地球に優しい日焼け止め

自 然

歩き人たかちです。

今ではすっかり山が中心ですが、一番初めの本格的なアウトドアは"スキューバダイビング"

学生時代、ダイビングクラブに入部し海の世界に触れました。環境学部に所属し、ゼミの研究で屋久島を歩いたことをきっかけに「美しい森をもっと見たい」と山にも夢中になり、スペインのロングトレイルを歩き…今に至ります。回数は減りましたが、ダイビングも続けています。

2018年、ダイバーとして気になるニュースに遭遇したのをきっかけに、日焼け止めの"成分"を全て確認するようになりました。まずはそちらのニュースから…

世界初。日焼け止めの法律

そのニュースというのは…

2018年7月にハワイ州のデイビッド・イゲ州知事が危険成分を含む日焼け止めの使用を禁じる法案に米国で初めて署名2021年1月より施工するというもの。

さらに、ハワイに先駆けて2020年1月より、ダイビングの聖地パラオで施行されると。内容は「有害成分を含む日焼け止めの輸入、販売、持ち込み禁止」

日焼け止めに関する法律が施行されるのは世界初。各国規定の有害物質の入った日焼け止めを持ち込んだ場合は没収、輸入や販売をした場合は1000ドル以下の罰金が科せられます。

パラオで禁止されている成分は10種類。

【紫外線吸収剤
◾︎オキシベンゾン
◾︎オクチノキサート(別名:メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
◾︎オクトクリレン
◾︎エンザカメン

【防腐剤
◾︎トリクロソン
◾︎メチルパラベン
◾︎エチルパラベン
◾︎ブチルパラベン
◾︎ベンジルパラベン
◾︎フェノキシエタノール

ハワイはパラオほど厳格ではなく、特に有害性が強いとされる"オキシベンゾン"と"オクチノキサート"の2種類が禁止されました。

*オクチノキサートの化粧品表示名"メトキシケイヒ酸エチルヘキシル"であり、こちらで記載されていることが多いので要注意。

現在は、この日焼け止めに関する動きがさらに多くの国に広がり、カリブ海のボネール島、フロリダのキーウェスト、メキシコの各ビーチアルバ、バージン諸島などで販売禁止や使用停止を求めています。

ダイバーの間でも"日焼け止めを塗る、塗らない問題"がよく話されます。「絶対に塗らない!!」という強い信念を持っているダイバーも多いです。

私自身も学生時代は塗っていませんでした。海の環境に有害であるということに加え、ただ単に日焼け止めが嫌い、塗り直しが面倒、どうせ焼けるという理由もありましたが・・・

ただ、紫外線は人体にも悪影響を及ぼすので、健康面を考えると全く塗らないのも良くない。長袖を着る、帽子を被るなどの対策を取り、できる限り日焼け止めを使用しないことが環境にはもちろん良いですが、これも人間と自然の共存。これからは成分を考えて使用することが求められます。

日焼け止めによる環境破壊

人の肌から海へ流される日焼け止めの量は、年間6000〜1万4000トンといわれています。海へ入る人口が増えれば、さらにその数字は大きくなっていくはず。

1本50g前後の日焼け止め何本分…と気が遠くなるような数字。ドバドバとチューブの中身を垂れ流していると考えると恐ろしくなります。

海全体に影響がありますが、身近な問題として挙げられているのが"サンゴの白化現象"です。

サンゴは"褐虫藻"という植物プランクトンと共生しています。褐虫藻が光合成を行うことにより、サンゴは栄養を得て生きられる仕組み。しかし、海水温が一定以上高くなったり、海が汚染されることによりサンゴの体内の褐虫藻は減少し、白く変化していきます。この白化状態が長期間続くことにより、サンゴは栄養を得られずに死んでしまうという問題。

サンゴにとって一番の脅威は"気候変動による温暖化"ですが、日焼け止めなどの汚染物質の流出も要因の一つ。特に有害であるとされる"オキシベンゾン""オクチノキサート"に関しては、影響が強いといわれます。

青い海に広がる真っ白なサンゴ礁を見て「綺麗」と言う人もいます。しかし、そのサンゴはまもなく死を迎える姿かもしれません。専門家の間では「サンゴのゾンビ」ともいわれています。

