日々感謝。1200kmのへんろ道。【40日目:71番弥谷寺~75番善通寺】

お 遍 路

2020.11.28(土)
香川県観音寺市 晴れ☀時々曇り☁ 16/9℃

歩き人たかちです。

昨日の風が残り平地でも北西の風が5~6m吹く中、今日は5つのお寺を回ります。最後は香川県の大きなお寺「善通寺」。善通寺ではストップしたい。また、泊まりたいへんろ宿があったので予約。今日こそうどんを食べるんだ!と、気合を入れて出発です。

筆に心を込めて。71番「弥谷寺」

*ビジネスホテル~へんろ小屋:6.2km*

5時半起床。風が強いな~と様子を見ていたら出発が少し遅くなって7時15分。香川県はやっぱり寒い。ウィンドシェルを着て、手袋をはめてスタート。しばらく国道11号を歩きます。

香川県は短いので、なるべく国道を逸れたへんろ道を歩きたい。

雲も幻想的。

6kmほど歩いた場所に「へんろ小屋 茶処みとよ高瀬」があります。国道へ出て早速休憩をすることに。

橋を渡るとありました。屋根が独特のデザイン。壁のくり抜きは葉っぱのデザインなのかな。猫の顔に見えます。

このへんろ小屋は"うどんのお接待"で有名な場所。「おせっ隊」というボランティアの方々がうどんや珈琲を用意してくれるようです。現在はコロナによりお接待はお休み中。仕方がないですが、これはちょっと残念。

小屋の壁にはお接待の様子の写真が所狭しと張られていました。一番最新では2019年の夏とか秋のもの。この日付が動き出すのはいつになるのか…。

また、このへんろ小屋は、韓国の方がお遍路中にお接待を受けたお返しとしてへんろ小屋の建設が始まったそうです。韓国、イギリス、日本の方々の浄財と地域の方の協力にて建てられた、国際的なへんろ小屋であると。

ありがたく、しばし休憩。昨日、白栄堂で買った観音寺まんじゅうを。あー、ほんと美味しい。

筆に心を込めて。71番「弥谷寺」

*へんろ小屋〜71番弥谷寺:5.1km*

今日も香川の広い空を見上げながら。上を向いて歩こう♪

「七宝屋」というホステルがありました。めちゃくちゃ格好良いのだが。

へんろ石的な感じで。

庭の広い宿です。ここは良さそう。

なんだか楽しそうなご家族が経営されているようです。

*七宝屋*

ゲストハウス、ホステル、お遍路宿 | BED N CHILL 七宝屋 | 日本
stay local, feel Shikoku ~地域への入口、四国の拠点~ ゲストハウス、ホステル、お遍路宿。BED N CHILL 七宝屋です。

県道を横切り、徐々に登りになります。手前にはテーブルとイスのある休憩スペース。ピクニックしたくなるような、おばあちゃんたちが井戸端会議とかしていそうな場所です。

えっちらおっちら。

途中で若干山よりの道を。ここを抜けると道の駅に着きます。

「道の駅 ふれあいパークみの」

道の駅の隣には「天然いやだに温泉」があります。こじんまりした道の駅で香川県の名物はないかと物色。小さめのカフェも併設されていました。

*天然いやだに温泉大師の湯*

天然いやだに温泉大師の湯 | 道の駅ふれあいパークみの

どこにでもいる恋人。この道の駅でうどんのピンバッジがあったので、つい購入。サコッシュにまた思い出が一つ。うどんバッジ、なかなか可愛いです。

温泉があるせいか、平日の朝から意外に車が停まっていました。

また登り始めると、すぐに駐車場に到着。バスの待合所とお手洗いがあります。

弥谷寺はここから山の中へ。本堂は敷地内の一番奥の高い場所にあり、そこまで530段ほどの階段を上がって行きます。

【 71番 弥谷寺 】

本尊:千手観世音菩薩
宗派
:真言宗善通寺派
開基
:行基(創建729~749)

