなかったため怪我人は出ませんでしたが、カメラは、ね。やっちまった。

本体はガタガタでしたが、レンズは無事という不幸中の幸い。ボディに関してもすぐに壊れたわけではなく、翌日の午前中までは写真を撮れる状態でした。午後になると操作が効かなくなりご臨終。修理に出そうも、破損箇所が多くて購入した金額よりも高くなるため(本体は中古)、これを機に防塵防水モデルに買い替えることに。はあ、ショック・・・

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サコッシュ兼カメラバッグを考える

◾︎ ショルダーストラップは1つがいい
◾︎ 貴重品の入れ物が2つに分かれるのは面倒(カメラと財布類)
◾︎ カメラを入れてもごちゃごちゃしないもの

カメラをショルダーハーネスに取り付けるのはなんだかしっくりこなくて、首からさげるスタイルを貫いてきました。

ただ、サコッシュとカメラ2つのストラップをかけるのは煩わしくて。かといって、サコッシュをやめることもカメラをやめることもできず・・・雲ノ平山荘での悲劇により、もっと丁寧に扱わないといけないと猛反省。カメラバッグを検討しましたが、一番煩わしいのは"貴重品が2つに分かれる"こと。

ソロが多いこともあり、トイレなどでザックから離れるときもサッと行動できるように、貴重品は一つにまとめておきたい。

別々の入れ物にすると面倒なので、サコッシュとカメラバッグを兼用にしたいなと。そして、カメラを収めつつも、他のものの取り出しや収納がごちゃごちゃしないものが理想。

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PAAGO WORKS「 SWICT 」

切り替えの早さが自慢です

この言葉をキャッチコピーにしているパーゴワークス「SWICT」。あらゆるシーンに合わせて使用方法を変えられる、とても便利な山バッグ。いろいろ悩んだあげく、このXLサイズを選びました。

カラー:Urban Gray
サイズ
(3サイズ展開)
M:120×240×95mm(1.2L)
L:140×280×100mm(2L)
XL:185×280×100mm(3.2L)
重量 M:130g
L:150g
XL:160g
素材 330Dナイロンテフロンコーティング
他素材モデル
(重量はXL)
・RP Gray:40DリサイクルポリエステルPUコーティング(150g)
・PC Blue:420DナイロンPCコーティング(180g)

形状は半円形で、メインの方には内ポケットが2つ。ダブルジッパーなので、左右お好きな方から開け閉め可能。中はフラッシュグリーンで視認性抜群です。

メインとは別でトップポケットがあり、収納を分けることが可能。キーループが付属しています。

身体側にはジッパーなしのバックポケットがあり、一時的に物を入れておくのにとても便利。XLの場合、昭文社の登山地図が縦にスッポリ入ります。

バックポケットの内側はコーティングされており、汗による濡れもある程度防ぎます。登山地図は防水仕様ですが、スマホやメモなど入れておいても安心して汗をかける。

バッグポケットとトップポケットの間にショルダーストラップを収納しておけるデザイン。チェストバッグとして使うとき、ショルダーストラップをわざわざ取り外すのが面倒なときに。

本体とショルダーストラップを繋いでいるのは、薄くて開口部が大きなカラビナ。グローブをした手でも開閉しやすく、どこにでも取り付けられる薄さが特徴。カメラのストラップもここに通して、雲ノ平山荘での悲劇のように誤って落とさないように…

前面のサイドにはベルトループがあり、カラビナなどで小物を引っ掛けておけます。真ん中にステッチが入っており、ループは全部で4つ。リール式のカラビナ  は笛を使うときも便利です。コンパスを頻繁に使う人にもおすすめ。カメラやスマホのストラップをこちらのループに通しておくのもいいですね(トラウマがやばい)。


ハイマウント「リールキーホルダー」


寝るときは腕時計を外してサコッシュの中に入れていましたが、こんな風にカラビナで取り付けておくと失くさないので便利。朝、腕時計を探すこと何気に多かったので。

出典:Run boys! Run girls!

「SWICT」には素材が3種類あります。購入したのは"330Dナイロンテフロンコーティング"ですが、上記のブルーは"420DナイロンPCコーティング"。一番重量が重いモデルですが、耐水性にはおそらく一番強いと思われる。

最後までこの素材と迷いましたが、ジッパーは普通のもので完全防水ではないため、普段使いもしやすい色と素材を選びました。

出典:Run boys! Run girls!

