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日々感謝。1200kmのへんろ道。【29日目:鴇田峠を越えて44番大寶寺】

お 遍 路

2020.11.17(火)
愛媛県内子町 晴れ☀ 23/9℃

歩き人たかちです。

今日は久万高原へ至る大きな峠越え。ルートは2つで、「鴇田(ひわだ)峠」を選択しました。標高差は800m、久万高原まで35kmに及ぶ長丁場。明日のことを考えると、44番の先の宿に泊まることが理想ですが、果たしてそこまで行けるのか。微妙だと思い、44番の手前の宿を予約。久万高原の到着時間でそのまま行くか、宿に荷物を置いて行くか決めることにして、今日は約37kmの行程。長い峠も秋は楽しい。43番から67.2km、札所の折り返しにじわじわ近づきます。

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久万高原への峠越ルート

*地図記載の標高差は鴇田峠

久万高原への峠越えルートは大きく2つ。

①農祖峠
②ひわた峠

さらに細かくいうと「畑峠遍路道」というのもあります。

農祖峠

農祖峠は主に国道380号を歩くコース。峠の標高は651m。スタートの内子町は標高100mにも満たず、だらだらと標高を上げていきます。「真弓トンネル」で570mまで登ったあとは一旦下り、495m地点から再び登り。山道の標高差は160m程トータルの標高差は680m前後

鴇田峠に比べ2kmほど歩く距離は多久万高原なりますが、標高差は低くなります。

農祖峠の前泊は「小田」にする人が多数。道の駅や旅館があるので、無理なく峠越えができます。道の駅で野宿をしたという人も何人かいました。

鴇田峠

バス停「突合」が鴇田峠と農祖峠の分岐点。鴇田峠はここから県道379号に入ります。峠の標高は790mトータルの標高差は780m前後。農祖峠よりも100mほど高いですが、その分距離は短い。

標高230mの「落合トンネル」まではだらだらと標高を上げていき、トンネルを過ぎた地点から徐々に傾斜が増してきます。トンネルから県道42号に変わりそのまま三嶋神社を通過、「下坂場峠」への山道までアスファルトが続きます。下坂場峠を登ると車道に合流して40mほど下り、峠の900m手前から本格的に山道となりピークの790mへ。

「突合」を過ぎると宿はなくなります。以前分岐点にあった「さかえや旅館」は閉業。内子町からだと距離が長いので、国道379号沿いの宿に泊まると余裕を持った峠越えになります。

鴇田峠の場合、内子町が最後の食料調達場です。

途中には無料の宿泊所や、野宿環境の揃った遍路小屋があります。

畑峠遍路道

農祖峠と鴇田峠を繋ぐ遍路です。

農祖峠から入る場合、国道380号沿いの「三島神社」より、およそ230mの標高差を登り640mのピークへ。そのあと、鴇田峠ルートの県道42号にある「三嶋神社」へ230m下ります。登りも下りも急坂で、歩く人はほとんどいないと聞きました。

距離が短い「鴇田峠」か、標高差が低い「農祖峠」。両峠をワイルドに繋ぐなら「畑峠遍路道」を横切ってみる。

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暗闇の出発

*AZホテル~バス停「突合」:15km*

日の出前の出発を意識していたせいか、夜中に3回くらい目が覚め、4時半に起床。一瞬で忘れるような悪夢を見ていました。朝ごはんをしっかり食べて5時40分出発。本当は5時に出ようと思いましたが、日の出は6時40分頃なのでやめました。

街灯はそこまで明るいわけではなく、ヘッドランプを使用。昨日行きたかった「道の駅 内子フレッシュパーク」を横目に市街地を離れます。ここのパンがすごく美味しそうでした。

施設案内
内子フレッシュパークからりとは、愛媛県内子町にある道の駅で、果実、花、香り、加工品を楽しむ里のこと。施設やイベントのご紹介だけでなく、ブログによる旬の情報やオンラインショッピングもご利用いただけます。

真っ暗な国道は何も見えない。車もまだほとんど通らない。6時15分頃からようやく明るくなってきました。

内子は寒そうなイメージでしたが思ったほどではなく、一応手袋をつけていましたがすぐに外しました。何も羽織らず、いつも通り薄手のウールアンダーに半袖シャツのみ。テント泊でも良かったかもしれない。

