苔、温泉、ツクモグサ。八ヶ岳縦走③【編笠山〜小淵沢駅】

山 歩 き

歩き人たかちです。

2泊3日の八ヶ岳縦走最終日は、編笠山に登りひたすら下山。観音平が登山口となりますが、そこから小淵沢駅までは車道で約9km。

観音平からハイキングコースが延びており、そこを経て小淵沢駅を計画していましたが、筋肉痛により観音平から車道を歩いて小淵沢駅へ向かうことにしました。

今日は時間に余裕があるので、八ヶ岳の森を感じながらゆるりと歩きます。

【3日目】

2021.6.2(火)
晴れ☀︎後曇り☁︎
青年小屋テント場:6時頃 0℃
編笠山:西風2〜3m\s

青年小屋〜編笠山〜押手川〜雲海〜観音平〜小淵沢駅

*コースタイム 約5時間

ぜーんぶ見える。編笠山

*青年小屋〜編笠山:CT30分*

4時半起床。

昨夜20時を過ぎたくらいに雨がしっかり降ってきたと思いきや、まさかの雹でした。

バチバチバチバチ・・・とテントが叩かれ目が覚めた。

トタン屋根の青年小屋も凄い音。朝にはスッキリ晴れる予報だったので特に気にしませんでしたが、雷がなくて一安心。テントも穴あきや破れはなく無事。

ただ、朝には雨が凍りつき、テントはバリバリに凍りついていました。

今日も今日とて食欲なし。プルーンなど適当に行動食を食べ、のろのろ撤収。他のテント泊のみなさんは赤岳行きだったので、テント場には自分一人が残りました。

6時前に撤収に取り掛かるも、凍ったテントが冷たすぎる。

ガサガサ揺らして氷を落とすも、冷たさに手がやられて遅々として進まない。かじかんで痛い手を、息ではあはあしたり、ポケットに突っ込んでこまめに温めながらちまちま作業。6時を過ぎるとテント場の奥の方から日が当たり始め、今度は太陽の温もりで手を温めながら。

びしょびしょ、ドロドロ、冷え冷えのテントをなんとか片付け、小屋の前でストレッチ。6時半頃出発しました。

編笠山は青年小屋から30分程。岩場を登り、低木帯を上がっていきます。

岩の山から見下ろす小屋や権現岳の景色がとても良く、ここで朝珈琲でもすればよかったな〜と。寝そべることができる大きさの岩もあり、再訪したときはダラダラゴロゴロ過ごしたい。

岩場が終了。青年小屋ともさよならです。

低木帯も岩がゴロゴロ。朝一の身体に美味しい空気を行き渡らせながら、えっちらおっちら。

そして、最後の編笠山に到着。2523m。貸切!

編笠山は八ヶ岳の一番南。南アルプスがとても近い。富士山、南アルプス、北アルプス、蓼科山からの八ヶ岳の全貌、360度の展望で全て見えます。

富士山

南アルプス

北アルプスと蓼科山

赤岳などの昨日の縦走路

日帰りでゆっくりこの展望を堪能できるため、とても人気の編笠山。火曜日でしたが、多くの登山者とすれ違いました。

風も穏やかで綺麗な八ヶ岳ブルー。しばし、貸切の山頂でまったり。がっつり縦走も楽しいけど、たっぷり時間を使ってゆるゆる歩く山歩きもいい。低山も好きだし、高山も好き。山と街を繋いでひたすら歩き続けるロングトレイルも大好き。

こうして自然の風に吹かれ、緑に包まれると頭と心が整います。細胞レベルからリセットされることがたまらなく好きでやめられない。生きている限り大事にしたいと思えるものに出会えたことは、とても幸せです。

8時前に観音平からの第一登山者が。いつの間にか一時間程経ち、ぼちぼち下山。

森で遊ぶ。編笠山〜押手川

*編笠山〜押手川:CT1時間*

早速下っていきます。

はじめは編笠山への登りと同じような岩の道。

振り返る。結構急でした。

いつもの八ヶ岳の森。

木の肌を見たり触ったりするのがすごく好きです。

ゴツゴツ、ボコボコ、ザラザラ、ツルツル、地衣類びっしり・・・

木は、動かず生きる手段にしたことで寿命を延ばしたといいます。何百年、何千年、途方もない年数を思うと頭が上がらないし、倒木を見るとお疲れ様って思うし。そんな風に、木に寄り添いながらの森歩きにいつも癒されます。

