伊豆山稜線歩道ロングトレイル②【宇久須峠ー修善寺温泉】

ロ ン グ ト レ イ ル

2021.4.7 – 4.8

歩き人たかちです。

昨日は、天城峠から森の中を歩き山稜線に出ました。東屋のある宇久須峠にて1泊。

2日目の今日は、宇久須峠から達磨山、金冠山を経て修善寺温泉まで約30kmの行程です。

仁科峠からは伊豆スカイラインに沿っているので、展望が常にあるかと思いきや意外に少なく森歩き多め。そして、階段多め。アップダウンを繰り返しながら、温泉を目指して一山一山越えていきます。

   行程
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1日目
天気:晴れ☀︎時々曇り☁︎
気温:1000m付近:10/4℃

風:北西→西 午前1〜2m/s 午後3〜5m/s

天城峠バス停ー天城峠ー古峠ー二本杉峠ー滑沢峠ー三蓋山ーつげ峠ー猫越峠ー猫越岳ー後藤山ー仁科峠ー風早峠ー宇久須峠(泊)

▲ コースタイム:6時間45分
▲ 歩行距離:17.9km
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2日目
天気:晴れ☀︎
気温:11/5℃(1000m付近)

風:2〜3m/s → 8〜10m/s

宇久須峠ー魂の山ー土肥峠ー南無妙峠ー棚場山ー船原峠ー伽藍山ー達磨山ー戸田峠ー金冠山ーだるま山高原レストハウスー修善寺温泉(ホステルノット泊)

▲ コースタイム:8時間5分
▲ 歩行距離:29.9km

*1日目の天城峠〜宇久須峠までの記録はこちら*

風の中を。宇久須峠ー土肥峠

*宇久須峠ー魂の山ー土肥峠:1時間15分*

昨夜は風が穏やかでしたが、朝方にはテントがバサバサ音を立てていました。予報では朝も穏やか、夕方以降強風が吹き荒れる感じでしたが、やはりそんなに甘くはないか。

夜が穏やかだったので、ペグはいいか!と東屋の中にテントを張りましたが、テントがガタガタ…東屋の壁が多少風除けになりましたが、風早峠に張らなくて良かった。

思ったよりもひんやり。行動食を口にしてテントを撤収。6時過ぎに出発です。

開けた山稜線が続くようであれば身体が結構冷えると思いましたが、この先は樹林帯多めになります。

良いロケーションの東屋でした。さようなら。

 

まずは"魂の山"を目指して登る。

と思ったら、下る。鹿が横切りました。

 

そして、また登る。歩き始めからアップダウン。

マメザクラもお目覚め。

 

本日一つ目のピーク"魂の山"に到着。

標高933m。山頂は小スペースです。空には薄い雲も広がり、今日は富士山難しそう。

ここから"土肥峠"に向けて下って行きます。

 

天城峠から仁科峠まではそうでもなかったですが、仁科峠~戸田峠までは階段が多い。歩幅の合わない階段はしんどい。

 

 

ちょりーん。

 

あれよあれよと展望はなくなり、樹林帯へ。

赤樫トレイル。

 

針葉樹トレイルに変わり"土肥峠"に到着。

階段を上がって車道を4km弱行くと「持越温泉」のバス停があるので、ここからエスケープすることも可能。

次の"南無妙峠"まで1km。

針葉樹トレイル。土肥峠ー船原峠

*土肥峠ー南無妙峠ー古奈峠ー棚場山ー船原峠:CT1時間40分

新芽がところどころ美しい。

引き続き針葉樹トレイル。スカイラインの横で登ったり下ったり。

 

 

ヒノキにはほとんど反応しない自分の花粉は終わったも同然で、新緑を楽しむ最高の季節となりました。辛い3月が終わって絶好調。

山の生命、エネルギーをバンバン感じるこの時季は、なんだかんだ一番好きです。新緑のフレッシュグリーンは本当に短いけど、その短さがいい。

 

"南無妙峠"に着きました。

南無妙峠にはテーブルベンチがありました。その脇にはヤマザクラがあり、見上げると綺麗です。針葉樹の中で静かなお花見。

この「南無妙法蓮華教」の石碑があるから南無妙峠とのこと。昔、仲の良い夫婦の乞食がここで行き倒れ、哀れに思った里の人が墓石を建てたそう。若い夫婦がここを通ると急にお腹が空くということがあり、それは"乞食の夫婦がやきもちをやいているから"という昔話があるそうです。

