歩き人たかちです(@takachi_aiina)
日傘って、そんなに涼しいの？
モンベル「サンブロックアンブレラ」を手に入れるまで、私は、疑っていました。傘をさしただけで、そんなに涼しいのかと。
実際、温度が変わるほど涼しいです！
近年は、高山に逃げても暑い。アルプスで、日傘ハイクをしている人も増えた気がします。
ただでさえ、日本は湿気で蒸し暑いのに、これ以上夏が暑くなったらどうなってしまうのか。
男も、女も、関係ない！命を守るために、日傘をさしましょう！！
はじめての１本であり、おすすめの１本。雨の日も、晴れの日も、モンベル「サンブロックアンブレラ」。手持ちの傘は捨てて、１年中、これ１本です。
「サンブロックアンブレラ」概要
現在は、「サンブロックアンブレラ 55」と「トラベル サンブロックアンブレラ 50」の２モデル展開。
ご紹介するのは旧モデルですが、「サンブロックアンブレラ 55」に該当します。
＼「サンブロックアンブレラ」のポイント／
◾︎ 黒の裏地で光の＂乱反射＂を防ぐ
◾︎ UVカット９９.７％以上
◾︎ 男女を問わないシンプルなデザイン
◾︎ 骨の長さ５５cm・晴雨兼用で通年使える
◾︎ 重量２００ｇ・８本骨で耐久性が高い
| 重量 | ２００g |
| 大きさ |
◾︎ 直径：９８ｃｍ |
| 素材 |
75デニール・ポリエステル |
| ＵＶ加工 |
ＵＶカット９９.7％ |
シルバーコーティングで「遮光率」が高い
表地は、銀一色の＂シルバーコーティング＂。
黒い裏地で光の乱反射を防ぐ
裏地は真っ黒。黒や紺の濃い色は光を吸収するので、反射による眩しさを軽減。
アウトドアウェアでもそうですが、白は＂乱反射が起こりやすい＂色の代表。白系のシャツは、日焼けを促進します。
シャツ以外にも、帽子やネックゲーター、アームカバーなども同じ。日焼けを絶対にしたくない！という方は、カラー選びにはご注意を。
骨の長さ５５cm・晴雨兼用で通年使える
骨の長さは５５cmなので、雨でも必要十分な長さ。
５０cmだと、チビな自分でも少し小さいと感じます。バッグとかが濡れる大きさ。
日傘だけの使用なら５０cmでもいいと思いますが、晴雨兼用なら５５cmあると嬉しいですね。
重量２００ｇ・８本骨で耐久性が高い
重量は２００g。８本の親骨をカーボンにして軽量化を測っていますが、シルバーコーティングは多少重さがあるので、特別軽いわけではありません(平均的)。
私はいつも、山にも持っていきます。テント泊のときも、傘があるとトイレに行きやすい。２００ｇの嗜好品です。
骨が８本あるので耐久性は高め。使いはじめて４年以上、台風の中使ったことも何度かありますが、折れや破損はありません。
しかし、アウトドアの傘は軽量化されているため、＂思っていたより弱い＂と念頭においておいた方がいいです。
カーボンは、素材としての強度は強いですが、一点集中の衝撃に弱いことがデメリット。
トレッキングポールでも同じですが、アルミは＂ねばり＂があるため、折れる前に曲がります。
カーボンにも、特有の＂しなり＂がありますが、力の加わり方が悪い(一点に集中する)と、いきなりポキッと折れてしまう。
「サンブロックアンブレラ」使用レビュー
はじめての使用は、梅雨明けの九州遠征。連日３５〜３７度の猛暑。
テント泊装備のザックを背負っていたので溶けてなくなりそうでしたが、シルバーコーティングがギラつく光を反射。黒い裏地が、地面から反射する光を吸収。
「サンブロックアンブレラ」をさした(日陰つくった)だけで涼しくなり、眩しさがなくなりました。
体感温度の違いに、こんなに違うの！？と、日傘初体験の私は、何度も傘をよけたり、さしたり。
猫もぐったり
海外のロングトレイルでは、日陰が一切ない道を何十キロと歩くことは珍しくありません。スペインの巡礼路のとき持っていたら、どんなに重宝したことか(湿度が低いのでカラッとしていますが)。
日傘はハイカーの必需品！と強く思いました。
【デメリット】ループは石突き側
吊るすためのループは、石突き側になります。
多くの折りたたみ傘は、持ち手側にループがついていて、袋から取り出すときにループを引っ張れるので便利です。
しかし、「サンブロックアンブレラ」は、ループが収納袋の底にいってしまうため、取り出すときに引っ張れません。
水がついた状態で収納すると、袋がキツくなることもあるため、持ち手側にループがあると便利だろうな、と思います。
注意点として、このループに商品タグがついているので、誤ってループを切ってしまうパターンが多いです。商品タグのループは透明なので、ご注意ください。
新商品「トラベル サンブロックアンブレラ 50」違いは？
出典：モンベル
新商品「トラベル サンブロックアンブレラ 50」は、「サンブロックアンブレラ 55」を軽量にしたもの。