標高382mの弥谷山の中腹に建つ弥谷寺は、「仏の山」として恐山、臼杵摩崖山とともに日本三大霊場の一つとされました。寺には724年頃の経典も伝わり、それ以前に創建されていたと感が得られています。807年に弘法大師が入山し真言密教の秘法を修し、南北朝時代は学問の道場として栄えました。寺宝の「金銅四天王五鈷鈴」は、大師の入唐の際に惠果和尚から授かったものとされる貴重な文化財です。大師は7歳から12歳の頃もここで修行に励んだといわれます。場所は大師堂の洞窟。獅子が咆哮しているように見えるため「獅子之岩屋」と呼ばれています。獅子の咆哮が諸魔、外道を寄せ付けず、前世の安穏と後世の利益を成就させるとされ信仰されてきました。本堂下の水場の横にある洞窟は極楽浄土への入口といわれ、洞窟に真言を書いた木札を治め、山からの霊水で清める「お水まつり」は重要な行になっています。

参照:四国お遍路88ヶ所歴史読本
著者:株式会社エディスタ

登り初めの方に「俳句茶屋」がありました。閉業になったのかと思いきや、老朽化により建て直し中。こういう茶屋はお遍路気分で良さげ。

茶屋の先の階段を上ると仁王門。ここからまだまだ登ります。

風で枯れた葉っぱがカサカサと鳴り、強かった風がふんわり身体に当たります。境内までのこの道はとても綺麗でした。

途中にベンチと自動販売機のあるスペースに出ました。そこには大きな「金剛拳菩薩」。写真では大きさがわかりませんが、これ結構大きくて、上から見られている感がすごい。首の角度が絶妙で、挨拶しなきゃと思っちゃう。

ここから境内に向けて108段の階段。煩悩を払いながら登ります。

登り切ると正面は納経所兼大師堂の建物。本堂はまだ上へ。荷物を置いて行こうかと思いつつ、道後温泉でのご主人の話もあったのでそのまま背負って上がりました。

「お水まつり」の水場。

岩からは水が滴っています。いくら日照りが続いても湧水が止まることがないといわれているそうです。

この先の階段を上がるとようやく本堂に到着です。結構登ってきた。

本堂

岩をバックに、静かに佇む本堂。せっかく登ってきたので、いろんな思いを頭に浮かべます。残るお寺は17箇所。手足の指より少なくなってしまった。

しばらく香川の景色を眺め、本堂を後にしました。

来た道を戻り大師堂へ。

靴を脱いで中へ。納経所が一番手前にあり、一番奥が大師堂。護摩堂とかもここにあります。

大師堂

座敷の小さな空間と繋がる岩窟。

弘法大師が修行していた頃の再現か。薄暗くて冷たい空間で、いきなり空気が変わりました。自分だったらすぐに出たくなるだろうな。唯一の窓から光が差します。

本当に静かな場所で、はじめ男性が一人読経していたので終わるまで待っていました。土曜日ですが人はまばらで、じっくりと大師堂の空気を味わう。ここは一人で見るのがいい。

腰をちょっと掛けられるところでじーっと岩窟を見つめていました。修行にはどれほどの精神力が必要なのか。

納経帳を差し出すと、住職さんが立ち上がり一画一画すごく丁寧に御朱印を書いてくださいました。住職さんも毎日何冊も書いていて、慣れた手つきでサラサラ〜と書く人がほとんどなので"立って書く"という動作に感動。つい、筆の動きに目を奪われてじっくり見てしまいました。

墨と筆に思いを込めている感じが伝わってきて、すごく嬉しかった。判子も音を立てずゆっくり丁寧に押してくれて。弥谷寺自体とても良かったですが、御朱印と合わせてすごく心に残りました。「心を込める」「気持ちを込める」ってこういうことだ。歩いてきてよかった〜と思う。