お次は"古奈峠"を越えて"棚場山"まで1.4km。

この水色と黄色が伊豆山稜線歩道の印のようですが、頻繁に出てくるわけではありません。かなり少ないです。

 

季節の移ろい。

下って行くと"古奈峠"に着きました。ここから棚場山は400m。階段の登りです。

樹林帯だと強めの風も涼しいくらいに弱くなり、火照った身体にちょうどいい。

 

振り返る。

"棚場山"に到着。753m。木が茂って正面の展望はありません。

次は"船橋峠"まで1.5km。下って行きます。大体1〜2kmの間隔で峠やら山を通過していきます。

 

 

 

頭上がちょっと開けたり、また針葉樹の中に入ったり。

桜の花びら絨毯トレイル。散っても美しいのが自然。よい。

 

快適に歩いていると"船原峠"に着きました。

バスの通る国道にある峠で駐車場もあります。船橋峠で区切り、バスで麓へ下山して1泊。翌日また戻って続きからという歩き方もできますね。

 

一度車道を横切ります。階段下には東屋がありました。

修善寺温泉から歩く場合は、この辺りでのストップがちょうど良さそうです。トイレはありませんが、風は気にならなさそう。

全肯定の半分を過ぎました。再びトレイルへ。

スカイライン。船原峠ー達磨山

*舩原峠ー土肥駐車場ー伽藍山ー古希山ー達磨山:CT2時間*

まずは"土肥駐車場"と、その先の"伽藍山"を目指します。

ここからも階段多め。

 

 

10分くらい歩くと車道にでました。スカイラインは流石に景色が良いです。桜もまだ残っていて、歩き花見。平日なので車やバイクは少なく快適。

途中で車道からトレイルへ。

登って下るとまた車道。車道をショートカットしていますが、階段嫌だ!という場合はスカイラインでも問題なし。

バイクのお兄さんたちも気持ちよさげ。

海まで見えるのはいいですね~♪

 

 

"土肥駐車場"に着きました。ベンチなど何もない東屋が一つ。

ここから"伽藍山"までは400m。

 

 

 

階段と刈り払いのされた道を登って行くと車道に出た…と思いきや、ここが"伽藍山"。車道の脇って感じ。

特に何もない。

そのまま先へ。トレイルは笹の中を。

達磨山を捉えました。富士山が見えるはずですが、完全に雲の中。

 

 

"古希山"に到着。このまま達磨山まで山稜線歩道らしい景色が続きます。

しかし、笹で周囲の景色が見えないこともしばしば。

古希山から下って車道に出ると、またトレイルに入ります。しかし、達磨山に登る前にまた車道に出ます。

正直、古希山下山地点から達磨山700m手前の駐車場までは車道で良かったなと思いました。山稜線が大きくショートカットする訳でもなく、車道だとそのまま緩やかに下るだけ。

達磨山1.1km手前でトレイルに入りますが・・・

登ってすぐに階段を下ります。

そして戸田駐車場に出て、達磨山まであと700m。

気合を入れて再び登り始めます。暑い!!

スカイラインがカーブしている箇所が先ほど登って下った場所。うん、やっぱり車道で良かったな、あそこは…という程の距離。

 

えっちらおっちら登って"達磨山"に到着◎

個人的に、今日のラスボスは達磨山と思って歩いていました。

良き眺め。しかし、風が強い。

富士山は雲の中だし、休憩に良さげな岩には先客がいたのでそのまま先へ。風も強いと長居は辛い。

寄り道金冠山。達磨山〜レストハウス

*達磨山ー小達磨山ー戸田峠ー金冠山ーだるま山高原レストハウス:CT2時間*

本当はここで真正面に富士山。悔しい。冬とか空気の澄んだ時季は奇麗な富士山を拝めそうです。

それにしてもやっぱり階段。というか、ほぼ全部階段の達磨山。

 

下り切るとまた車道に合流。"小達磨山"を経由して"戸田峠"を目指します。

 

 

階段お好きね!