↓2016年の夏、沖縄で起きた大規模白化の様子を記した、National geographicの記事です。白化したサンゴの群落がとても不気味…

美しくも切ない、沖縄の白化現象の記録
2016年夏、沖縄の海で起きたサンゴやイソギンチャクの大規模な白化現象。日経ナショナル ジオグラフィック写真賞2016ネイチャー部門最優秀賞の古見きゅう氏が撮影した。

生きているサンゴ礁は本当に色彩豊かで、慶良間諸島の阿嘉島で見た群落は圧巻でした。あまりにも素晴らしくて、泳ぎながら涙が出たほど。

何万種もの生物の生活の場であるサンゴを守ることは同時に、自分たちの生活を守ること。

日焼け止めによる環境破壊は主に"海"の問題として取り上げられていますが、山でも知らず知らずのうちに日焼け止めを垂れ流していることもしばしば。

日焼け止めを塗った皮膚から汗がポタポタ地面に落ちる。日焼け止めを塗った肌を拭いた手ぬぐいを川や水場で濡らす。これらは立派な環境汚染。

シリコンやポリマーなどの合成樹脂は土で生分解されにくく、分解が不十分なまま川や海へと流れていきます。水の中ではほとんど分解されないため、溜まっていく一方です。

いつ、どこで汚染してしまうかかわからないアウトドア。日焼け止めのことは、海だけでなく山でも考えていきたい問題です。

「オーガニック」「子供用」でもNG

このニュースを知ってから、家にある市販の日焼け止めの成分を確認してみました。

"絶対に焼かない"というような売り文句のつく強めの日焼け止めは、有害物質が多く入っている確率が高いです。

子供用は肌に優しいイメージがありますが、紫外線吸収剤の「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(オクチノキサート)」と、防腐剤の添加物である「メチルパラベン」「フェノキシエタノール」が含まれていて、ハワイでもパラオでも禁止の対象。

子供用だから、数値が低いからといって肌に良いとは限りません。

アウトドアショップに置いてあったオーガニック系の日焼け止めの成分も確認しましたが、そこで販売されていたものにも「フェノキシエタノール」が含まれており、これもパラオではアウト。

他のオーガニック系の日焼け止めでも、1〜2種類は有害物質といわれる成分が含まれるものが多かったです。"海に優しい"とか"サンゴに優しい"というキャッチフレーズのものでも入っていることがあるので、成分表の確認は必須。

ハワイの場合は、特に有害である2種類のみの禁止なのでクリアする日焼け止めが多くありますが、パラオでは非常に厳格に禁止されていることがよくわかります。

日焼け止めを選ぶ基準

「オーガニック」「自然由来」「環境に優しい」…

さまざまな言葉がつく商品は多数ありますが、成分表をよく見ると、しれっと禁止成分が入っていることもしばしば。

限りなくローインパクトにするためには、以下の基準を多く満たすものがいいと思います。

◾︎パラオ規定の10種類の有害成分不使用
◾︎ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)
◾︎天然成分100%
◾︎ノンナノ粒子(ナノ成分不使用)
◾︎ウォータープルーフ
◾︎クルエルティフリー(動物実験をしない)
◾︎クレンジング不要
◾︎パッケージ、容器の素材

【有害成分不使用】
有害成分は法律の部分で触れた10種類。特に有害とされる「オキシベンゾン」「オクチノキサート」は環境だけでなく人体にも影響するので、これらは最低限入っていないものが◎

オーガニック系のものや、子供用、敏感肌用などでも「フェノキシエタノール」を含むものは結構多いです。

【ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)】
日焼け止めに使用される成分には「紫外線吸収剤」「紫外線散乱剤」の2種類があります。

「紫外線吸収剤」は、紫外線を一度吸収してから放出するため、敏感肌の場合はアレルギー反応がでることがあります。また、肌から体内に取り込まれ、血液中に流れることも研究で明らかになってきています。

吸収剤による人体への影響がどの程度あるかについては、解明されていないことも多いようですが、化学物質が体内に入ることを避けた方がいいことは明らか。特に有害であるとされる紫外線吸収剤"オキシベンゾン"には要注意。

「紫外線散乱剤」は紫外線を跳ね返す成分のため吸収されることはなく、肌へのダメージを防ぎます。

現在、血中に取り込まれない成分は「酸化亜鉛」と「酸化チタン」の2種類のみといわれています。これらの成分の日焼け止めは"ミネラルベース"とも呼ばれます。

【天然成分100%】
「オーガニック」「自然由来」という言葉だけでは不十分であると何度も記載していますが、重要なのは"どの程度オーガニックなのか、自然由来なのか"ということ。