返された納経帳をいつもより大事にしまっている自分がいました。大切にする心を見せてもらい、どの御朱印が好きかと聞かれれば、弥谷寺。

「花よりも根 根を忘れるな」と靴べらに書いてありました。ここでは大切なものをいただいた。居心地がよくて結構長居をしていました。

日の当たる山道。72番「曼陀羅寺」

*72番曼陀羅寺まで:3.5km*

再び108段の階段を下ります。

仁王門をくぐり、バスの待合所の方へは行かず、そのまま山道の案内に従って次のお寺へ。

この道がまた気持ちがよくて。下り基調の山道で秋のハイキング。木漏れ日とさわさわとする風がとてつもなく爽やか。

しばらく下り続けると大きな池が出現。その向こうにポツンと一軒。なんだかジブリの世界のよう。

池を過ぎるとすぐに車道に出ました。

香川県はポコポコと山が点在していてかわいいです。

腰掛け休憩所。

曼陀羅寺の手前にちょっと小高い、いい感じのベンチがありました。昼寝したい。香川はやっぱり空が広いな~。ふわふわ浮いている雲を眺める。

終わりが近づいて、進むのを若干躊躇い始めている。

着いてしまった。

 
【 72番 曼陀羅寺 】

本尊:大日如来
宗派
:真言宗善通寺派
開基
:弘法大師(創建807年)

弘法大師の生まれ故郷である善通寺市の最初の札所。はじまりは596年と古く、弘法大師の祖先である讃岐の領主、佐伯家の氏寺として創建されました。大師は唐から帰朝した翌年、皇位の無窮を祈り、万民の厄災を除き、亡き母玉依御前の菩提を弔うために訪れました。唐から持ち帰った曼陀羅を安置し、本尊の大日如来を勧請しました。平安末期には西行がしばしば訪ね、庵を結びしばらく暮らし「山里に憂き世は厭わん友もなが悔しく過ごし昔語らん」と詠みました。西行は、武士ながら無常を感じ僧となりました。西行は寺に通っては本堂前の石の上で休憩をしていて、その足は「西行の昼寝石」として現在も残ります。

参照:四国お遍路88ヶ所歴史読本
著者:株式会社エディスタ

本堂

大師堂

曼陀羅寺も平日のように静かでした。

善通寺まであと5kmくらいなので、気持ちがすでに軽々しくなり、頭の中はうどん。

うどんを振り払って手を合わせます。

73番はここから600mほどしか離れていません。少しだけ道を戻って向かいます。73番から回る人も多いです。

捨身ヶ嶽を臨む。73番「出釈迦寺」

*73番出釈迦寺まで:600m*

山の中腹に捨身ヶ嶽の本堂が見えました。そこへ行くには本堂から1.4km、標高差250mくらいを登ります。

お墓の並ぶ道沿いに休憩所がありました。

2023年は、弘法大師誕生から1250年だそうです。出釈迦寺の大師像は香川県を見守るように立っています。

境内に入る前に見晴らしのいい展望休憩所がありました。先ほどのベンチよりもさらに高い位置から。

到着。

【 73番 出釈迦寺 】

本尊:釈迦如来
宗派
:真言宗御室派
開基
:弘法大師(奈良後期~平安前期)

我拝師山の山腹、丸亀平野を臨む出釈迦寺。弘法大師の幼少期の名は「真魚」。まだその名で呼ばれていた7歳の頃、仏門に入り多くの人を救いたいと願った大師は我拝師山に登り「わが願いが叶うなら釈迦如来よ、姿を現したまえ。もし叶わぬなら一命を捨ててこの身を諸仏に捧げる」と、断崖絶壁から身を投じたとされます。そのとき、釈迦如来と天女が現れ雲の中で大師を抱きとめ、「一生成仏」と告げたと伝わります。願いが叶い、本尊を刻み堂宇を建立しました。身を投げた断崖は「捨身ヶ嶽」と呼ばれ、出釈迦寺の奥の院となっています。身を投じたとされる岩場と絶壁の場は鎖禅定となり、石の護摩壇が築かれ、稚児大師像が安置されています。

