中央分水嶺トレイル①【美ヶ原】

ロ ン グ ト レ イ ル

2020.8.28-8.30

歩き人たかちです。

八ヶ岳の北西に位置する霧ヶ峰と美ヶ原。緩やかな起伏の高原には湿原もあり、高山植物が咲き乱れる穏やかで爽やかな、とても気持ちのいい自然が広がっています。

美ヶ原に訪れたことがなかったので、隣り合う高原の山々を繋ぐロングトレイルで歩きました。

1日目、美ヶ原の記録です。

アクセス
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◾︎ 信州美ヶ原高原直行バス(季節運行)
松本駅(13:15)ー美ヶ原自然保護センター(14:30)

*美ヶ原へのアクセスは他に、松本から山本小屋まで運行されるアルピコ交通の「美ヶ原高原美術館線」があります。こちらは運行期間が短く、2020年度はコロナにより運休していました。

*美ヶ原高原直行バス(令和3年度)*

運行期間と時間は要確認

信州美ヶ原高原 直行バス運行
松本駅から終点の美ヶ原自然保護センターまで約75分で到着する美ヶ原高原直行バスのご利用案内

*アルピコ交通(令和3年度)*

アルピコグループ
アルピコグループは、信州を中心に事業展開する、生活関連企業グループです。

 

行程
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1日目

天気:曇り☁︎時々雨☔︎→晴れ☀︎

松本駅ー美ヶ原自然保護センター▲王ヶ頭ー塩くれ場ー美しの塔ー山本小屋

▲コースタイム:1時間25分
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2日目

天気:晴れ☀︎→薄曇り☁︎

山本小屋ー塩くれ場ー茶臼山ー扉峠ー三峰山ー和田峠ー鷲ヶ峰ー八島ヶ原湿原ーヒュッテみさやま

▲コースタイム:7時間50分
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3日目

天気:曇り☁︎時々晴れ☀︎

ヒュッテみさやまー沢渡ーころぼっくるヒュッテー車山湿原ー車山乗越ー信濃路自然歩道経由ー白樺湖

▲コースタイム:2時間45分

中央分水嶺トレイルとは?

「中央分水嶺」とは、日本列島の太平洋側と日本海側とを分ける"分水界"のことであり、その連続線を中央分水嶺と呼びます。分水界と山の稜線が重なっていることが多く、中央分水嶺を歩くトレイルが日本にはいくつかあります。

信州・長和町の"長門牧場"から白樺湖、霧ヶ峰、和田峠を経て"美ヶ原高原"にいたるトレイルもその一つで、全長38kmのロングトレイルです。

今回はその一部である「美ヶ原ー霧ヶ峰ー白樺湖」を歩きました。

長門牧場はアクセスがあまり良くないという難点があり、また、歩いたときは通行止め区間が発生して迂回路になっていました。交通と天気を考慮し、今回は美ヶ原から白樺湖まで。

 

トレイル上にテント場なないので、基本的には山小屋などの宿泊施設を利用します。協賛宿もあります。

どうにかテント泊で繋ぐことはできないかと思いましたが、美ヶ原周辺のキャンプ場は1時間30分程下らなければなりません。そして、翌日は2時間程登り返し。諦めて宿泊施設を利用しました。

このトレイルに関しては、踏破よりも「霧ヶ峰ー美ヶ原」間を歩く人が多い印象です。霧ヶ峰方面からスタートする人が多いようですが、今回は涸沢の帰りなので松本に1泊して美ヶ原からスタート。

霧ヶ峰スタートであれば霧ヶ峰に1泊、次の日美ヶ原まで抜けて16時台の最終バスに乗る1泊2日。

しかし、上高地からの帰りなので前日は松本泊。そうなると、バスの第一便が9時30分自然保護センター着で、約8時間の道のりをせかせか歩かなくてはなりません。コースタイムや泊まりたい宿を考慮した結果、2泊3日で歩くことにしました。

 