何%以上ならオーガニックなどという基準はないため、少し使用しているだけでも謳い文句となります。そのため、オーガニックの商品こそ、成分表を細かく確認することがとても大切。

石油フリー、合成着色料フリー、合成香料フリーだけではなく、何が使われていて何が使われていないのかをしっかり確認。

ただし、植物由来、自然由来のものでも肌に合わない場合もあるので、アレルギーがある場合や敏感肌の場合は要注意。パッチテストや試供品から試すことをおすすめします。

【ノンナノ粒子】
ナノ粒子にする理由は、日焼け止めの"白浮き"を防ぐため。粒を微細にすることで肌に馴染ませ、白くなってしまうのを防ぎます。

しかし、ナノ化された微細な粒子が海に流れることで、サンゴが誤って吸収してしまうという問題が発生しています。このこともサンゴの白化現象の要因の一つということで、"ノンナノ粒子""ナノ化フリー"であるかは確認したいポイント。

粒子が大きいことでサンゴへの影響を減らすことができ、また、皮膚の奥にも入り込まないため人体にも優しいとされます。

【ウォータープルーフ】
まずは、できる限り"海に流れない"ことが大事なので、ウォータープルーフであることはとても大切。日常使用の場合も気にする部分だと思いますが、塗り直しの量を減らす(使用量を減らす)効果もあるので、ウォータープルーフや水に強いものがいいです。

【クルエルティフリー】
「動物実験をしていません」という"クルエルティフリー"の日焼け止めも増えています。

成分のみならず"製造方法"も選択肢の一つ。ダウンやウールなどの天然資源を使用した製品でもそうですが、ものを選ぶ基準として頭に入れておきたいポイントです。

【クレンジング不要】
天然成分の日焼け止めは「石鹸で落ちる」というものが多くあります。"クレンジング不要=水質汚染の減少"に繋がります。

クレンジングが必要ということは、"シリコン"が使われていることがほとんど。シリコンはアルコールやパラベンなどと同じく防腐剤として使用され、肌への刺激を感じやすい成分です。

少しでも汚染物質を流さないことは、生活の上で心掛けたいポイント。

【パッケージ、容器の素材】
環境に優しい日焼け止めでも、プラスチックのパッケージや容器を使用しているとプラスチックゴミを増やす原因となります。

アルミ容器や100%再生プラスチックボトルを使用していることも、環境を考える上で大事な要素。その他、使用済容器の回収、リサイクルを行なっているメーカーもあります。

容器や過剰包装に関しても気にかけているメーカーを選んでいきたいです。

有害物質ゼロの日焼け止め

パラオをクリアする日焼け止めを探し、これまでに2種類使用したのでご紹介します。

森で、日やけ止め。

株式会社フルフリの「森で、日やけ止め。」

海バージョンの「海で、日やけ止め。」もあります。

◾︎UVB波:SPF23
◾︎UVA波:PA+++


◾︎ユーカリ、ハッカ配合で虫除け効果あり
◾︎ナノ成分不使用
◾︎水に強め(ウォータープルーフではない)
◾︎
クレンジング不要

UVB波は生物への悪影響が大きいですが、波長の長さは中程度であり日光に占める割合は0.1%程。肌の表側(表皮)に影響を及ぼす波長で、赤く日焼けをさせます。ヒリヒリと火傷のような痛さを伴う日焼けはUVB波が原因です。

UVA波は、大気ではあまり吸収されずに地表に届く波長の長い光線。肌の内側まで浸透しメラニン色素が沈着。肌が黒くなり、シミ、シワ、皮膚ガンなど老化を促進させます。

森バージョンの成分は以下。

水、グリセリン、酸化亜鉛、ホホバ種子油、オリーブ果実油、ヤシ油、ミツロウ、シルク、チャ葉エキス、アロエベラ葉エキス、アルギニン、ホスファチジルコリン、トコフェロール、ペンチレングリコール、BG、結晶セルロール、セルロースガム、キサンタンガム、ユーカリシトリオドラ油、ラベンダー油、ハッカ葉油、ヒノキ油