参照:四国お遍路88ヶ所歴史読本
著者:株式会社エディスタ

本堂

足がいっぱい。

大師堂

境内の奥には「捨身ヶ嶽遥排所」がありました。奥の院の場所が元々の札所とのこと。

右の凹部分に捨身ヶ嶽。

山の上に行ってみたい気持ちもありましたが、それよりもうどんを食べたい気持ちが強かったので、次のお寺へ。

へんろ地図100円。74番「甲山寺」

*74番甲山寺まで:2.6km*

昨日、15時過ぎにうどん屋に行くと売り切れていたので、今日は早めに行きます。うどん屋はたくさんありますが、多くのお店が14時~15時には閉店。なくなり次第終了というお店が多いので“見つけたら食べる”勢いで香川県を歩きます。

甲山寺を参拝してから近くのお店で食べる予定。12時半頃でお腹もいい具合に空いています。

工場のような場所の前ではなんか異臭が…。スタスタ歩いて田園風景を抜け、あの山の方を目指します。

山の麓にありました。

【 74番 甲山寺 】

本尊:薬師如来
宗派
:真言宗善通寺派
開基
:弘法大師(創建:平安初期)

讃岐有数の穀倉地帯である丸亀平野の端、標高87mの甲山に寄り添って建つ甲山寺。弘法大師がこの地で寺院の建立地を探していたとき、甲山の岩窟から老人が現れ「ここは霊地である」と告げたことが寺のはじまりとされます。この地の出身である大師は、「満濃池」を修築する長官に任命され再び訪問。満濃池は巨大なため池であり、たびたび決壊し付近の田畑を流していました。規模が大きく、人夫も集まらなかったところ大師が任命され、工事に先立ち甲山の岩窟で薬師如来像を刻み修法しました。大師を慕って数万人が集まり、大工事を僅か3ヵ月で成し遂げたといわれています。朝廷からの金銭の一部で寺を建立。満濃池は現在も丸亀平野を潤しています。

参照:四国お遍路88ヶ所歴史読本
著者:株式会社エディスタ

本堂

大師堂

前掛けがクッキーモンスター。和とアメリカのコラボ。

毘沙門天には大師が掘ったとされる毘沙門天像が安置されています。

甲山寺の納経所にはへんろ地図が100円で売っていました。札所の距離感がわかりやすく、記念に一枚購入。この地図は甲山寺にしか売っていなかったと思います。

駐車場側の門。

残すは75番の善通寺ですが、その前にうどん。行きたいカフェもあるので、そこにも寄り道。ここまで行動食もほとんど食べていなかったのでお腹ペコペコ。

お接待うどんと酒屋カフェ

*甲山寺~宮川製麺所~Sari Sari:1.3km*

甲山が抉られている…

チェーン店ではなく、また観光地から少し離れた製麺所で食べたいと思い、甲山寺から一番近い「宮川製麺所」へ行ってみることに。

民家の中にちょこんとあり、あまり主張していない感じが本場の製麺所らしくていい。中に入ると「歩きお遍路さんですか?お疲れ様です。」と迎えられました。

メニューはかけ、つけ、ぶっかけ。1玉、2玉、3玉から選び、言われるがままどんぶりを持ち、さっと茹でたうどんを入れ、つゆをぶっかけ、ネギやら天かすをトッピング。卵は60円。

シンプルイズベスト。見るだけで美味しい

これぞ「ぶっかけ」。「ぶっかけ」の由来もいくつかあるそうですが、一つ聞いたのは「自分でつゆをぶっかけるから」だと。ただぶっかけるではく"自分で"というのがポイントらしい。作業はすべて自分で。コロナだからなのか、初めからそうなのか。