美ヶ原、車山はともに山頂近くまで車やバスで行けるので、百名山の中でもコースタイムが短い山。美ヶ原は最短の山となっています。

1日に2座登頂することも可能な隣り合わせの山ですが、高原自体は広大で、せっかくトレイルがあるので繋いで登頂してみました。

実際に歩くとやはり広い。展望がいいイメージがありますが、景色が見えずに苦しい箇所も。アップダウンを繰り返しながら美しい高原の裏側を見て歩き、「辛い」とか「苦しい」とか、そんな感情を交えながらの山歩きは感動が一入だなあとしみじみ感じるトレイルです。

*霧ヶ峰・美ヶ原 中央分水嶺トレイル*

霧ヶ峰・美ヶ原 中央分水嶺トレイル | 長野県の中信高原、霧ヶ峰・美ヶ原高原を歩くトレイルコース 38km
長野県の中信高原、霧ヶ峰・美ヶ原高原を歩くトレイルコース 38km

 

20分で登頂の百名山、美ヶ原

*松本駅ー美ヶ原自然保護センターー王ヶ頭:CT 25分*

松本駅からのバスは8:15発と13:15発の2便。今日のコースタイムは短く、小屋のチェックインは14時からなので13時の便に乗ることにして、それまで松本の街を散策。

しかし、王ヶ頭ホテルにカフェがあるので、始発の便でもよかったなと思いました。

*王ヶ頭ホテル*

日帰りカフェ2034 | 王ヶ頭ホテル

松本の街をゆっくり歩こうと思っていましたが、まだまだ暑い。最高気温34度で、午前中はまだ涼し気な風が吹いていましたが、正午に近づくともうダメだ。

長野県の名物の一つに"牛乳パン"があります。松本では"小松パン"牛乳パンを食べたかったのですが、お店の前の看板には「只今予約販売のみ」との記載。

途中の"パントリーマルナカ"の看板には「牛乳パンあります」とあったので、戻って買おうとすると既に売り切れ…。松本市民は牛乳パンすごく好きなんですね。暑いので諦めました。

もう一つ気になっていたのが"翁堂のタヌキケーキ"鈴木ともこさんのInstagramによく登場しています。

バターケーキがチョコレートコーティングされていて、ショーケースには様々なタヌキが並んでいました。店内に飲食スペースはないので、近くのベンチで。なんだか懐かしい、飾らない美味しさで、ふと食べたくなるようなケーキでした。創業100年を超える老舗の和菓子店ならではの味でしょうか。

*株式会社 翁堂*

株式会社 翁堂
いらっしゃいませ!信州松本の御菓子処 翁堂のホームページへようこそ。

 

暑いので、どこかカフェでバスまで待とうと思い、"信毎MEDIA GARDEN"へ。以前松本市内を散策したときはありませんでしたが、2018年に信濃毎日新聞の新しい松本本社としてオープンしたようです。

とても綺麗な建物で、1階~3階はお店やラウンジなど市民の方が利用できる空間。2FにはTHE NORTH FACEとA&Fが入っていました。1階には丸山珈琲があり、さすが新聞社という、新聞を立ち読みできるスペースもあります。

市民の皆さんの憩いの場のようで、素敵な空間でした。外のテラスで丸山珈琲と買ったパンでお昼。

*信濃 MEDIA GARDEN*

信毎メディアガーデン
2018年4月28日(土)にオープンした信濃毎日新聞社の新しい松本本社「信毎メディアガーデン」。1〜3階は皆さんにも使っていただけるコミュニティーゾーンと個性豊かな11店舗が入るショップゾーンです。中心市街地の賑わい創りを目指す新しい信毎にご期待ください。

美ヶ原の直行バスは松本駅の西口から。午後発のバスに乗る人はいるのだろうかと思いましたが、6,7人乗車。

今日は午後の天気が怪しく、美ヶ原の広大な裾野をぐんぐん登っている最中に雨が降り始めました。山頂へは25分だし、傘をさせるので気分はあまり下がらず。

百名山では最速の登頂記録となりますが、標高は2034m。直行バスのバス停「思い出の丘ピーク」からだと2時間半くらいの山歩き(丘歩き?)を楽しめます。午前中は晴れ間があったので、始発に乗ってそれでも良かったですね…