もう一つが"リサイクルポリエステルPUコーティング"。少し光沢のあるシャカシャカっとした素材で、一番軽量なモデル。見た目はUL系な感じ。こちらも軽くて良かったのですが、白系のシャツやTシャツを着ることが多いという単純な理由でやめました。あと、黄ばみそうだなと。

[ 使い方のバリエーション ]

パーゴワークスはシーンに合わせて自由自在に使えることが特徴のブランドですが、「SWICT」もお好きなように。カラビナループやデイジーチェーンを利用してショルダーバッグ、ウエストバック以外にも使い方はいろいろ。

出典:PAAGO WORKS

チェストバッグスタイル

首が疲れたり、岩場でぶらぶらさせたくないときなどに便利なスタイル。荷重が分散されるため、カメラを入れるときはチェストバッグが一番楽。ザックを下ろすときはいちいち外さないといけないので、それがちょっと面倒ですが、個人山行なら別によい。

出典:PAAGO WORKS

ザックのサイドにぶら下げスタイル

チェストバッグにすると足元を見づらいので、危険な岩場のときなどはこんなスタイルも。サイドに取り付けることで、ザックを全部下ろさずともアクセス可能。

出典:PAAGO WORKS

腰ポケットスタイル

前にあるのは邪魔、でもアクセスは容易にしたいときにはこのスタイル。ウエストポーチのショルダーとウエストハーネスが鑑賞するのは嫌という場合は、腰ポケットスタイルが便利。

出典:PAAGO WORKS

ザックのサブポケットスタイル

サコッシュをあまり使わないときや、ザックの容量を増やしたいときに。

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「SWICT XL」を選んだ理由

サコッシュとしての機能に加え"カメラバッグ"としての観点から考えた、個人的なメリット・デメリットは以下の通り。

  メリット デメリット
SWICT
(XLサイズ)
◾︎ 2気質が使いやすい
◾︎ ミラーレスカメラが
ほどよく収まる
◾︎ バックポケットが
使いやすい
◾︎ ジッパーが開けやすい
◾︎ 使い方は自由自在
◾︎ 何でも入るサイズ感
◾︎ 防水ではない
◾︎ クッション性はない
◾︎ストラップは細め

メリット

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2気質が使いやすい
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「SWICT」は、すべてのサイズで気質が2つに分かれています。メインはマチありの大きな気質、そして、身体側のマチなし気質。サコッシュ兼カメラバッグとして使用する上で、このデザインが機能的だと感じました。

メインにカメラを入れて、内ポケットに細々したもの。カメラを入れても余裕があるので、手ぬぐいとかティッシュ(ロールペーパー)を入れて緩衝材代わりにしたり、行動食をちょっと入れたり。

身体側のポケットには地図やお財布など。気質が分かれていないとカメラバッグとしては使いづらいので、このデザインがとても機能的。

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ミラーレスがほどよく収まる(乗る)
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"半円形"であることにより、カメラを収めやすい&取り出しやすいというのもポイント。

買い替え前のfujifilm「X-T30Ⅱ」ならだいぶ余裕があり、現在の「X-T4」でもまだ余裕があります。でも、Lサイズだとちょっと厳しいので、やはりXLサイズがちょうどいい。予備をレンズを入れたいという場合な尚更XLがいいと思います。

ほどよく収まるかどうかはカメラの大きさ次第で、本体がコンパクトでもレンズが大きいと入りません。自分は単焦点レンズを好んで使用しているため特に問題ないですが、望遠レンズだと厳しそう。

数字だけ見ると「X-T4」でも結構余裕ありそうだなと思いましたが、実際入れてみるとちょうどいい。むしろ、これより本体が大きいとちょっとキツイかもという感じ。失敗しないためにも、在庫のある店舗で実際に入れてみた方がよいです。

カメラを出しておきたいときはサコッシュの上に乗せています。半円形であることにより、これまたちょうどよく乗りまして。乗せることで肩への負担が楽になります。あるいは、蓋を開けて半分くらい入れた状態にしたり。カメラもサコッシュも頻繁に使うときはそんな感じです。

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バックポケットが使いやすい
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自分の場合、行動食やスマホなど頻繁にあれこれ出し入れするので、アクセスのいい"ジッパーなしのポケット"がほしいタイプ。山と道の前面ポケットはとても重宝していました。

「SWICT」は背面にスマホや地図を入れておけるバックポケットがあり、これがとっても便利◎XLサイズのポケットは昭文社の登山地図が縦にスポッとちょうどよく入ります。少し大きめのスマホもスポッと。

スマホを落とさないか心配という場合、ネックストラップやスプリングストラップ(バネ式)などで繋ぎ、カラビナ部分に通しておくと安心です(仕事で会社のスマホを使うときはいつも写真のようなスタイル)。