つゆはほんのり甘さのあるさっぱりした味だけど、出汁が効いて美味しい!面も柔らかすぎず、硬すぎず、絶妙なコシ。これが香川のうどんかー、うますぎる。

店内は近所の方が多い印象。サンダルで、サクッと食べに来たという感じの人たちが次々と出入りしていました。こういう大衆的なところは大体美味しい。

2玉ペロリ。食べ終わって支払いへ行くと、「以前大阪から来た男性の方が、自分も歩いて回りたいけど足が悪くて回れないから、歩きのお遍路さんが来たらうどんのお接待をしてあげて下さいと言って、お金を渡されたんです。なので、お代はいりません。」と言われました。

大阪?男性?話がわからず頭は?マーク。

え?え?という私にもう一度話してくれました。見ず知らずの方が、歩き遍路の私にうどんをお接待してくださったわけか。お店の方からは飴をもらいお礼を言ってお店を出ました。

歩く度にひしひしと感じる「四国のお遍路は特別なものである」という気持ち。お遍路の文化を大切にする心、というか魂が四国には宿っています。たくさんの人がこの道に魂を吹き込んでいる。これほどまでに道と人が繋がっている場所は、自分の知る限りありません。そのくらい、この道では背負うものが違うと感じます。

「お遍路は素晴らしい文化」

これは、回らないとわからない。1000年以上続いてきた道をしっかり残そうという人々の気持ちが伝わってきます。お遍路は四国の宝であり、日本の宝。四国こそ日本の代表。

心は温まりましたが、涙がはしょっぱいので甘味処へ。

休憩所発見。

目的の甘味茶屋「Sari Sari」

もともと酒屋で、中を改装してカフェにしています。酒屋の看板をそのままにしているところがいい。格好いい木造建築。

ちょっとレトロな看板が素敵。

ここで生まれ育ったという女性の方がお店を営んでいます。店内もレトロでとても落ち着く空間。椅子席と、人数が多い場合は奥の座敷へ案内されるようです。

道後温泉の山田まんじゅうのパフェが忘れられず、パフェにしました。パフェもいろいろ種類があり、抹茶マロンか、チョコレートマロンか、チョコレートナッツか…

散々悩んで抹茶マロンパフェ。

アルミのトレーがかわいい。

珈琲カップもレトロで、店内の雰囲気と流れる空気によく合う。

コロナの換気で入口は全開。風があるからちょっと寒い。

とっても美味しかったです。雑誌などでよく紹介されているようで、フリーカメラマンという女性の方もお仕事の話で来ていました。あとは地元の親子。

HPを見るとかなりの高評価で、結構混むような書き込みも。時間帯やコロナの影響もあると思いますが、すんなり入れたのはラッキーだった。

15時近くなると、ぽつりぽつりお店を覗く人が増えてきたので出ました。お店の方に「今日は善通寺の宿坊ですか?」と聞かれました。善通寺の温泉は非常にいいそうです。

お大師さまの故郷。75番「善通寺」

*Sari Sari~善通寺:350m*

近くには「本家かたパン」のお店。ここは、どこかのゲストハウスにあった本に載っていました。すごく人気のようです。しかし、今日は既に「かたパン売り切れ」という貼り紙が。

どんなものなのか気になっていたので残念。

すぐに到着。しかし、どこから入ればいいのかわからない…というか、でかすぎ。

【 75番 善通寺 】

本尊:薬師如来
宗派
:真言宗善通寺派
開基
:弘法大師(創建807年)

真言宗善通寺派の総本山の善通寺は、和歌山の高野山、京都の東寺とともに、弘法大師3大霊跡とされ、大師誕生の地に自ら建立した寺院です。807年に斧始めをを行い、6年近い歳月をかけて15宇を完成。寺号は父の諱である「善通」に由来するとされます。御影堂奥殿は母の玉依御前の部屋であったとされ、大師誕生の聖地。秘仏である「瞬目大師像」を奉安しています。創建以来750年守ってきましたが、1558年の兵火ですべてを焼失。その後、讃岐の各大名などの援助により再建されました。現在は東院、西院の2つになり、1700年に金堂が再建、1902年には五重塔が完成。境内には大師を見守った楠の大木や宝物館があります。宝物館では、大師が書いたという国宝の「一字一仏法華経序本」「金剛錫杖頭」など約30点が公開されています。

