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モンベルの傑作「メッシュギアコンテナ」メッシュだから、中身が見えるから使いやすい!20Lと35Lの使い分け

山 の 道 具

歩き人たかちです(@takachi_aiina)

モンベルの隠れ名品であり、ロングセラー商品である「メッシュギアコンテナ」

シンプルイズベストで、使い勝手もピカイチ。モンベルのザック(リュック)の中で、一便好きなアイテムです。

日常、旅行、登山、キャンプ、海(川)遊び、一つで何でもこなしてしまう、オールジャンルのザックですが、使い方がいまいちピンとこない人も多いのではないでしょうか?

今回は、9年ほど愛用しているモンベル「メッシュギアコンテナ」の特徴や、サイズごとの使い分けをご紹介します。

「中身が見えるのってどうなの?」と、思う方もいるかもしれませんが、それもメリットのひとつ!

\「メッシュギアコンテナ」の疑問を解決! /

◾︎「メッシュギアコンテナ」の使い方を知りたい
◾︎ サイズの使い分けを知りたい
◾︎ 日常とアウトドア、どの程度まで使える?
◾︎ 実際の使い勝手は?
◾︎ 耐久性はどうなの?
◾︎ メッシュザックの雨対策は?
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「メッシュギアコンテナ」概要

出典:モンベル

容量    重量    サイズ
20L 460g   H40×W28×D18cm  
35L 570g H48×W34×D23cm
50L 680g H55×W40×D27cm
Can scroll

\「メッシュギアコンテナ」の特徴 /

◾︎ 素材は頑丈だけどメッシュで軽量
◾︎ 吹き流し構造で容量に合わせて使える
◾︎ 側面のジッパーで出し入れらくらく
◾︎ 横持ちハンドルで持ち運びらくらく
◾︎ 薄めクッションのショルダーハーネス
◾︎ 簡易腰ベルトあり
◾︎ 背面パッドは取り出し可能

素材は頑丈だけどメッシュで軽量

 

