歩き人たかちです。
12番焼山寺を打ち終え、神山町に泊まりました。
その神山町、何やら気になるものがたくさん。カフェ、レストラン、お弁当屋さん、珈琲・・・へんろ道沿いにもいっぱい。いろいろなジャンルで頑張っている人がたくさんいると刺激を受けた街。
「ここ、いいな」
山と川、温泉に美味しい食材。直感でいいなと思いました。へんろ道から歩いて行ける範囲の気になったものをちょこっと紹介します。
実際に行ったのは、#4の焼山寺編に載せた「かま屋」と「神山温泉」のみ。それとともに、再訪したら寄りたい場所をご紹介します。
神山の自然に寄り添う【お宿編】
WEEK 神山 STAY&WORK
画像出典:WEEK神山 Facebook
2015年7月にOPENした「WEEK 神山 STAY&WORK」。県道43号のへんろ道からちょっと入ったところにあります。
ロケーションがすごく素敵。鮎喰川沿いにあり、部屋には大きなガラス窓。神山町の自然に癒されるには十分すぎる環境。
「STAY & WORK」ということで、"一週間くらい自然の中でお仕事どうですか?"と、ワークルームという部屋も用意されています。チラッと顔を外に向けると緑がいっぱい目に飛び込んでくる。疲れたら散歩でもしてリフレッシュ。PCがあれば仕事ができるという人も増えているし、好きな環境で仕事ができるのはいい。
お店のあるエリアの手前ですが、徒歩7分でスーパーマーケット「ショップかたやま21」、10分でファミリーマートがあるので困りません。
WEEK神山の特徴は、宿泊者や神山町の人、スタッフ、シェフ、みんなで食卓を囲むこと。旅人や地元の人たちと交流できる、素敵なコミュニケーションの場になっています。
2020年現在は、コロナでランチやディナーは営業停止中。食事にもかなりこだわっているようなので、営業していたらここでランチもいいなと思っていました。
WEEK 神山 STAY&WORK
B&B On y va & Experience
画像出典:B&B On y va & Experience Facebook
元は、南仏家庭料理レストラン「カフェオニヴァ(Cafe On y va)」としてオープンしたB&B。地産地消にこだわり、神山町の食材と水をとても大切にしています。
後に民泊もはじめ、一日一組限定の宿としても営業されていました。2020年10月現在は、コロナにより"コンシェルジュサービスのついた一組限定の貸し切り宿"として営業していました(営業形態は変わっている可能性があるため要確認)。
酒屋だった古民家を改装している渋くて格好いい、古民家好きにはたまらない宿。神山温泉とカフェオニヴァ、どちらに泊まろうか最後まで悩んでいました。
歩いたときはカフェが営業停止中。神山町にまた訪れる機会があればここに宿泊したいと思っています。
お風呂は薪で沸かすようで、山越えの身体には最高に沁みると思います。また、森の中にはプライベートサウナも!?
予約は「Air bnb」か、FacebookのMassageにて(※FacebookページにAir bnbのリンクが張ってあります)。「Air bnb」は、空き部屋を貸したい人と部屋を借りたい旅人とをマッチングするサービスです。旅人が結構使っているアプリで、私も他予約サイトとともに見ています。
B&B On y va & Experience
神山温泉 ホテル四季の里
焼山寺の日に泊まった宿。食事が本当に美味しかったので、神山町まで歩くならおすすめ。
温泉は畳敷で、山越えで疲れた足にも優しい歩き心地でした。外来入浴もできるので、近くのキャンプ場に泊まって利用するのも◎
宿泊者専用の温泉もありますが、露天風呂はありません。隣の外来入浴のチケットをチェックイン時にもらえるのでそちらへ行きました。広々としていて、とても気持ち良かったです。
神山町のいろいろな食材を使用した料理が美味。夕食詳細は焼山寺編のブログの最後に紹介しています。
朝ごはんもたっぷり。お味噌汁の大きさよ。
お遍路で一番大きな山越えになるので、ご褒美で泊まるのもいいかなと。
神山温泉 ホテル四季の里
コットンフィールドキャンプ場
画像出典:コットンフィールドキャンプ場
テント泊をしようと考えていたキャンプ場。神山町は公園、道の駅、温泉施設などでの野宿が禁止されています。
フリーサイトはなく、HPにはオートキャンプとコテージの案内のみですが、空きがあれば使用させていただけるようです。ハイシーズンにどれほどの人がいるのかわかりませんが、もしかしたら泊まらないことも?