参照:四国お遍路88ヶ所歴史読本
著者:株式会社エディスタ

西院と東院に分かれています。門がありすぎますが、とりあえず本堂へ。

善通寺はさすがに賑わっていました。土曜日でもあるし、多分ここはいつも賑わっているのだろうな。境内も公園のように広くて、小さい子はストライダーを乗り回している。

立派過ぎる楠。根っこよ。

金堂

本堂がまた大きい。いや、本堂ではなく「金堂」。大師堂は「御影堂」。案内板を見ながら、あれ?本堂は?大師堂は?となっていました。

東院から西院へ移動します。

渡り廊下のようなところを通って御影堂へ。

御影堂

御朱印をいただいて再び東院へ。東院の周りにはズラリと五百羅漢が並びます。

いやいや、本当に大きくて立派な善通寺。こうなると宿坊はどんなものか気になります。

大きすぎて疲れてしまったので、スーパーによって今日の宿へと向かいました。

風の通る宿「風のくぐる」

*善通寺~風のくぐる:1.8km*

周辺も広いです。

風のくぐるは、次の76番金倉寺の2kmほど手前にあります。歩いていてすぐに見つけました。

この独特な外観。窓が面白いつくりになっています。

中へ入り「こんにちは~」と声を掛けると、奥からスタッフの男性の方が出てきました。私を見るなり「あ、さっきSari Sariにいらっしゃいましたね!」と。

一瞬わかりませんでしたが、食べている途中に3人くらいで来て奥座敷へ案内されていた男性の一人でした。

「あの時間に善通寺で、女性の歩き遍路さんだったから、もしかして今日の予約の人かな~と思っていたんです。」と。まさに予想通り。

宿はとても綺麗。ゲストハウスでドミトリーもあるのですが、このときはコロナの関係ですべて個室となっていました。GO TOが利用できてありがたい限り。

洗濯機も乾燥機も無料。

フリードリンクにはネスカフェのココアとかラテとか抹茶の美味しいやつ。キッチンや食器類の使用が中止されていたので、紙コップとポットが1階、2階に置かれていました。本も充実。

中庭があって、名前の通り風が気持ちよく通りそうな宿です。

私の部屋は「釜あげ」。さすがうどん県。

オシャレ過ぎて眩暈がします。

ポツポツと点在する窓からは奇麗な夕焼け。ランプも素敵。

お風呂は家族風呂。入った後は一回一回消毒をするとのことです。トイレと洗面も、部屋ごとに決められていました。コロナ対策を徹底しています。

自分も元サービス業でテレワークができないために、何かと消毒、消毒…その大変さに頭が下がります。

今日は観光のご夫婦が一組。相部屋を無くしているために一日2組までのようで、ネットでは満室。

宿のご主人はフレンドリーで楽しい方でした。こんな空間のゲストハウスは初めてで、居心地が良すぎていつもより夜更かし。おすすめのへんろ宿です。

*風のくぐる*

【公式】ゲストハウス 風のくぐる
香川・善通寺のスタイリッシュなゲストハウス 風のくぐるは、お遍路さん、バックパッカー、ライダー、自転車旅行者から家族旅行まで、旅を愛する全ての人をお待ちいたしております。

念願のうどん第一号でお接待を受け、ここまでの感謝をしっかり背負って結願しようと、改めて気を引き締めました。残すお寺は13ヶ所。札所のカウントダウンも始まっています。自分の魂をこの道に残せるように、一歩一歩。明日もうどんを食べなきゃ。

★本日の歩行距離:21.5km

★累計:1057.7km

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