"小達磨山"に到着。樹林の中です。

金冠山~達磨山まではハイキングする方も多いようで、いきなりハイカーが増えました。達磨山まで誰にも会いませんでしたが・・・

ジオパーク感。

ここからも、もうお馴染みの階段です。金冠山の方から達磨山に登るのは結構しんどそう。

 

 

 

最後の方はアセビのトンネルになりました。昨日も後半にたくさんありましたが、白い花がたわわに咲いています。桜のピンクとアセビの白が綺麗。ほんのりいい香りも。

頭上に花があるのはいいですね。メルヘン。

 

まもなく"戸田峠"に到着。

階段の上り下りをしまくって、ここまでで結構満足気味。金冠山どうしようかな~と悩みましたが、せっかくなので登りに行きました。戸田峠から10分程。

 

 

舗装道をぐんぐん歩きます。斜面にはたくさんの桜とフレッシュグリーン。素敵。

途中に"だるまやま高原レストハウス"への分岐があります。

その分岐から山頂まで300m。最後に一気に登ります。

"金冠山"到着―。風強いー。

本来はここも真正面に富士山が見えるわけですが・・・雲よ!

マメザクラを最後に愛でて、レストハウスへ向かいました。風でやっぱり長居はできない。

金冠山は一番人が多かったです。ドライブと一緒に楽しむ人が多いようで。

先ほどの分岐からの道は、夏のスキー場を歩いているような感じでした。防火帯でもある広くて歩きやすいトレイルが続きます。

 

 

 

ヤマザクラがいい感じ。レストハウスに車を置いて、そこから金冠山に登る人もいますが、戸田峠に車を停めて登る人が多いと思うので、この道は静かでした。お花見の穴場スポットかもしれない。

クロモジも新芽がぐんぐん成長中。

最後の方まで広い道でとても歩きやすかったです。

これにて終了。すぐそこがレストハウス。

だるま山高原レストハウス

だるま山高原にはキャンプ場もあります。1日目に修善寺駅からここまで登り1泊、2日目に山稜線歩道を一気に抜けるというプランも考えましたが、忙しなくなりそうなのでやめました。

富士山の見える良さげなキャンプ場ですが、フリーサイトで1泊¥2,500とお高い。

 

 

心の目で富士山を眺めながら軽食をいただきます。「鹿肉味噌おにぎり」で腹ごしらえをして、しばし休憩。

ここから"虹の郷"まで修善寺歩道で7.9km、車道で6.5kmもうロードでいいかな…車道を下ることにしました。

ロードの先に修善寺温泉

*だるま山高原レストハウスーファミリーマート修善寺温泉店ー筥湯ーホステルノット:CT2時間*

 

修善寺歩道はどんな道なのだろうかと思いながら、車道を一気に下って行きます。修善寺温泉まで約10km。

登山地図には、修善寺歩道の方に「マメザクラ」と記載があるので気持ちがいい道なのかもしれない。でも、車道の方も桜が咲いて、新緑が綺麗。ロードはロードで楽しいことも。

 

途中途中で修善寺歩道と合流します。その度にどんな道なのだろう…と覗いてみたり。合流地点は登ったり下ったりという感じですが、トレイルによってはすごく気持ち良さげ。

 

一番最後の歩道だけ入ってみました。すぐに車道に合流しましたが、ここは歩きやすくて気分爽快。やっぱり土は優しい。

伊豆山稜線歩道全体を通してウグイスの綺麗な声が響き渡っていて、この2日間で耳が随分浄化されました。

綺麗に「ホーホケキョ!」と鳴く子もいましたが、「ホ~ホケッキョ!」と最後ちょっとつっかえるのが、春のはじまりを感じる。可愛い。

 

車道の脇にはホンスミレ。純粋なスミレですが、山ではあまり見ないので、気分がいい。「スミレみっけ!」という嬉しさ。

学名は「マンジュリカ」というらしいです。日本古来のスミレという感じで、濃い紫が美しい。

 

ゴルフ場の脇を通り、そのまま下り続け、やっと温泉街に着きました。

早速汗を流したいところですが、明日の行動食含め食料調達のために1km程離れたファミリーマートに寄ります。

温泉街のごはん屋さんはランチのあとに一旦閉めて、17時~18時頃にディナーでまた再開というお店が多かったです。そこまで何も食べないのはお腹が持たないのでコンビニへ。

美味しそうなお店もいくつか発見。

*修善寺no洋食屋*

ゲストハウスでも大々的に紹介されていたお店。17時からディナーが始まるので、小腹を満たしてここで食べてもよかったと後悔しているお店。

修善寺no洋食屋は静岡県伊豆市の修善寺温泉入口にある昭和レトロな洋食レストラン
『修善寺no洋食屋』は静岡県伊豆市修善寺温泉入口にある昭和モダンな洋食レストラン

 

*あまご茶屋*

あまごの漬け丼も天重も御膳も、すべて美味しそう。御膳は前日までに予約とのこと。

この日は臨時休業という貼り紙があり、残念ながら入れず。だるま山高原レストハウスにもありましたが、この辺りでは"わさびアイスクリーム"が名物のよう。わさび味のアイスではなく、バニラアイスにすり下ろしたわさびがちょこっと乗ってる。もう少し暑い時期に来たら食べてみたい。

伊豆あまご倶楽部
天城の清流ではぐくまれる上質なあまご・わさびは、あまご倶楽部へ!