メッシュは、硬めで丈夫なナイロンメッシュ。樹脂でコーティングする"ディッピング加工"が施されているため、光沢あり。ちょっとやそっとでは、破れない強さがあります。

底部は900デニールの厚手素材を使用しており、こちらも強度は十分。

背面などは210デニールのナイロン生地を使用。

たとえば、UL(ウルトラライト)ブランドの代表でもある山と道のザック「MINI2」では、ボディに使われる一番薄い生地で70デニール、厚いもので200デニール。

「メッシュギアコンテナ」は、アウトドアに使うには、十分な素材強度があるといえます。

素材は丈夫ですが、大部分がメッシュなのでザック自体の重量は軽め。一番大きい50Lでも、680gの軽さ。

吹き流し構造で容量に合わせて使える

出し入れする部分は、"吹き流し構造"。いわゆる"巾着型"です。内側はウレタンコーティングされており、ドローコードはレトロな感じ。

吹き流し構造のメリットは、荷物が多いとき、少ないとき、容量に合わせて使えること。

荷物が少ないときは、吹き流しを中に収めてスッキリと。

荷物が多いときは、吹き流しを上に伸ばして対応。

吹き流し部分は18.5cm(多少の誤差あり)。モンベルのロゴがついているテープ部分から、18.5cm上に伸ばせます。

上部はバックルで留められるので、上に飛び出した荷物をしっかり固定できます。

テープは最長約53cmと結構長いので、吹き流し部分を多少はみ出す(閉まらない)ことがあっても、対応可能。お土産を買いすぎちゃっても大丈夫、ちょっと歪になるだけ。

ジッパーは容量以上入れられず、無理矢理閉めると故障の原因に。吹き流しはシンプルで単純な構造なので、故障(破損)も起こりにくい。

中には内ポケットが1つ。大きは、縦横約20cmの正方形。

側面のジッパーで出し入れらくらく

側面にはジッパーがあるため、上部のバックルをいちいち開閉しなくてもアクセス可能。

横持ちハンドルで持ち運びらくらく

ジッパー側には、"横持ちできるハンドル"が付属し、荷物の移動や車の積み下ろしをスムーズ。

ジッパーでガバッと開けるときの持ち手にもなります。

薄めクッションのショルダーハーネス

ショルダーハーネスの内側は、柔らかくて触り心地のいい素材。日常的なリュックほどの、薄めのハーネスですが、クッション性を備えています。

背面上部はマジックテープになっており、背面パッドの出し入れ、ショルダーベルトの収納が可能。ショルダーベルトを収納すると"コンテナ"感満載になります。

簡易腰ベルトあり

収納可能な簡易の腰ベルトが付属。荷物が重いときは、身体への負担を多少和らげてくれます。

腰ベルトを出してまま、かつ、使わない状態で自転車に乗ると、タイヤにカラカラ絡まりがちなので注意。

背面パッドは取り出し可能

背面パッドは取り出し可能。背面上部(ショルダーハーネスの付け根)は、マジックテープで開閉できるようになっています。

約1cmの厚みがあり、薄すぎず、厚すぎず。

休憩時のクッションや昼寝マットなど、使い方は自由に。アウトドアで使って汗を吸収しても、洗ったり、乾かしたりできるのは、清潔面でも◎

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20Lと35Lの使い分け

私が所持しているのは、20Lと35Lの2種類。

\ 容量ごとの使い分け /

20L:日常、旅行、ハイキング、日帰り登山、シュノーケルや沢の水遊び
35L:旅行、スキューバダイビング、キャンプ

大体の使い分けは上記で、荷物の量によって選択。2サイズあれば、大概のアクティビティには対応できます。

20Lで冬の高尾山をゆるハイク

水や行動食をジッパー側にパッキングすれば、ポケットがなくても気になりません。

普通の旅行でもよく使います。自分の場合、2〜3泊ならこれで十分。

海でも、スキューバダイビングではなく、道具が少ない"シュノーケル"の場合、小さいフィンを使うので、20Lに収まります。

沖縄の2泊3日(シュノーケル道具込み)も、「メッシュギアコンテナ20」で行きました。

スキューバダイビングの器材を35Lにパッキング。

パッキングの中身。BC以外の器材が入っています。ファンやウェットの大きさによっては、50Lがいいかもしれません。

1泊程度の着替えなら、追加で入る余裕があります。

ダイビング用のバックはボストン型が主流ですが、重いため持ち運びが大変。スーツケースも、駅にエレベーターがないと大変。結局、ザックが一番らくです。

ソロキャンプはほとんどしませんが、友人とキャンプを楽しむときは35L。荷物をどんどんパッキングできるので、重宝しています。

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「メッシュギアコンテナ」20Lと35Lの使用レビュー!