事前連絡が必要なので、利用を考えている場合はお忘れなく。当時連絡も可。
サイト | テント持参 ¥1,100 ※金額は要確認 ※その日、空いている場所を 指定されます。 |
コテージユース ドミトリー形式 |
1泊¥3,000(+税) |
チェックイン | 13:00(宿泊棟は14:00) ※管理棟は20:30閉館 |
ランドリー | 洗濯機/乾燥機(有料) |
シャワー | 温水コインシャワー |
wifi | 受付周辺のエリアで利用可 |
※空室、冬季休業期間はHPで要確認。金額、時間などは変更されている場合があります。
神山温泉までは900m。歩ける範囲で道の駅も近いので、環境はとてもいいです。
ドミトリー形式の「コテージユース」での宿泊も考えましたが満室でした。ベットには電源、枕元スタンド、簡易机、ハンガー、寝具(シュラフ・毛布・枕・シーツ)がついています。男女共用かもしれませんが、神山町に格安で泊まる選択肢にはなるかと。
コットンフィールドキャンプ場
神山町産たっぷり。【お食事編】
豆ちよ焙煎所 COFFEE ROASTERY
画像出典:豆ちよ焙煎所 COFFEE ROASTERY
神山町到着時はまだ珈琲豆があったので購入していませんが、珈琲好きとしては気になりました。珈琲豆や珈琲器具の販売のみのようです。試飲をしてから豆を購入できるそうで。
お遍路にはコーヒーミルを持参し、地元の珈琲豆を味わいながら歩いていました。その土地にどんな珈琲屋さんがあるか、調べながら歩くのはとても楽しかったです。
珈琲道具の紹介は下記より。
珈琲に合うお菓子の販売もあるようなので、ちょっとしたおやつを買いに寄るのも良さそうです。
豆ちよ焙煎所 COFFEE ROASTERY
日替わり弁当「535」
画像出典:535Facebook
地元食材を中心に使用した日替わりのお弁当屋さん「535」(ゴミサンク)。
地元のお母さんたちに負けないように、じっくり時間をかけて考えたレシピのお弁当がズラリと並ぶ人気店。何席かイートンインスペースもあるようです。
Facebookでその日のお弁当内容が紹介され、売り切れ次第終了。Facebookを見ると14時台の売り切れが多そうですが、早いときは12時台に「完売しました!」のお知らせが。地元にも旅人にも愛されるお弁当屋さんのようです。このようなお弁当屋さん、いいですね◎
週末にはケーキやシュークリームなどのスイーツも販売しています。予約をすれば平日でも注文できるとのこと。
日替わり弁当「535」
粟カフェ
画像出典:粟カフェ Facebook
へんろ道の国道438号沿いにあります。神山温泉へ曲がる道のちょっと先。
こちらでも神山町のあれこれをふんだんに使ったメニューが自慢で、玄米や古代米がヘルシーでお腹に優しそう。
人気のメニューは日替わりの「栗カフェランチ」のようですが、1日30食限定とのこと。時間的に栗カフェランチにたどりつくのは難しそうですが、カフェでケーキなどのスイーツもいただけるのでエネルギー補給で寄るのもありかと。
昔の駅舎のような、洋風の建物のような、レトロで可愛い外観です。
粟カフェ
かま屋
焼山寺下山後に寄った「かま屋」。へんろ道の国道438号沿いに、工場のような白い建物が現れます。
ランチをいただける食堂と、手作りパンや美味しい食材、調味料、焼き菓子などが売られている「パン&ストア」に分かれています。
お米や野菜を育てられていて、神山町の農家さんから仕入れたものと一緒に調理。通りかかったときも地元の方が結構利用していました。