14時半自然保護センターに到着。雨降りなので傘をさしながら出発。自然保護センターには売店もありました。

山道に入ります。

ちょっとした登山道という感じ。

やばい、着いてしまう。

王ヶ頭ホテル。

ホテルの近くに道標があるのですが、その前に車が停まっていて気が付かず、そのまま「美ヶ原高原」の大きな看板がある方へ行ってしまいました。

違うわ、と戻って…

美ヶ原王ヶ頭登頂◎

早すぎる。やっぱり思い出の丘ピークから歩けば良かったか。20分弱で着きましたが、雨はやんで青空が見え始めました。

広々した展望。

そのまま"山本小屋"を目指します。

この日は雨が降って涼しい気候でしたが、木陰がないので炎天下だとなかなか暑そうです。

 

 

長閑でのびやかな高原。牛たちに挨拶をしながら歩きます。

 

 

 

夏の終わりに咲くウメバチソウ。

山本小屋までは牧場脇をずっと歩きます。

 

明日のトレイルのスタート地点である"塩クレ場"を過ぎると、有名な"美しの塔"

鐘を鳴らすことができます。明日の無事を祈ってカランカラン。

この塔は、濃霧による遭難対策の一つとして建てられたそうです。今では撮影スポットになっていますが、確かにこの広大な高原が濃霧で包まれたら怖そうですね。今は牛の柵もあるし、道標もありますが。

ポニーもいた。

 

今日の宿泊地「美ヶ原高原ホテル山本小屋」に到着。

山本小屋は2つあり、旧館と本館に分かれています。旧館の方が手前にあり、こちらでお世話になります。

ホテルなの?小屋なの?という感じですが、旧館は山小屋タイプとのこと。山小屋というより旅館チックですね。

本館は「山本小屋ふる里館」という名前。HPを見る限り、非常に綺麗な感じです。ホテルと旅館を融合したような宿。

*山本小屋本館「山本小屋ふるさと館」*

信州美ヶ原高原 星空へ続く宿 山本小屋ふる里館 公式サイト | 美ヶ原山頂の絶景宿
長野県 信州 美ヶ原高原。豪華なホテルでもない、おしゃれな温泉旅館でもないけれど、きら星のような「小さな宿」でありたい…。ビーナスライン終点2000m美ヶ原山頂で信州の春を満喫。ファミリー、カップル、夫婦、記念日旅行にお勧めの宿。

 

鄙びた感じの館内がいい味を出しています。

外に出れば電波はありましたが(au回線)、館内は微弱。玄関から食堂付近は電波がありましたが、泊まった奥の部屋は圏外でした。

お湯は廊下にポットが置いてあり、ご自由にどうぞというスタイル。

山本小屋イチオシの"展望風呂"。こじんまりしていていますが、一面窓ガラスで展望抜群です。

シャンプー、リンス、ボディソープ、洗顔石鹸、すべて揃っていました。

一泊朝食¥6,050のプランにしました。写真で見る限り、夕飯は豪華そうです。

朝ごはんは7時半からと遅め。2日目のコースタイムが約8時間で、2日目に泊まる"ヒュッテみさやま"で15時までのランチを食べたいので悩みました。

できれば6時には出発したいですが、山本小屋の朝ごはんも美味しそうだし、明日も暑そうなのでしっかりエネルギー補給をして出発することにしました。ランチに間に合わなかったらドンマイということで…

美ヶ原王ヶ頭は百名山ですが、完全に観光気分で登頂しました。展望もいいし、牧場が広がる百名山もいいですね。

明日は八島ヶ原湿原に向かって登って、下りて、登って、下りて…中央分水嶺トレイルを歩きます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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