日々感謝。1200kmのへんろ道。【46日目:1番霊山寺へお礼参り】

お 遍 路

2020.12.4(金)
徳島県徳島市 曇り☁︎後晴れ☀︎ 13/7℃

歩き人たかちです。

今日は1番霊山寺へお礼参り。お礼参りにこだわりがあるわけではないですが、お寺の点を線にしたかった。たった7.6km。「おめでとう!」と笑顔が溢れる最後の四国遍路道。

最初と最後。1番「霊山寺」

*森本屋~1番霊山寺:7.6km*

最終日の朝、6時45分起床。今日は早出をしなくていいのでゆっくり寝てしまった。9時がチェックインで9時に出ました。

宿の人に「そんなに薄着で寒くないですか?」と聞かれ、「徳島に入ったら暖かくなりました。」というと「へ~」と。気温自体は然程変わりませんが、空気のひんやり感は断然香川の方がありました。

初日、右も左もわからない中おどおど歩いた道。不安も抱えながら歩き始めたけど、今は少しすまし顔な気がする。景色もよく見える。

2回目には2回目の物語があるのだろうけど、やっぱり1回目は特別。もう二度と味わえない1回目。でも、何回歩くとしても初心で歩きたい。初心ってやっぱり面白いなと思う。

金泉寺、極楽寺になんとなく入ってみました。今日から歩き出しているお遍路さんが読経中。

88番への案内もあったのね。

前からガイドさんと3人の女性。ガイドさんに「終わったんですか?」と聞かれ、「はい。1番に戻るところです。」と言うとみなさんに「おめでとうございます!!」と祝福されました。

今までずーっと「頑張って!」とか「ご苦労様」とかだったけど、今は「おめでとう」に変わって、あ~終わったんだな…と結願の実感がむくむくと出てきます。

7.6kmはあっという間で、いつの間にか霊山寺450mの案内があり、青空が出てきたところで、46日ぶりに帰ってきました。

1番~88番が線になりました

大きく描いた歪な円。確かに残してきた自分の足跡。途方もない人数が歩いた道。自分は一体何番目なのだろうか。

「ただいま~!」と心の中で叫びながら山門をくぐります。

大師堂

最後の最後に間違えて大師堂から参拝してしまいました。何やってるんだか…お大師さまに先にお礼を言ったということにしておこう。

初めて見た時よりもお寺全体が煌びやかに見えます。

1番はやはり平日でも賑わっていて、ツアーの人たちも来ていました。すると、添乗員の女性に話しかけられ"歩いて回った"ということをとにかく褒められました。

「太龍寺とか雲辺寺とかロープウェイのところも?」などいろいろ聞かれ、最終的に「あら~ちょっと肩さすらせて?」と。いや、さすってもご利益はないだろうな(笑)

アクセルもブレーキも寄り道も自由な歩き、やっぱり最高の移動手段。でも、どんな手段だとしても、お遍路を回っている人の顔はキラキラ輝き、笑顔が溢れ、とても優しく素敵でした。まさに、心が満ち足りている顔。

本堂

野宿のMさんに「霊山寺には自分がすごくお世話になっている、とてもいい住職さんがいるからぜひ話してみて下さい。」と言われ、聞いた場所へ行きましたがいない様子・・・後でMさんから連絡が来て、この日はたまたま健康診断に行っていたと!残念!お話聞きたかった~。

お寺で少しゆっくりして、納経所へ向かいました。納経帳を買った時は既に御朱印が書かれていたので、最後にしっかりいただきました。すると、「おめでとうございます。」と言って、数珠となにやら綺麗なお札みたいなものをいただきました。

はじめは銀のものを手にしていましたが「女の子だからこれがいいかな」と、赤の花柄に。錦の納め札のようでとても素敵です。1番に戻ってきてよかった。

出発時に納経所で書いた歩き遍路の名簿に、1番に戻ってきた満願日を記入しました。四国お遍路これにて終了。

1000km越えは未知の世界でしたが、歩き続けることは何も変わらりませんでした。

がむしゃらに歩いた徳島県、人の優しさと温かさが身に沁みた高知県、何もかも楽しんだ愛媛県、寂しさを抱えつつうどんを食べた香川県。どの県でも忘れられない一日一日の想い出が詰まっています。

「人がいるから道がある」

これはどの道も同じですが、遍路道ではこれでもかという程感じました。ただお寺があるだけでは、四国病になる人はいない。どんな人にも手を差し伸べてくれる温かい四国の人、お遍路さんを支えてくれるたくさんの人がいるからこそ、みんなここに戻ってくる。遍路道はどれほどの人の心を支えてきたのか。本当に、計り知れない文化だと思いました。

「支え合う」「助け合う」気持ち良さ、「感謝」する大切さを四国は教えてくれます。これからの人生、このお遍路が自分の支えになるはず。素晴らしい経験をさせていただきました。

明日、高野山の麓「九度山」へ向かい、明後日「町石道」を歩いて高野山へ。その次の日に本当に最後の最後「高野山奥の院」へと向かいます。今日は徳島でゆるりと過ごします。

電車に乗って徳島へ

徳島まで歩こうかなと思いつつ、今日もお目当ての珈琲屋さんがあったので電車にしました。やはり、ゲストハウスまあるのご主人に教えていただいたお店。

電車に乗って席に座ると、向かいの席に座った30代前半くらいの女性の方に「お遍路歩かれるんですか?」と、話しかけられました。「歩き終わりました。」と答えると「おめでとうございます!」と。まさか、電車の中で祝福されるとは。