到着時はラストオーダーの10分前くらいで、3時間後には宿でのご飯だったのでランチはせず。パン&ストアの方でかぼちゃの乗ったカレーパンだけ購入しました。
中のカレーもとても美味しくて、野菜はもちろん地元産。パンの種類もいろいろありました。小腹を満たすにはちょうどいい。
テイクアウトできるオリジナルドリンクも種類豊富です。こちらは食堂の方での注文。山越えの一杯に。
テラス席もあって、前の芝生も広くて、のびのびした空間が素敵です。
かま屋
めし処 萬や 山びこ
画像出典:めし処 萬や 山びこ Facebook
夕方には閉店するお店が多い中、こちらは23:00まで楽しめるお食事処。夜は居酒屋として、地元の方で賑わうようです。
メニューは豊富で、パスタやピザ、丼ものから唐揚げなどの単品のもの、夜は居酒屋メニューといった感じ。
素泊まりで近くの宿に泊まり、こちらに食べにくるのもいいと思います。夜遅くまで営業しているので時間も気にしなくていいし、このようなお店が1軒あると旅人はとても助かります。
ハンドドリップの珈琲、パフェなどのスイーツも揃っているので、カフェ利用にも◎。
めし処 萬や 山びこ
KAMIYAMA BEER PROJECT
画像出典:KAMIYAMA BEER PROJECT Facebook
神山温泉に向かっている途中に看板がありました。コットンフィールドキャンプ場のちょっと手前。
オランダ人のご主人と日本人の奥様が、神山町に移住してオープンした"醸造所兼ブルワリー"。神山町の水を使用して醸造、神山産の柑橘類を使ったフレーバーなども揃っているとのこと。
庭や2階のテラスで飲むことができます。温泉上がりの1杯にもよさそうですね。お遍路中は禁酒をしている人も結構いましたが、地元のものを血肉とするのが旅の醍醐味。お酒好きの方はぜひ。
ただし、営業は週末12:00〜20:00のみとのこと(要確認)。
「平日のご来店をご希望の方は、お手数ですが、メールにてお問い合わせください。」とHPに記載されています。
KAMIYAMA BEER PROJECT Facebook
神山町の木【お土産編】
しずくギャラリーショップ
画像出典:しずくギャラリーショップ Facebook
神山町の自然を守るために"木を使う"活動を始めた「しずくギャラリーショップ」。
過密な杉の人工林に手を加えることで山の保水力を増やし、繋がる川の水量を増やす。昔の川を取り戻すために動き出したプロジェクト。
すべては次世代の子どもたち、未来の神山町のため。間伐材を利用した木工作品がギャラリーに並びます。間伐材を利用した取り組みは各地で行われていますが、人間を含め、自然の循環を取り戻す活動はとても美しいと感じます。
器や小物以外に"杉のエッセンシャルオイル"なども。お遍路中、疲れたときにオイルで神山町に癒されるのもいいかもしれません。
しずくギャラリーショップ
あらゆるジャンルのお店が揃う神山町。とても面白い地域だと思いました。違う分野の人たちが集まると、お互いに助け合い刺激し合う暮らしが広がるような気がします。
お遍路を歩いた際に魅了され、神山町に移住したという方にもお会いしました。
自然も人も温かい神山町。美しい自然と美味しすぎる食材がコンパクトにギュッと凝縮され、へんろ道にパラパラ散らばっています。ぜひ、気になる場所を覗いてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
よろしければ、応援よろしくお願い致します。
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