\ お気に入りポイント /

◾︎ 水陸両用で濡れものに対応する
◾︎ 汚れてもメンテナンスがらくちん
◾︎ ギアの保管袋として使える

◾︎ メッシュは中身が一目瞭然
◾︎ 側面のジッパーと横持ちハンドルが使いやすい
◾︎ 背面パッドで形が整う

◾︎ 旧ロゴを使用している

水陸両用で濡れものに対応する

「メッシュ」が好きな理由のひとつは、"水陸両用で濡れものに対応する"こと。

水はけ抜群なので、濡れている状態で入れても気にならない。換気もいいので、ニオイも気にならない。

学生の頃、スキューバダイビングで嫌だったのは、濡れたウェットスーツを密閉のバッグ(スーツケース)で持ち帰ることでした。

海の場合は特に、潮(生)臭い。家でスーツケースを開けたときのモワンッと香る生臭さと、バッグにニオイがつくことが、まあ、嫌でした。

また、沢登りでは、保水する生地面積が圧倒的に少ないので、濡れによる重量増加も気になりません。

汚れてもメンテナンスがらくちん

メッシュなので、そもそも汚れはつきにくいし、目立ちにくい。

しかし、日常とアウトドア両方で使うため、アウトドアで使ったあとはザッと水洗いをしています。

シャワーでザーッと洗うだけなので、「ザック洗うのめんどくさっ」となることがない。メンテナンスがらく、ということも長く使うものには大事なポイント。

ギアの保管袋として使える

メッシュなので、"換気がいい"。湿気を避けたいギアの保管袋としても重宝します。

20Lは日常的に使いますが、35Lはダイビングやキャンプでたまに使う程度。

乾かしたダイビング器材(ウェットスーツ以外)は、35L収めて保管しています。

ザックなので吊るしやすく、寝袋やテントを入れて、風通しのいい場所で保管する用途としても使いやすい◎

メッシュは中身が一目瞭然

ごちゃごちゃしていても、中身が見えるので、どこに何があるのか一目瞭然。バッグの中をかき回す手間がありません。

むしろ、中身が見えていることで、バッグの中がぐちゃぐちゃになることを防ぎます。あまりにも乱雑だと恥ずかしいので。

側面のジッパーと横持ちハンドルが使いやすい

側面のジッパーがなければ、私は「メッシュギアコンテナ」を使っていません。日常的に使うには、重要なアクセスポイント。

まっすぐの側面ジッパーだから使いやすい、と個人的に思います。

通常のリュックはU字型のジッパーで、開け閉めが意外とめんどくさい。ジッパーが右にあったり、左にあったりするのもめんどくさい。

吹き流しとバックルという構造上、側面のジッパーは必須ですが、リュックのそんな煩わしさがないところも気に入っています。

そして、何気に便利な"横持ちハンドル"。日常使いでのハンドル持ちは少ないですが、荷物が多い、重い、ときは有効。

35Lにスキューバダイビングの荷物を入れた状態

このように、ダイビングの荷物を入れると、まあ重い。

通常のザックでも同じですが、片方のショルダーハーネスをぐいっと上げる持ち方(背負い方)をすると、破損の恐れがあります。

利き腕から背負うことが多いと思うので、利き腕のハーネスの付け根や縫製が破れ出したり。

重い状態で横持ちできるとらくだし、荷物を少し移動させるときにも便利。荷物が重いときほど役立ちます。

背面パッドで形が整う

背面パッドのおかげで、ある程度形が整っています。

内ポケットしかない1気質の構造ですが、メッシュの硬さも相まってパッキングは結構しやすい。

山と道「MINI2」も使っていますが、個人的は「メッシュギアコンテナ」の方がパッキングしやすいです。

旧ロゴを使用している

モンベルには、旧ロゴを使用している商品がいくつかありますが、「メッシュギアコンテナ」もそのひとつ。

モデルチェンジを機に今のロゴに変わってしまうものも多いですが、渋い旧ロゴを使い続けてほしいな、と。

このロゴだからこそ、日常のカジュアルなウェアにもよく合うと思っています。

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「メッシュギアコンテナ」のデメリット

◾︎ ドローコードが少し硬い
◾︎ ショルダーハーネスが薄いため、荷物が重いと肩が痛くなることもある

ドローコードが少し硬い

私が、デメリットだと思う点は、"ドローコードが少し硬め"であること。

生地の内側がウレタンコーティングされていることもあり、シルナイロンのようなシュルシュル〜という滑らかさはありません。

引っかかるわけではないけど、ギュッと締めるには少し力がいる。

私は、ドローコードをほとんど使わないのであまり気になりませんが(閉めても半分程度)、しっかり閉めたい場合は、少しデメリットかもしれません。

荷物が重いときのショルダーハーネスの薄さ

容量が大きくなっても、ショルダーハーネスのつくりや厚さは同じ。

35L、50Lで荷物が重いとき、薄さゆえにクッション性が足りず、肩が痛くなることがあります。

スキューバダイビングのパッキング重量は、8〜10kg程度。水を含んだウェットスーツを入れると重さが増す。

この程度の重さになると、肩が痛くなりがち。腰ベルトは簡易的なので、基本は肩で背負います。重いものの入れすぎには要注意。

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「メッシュギアコンテナ」の雨対策は?

自分の防水対策は、"中で防水"。大部分がメッシュなので、ザック自体は濡れてもいいと思っています。

レインカバーの場合、カバーされない背中やショルダー部分からじわじわ水が滲みてくるので、絶対に濡らしたくないものは防水の袋に。両方使うと安心です。

防水の袋は、容量にあったスタッフバッグや、ゴミ袋(あまりガサガサしないもの)など。万が一のために、内ポケットにゴミ袋を忍ばさています。

日常使いでは、吹き流しを使うほど荷物を入れることがほとんどないため、20Lの容量に対して20Lのスタッフバッグ。

結構荷物を入れるようであれば、少し余裕を持って30〜35Lくらいがおすすめ。

わかりやすいようにロゴを前面にしていますが、普段は背中側。

モンベル公式サイト「メッシュギアコンテナ」ページはこちら
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まとめ

長年愛用しているモンベル「メッシュギアコンテナ」をご紹介しました。

日常はもちろん、どんなアウトドアにも使えるメッシュザック

形はとってもシンプルですが、痒いところに手が届くモンベル製品。

20Lを背負ってスーパーへ行ったとき、隣の人が35Lを背負っていました。「あ、同じですね。使っている人あまり見ないのでつい(笑)」と、声をかけられて。食料品のまとめ買いにも役立ちます。

渋いけど、使うと良さがわかる。「メッシュギアコンテナ」は、そんな隠れた名品です。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

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