パラオで禁止されている10種類の有害物質はゼロ。多くは植物由来の成分でできています。

香りはハッカとユーカリ強め(虫が嫌がるアロマ成分含有)なので、虫除け効果も得られるという一石二鳥の日焼け止め。塗った時にスーッと涼しくなり、鼻にツーンとかスースーきます。無香料に慣れていたり、ハッカ油が苦手な方には、うっ…とくるかもしれません。

ウォータープルーフではありませんが、水には強め。塗ったあとの手は水を結構弾きます。ウェットティッシュで拭けばそこまで気になりません。

石鹸で落ちるのでクレンジング不要。3年くらい前からクレンジングの使用をやめたので、"クレンジング不要"は大事なポイントとなっています。(このあたりのことも紹介したいと思っています。)

使い心地としては、ちょっとだけベタつきを感じました。ネットでは「サラリと伸びてべとつかず、白浮きもしません。」とありますが、とにかく"サラサラ"を謳う日焼け止めには敵わないという感じ。多少白くなりましたが、特に気になりませんでした。

使用期限は開封から1年以内。これは市販の日焼け止めも同じで、1年以上経ったものは劣化して効果が低くなり、肌にも良くないといわれます。私自身は、アウトドア以外で使用しないので、なるべく小さいタイプを選んでいます。

1年に近づく程、白浮きやベタつきが多くなりました。開封仕立ての頃よりも塗ったときの重みを感じたので、やはり早めに使い切った方がいいです。1年以上経つと、ヨーグルトが水分と分離したような感じになりました。

稜線や雪山を歩いたあとも、焼けた感じはほとんどありません。元々日焼け止めをあまり使ってこなかったので比べようがないのですが、しっかり効果は出ていると思います。

強さは「SPF23 PA+++」と、市販のものに比べると数値は低くなります。オーガニック系のものはSPF20〜30くらいの数値が多い印象ですが、現在は国内最高レベルの数値のものも多くあります。

どんなに強い日焼け止めも塗り直しは必要になるので、こまめに塗り直すことが大事。2〜3時間ごと、タオルで汗を拭いた後は塗り直しを。塗り直しを怠った山行では焼けていました。

海と森で日焼け止め
海と森で日焼け止め。 成分・質感とも、フルフリのこだわりをかたちにした、お肌にも海にもやさしい、オリジナルのノンケミカル日焼け止め。サンゴ礁にやさしい紫外線吸収剤、防腐剤無添加。ミネラルファンデーションの下地にも。

サンゴに優しい日焼け止め

現在使用しているものが「サンゴに優しい日焼け止め」。名前がストレートでインパクトがあります。

◾︎UVB波:SPF50+
◾︎UVA波:PA++++


◾︎国内最高レベル
◾︎使用成分が少ない
◾︎ノンナノ粒子
◾︎ウォータープルーフ
◾︎クレンジング不要
◾︎クルエルティフリー
◾︎プラスチックフリーの容器、梱包

◾︎売上の一部はサンゴの保全活動に

こちらの成分は以下。

ゴマ種子油、酸化亜鉛(ノンナノ)、ヤシ油(ココナッツオイル)、ミツロウ、シア脂、ホホバ種子油、ラベンダー花油、セイヨウハッカ油、ユーカリ葉油

この日焼け止めの特徴は、使用されている成分が非常に少ないこと。「森で、日やけ止め。」と比べても半分以下で、これで日焼け止めができるのかというほど。

何年か前から身近なものの"成分"を気にするようになりました。石鹸、シャンプー、リンス、化粧水、洗剤類…

"環境に優しい"ということに加え、自分自身も「自然体でいたい」「シンプルにケアしたい」、そんな思いから成分表を必ず確認しています。

成分がとてもシンプルな日焼け止めですが、「SPF50+、UVA++++」と国内最高レベル。保湿美容成分が60%以上配合され、日焼けに一番よくない"乾燥"も防ぎます。化粧下地としても使用可能です。

酸化亜鉛を使用しており、"ノンナノ粒子"の日焼け止め。お湯と石鹸で落ちるので、クレンジング不要です。

パッケージ、容器ともに"プラスチックフリー"。梱包に関しても「過剰包装はしません」というスタイルで、できる限りゴミが出ないように配慮されています。

使い心地は、バームタイプなのですごくサラサラとはなりませんが、ベタベタもしないという感じ。(感覚は個人差があります。)クリームのような滑らかさはあまりないですが、伸びの良い粉という感覚。リキッドファンデーションのような感じでしょうか。指の腹では掬いにくいので、爪の背で削り取るように掬って使用します。