暑くなる前に少しでもロードを減らそうとスタスタ歩きます。

ちょっと明るくなればそこからは一気。輪郭が浮き出てきました。

内子町から山間へ進めば進むほどひんやり。時間が経つにつれて寒くなるという。

このあたりは、朝は大体霧が出ると聞きました。がっつり出ています。

バス停は小屋のような建物。内子の町並み保存地区の建物を小さくした感じがかわいい。バス停も抜かりないところは、さすが伝統の町。

「長岡トンネル」を抜けた場所に「お遍路無料宿」がありました。中がどうなっているのか、誰も居なければ見たいと思いましたが、外観を見ていると中から物音が…。誰か泊まっていたようで、静かに去りました。開けなくてよかった。

銀杏もこんなに落ちちゃって。

「和田トンネル」を抜けた先からは、国道を何度か離れながら進みます。

大瀬に入ります。

朝日も山から顔を出して光が注がれます。8時前くらいまでモヤモヤ漂っていた霧はスッキリ晴れました。

小舞台のような休憩所。

大瀬の町も伝統的な建物が並んでいます。

小学校が格好よすぎ。渋い。

ハロウィンはとっくに終わっているけど、賑やか。

商店らしき建物の前を通ったとき、中にいた女性が柿をくださいました。「あまりいいのじゃないけど。」と言われましたが大きい立派な柿。

国道に戻って少し歩くとまた休憩所。自転車を置けるようになっている休憩所ははじめて。中も広めのスペースで、外には水道が。トイレはなし。

また国道から離れます。この先には「千人宿大師堂」という無料の宿泊所があります。ここは出発前からちょっと気になっていたのですが現在はコロナで宿泊停止。しかし、ちょっと開いていたので覗きました。

綺麗な畳敷きで、布団や座布団が置いてあります。とてもいい空間でした。4人くらい泊まれそうな広さ。

紅葉も里の方まで下りてきて、綺麗に色づいています。

水が出ていました。

小田川が美しい。眩しい。

今年は柿が豊作だとお聞きしましたが、それにしても本当に安い。6個も7個も入って100円。

立派な休憩所であり、バス停。中にはたくさんの納め札。野宿をする方が多いのだと思います。

その少し先にも休憩所がありましたが、屋根のシートがボロボロ。

長い国道歩きを経て「突合」に到着です。

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秋の鴇田峠越え

*突合~三嶋神社:10.3km*

ここから鴇田峠は国道379号、農祖峠は国道380号と分かれます。

落合トンネルまでは緩やかなので気楽に歩きます。

歩き始めるとすぐに「へんろ小屋 内子」。ここは結構有名なへんろ小屋。何が有名かというと…

シャワー付き!

もちろん水しかでませんが、夏はありがたいだろうな。女性は厳しいですが、男性なら普通に水浴びができそうです。この水は手洗い、シャワー専用で飲用不可。

面白かったのが鍵付き

どこからでも入れるし、丸見えの状態なのですが、一応鍵があるという。ちょっとした心遣い。

簡易トイレもあるし、ここは野宿環境がよい。自動販売機も少し先にありました。周辺に民家はありますが、ポツポツと離れているし、駐車場の脇に小屋はありますがそこまで人目も気にならなさそうです。

宿が少ない区間なので、このあたりは野宿民に優しい感じでした。住民の方の理解が一番温かい。この温かさこそ四国の一番の文化。

歩道はしっかりあります。

日陰はひんやり。

歩き続けると「なみへいうどん」。ここではトイレを借りられるという情報を昨日知りました。食料調達ができなければ、トイレもないのが鴇田峠。地図ではこの先の「滝ノ上橋休憩所」という場所にトレイマークがありますが、なみへいうどんで綺麗なトイレをお借りできると知ってここでストップ。

営業前ですが、お店の人が仕込みをしているので声を掛けます。

綺麗なトイレでした。女性はトイレ問題が深刻なので、できる限り行ける場所で行っておいた方が安心。昨日、なんとなく峠のことを調べていたらトイレのことが出てきたので助かりました。知らなかったらめっちゃ我慢していたかもしれません。