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ジッパーが開けやすい
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止水ジッパーではないため、ジッパーの開け閉めはスムーズ。片手でも割とスムーズに開け閉めできて、そこもポイントが高い。

止水ジッパーは防水性が高まりますが、硬いのがデメリット。以前、山と道の「zip pack」をサコッシュとして使っていましたが、スムーズに開け閉めできないところがストレスになっていました。そして、開け閉めの頻度が高くて壊しました。それ以降、止水ジッパー避けがち…

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使い方は自由自在
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パーゴワークスの特徴は、ショルダー、チェスト、ウェスト、ザックのサブポケットなど、シーンや状況に合わせて使い方を自由に変えられること。

カメラバッグとしての機能を考えたとき、チェストバッグで使える点は大きなメリット。

頻繁に撮りながら歩きたいときは、カメラを首からさげてサコッシュはザックにぶら下げるとか、ウエストポーチにしてしまうとか、ちょっと追いやっておける。サコッシュが煩わしい、でも、ザックの中に入れてしまうと不便というとき、この自由度がとても重宝します。

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仕事でも使いやすいサイズ感
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これは個人的なことですが、登山ツアーの添乗員をやっている関係でサコッシュは大きめが使いやすい。

お金や領収書関係をA5サイズのソフトケースで持ち歩きますが、XLサイズはA5がちょうどよく入ります。山と道のサコッシュも結構大きいのでサイズは問題ありませんでしたが、ジッパーなどがないため失くさない(落とさない)ようのクリックで固定していました。

カメラと仕事で必要なものを同時に持ち歩けることが最大のポイント。

添乗員としての観点だけならパーゴワークスの"パスファインダー"の方が使いやすいと思います。しかし、プライベートと仕事をわけるの面倒だし、どうせカメラは持って行くので。

ちなみに、"パスファインダー"はホーボージュンさんが四国お遍路を歩くときにつくられたそうで。言われてみれば、あの白い頭陀袋のアウトドア版といった形ですね。

デメリット

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防水ではない
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カメラ入れるのに非防水ってアウトでは?

そう思われる方もいるかと。正直、これに関しては私もそうです。たぶん、最大のデメリット。

はじめは防水モデルに絞って探していました。カメラを防塵防滴にしたからといって、ジャンジャン濡らしていいわけではない。しかし、防水モデルのデメリットは"重い・でかい・硬い"など。そして、自分の苦手な止水ジッパー。

カメラ機材だけを入れるカメラバッグとしてなら防水がいいと思います。しかし、自分の場合は"兼サコッシュ"。いや、むしろ"兼カメラバッグ"。ついでにカメラ入っちゃえばいいな〜というノリなので、サコッシュとしての使いやすさに比重を置きました。

撥水加工はされているため水はある程度弾きますが、雨の日は潔くザックにしまうかレインウェアの中。8時間くらいレインを着て歩く機会がありましたが、ずっとレインの内側にしていた結果、生地がしっとりしていました。中まで濡れることはありませんでしたが、湿度は高くなっているので、カメラに限らず濡らしたくないものはジップロックなどで防水対策を。

カメラの防水対策にはシャワーキャップを使っていますが、カメラ用の軽量レインカバーもあるので、こちらも検討中。

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クッション性はない
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トップポケットとバックポケットの間には薄めのクッションが入っていますが、そこ以外は何も入っていないためクッション性は特にありません。

現在廃盤になっている「SWING」は、カメラ専用のインナーバッグの別売りがありましたが、「SWICT」にはない。

クッションを入れるとサコッシュとして使いづらいので入れませんが、その代わり、頻繁には使わないウェットティッシュを底に入れてクッション代わりにしたり。隙間には手ぬぐいを突っ込んだり、持ち物を緩衝材として使っています。結局雑なのは否めない。

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ショルダーストラップは細め
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ショルダーは2mmのストラップ。山と道は肩や首にかける部分が幅広(3.7mm)で良かったのですが、それに比べると細めです。カメラを入れると重くなるのでもう少し幅広だと楽ですが、カラビナに通してあるだけなので、お好きなストラップに替えられます。

「フォーカス」や「パスファインダー」に標準で付属している"Comfort Shoulder"は幅広のパッド入りのため、重くなっても快適です。別売りされており「SWICT」にも取り付け可能。ただ、バックルが付いていないため、ウエストポーチとしては使いづらくなりそう。


Comfort Shoulder

Comfort Shoulder
Comfort Shoulder FOCUS、PATHFINDERに標準付属のショルダーベルト。紛失時やスペアとしてお使いください。SWITCHにも取り付けできます。