塗るのに少し時間がかかるので、身体全体に使用するとなると結構大変だと思います。なので、顔用として使っています。

白浮きに関しては、ちょっと白くなります。「森で、日やけ止め。」よりも白くなる感じですが、私自身はそこまで気になりません。ナノ化されていない日焼け止めは、多少白さが出てしまうものだと思っています。「白浮きしない」と記載されているものも多いですが、そこはあまり期待しない方がいいかもしれません。白浮きよりもサンゴが大事という考え。

一気に塗ろうとすると白くなりすぎるので、少量を伸ばしていきます。パッケージにも「少量を肌に乗せて伸ばす」と記載されていますが、スーッと伸びるものではないので、少量で厚みが出ます。これが嫌な人もいると思いますが、薄く何度も大量に塗るよりは、こっちの方がいいかなと思ったり。

香りはラベンダーが中心で、ユーカリなどのリラックス効果の高いものが4種類配合されています。塗るとオーガニック系のお店の香りに包まれるようで、無香料に慣れている人、好きな人にはちょっとキツく感じるかもしれません。個人的にも無香料だと嬉しい。

遮るもののない晴天の富士山で使用しましたが、焼けた感じは特になく(帽子あり)、ウォータープルーフのため汗に強い感じもありました。

山でも海でも、日焼け止めのみで絶対に焼かないというのは無理なので、帽子や衣類でカバーしなければ焼けるときは焼けます。海のレジャーの方が焼けやすいですが、とりあえず日本一の頂で浴びた紫外線には効果があったようなので、満足しています。

元々顔に何かを塗るのが好きではないので、日焼け止めも塗りたくないというのが正直な気持ち。何も流出させないのが環境には一番いいですが、健康を考えると塗った方がいい。

数値が高いけど使用成分は少なく、香りはちょっと強いですが塗り心地は悪くないので、しばらく試してみたいと思います。

売上の一部はサンゴの保全活動に活用されます。

サンゴに優しい日焼け止め バームタイプ40g | naturalshop
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気になる日焼け止め

日焼け止めの法律可決により海に優しい日焼け止めが増え、注目を浴びています。国内最高レベルの「SPF50+ PA++++」であるものも多く、"オーガニック=効果が弱い"という概念も無くなりつつあると思います。

今後試したいと思うものをいくつかピックアップ。

Coral Friendly 

神奈川県の藤沢に本店があるダイビングショップ「パパラギダイビングスクール」が開発。海を愛するダイバーやシュノーケラーが安心して使えるノンケミカルの日焼け止めです。

佐渡沖の海洋深層水を100%使ったコメ発酵液を含有しており、保湿美肌成分のミネラルと酵素をたっぷり含んでいることが特徴。「SPF50 PA+++」と、アウトドア使用にも十分な数値となっています。

沖縄をはじめとしたサンゴ礁が予想以上のスピードで失われていることを間近で見るにあたり、「できることから始めよう」というモットーで開発されました。日焼け止めの開発は海を守る活動の一つであり、その他の活動も行なっています。売り上げの1%はサンゴ礁保全活動に使用されます。

次に試してみたいと思っている商品です。

Coral Friendly UVクリーム
Coral Friendly UVクリーム

ALL GOOD

環境や社会に配慮した事業活動を行う、アメリカのオーガニックスキンケアブランド。ケミカルフリーで、サンゴ礁など海への影響を最小限に抑えた商品を開発。売上の1%以上を承認された環境保護団体に寄付する非営利団体「1% for the planet」に参加しています。

「サンスクリーンバターspf50+」は、使用成分が非常に少なく、無香料。スティックタイプやリップクリームなど、他のラインナップも気になります。

ALL good | オールグッド 公式オンラインストア
サンゴ礁にやさしい日焼け止め オールグッド 公式オンラインストア。アメリカ・カルフォルニア発、自然と調和した生活を送ることを目標として掲げるエコロジカル・ボディケアブランドです。サンゴ礁にやさしい日焼け止めを提供しています。

moani organics

自然も、自分たちも、いつまでも健康で美しくあるために、とことんこだわり抜いて開発されたオーガニックブランド。遺伝子組み換え原料や精油、天然成分などへのこだわりが強いですが、国内最高レベルの「SPF50+ PA++++」。