＼ ここが違う！ ／
◾︎ 重量１３０ｇ
◾︎ シルバーコーティングなし
骨は６本に減り、長さは５０cmに短縮。軽くなった分、耐久性は低くなりました(単純に、８本の方が強い)。
長さも５０cmなので、雨の日はある程度濡れる前提。雨の場合、メインの傘ではなく、もしものための＂予備の傘＂といった感じになると思います。
１３０ｇで、「サンブロックアンブレラ 55」より７０ｇ軽いので、持ち歩きには便利です。
シルバーコーティングではありませんが、内側が黒い生地。光を吸収して、反射による日焼けや眩しさは軽減してくれます。UVカットは９０％以上。
日傘としての機能は、「サンブロックアンブレラ 55」よりも劣ります。
＼ こんな方におすすめ ／
◾︎ 雨の日は基本的に長い傘を使う
◾︎ 使い勝手よりも軽さを重視したい
私の場合、手持ちの傘は「サンブロックアンブレラ」１本。長い傘は捨てて、折りたたみ傘だけ。どんなに強い雨でも「サンブロックアンブレラ」を使います。
雨の日も、メインでがっつり使う場合は、「サンブロックアンブレラ 55」がおすすめ。
朝から雨、台風の日は長い傘を使う。日傘メインで、雨の使用は予備、という場合は、軽量な「トラベル サンブロックアンブレラ 50」の選択肢もあり。
しかし、しっかり日焼け対策、暑さ対策したい方には「サンブロックアンブレラ 55」がおすすめ。
【購入は４〜５月がおすすめ】夏は売り切れ必須！早めに手にいれよう
「サンブロックアンブレラ」は、モンベル の中でも大人気商品。
夏になってから購入・・・は、遅い！
夏までに、確実に手に入れたい方は、４〜５月頃に購入することをおすすめします。
冬は、生産がいったんストップし、在庫切れ状態が続くこともあります。しかし、GW頃には在庫が復活していることがほとんど。
早いときは、５月中に一回売り切れてしまうこともあるため、まだ、油断している人が多い４月〜GWあたりがおすすめ。３〜４月頃からチェックしておくと、いいと思います。
出典：モンベル
入荷予定があり、＂受付可＂の状態になっていれば、「上がり待ち」として予約可能。
店頭でも、ネットでも予約できるので、オンラインショップは要チェック。
傘が折れる原因は？どう防ぐ？
傘の骨が折れる原因の多くは＂風＂。風に煽られると反射的に抗って、風向きと逆方向に力を加えてしまいがち。
折れないコツは、＂風をうまく受け流す＂ことですが、反射的に抗うほどの風に対して、それは難しい。
＼ 傘の開きかた ／
①シャフト（中棒）を伸ばします。
②傘を開く前に全ての関節を伸ばします。
③傘を開きます。
関節が閉じた状態のまま傘を開こうとすると、関節に無理な力が加わり破損する恐れがあります。出典：モンベル
もうひとつ、＂傘を開くとき、変な方向(斜め)に力を加えてしまう＂ことも、折れ(曲がり)の原因。
持ち手の部分の棒はアルミが多く、曲がる不具合の方が多いです。微妙に曲がっただけで、開かない、たためない、状態になります。無理矢理力を加えるのは厳禁です。
モンベル製品は修理(アフターケア)ができるから長く使える！
モンベルの強みは、＂アフターケア＂が強いこと。大抵のことは修理ができるので、不具合や破損が生じたら、お近くの店舗へ。
修理の混雑具合によりますが、修理期間は２週間ほど。早いと１週間前後。
上記のように、＂ループを誤って切ってしまった＂場合も、石突きの交換修理が可能。
安心して、長く愛用できるのは、モンベルならではのメリットです。
収納袋は「アンブレラケース」への変更がおすすめ！
収納袋は、モンベル「アンブレラケース」がおすすめです。発売と同時に購入した、待ってました！の防水袋。
付属の袋は防水ではないため、濡れた傘を入れると濡れます。
モンベルの他のモデルも同じ。付属の袋をこれにしてくれたらいいのに・・・という感じ。
「アンブレラケース」は、モンベル独自の防水素材が使用され、縫い目もシームテープ処理が施されています。
びしょ濡れの傘をしまい、バッグに入れても大丈夫。「アンブレラケース」が登場するまでは、ビニール袋を持ち歩いていました。
もし、袋を失くしてしまったら、正規のものを取り寄せるのではなく、「アンブレラケース」に買い替えることをおすすめします。
モンベル「アンブレラケース」
まとめ
昔は、＂日傘は女性のもの＂というイメージでしたが、現在は男女なんて関係ない。健康のために、命を守るために使いたい、夏の必須アイテムです。
◾︎ 晴雨兼用で通年使える
◾︎ 軽さ・大きさ・耐久性のバランスがいい
◾︎ 壊れても修理をして長く使える
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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