カメラにとって"防水ではない"ということは最大のデメリットですが、それ以上の機能(価値)があると判断して「SWICT XL」を選びました。

何を優先するか、何に価値を感じるかは人それぞれですが、この夏3泊4日の縦走2回、4泊5日の縦走1回をともにして満足の使い心地。当分このスタイルでやっていこうと思います。

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他検討したモデル

HYPERLITE MOUNTAIN GEAR「CAMERA POD」

出典:BAMBOO SHOOTS

一番はじめに検討したハイパーライトマウンテンギア「カメラポッド」

サイズ Regular : 17.8cm x 14cm x 9.5cm
Large : 24cm x 16.5cm x 10.8cm
重量 Regular : 77g
Large : 106g
素材 Dyneema® Composite Fabrics
(DCH150 + DCF8)
特徴 ・防水
・耐衝撃性パッド入り
・シンプルで軽量
・ハンドキャリー付
・8箇所のカラビナループで
持ち運び方は自由自在

Regular:小型ミラーレス等
Large:大型ミラーレス等
*レンズの大きさによっては不対応

はじめはカメラを入れるだけのカメラバッグを探していたため、こちらを検討。レギュラーサイズは77g。そんな軽さでクッション性を備えつつ防水という超魅力的なカメラバッグ。

今回は"兼サコッシュ"なので断念しましたが、正直今でも欲しいくらい。お値段はそれなりですが、軽くても200g台というカメラバッグ部門の中では群を抜くULさ。

随所に配されているカラビナループによりチェストやウエストにも対応。さらに、ハンドキャリーまで付いているという細やかさ。

シンプルで機能性抜群。美しいですね。


完売のことも多々ありますが、探せば在庫のあるお店もちらほら。

BAMBOO SHOOTS

【Hyperlite Mountain Gear】カメラポッド レギュラー
登山にカメラが欠かせない方におすすめ! 【CAMERA POD REGULAR / カメラポッド レギュラー】   FEATURED ・HMG純正カメラバッグ ・外側は厚手で耐摩耗性に優れるDCF150を採用 ・内側は軽量かつ防水性に優れたDCF8を採用 ・カメラを守る耐久性と雨が降っても安心な防水性能を兼備 ・ミラー...

PAAGO WORKS「FOCUS」

"兼サコッシュ"として一番悩んだのは、パーゴワークス「フォーカス」

サイズ M:200×120×180mm
(内寸:200×110×170mm)
L:250×130×210mm
(内寸:200×120×200mm)
重量 M:260g(2.5L)
L:300g(4L)
素材 ナイロンPCコーティング
特徴

・止水ジッパー、高い防水性・耐摩耗性
・ポケットが豊富でサコッシュ使いにも◎
・重量、サイズ感も許容範囲

・M:APS-Cサイズのミラーレスカメラと
標準ズームレンズやコンパクトな
単焦点レンズの収納が可能
・L:フルサイズのミラーレスカメラと
標準ズームレンズやコンパクトな
単焦点レンズの収納が可能

*レンズの大きさによっては不対応

防水性が高く、Mサイズなら大きすぎない(Lサイズも許容範囲?)。ポケットも充実していて、特に側面のメッシュポケットが気に入りました。前面ポケットにお財布などのちょっとしたものを入れられるので、"兼サコッシュ"としても使いやすいかなと。

しかし、実物を見ると・・・なんか違うかなあと。

防水なので生地は硬め。さらに、苦手な止水ジッパーで開け閉めもスムーズとは言い難い。そして、それらの"硬め"により前面ポケットがちょっと使いづらいと感じました。Lサイズは大きい分まだ良さそうでしたが、Mサイズだとちょっときつい感じで。

また、カメラ抜きでも形が変わらないので、仮にカメラを入れないときは大きさが気になる。普段使いにもちょっと微妙かなと。

防水で軽量、レンズやミニ三脚、SDカード類など細かい機材をいろいろ持ち歩きたいという方にはとてもいいと思います。

RawLow Mountain Works「Tabitibi Tote」

出典:Black Brick

サコッシュとして人気のロウロウマウンテンワークス「タビチビトート」

サイズ W27cm x H19.5cm
重量 120g
素材 ・1000Dナイロン + ダイニーマ
・X-Pac(210DのVX21) + ダイニーマ
特徴 ・マチの開閉、吹き出しにより1〜5Lの可変容量
・カメラ用ライナーバッグ別売りあり
・止水ジッパー(完全防水ではない)
・持ち手あり
・デイジーチェーンが便利
・自転車のハンドルバーバッグとしても使える
・一気室構造でポケットはない

