2024.10.30
歩き人たかちです(@takachi_aiina)
紅葉の奥入瀬渓流と蔦沼散策、1泊2日の東北旅2日目。
1日目は青森駅からJRバスに乗車して奥入瀬渓流へ。十和田湖までのハイキングコースを歩き、十和田湖にある「宇樽部キャンプ場」でしっぽり秋キャンプをして夜を明かしました。
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2日目は「蔦温泉」へ。「蔦沼」で有名な温泉ですが、沼巡りの散策路があり、奥入瀬渓流とセットで楽しみたい場所。公共交通機関のアクセスは、1日目の記事をご覧ください。
蔦温泉で紅葉の沼巡りハイキング
菅沼・鏡沼・月沼
宇樽部キャンプ場前のバス停「下宇樽部」より、8:46発新青森駅行のバスに乗車。十和田湖からの訪日で満席に近い状態でした。
蔦温泉で下車し、散策路へ。入口でマップをいただきました。
一周約90分。点在する沼を巡るハイキングコースですが、有名なのは大きな「蔦沼」。温泉から片道約10分なので、温泉だけの人も写真を撮りに来ています。
コースは綺麗に整備され、東屋が2ヶ所。休みながら沼ハイクを楽しみます。

*2018年の昭文社「山と高原地図」
また、散策路は破線で「赤沼」と繋がっていますが、散策路で巡る6つの沼と「赤沼」を合わせて「蔦七沼」と呼ばれています。
整備された登山道は、車道沿いにある「赤沼入口」という登山口から入ります。
赤沼も見たかったのですが、登山口が離れており、時間的に厳しかったので断念。美しいブナ林の先に、美しい山湖があるそうです。
天気の回復が遅れて生憎の曇り空ですが、水面に映る秋の木々が美しい。
木道が出てきて、大きな「蔦沼」に到着
蔦沼は写真でよく見かけますが、残念ながらどんより〜。
しかし、温泉に入っていたら青空が広がったので、帰りのバスに乗る前に急いで蔦沼を往復しました(青空の写真はラスト)。
大半の人は蔦沼で引き返していたので、その先は少し静かになりました。
観光客は一気に減りましたが、後ろから10人くらいのチャイニーズグループがガヤガヤと・・・チャイニーズはなぜいつも大人数なのか?ツアーでもないのに。
観光は自由だけど、声が大きいんだよなあ・・・しっぽりと紅葉ハイクを楽しみたかったので間をあけることに。先に行ってほしいけど、一人ずつ写真を撮っていて時間がかかるので、自分が先に。森に声が響くのは・・・仕方ないかあ。
蔦沼から10〜15分ほど歩き「鏡沼」に到着。次の「月沼」から流れ出した沢の水を地に引き込んで造られた人工の池、とのこと。
鏡沼から少し歩くと、前にいたチャイニーズの男性に「ゴールまでどのくらいかかる?」と聞かれました。
先へ行くなら40分くらい、戻るなら30分くらい、と地図を見せながら教えると「そんなにかかるの!?」と。何も知らずに来たらしい。蔦沼の方に戻って行きました。
鏡沼から5分ほど歩き「月沼」に到着。鏡沼より少し大きく、倒木や苔も素敵。
月沼は湧水のみを源としている、森に囲まれた小さな沼。
ひと休みできるような場所はないですが、月沼は湖面への映り込みが美しく、雰囲気も良い。個人的に好きでした。
長沼・菅沼・瓢箪沼
月沼から少し登り、東屋がある広い「長沼」に下っていきます。
長沼
長沼は、東屋から水面まで少し距離があり、河原のような雰囲気。季節や雨量によって、沼が伸びたり縮んだりを繰り返すそうです。
開けた地形にある沼で景色が良い場所だったので、休憩している人が多かったです。
東屋以外にも、水面近くの岩に座ってゆっくり休憩できます。20分ほど、沼を見ながらまったり。
ハイキングコースはずーっと広葉樹林のトンネルで、視界が色鮮やか。
次の「菅沼」は、コースから一番逸れ(下り)ます。切り出した木材の貯木場として利用するため川をせき止めて造った沼、と伝えられているそうです。
東屋あり。長沼のように、休憩している人は少なかったです。下るのが面倒な人は、たぶん上からなんとなく見てスルーしているかと。
しかし、私は、菅沼が一番好きでした。手前(下りきった地点)で写真を撮って引き返す人もいるので、東屋付近はわりと静か。
しかも、地図上は、道は東屋までですが、東屋から先も踏み跡があり、小径がありました。すると・・・
今日イチ、美しいではないか
木の根に座り、時間が許すかぎり眺めていました。木々の赤、黄、橙に、点々と入る緑。
奥入瀬渓流の動の美しさもいいけれど、沼の静の美しさもよき。この1泊2日で、菅沼での時間が一番良かったです。
温泉にもゆっくり入りたいので退散。とはいえ、1時間以上菅沼に滞在しました。最後に「瓢箪沼」の横を通って蔦温泉に帰還。
瓢箪沼は通過しながら見て、特に立ち止まらなかったので、写真を撮っていませんでした。
趣のある「蔦温泉」。本館は大正7年に建てられたそうです。
日帰り入浴を含め、4つの温泉があります。蔦沼の観光客は多かったですが、利用したのが13時頃だったので2,3人しかおらず、ゆーっくり入浴できました。
温泉から上がり外に出ると、青空が・・・やっと天気が回復。バスの時間まで20分くらいでしたが、ザックを置いて蔦沼まで急足。
太陽は出たり隠れたりでしたが、なんとか青空リフレクションを見ることができました。朝のどんより曇り空の蔦沼とは大違い。
紅葉はやっぱり、日が当たってるのが良いですね〜。雲のリフレクションも素敵。
ピークは過ぎていたので、写真で見るような紅ではないし、今年の紅葉自体微妙だったかもしれませんが、肉眼ではもう少し色がついていて美しかったです。
奥入瀬渓流は新緑も見たい、というか、どちらかというと新緑の方が見たかったので、また来ます。
安くてロケーション最高の宇樽部キャンプ場気に入ったし、新緑の菅沼も気になる。白神岳も登ってみたいし、青森は何度来ても魅力的ですね。
16時半頃青森駅に戻って来て、美味しいと聞いたカレー屋さん「なでしこ」へ。しかし、完売ですでに閉店していました。やっぱりお昼とかじゃないとダメか。
食べたいものと営業時間が合わず、夕飯難民。夜行バスで帰るため、できれば少し長居したい。
結局、駅の近くの町中華「五番軒」に入りました。老舗感がすごくて、常連さんに愛されている感じのお店。仕事帰りのサラリーマンが結構来ていました。
炒飯を頼みましたが、予想外のボリューム。ラーメン屋にある炒飯の2倍くらいある、気がする。調子乗って餃子も頼んでしまい、後悔しました。
でも、残すのは申し訳ないので、1時間以上かけてなんとか完食。夜行バスで気持ち悪くならなければいいが・・・(大丈夫だった)。炒飯も餃子も、とても美味しかったです。
青森駅の隣にある「A FACTORY」。お土産を購入したり、軽食を食べたりできる施設です。
ここで夜行バスまでの時間を過ごしたいところですが、営業時間は19時まで。
結局、バスの待合所で待つことに。これにて、奥入瀬渓流と蔦沼の東北1泊2日紅葉ハイキングが終了。
初日のバスの大行列には驚きましたが、無事に、爽やかな渓流ハイキングと十和田湖キャンプ、蔦沼、蔦温泉を堪能。また、季節を変えて訪れたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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