ちなみに、滝ノ上橋休憩所がどこだったのかよくわかりませんでした。トイレ問題がなくなったので注意して見てもいませんでしたが。

お店の敷地内にあった休憩スペースでおにぎり休憩。うどんも美味しいとの噂ですが、営業時間は11時からなので、その時間にここを通るとなると、峠越えが危うい。

このあともダラダラと車道を登ります。

ときどき住民の方に「頑張れ~!」と声をかけられながら。しかし、紅葉が綺麗なので車道歩きも楽しめました。秋はいい。

赤や黄色に染まる葉っぱを見ていたら「落合トンネル」に到着。

ここを抜けてへんろ道は右折します。真っ直ぐ歩くと松山へ行ってしまうので要注意。県道42号に変わります。左側を必死に歩いていると分岐の標識を見逃してしまう可能性も。そのまま国道379号を歩いてしまったという悲劇的な記録もありました。

ここから一車線になり傾斜が増します。

えっちらおっちら登っていると湧き水がありました。「おいしい天然水ありがとう」と書かれた石が置いてあります。ボトルの中身を総入れ替え。少し余分に補給。冷たくて美味しい~。汲みに来ている地元の方もいました。

傾斜が増すといっても車道なので、山道のようにいきなり急にはなりません。車も無理なく登れる傾斜。

三嶋神社の2kmくらい手前にも水場がありました。

標高が高くなり紅葉もさらに濃くなります。

木漏れ日がたまらん。水玉アート。川も変わらず綺麗。

また2車線になり、傾斜が緩くなりました。どこまで登っても民家があります。

集落を過ぎてまた一車線。ちょっと傾斜を上げて。

三嶋神社に到着。

もみじが鮮やか。真っ盛り。思ったよりも大きな神社でした。

畑峠遍路道との分岐。

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もうすぐ鴇田峠

*三嶋神社~鴇田峠:6.5km*

三嶋神社の標高は410m。ここからさらに登って行きますが、今まで通り車道。

途中で軽トラが後ろからきて、「乗りな~。」と、おじいちゃんに愉快に声をかけられました。「あ、峠を越えて行くので。」と言うと「うん、峠越えるから。」って。「あ〜歩きの道を行きます。」と言うと「あ~歩いていくんかあ~と言って去っていきました。

歩いていると前にお遍路さん発見。足摺岬以降ほとんど見なくなったお遍路さんにやっと会えました。見覚えのある後ろ姿だと思ったら、巡航船の中でお会いしたおじちゃんでした。久々の再会。

「鴇田峠の方が楽だからこっちにした。」と言っていました。農祖峠と比べて100m多く登るか、2km長く歩くかであれば鴇田峠を選ぶ人が多い印象。農祖峠も最後は山道だし。

「畦々」(うねうね)「上畦々」という面白い名前の地域を抜けていきます。

畦々農道から10~15分歩いてようやく山道に入ります。

緩やかに登って行くと一度林道を横切り、傾斜が少し急になります。

15分弱で「下坂場峠」

ここから一旦下ります。前方にはおまた遍路さんが歩いていました。久万高原まで行けばお遍路さん結構いそう。

広い道路を軽快に下り、大師堂のある場所で左折。本当に、どこまで登っても民家があります。このあたりに宿があったら利用する人も多そう。

民家のある場所から離れ、また車道を登って行きます。途中にはまた水場があったので、顔を洗って、水を補給。きもちー生き返るー・・・。

前方には、先ほどのお遍路さんが車道に胡坐をかいて座り込んでいました。ここで休憩?と思いつつ近づいていくと、向こうから「こんにちは~」と挨拶をしてくれました。

「山の中で道間違えちゃってさ~、ぐるぐるぐるぐる彷徨っちゃって。」とのこと。「今日あと2つ峠越えなきゃいけないし…あ~もう、今日はここで終わりでいいかな~」だと。

え?ここで?荷物は明らかに宿泊まりスタイル。というか、ここまでほとんど一本道だったけど、どこを彷徨っていたのか。畑峠遍路道でも通ってきたのか。峠をあと2つということは、今日は大寶寺の先の宿なのでしょう。とても不思議な方でした。