国際的な第一級の有機認定機関「エコサート」による厳しいオーガニック基準に合格した認証品です。

色はベージュなので、白浮きが気になる場合は使いやすいかもしれません。

moani organics | モアニ・オーガニクス
海と太陽を愛する女性のためのMADE IN JAPANの認証オーガニック・コスメ/日焼け/赤ちゃん/敏感肌/乾燥肌/美肌/紫外線

RUHAKU

沖縄の自然の恵みをふんだんに使用したスキンケアブランド。全製品、世界規模のオーガニック認証である「エコサート認証」を取得しています。

琉白の「月桃UVボディヴェール」は、月桃やアロエ、カレンデュラ、ゼニアオイなどの美容成分を配合し、UVカットをしながらハリを保ち、美肌効果も得られます。

「SPF50+ PA++++」と国内最高レベル。開封後の使用期限は3ヶ月と短く、天然成分であることが強く感じられます。

月桃UVボディヴェール60mL【エコサートオーガニック認定品】
沖縄オーガニックコスメ琉白(るはく・ルハク)は、ストレス社会を美しく生きるすべての人の癒しと自律のスキンケアブランドです。月桃UVボディヴェール60mL【エコサートオーガニック認定品】詳細ページはこちら

OSAJI

人の「皮膚」の構造や機能を徹底的に追及しているmade in japanブランド。

人の皮膚は植物のどんな要素を受け入れ、どんな要素を拒絶するのか。触れたらかぶれる植物があるように、どの植物も安全という訳ではないということに着目。人の皮膚を生学的に学び、植物との相性を熟知することで、安全な商品づくりを行っています。

OSAJIは国際的なオーガニックコスメの認証を受けていません。認証の基準の中で、使用して良いとされている成分、使用すべきとされている成分、それらでは"真に安全なものが作れない"と考えているためです。

全身用の日焼け止めはなく、顔と身体で分かれています。これも、それぞれの"皮膚"を考えてのこと。コスメ全体が注目され、容器も日本文化に浸透するデザインとなっています。

https://osaji.net/c/bodycare/sunstick

ご紹介させていただいた商品は、環境に配慮した数ある日焼け止めの中の一部です。他にも様々なものがあるので、使用成分と"自分が大切にしている基準"を照らし合わせて探してみてください。

最後に

山岳環境のみならず、海の環境破壊も非常に深刻な問題です。特に"海洋プラスチック"は大問題であり、海を泳いでいてゴミが漂っていると、本当にやるせない気持ちになります。その気持ちは、海でも山でも街でも同じです。

WWF JAPANの海洋プラスチック問題の記事を掲載させていただきます↓

海洋プラスチック問題について
波と共に押し寄せ、海岸を埋め尽くすゴミの山。洋上はるかな無人島の浜にも打ち上げられる空のペットボトル。海流に乗って何千キロも流され、浮遊を続けるビニール袋、海底の泥の中に大量に堆積するマイクロプラスチック… 今、海に大量に流入するプラスチックが、世界的な問題となっています。経済の成長や便利なライフスタイルへの移行と共に...

山で多くの生き物が息をしているように、海にもたくさんの生き物が暮らしています。自分たちの出したプラスチックゴミを食べた魚が食卓に上がり、人間の体内に取り込まれる。頭ではわかっていても、実際の現場を見たり、経験したりしないと現実味が湧かないことも多いし、それが人間という生き物。

だからこそ、アウトドアをする人たちは第一線で声を上げ、行動できる存在だと思います。

自然界を自分のこととして考えると、自分の家にゴミを捨てられ、汚染水を垂れ流されているのと同じこと。人間は訴えることができますが、自然界はただただ受け入れるだけ。

"自分にできることは何か"

どんなに小さなことでも、塵も積もれば山となる。地球の一生物として生きるために、人間として心穏やかに生きるために、アウトドアマンとして自然の中で遊ばせてもらうために、まずは身の回り、暮らしをできる限り"自然体(シンプル)"にしていきたい。

人間が生きることは、自然界に何かしらインパクトを与えてしまいます。それを限りなくローインパクトにするための一つとして、日焼け止めの法律がさらに多くの地域に、多くの人に広がることを切に願います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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