出典:Black Brick

特徴はなんといっても、1〜5Lまで対応するという懐の深さ。荷物の量によってそこまで姿を変えてくれるのは便利ですね。ついつい入れがちになりそうですが。

形もカメラを入れるのにちょうどよく、カメラ専用の"ライナーバッグ"が別売りであります。5Lまで容量を広げられるので、クッションを入れても余裕がありそうな感じでした。

デザインはもちろん、形も大きさも重量も良さげ。しかし、一つ引っかかったのは"ポケットがない"こと。一気室構造で内ポケットなどもありません。そうなると、自分の場合はたぶん常にジッパーを開けた状態で使うことになり、山と道と同じくクズだらけになるか…今回は保留にしました。


「タビチビトート」も完売になることが多い商品ですが、おしゃれなアウトドアショップには実物が置いてあることもしばしば。

BRACK BRICK

RawLow Mountain Works|ロウロウマウンテンワークス - BLACK BRICK
RawLow Mountain Works|ロウロウマウンテンワークスの正規取扱店で豊富なラインナップ。バッグデザイナーとして20年以上のキャリアを持つ2人のデザイナーが2015年に立ち上げたバックパックを中心とした新しいマウンテンギアのブランド。

THE NORTH FACE「エクスプローラーカメラバッグ」

サイズ H24.5×W15×D13.5cm(4L)
(カメラ収納部内寸:19×17.5×11.5cm)
重量 290g
素材 330DリサイクルDuramax ナイロン
420Dリサイクルナイロン
特徴 ・もう一回り小さい「MLカメラバッグ」あり
防水ではない、止水ジッパーでもない
・サコッシュと兼用にするには微妙

アウトドア用のカメラバッグを調べると、使っている人も多そうだなというザ・ノース・フェイス「エクスプローラーカメラバッグ」。商品名に"カメラバッグ"とついているので、見た目も使い勝手もカメラバッグです。

大きいサイズでも300gを切るので、登山用でも許容範囲だと思います。ただ、カメラ専用の割に防水性は皆無。形や重量はいいけど残念だな〜と思う人は結構いるのではないでしょうか。

使い勝手やポケットがサコッシュ向きではなかったため、こちらは見るだけに留まりました。

モンベル「ドライショルダーM」

出典:モンベル

コスパのいいモンベルで検討したのは「ドライショルダーM」

サイズ S:H14×W22×D5.5cm(1.4L)
M:H17×W28×D8.5cm(3L)
L:H18×W32×D9cm(4.5L)
重量 S:88g
M:170g
L:191g
素材 420デニール・ナイロン
[TPUラミネート]
特徴 ・軽量な防水バッグ(完全防水ではない)
・ウエストの固定ベルトあり
・ジッパーなしの構造
・一気室でポケットなし

ジッパーなしの防水サコッシュ。生地は防水ですが、折り曲げ式のため完全防水ではありません。

雨の日もレインの内側に入れる必要がないため、サコッシュとして使うなら良さげ。しかし、折り曲げ式ということもあり、カメラの出し入れがちょっと微妙(デジカメなどのコンパクトなカメラにはいいと思います)。頻繁に使う場合はもはや入れないだろうなと。

自分のカメラの場合、カメラを収納しやすいと思うほどのマチがあるわけではなく、生地が柔らかめで形が歪になる。クッションを入れるとさらに窮屈になりそうだし、一気室構造でポケットもない。

出典:モンベル

他に、純粋なカメラバッグである「ライトフォトショルルダーM」も見てみましたが、ノースフェイスと同じくサコッシュとして使うには微妙。


モンベル「ドライショルダーM」

https://webshop.montbell.jp/sp/goods/disp.php?product_id=1133196

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まとめ

悩ましい登山のカメラ持ち運び問題。カメラの大きさや使う頻度などで方法はさまざまだと思います。

◼︎ ショルダーよりも首さげ派
◼︎ コンパクトなカメラ
◼︎ 本格的なカメラバッグまでは要らない
◼︎ サコッシュと兼用できたらラッキー

上記のような条件で、さらにポケットが欲しいと考えている方にはパーゴワークスの「SWICT」は使いやすいと思います。

現在使用している「XT-4」は、ミラーレスの中ではそこまでコンパクトとは言えないかもしれませんが、「SWICT」のXLサイズにほどよく収まってくれまして。ポケット含め、全体の機能がとても使いやすいので"兼サコッシュ""兼カメラバッグ"をお探しの方はぜひご検討を。もちろん、純粋なサコッシュとしてもおすすめです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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