このあと、この方を何度か見かけますが、おそらく結構な方向音痴ということがわかりました…。この日は無事に辿り着いたのだろうか。

手作りのかわいい休憩所。

峠の1km手前でようやく山道。

この辺りは落ち葉がほとんど散っていて、カサカサと秋の小径を歩いていくと、素敵な家がポツポツ点在していました。久万高原の別荘地のようです。

両方に別荘を見ながら、細い道を進みます。

鴇田峠は急坂だと聞きました。どこから急坂になるのかと思ったら500m手前からでした。

ここまでの道と比べたら確かに急。しかし、500mなので個人的には松尾峠の急登の方が「急登」を感じました。焼坂峠に比べれば整備もされているし歩きやすい。

むしろ、あと500mで着くのかーと。

途中には「だんじり岩」。これは、弘法大師がこの峠であまりの空腹と疲労のため、自分の修行の足りなさにこの岩の上でじだんだを踏んだとの由来。ようやく弘法大師の人間らしい一面を知った気がします。

割とあっという間に到着。

展望はありませんが、ベンチがあります。安心して休憩。はー、気持ちが良い。

峠の「鴇田」というのは、弘法大師が大洲からここまでずっと雨の中を歩き、この峠でやっと晴れて「日和りだ」と言ったのが訛って「ひわだ峠」となったそうです。

使ったエネルギーを補給して下山に取り掛かります。

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山の霊気。44番「大寶寺」

*時田峠~大寶寺:3.5km*

ここから久万高原町内まで、山道は約2km、標高差300m

ここまでほとんど登りっぱなしだったので、下りがなんか嬉しいというか、気分が軽い。

峠から400mほどの場所に東屋とトイレがありました。

そこを過ぎるとまた山道へ。林道を横切りながら一気に下って行きます。

石がゴロゴロしているので、調子に乗って歩くとズルっと滑る。

30km以上登りだったことを考えると2kmの下山はあっという間でした。

14時頃、久万高原町に到着。

はじめは宿に荷物を置いて44番へ行こうと思いましたが、道を逸れるのが面倒だったのでそのまま向かいます。この時間なら44番の先の宿にすればよかった。

高原って感じ。

あの山々を越えてきました。

大寶寺の山門はこれ。

ここから車道がダラダラ続きます。

左側が歩き、右が車。最後の登り。

樹齢800年といわれる立派な杉や檜が並びます。

着いたーーー。感無量。

【 44番 大寶寺 】

本尊:十一面観世音菩薩
宗派
:真言宗豊山派
開基
:明神右京・隼人(創建701年)

88ヶ所のちょうど半分の大寶寺は「中札所」と呼ばれます。歩き遍路では半ばの山場。そのためか、山門には88ヶ所で最大のわらじが奉納されています。百済の聖僧が山中に十一面観世音菩薩を安置したところ、狩人の兄弟である明神右京と隼人が見つけて祀りました。その後、寺院が建立され、元号にちなんで「大宝寺」となりました。822年にこの地で密教を修法し、四国霊場に定めます。

参照:四国お遍路88ヶ所歴史読本
著者:株式会社エディスタ

わらじは本当に大きかった。収まってない。

境内に入ると、あれ?なんか見たことがある人が…Mさん!

足摺岬の前日にローソンでお会いした野宿のMさんでした。結構先を歩いていると思ったらここで再会。

とりあえず先に参拝へ。

本堂

大寶寺は標高560m。とてもしっとりした山の中に佇んでいて、山の霊気を感じます。ちょうど折り返しの札所。ここまで歩けたことに感謝。感慨深いです。

大師堂

境内は湿気った落ち葉でしっとりしていました。とても瑞々しいお寺。

納経を済ませてMさんとお話。内子で用事があって少しストップしていたとのこと。だから追い付いたのか。

今日は「国民宿舎古岩屋荘」まで行くと。今日は野宿ではないのかと思ったら、なんとこの久万高原町では現在キャンペーンをやっていると。対象の宿や町内での買い物、飲食、レジャーなどの費用を最大8000円キャッシュバックしてくれるという!なんて贅沢なキャッシュバック!