学生の頃、ダイビングの合宿で年に3,4回修善寺駅に来ていましたが、温泉街まで足を運んだことはありませんでした。馴染みがあるようでない修善寺。

 

華やかというよりは、しんみりのんびりな温泉街で好みの雰囲気。川を中心に広がっています。

足湯のテラスもあり、新緑が綺麗で気候が丁度良い4月、5月は最高です、きっと。

 

そして、近くの「筥湯」へ。350円で入浴できます。

洗い場は3つでこじんまりしていましたが、檜の浴槽は広々していて、手足を伸ばしてゆっくり浸かれました。

温泉街に旅行者はちらっと歩いていた程度。筥湯には地元の人が2人、交互に来た程度。とても良い温泉でした。350円で温泉に入れるのはありがたい。ドライヤーも完備。

*筥湯*

温泉 修善寺温泉

 

川の中心には「独鈷の湯」という河湯があります。しかし、法律に則った浴場ではないから入れないと。足湯も駄目だと。見世物?的な存在となっております。

ちょっと手をつけてみるとぬるま湯。足湯には良さそうだけど。

せっかくなので、近くの「竹林の小径」へ。趣があります。

お洒落なタピオカのお店もありました。タピオカはどこまでも進出してるな。

 

風が吹き抜けて、西日に照らされ、ものすごく爽やか。これこれ、この時季はこれがいい・・・

真ん中には竹で作られた大きなベンチ。寝っころがりたい。かっこいいですね。

 

タケノコの季節。竹林は爽やかだし、もみじは奇麗だし。いやはや最高。夜はライトアップされます。

 

 

修善寺。

東屋の足湯もあります。

すでに閉店していますが、なんだかいろいろなお店が入っている建物。

そして、今日のお宿「ホステルノット」へ。

赤い暖簾が目印です。木を基調としたとっても素敵なゲストハウス。

玄関入るとすぐに共有スペース。

受付で「今日はお一人なので、好きに使ってください」と言われました。コロナで訪日の旅行者がいないので、平日だと宿に一人ということもしばしば。週末であれば、日本の旅人も泊まっているとは思いますが、ちょっと寂しい。

手作りのごはん屋さんの紹介もあります。

伊豆半島の紹介も手作り。伊豆への愛を感じます。

先程のごはん屋紹介とは別で、「修善寺no洋食屋」のみを紹介したファイルも。人気店のようです。

 

 

キッチンも素敵です。水、お茶、珈琲はフリー。ドリッパー類もしっかり用意されています。

wifiも、もちろんある。

 

 

部屋はシンプルで落ち着く空間。暖簾が素敵です。

ようやく歩けた伊豆山稜線歩道。夏場は苦行なので、秋〜春が歩きやすいと思います。風は強い日が多いので、要チェック。前日まで風予報を見ていましたが、予報よりも強めでした。

コースは天城峠からでも、戸田峠からでも、どちらもアップダウンで大して変わらないと思います。天城峠〜戸田峠間のコースタイムは、戸田峠スタートの方が10分長いだけ。

今回は雲の中でしたが、天城峠スタートだと最後の方で富士山を正面に見ながら歩くことができるので、それは◎。修善寺温泉〜戸田峠間は下りにして良かったという印象なので、個人的には天城峠スタートで正解でした。

布団で思いっきり寝ようと思いつつ、置いてあった本を見ていたら21時になっていました。

明日は修善寺駅から原木駅に電車で移動して"沼津アルプス"を歩きます。

とっても居心地の良いゲストハウスでした。おすすめ。

*ホステルノット*

Hostel Knot - ゲストハウス- 伊豆修善寺
Hostel Knot - 2018年にオープンした伊豆市修善寺にあるゲストハウス。レトロで情緒ある街並み、自然に囲まれた温泉街の中心に位置しています。素泊まり¥3300から宿泊ができます。カプセルタイプのお部屋は男女混合、女性専用のお部屋と個室を一部屋ご用意しております。一棟貸切のご案内もしております。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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