歩き人たかちです(@takachi_aiina)
"あると便利"は、なくてもいい。「これ、便利そう〜」と思って買ったけど使わなくなった、というものは意外とありませんか?
しかし、5年、10年と長く使っているミニアイテムもあります。
邪魔にならない、シンプルで使いやすい、スキルアップや荷物の軽量化にも貢献。私が愛用している、おすすめの登山の小物を5つ紹介します。
使い方は無限大!ナイトアイズ(NITE IZE)「ギアータイ」
立体も含めて自由な形をつくれるワイヤー「ギアータイ」。カラビナなどが定番の、アメリカのブランドです。
5年以上前にモンベルで購入してから(現在取り扱いがあるかは不明)使い続けている、目立たない便利なギア。
折り曲げに強いワイヤーをグリップ力のあるラバー素材で包んでおり、"束ねる、固定する、形を変える"といった用途に使えます。素朴でシンプルなギアですが、使い方は無限大。
一番シンプルな「ギアータイ」は、「3/6/12/18/24/32/64インチ(1インチ = 2.54cm)」の7サイズ。
他に、引っ掛ける(留める)ループ付きのものなど、いくつか種類あり。

テントポールに引っかける
私が使用しているのは、一番小さい「3インチ」。実測1本2g。主にS字フックにしてキャップや手ぬぐい、靴下、ヘッドランプ、サングラスなどを吊るしています。

雨除けを立ち上げる棒に引っかける
現在メインで使っているモンベル「UL ドームシェルター」はテント内にロープを結べるループがなく(旧モデル)、濡れたものを干したり、小物を吊るせませんが「ギアータイ」で解決。
最低限吊るせればと思い3インチにしましたが、6インチの方が太めのポールにも吊るし(巻きつけ)やすく、幅広く使えると思います。3インチだと引っかけが弱く(浅く)なり、頭や身体に当たって落ちることも。
ケーブル類を束ねるなら3インチで十分
キーホルダーやカラビナ代わりにもなる
長いものを使えば、ストックやマットを束ねる(固定する)、ハンガーをつくる、など使い方はさまざま。
立体的なものもつくれるので、わざわざ専用のものを買う(持って行く)なら不恰好でも軽量で携行性抜群の方がいい。個人的に一番おすすめの小物です。
固定力が優秀!バイソン(BISON)「D-RING ボトルバンデッド」
ラバーリングにカラビナがついている、簡易的で画期的なボトルホルダー。実測23g。
登山やハイキングだけでなく、日常使いでも人気のアイテム。バッグはもちろん、ベルトループやベビーカーなど、カラビナを掛けることができれば使えます。
「ボトルバンテッド」の優秀な点は"固定力"
ラバーが結構硬いので、入れるときは力が必要ですが(個人的には慣れればそこまで大変ではない)、その分固定力があり、ブラブラ揺れにくい。カラビナとの接続部分もピタッとしています。
飲む、注ぐときもカラビナが倒れてこない
低山や散歩でサイドポケットがないザックを使うとき、小さなチェスト(ウエスト)バッグでちょっと出かけるときなど重宝しています。
また、小さなペットボトルにトレイルミックスを入れてぶら下げておけば、立ち止まらずに行動食を補給できる。
以前は、モンベル「クリアボトル 0.35L」にトレイルミックスを入れてカラビナでショルダーハーネスに引っかけていましたが、揺れが気になりやめました。「ボトルバンデッド」の方が使い勝手が良いと感じています。
小さい光が役立つ!アビタックス(ABITAX)「0510 タグライト」
実測5gのLEDライト「タグライト」。リチウムイオン電池を使用し、約15時間の連続点灯が可能。
押して光るだけでなく、押して前にスライドさせれば"常時点灯"も。

小屋泊や夜行バスで、地図を少し確認したい、出し忘れたものを探したいなど、ヘッドランプやスマホのライトでは明るすぎる(周りに迷惑をかけたくない)場面で役立つ小さな光。
山小屋や避難小屋など、人がいるところでヘッドランプを使うときは基本"赤色灯"にしますが(顔に当たっても眩しくない & 節電)、都合よく手元にあるわけではない。夜行バスは特に。

上から照らした状態。1人で見るなら十分
しかし、サコッシュは常に身につけているし、キーホルダーなら探す必要もなく、使いたいときにすぐ使えます。
必要なときに少し使うだけなので、購入してから10年近く電池交換をしていません。最近不安定な光り方をしているので、ようやく電池交換になりそう。
負担になる重さではないし、ヘッドランプを出し忘れた際の予備ライトとしても使える、おすすめのミニライト。
登山のスキルアップに!SUN(サン)「ジッポゲージ」
温度を知ることは、経験値を上げること
キーホルダー型の温度計「ジッポゲージ」。山をはじめたときは、服装で散々失敗していました。毎度「思っていたより暑い(寒い)」となり、スキルアップのため(自分の体感温度を知るため)に購入。
10年ほど使用しているモンベルの「ジッポゲージ」。キーリングなしで実測8g。
筋肉量が変われば体感温度も変わるし、今でも登山中はこまめにチェックしてデータを蓄積。今〇〇度くらいかな〜、と肌で大体の温度がわかるようになりました。
「何度ならこの服装(風も考慮)」と、心配して防寒を多めに持っていくこともなくなり、荷物の軽量化にも繋がります。
さまざまなメーカー(ブランド)がアウトドア用キーホルダーの老舗メーカー「Sun Company」の別注モデルを販売しているので、お気に入りを見つけるのも◎。
コンパス付きや暗闇で光るモデル(ルーマゲージ)もありますが、コンパスは別で持つし、時計にもコンパス機能があるため一番シンプルなタイプを使っています。
モンベル「ミニクリアボトル」
耐久性に優れた、BPA(ビスフェノールA)を含まないPET素材の小さな透明ボトル。20,30,50mlの3サイズ展開です。
密閉性が高く、調味料や化粧水などの液体にも安心して使えます。今のところ、液漏れをしたことはありません。
小分けボトルは無印や100円ショップにもありますが、食品NGだったり、口径が小さくて入れづらかったり、キャップが壊れやすかったり、漏れてしまったり・・・いろいろ使った結果、モンベル返り。
一番小さい20mlでも口径が2.9cmと広めで、液体をこぼさず入れられるところがお気に入り。透明なので中身も一目瞭然。
何気に便利なのがメモリで、調味料をどのくらい入れたかもわかります。3泊の縦走で化粧水を何ml使ったか、などを覚えておけば余るほど入れていく必要もない。
日帰りや1泊の山行では、50mlにコーヒー豆やインスタントの粉を入れて持参。コーヒー豆がちょうど1人分(15〜20g程度)入る大きさで重宝しています。
まとめ
「やっぱり必要なかった」というアクセサリーも多い中、積極的に使う(持って行く)小物を5つ紹介しました。
長く使うものは、無駄がなくてシンプル。大きなギアも小さなギアも、その点は変わらないと感じます。
日常的にも使えるので、気になるものがあればぜひお試しください。
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