名前がわからないものもたくさんある。知りたいと思いつつ、まあいいかと、そのままにすることもしばしば。

ゆっくり歩くと、何が起こったんだろうと思うものが次から次へと目に飛び込んでくる。

苔の靴下。

もののけの世界。屋久島もご無沙汰してるなー。

実は、下山中に「オトナ女子の山登り」を配信されているyoutuberの山下舞弓さんとお会いしました。というか、すれ違いました。

恥ずかしながらすぐには気が付かず、ご挨拶をしてすれ違ったときに「めちゃくちゃ綺麗な人だな・・・」と。手に三脚を持たれていたので「ん?あれ?もしやyoutuberの・・・」と気がつく。登られていく後ろ姿を見ると、よく背負われているザックで・・・やっぱりー!?と。

しかし、時すでに遅し。登っていくところ引き止めるのは悪いので、お声掛けは控えました。下山後にTwitterで調べると編笠山を投稿されていたので、やはりご本人でした。もっと早く気がつけば・・・少しお話したかったー残念。

しかしながら、本当にyoutubeそのままのエレガンスな雰囲気で登られていて、自分もあんな風に汗水垂らさず綺麗に登りたいものだ・・・とほほ。

こういう隙間に生えている苔、本当に可愛い。苔の世界観がある。

キョロキョロと豊かな森をじっくり観察し、ようやく「押手川」に到着。時間に余裕があると、森を見る目にゆとりがある。

小川が流れる広い空間。癒しです。ちょこっと休憩。

八ヶ岳の縦走ももうすぐ終わり。

ラストハイク。押手川〜観音平

*押手川〜雲海展望台〜観音平:CT1時間25分*

押手川から下っていくと初めてベンチが出現。

道がどんどん歩きやすくなります。

登山者ともまだまだすれ違う。

「山頂は晴れてましたか?あー!間に合うといいなー!」と元気に登っていくおじちゃんに、下山している自分も元気になる。

蜂が忙しそうに飛び回っていました。

軽快に下っていくと「雲海」に到着。とてもいい休憩スペース。

押手川あたりでは雲多めでしたが、下ってきてまた青空エリアになりました。でも展望はイマイチ。

雲海からは駐車場のある「観音平」方面か、さらに展望台を経由する「富士見平」方面で道が分かれます。富士見平方面に下ってもこの先の展望台から観音平へ行けますが、純粋に「観音平」に従いました。

この先笹原で、さらに緩やかに。

下るにつれてフレッシュグリーンがどんどん増える。

やっぱりいいな〜。春夏秋冬好きだけど、新緑〜初夏の頃がなんだかんだ一番好きな季節です。四季のある日本に生まれて良かった。同じく四季のあるニュージーランドもとても素敵な自然の国。再訪できる日はいつになることやら・・・

平坦なトレイルになり、そろそろ終わりの雰囲気。

観音平に到着しました。これにて山道は終了です。

ハイキングコースへの道標は続きます。筋肉痛に響くので今回は諦めますが、調べると防火帯の広々した道とかが中心?のようで。歩きやすそうですが、車道の方が緩やかなので小淵沢駅までだらだら下ります。

観音平の駐車場。簡易トイレがありました。

Googleで調べると約9km。観音平からバスなどは出ていないのでご注意を。

のろのろ車道。観音平〜小淵沢駅

*観音平〜小淵沢駅:約9km,約2時間*

標高がどんどん下がり、気温がぐんぐん上がる。

夏も間近だ。

45分程下るとハイキングコースとの合流地点に到着。

さらに車道を下り、地図上の「観音平口」に到着。

地図ではそのまま真っ直ぐになっているので、林道のような道を下っていきます。

今度は「信玄棒道」と合流。この道もハイキングにとてもいいと聞きます。歩いている方もいました。信玄棒道を東の方に進むと「甲斐小泉駅」に着きます。

横切ってひたすら真っ直ぐ。

牛も登場。八ヶ岳っぽい。

信玄棒道から50分程、観音平から約2時間で小淵沢駅に到着。

サンダルではなくトレランシューズを持ってくれば良かったと思いながら歩いていましたが、無事に到着。

小淵沢駅には小さなお土産屋さんが併設されていて、瓶の山葡萄ジュースをぐびっと。山梨に来ると、大体葡萄か桃のジュースを飲んでいます。

これにて八ヶ岳2泊3日の縦走終了。

本当は3泊4日、さらにいえば蓼科山からの全山縦走を企てていましたが、日程と天気の関係で縮小。しかし、久々の高山だったので結果的にはこれでよかったかなと。

八ヶ岳のキレットと編笠山が未踏だったので、ようやく八ヶ岳が繋がりました。北八ヶ岳は寄りたい山小屋、食べたいグルメがたくさんあるので、またの機会に北八ヶ岳のみ放浪したいと思います。

苔などの観察からハイキング、日帰り登山、縦走、がっつり岩場、温泉登山、山小屋散歩、誰でも好きなように楽しめるのが八ヶ岳のいいところ。アクセスも良く、雪山も入門から上級まで揃っていて、通年で歩ける懐の深い山域です。

八ヶ岳、いいなあ。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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