何も知らなかった。なので、Mさんも今日は宿に泊まり、美味しいものを食べるのだと仰っていました。調べると自分の宿も対象。これはいいことを聞いた。

ここまでのことをいろいろお話しました。Yさんに松山あたりで会おうと言われたけど、もう3日は離れているから追い付かない。もしどこかでごはんを食べるようなことがあれば、ということでMさんとも連絡先を交換。

大寶寺には14時半に着いたので、ここから戻るのが惜しい。45番の岩屋寺は打戻りになるので、その先の宿なら明日が楽ですが、予約をしてしまったので渋々戻ります。

先の宿の場合は、大寶寺からさらに標高差160mほど登って、715mのピークを越えて行きます。

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やすらぎの宿でんこ

*大寶寺~でんこ:2km*

久万高原町には宿が何軒かありますが、休業している宿もあります。「おもご旅館」「民宿一里木」は、電話で確認したところ休業中。

「ガーデンタイム」は満室。ということで、大寶寺から一番離れてる「やすらぎの宿でんこ」にしました。明日の岩屋寺往復を考えると距離が伸びますが、どうせ打戻って宿の方に戻ってくるからいいかと。

本当は「いやしの宿八丁坂」に泊まりたかったのですが、大寶寺から3.2kmでやめておこうと思った宿。人気の宿です。

帰りに「道の駅 天空の郷さんさん」に寄って食料調達。宿は5000円、買い物やレジャーは3000円までキャッシュバックしてもらえます。いつもより豪華なお弁当や飲み物、明日のごはんと行動食も追加で購入。芋けんぴがあったのでこれも。

宿について受付。久万高原町のキャンペーンのことを宿側から説明してくれる思いきや何も言ってくれません。領収書もくれなかったので「領収書いただけますか?」というと書いてくれて、さらに受付に堂々と置いてあったキャンペーンチラシを指して「このキャンペーンのことをお聞きしたのですが。」と聞くと、書類を出してくれました。

Mさんにこのことを聞かなかったら、何も知らずに久万高原を去っていた。対象宿なら案内をしてくれてもいいのでは。

共有スペースには漫画。

部屋の鍵をいただいて入りましたが…

タバコ臭い!!!

喫煙とか禁煙とか何も書いてありませんでしたが、前室喫煙なのか?一気に萎えた。微量でもタバコの臭いを吸いたくないタイプなので、これは厳しい・・・。

部屋に臭いがしみついています。空調をつければなんとかなるかと思いましたが、空調から出される空気がまたひどいタバコ臭…諦めました。

端っこの部屋だったので寝るとき以外ドアを開けていました。やはり、八丁坂を予約しておけばよかった。ネットだけだとこの辺りがわからいので、禁煙喫煙は確かめないとなと反省。

16時にお風呂に入りに行って、唐揚げ弁当を食べながら明日の行程を確認。

明日は45番岩屋寺を空荷で22km往復、そのあとに三坂峠を下って「長珍屋」を目指す36km。明日も割と忙しい行程になってしまいました。久万高原町をあとにしたあとはお店はない。長珍屋周辺もない。

46番八坂寺の通夜堂はやっているようだったのでそこまで歩こうか迷いましたが、そこまで行ってもお店はないし。今日明日が山場のようになってしまったので、長珍屋で夕食付にして、湯船に浸かって、ゆっくり休もうと思いました。

長珍屋に電話をすると「どこからいらっしゃいますか?」と聞かれ久万高原と告げると「じゃあ、余裕がありますね。」と安心の返事。「あ、岩屋寺まだ行ってないので。」と言うと「あら、じゃあ往復してからですか?そうなると結構な距離になるから、気をつけてくださいね。」と一気に不安の声に。

明は5時半に出発しよう…。

無事鴇田峠を越えて、明日を乗り切るとついに道後温泉に到着します。どんな峠越えになるかと思っていましたが、紅葉を楽しみながらの車道歩きで特に苦ではありませんでした。小田川がとにかく綺麗で。突合から鴇田峠まで水場が3箇所あったので、良い具合に補給できたのはありがたかったです。

明日も長丁場、さっさと就寝。

★本日の歩行距離:37.3km

★累計:766.2km

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