徳島出身の方でしたが、「自分は回ったことが無いので」と、宿とかごはんのこととか、徳島駅に着く少しの間お話しました。こうやって、初めましての人と自然に会話できてしまうところも四国のいいところ。

焼山寺を越えて入った徳島の市街地。電車であっという間に来てしまいました。

目的の珈琲屋さんは「14g(ワンフォージー)」というお店。徳島ではかなり有名とのこと。14gとは豆の量と聞きました。

このときカフェはお休み中で、テイクアウトのみ。中には雑貨や服もありました。

そして、またまたポン菓子発見。今日入荷したばかりとのことですが、苺チョコは最後の一個。買います。豆も購入。

お店の外に自由に座れるテーブル席があったので、そこでブレイクしました。

少し酸味のあるスッキリした珈琲。豆の量とお湯にはかなりこだわっているようで、ちょうどいい温度。とても美味しくいただきました。

徳島市内の「アアルトコーヒー」という豆の専門店があり、その珈琲豆を味わえるカフェが「14g」であると聞きました。パンとかも人気のようです。

*14gインスタントグラム*

Login • Instagram
Welcome back to Instagram. Sign in to check out what your friends, family & interests have been capturing & sharing around the world.

今日の宿は「HOSTEL PAQ」。徳島駅近くで一番安いゲストハウスにしました。煉瓦の建物が目立ちます。

一番手前に共有スペース。そして受付。ここでも「おめでとうございます!」と祝福を受けました。

ドミトリーは手作りの可愛い部屋。女性用ドミトリーの宿泊客は私一人でした。建物の各階に部屋があり、広い家族部屋や個室もあります。

スタッフの方に「美味しいごはん屋さんはめちゃくちゃ詳しいので、良かったら聞いて下さい。」と言われましたが、14gのすぐ近くに気になるお店があったので、夕食はそこへ。

イルミネーションの季節か、そういえば…

「新町の洋食屋 MIRO」。ランチタイムがすごく賑わっていて、気になりました。ディナータイムの営業開始時間に行ったので一番乗り。

散々迷い「MIROドリア」のドリンクセット。カレーやグラタン、チキン、ランチにはこれまた美味しそうなプレートなど、いろいろありましま。

サラダもドリアもめっちゃ美味しかったです。ドリアなんていつぶり~♪

カスタードプリンを食べたかったのですが、完売。ケーキ類も完売でした。デザートを食べるならランチ帯の方が良さそうです。珈琲だけいただきました。

*新町の洋食屋MIRO インスタグラム*

Login • Instagram
Welcome back to Instagram. Sign in to check out what your friends, family & interests have been capturing & sharing around the world.

宿に戻って、高知の初日にご自宅に泊めていただいたTさんご夫妻に結願のご報告。ちょうど「そろそろ結願かな~?」とご主人と話していたそうで、とても喜んでもらえました。しっかり報告できてよかった。出発するとき「幸せになってね」と言われましたが、幸せを通り過ぎて言葉にできない。

明日のフェリーを改めて調べると、なんと明日12月5日は橋の工事の関係で11時からの4便が休航!!!?

ちょっと前に調べた時はこの情報なかったような…直前の確認大事。九度山に夕方前に着くためには遅くても11時の船に乗らないと、その次は18時を過ぎてしまいます。11時の前は8時発。

このホステルは無料のセルフ朝食のサービスがあり、ハムチーズトースト的なものをいただけます。11時の船で朝はゆっくりと思っていましたが、そういうわけにもいかなくなった。

フェリー乗り場までは4km弱なので歩いて行きます。徳島駅からバスも出ていますが、船と連結している訳ではないので、バスが遅れても船は出航します。始発のバスで7:45分くらいに港着。もしも、もしも遅れてしまったら明日はアウト。バスはやめます。朝食も諦めます。

でも、HPを確認しておいてよかった。気が付かなかったら電車で倍以上の値段を払っていく羽目になるところでした。

せっかくなのでラウンジへ。フリードリンクもあります。ミネラルウォーターを1本貰えるのもいいところ。

キッチンもあります。

受付のスタッフとはまた別のスタッフの人が途中で来ました。「お遍路歩いたって聞いたんですけど、若いのに信仰心とか強いんですか?」と。信仰心に若さは関係ない気もしますが、若者の割合がまだまだ少ないのでやはり気になるらしい。

「お遍路さんも泊まるし、社長に一度歩きなよって言われているんですけど、どうやったら歩くの好きになりますかね?」なんて。

歩くこと自体は好き嫌いあると思いますが、お遍路はまた別な気がします。自分は歩きたくて来たけど、結局一番楽しんでいたのは「人との出会い」。山とか自然歩道のロングトレイルでも「出会い」は楽しいですが、それとはまたどこか違う。「出会い」を楽しんでいれば、自然に足が前にでるのではないかと。

とりあえず踏み出してみると、はまってしまうと思います。

高野山に向けて、また心を整理しながら眠ります。

*HOSTEL PAQ*

403 Forbidden

★本日の歩行距離:8km

★累計:1192.8km

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

にほんブログ村 旅行ブログ 遍路(・巡礼)へ
にほんブログ村

よろしければ、応援よろしくお願い致します。

コメント

Copied title and URL