2023.8.5-8.8
★1日目:馬場島-剱岳-剱沢キャンプ場
2日目:剱沢キャンプ場-池の平小屋
3日目:池の平小屋-仙人池-阿曽原温泉
4日目:阿曽原温泉-欅平駅
歩き人たかちです。
両親と剱御前小舎から室堂まで下山して立山駅へ。剱御前小舎から裏剱へ縦走しようと思っていましたが下山が心配&好天が続くので早月尾根から入り直し、ディープな剱岳を堪能することに。
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天気:晴れ ☀︎→ガス→雨
気温:剱岳15℃
風:南南西1→南5m/s
馬場島-立山杉巨木-1600m地点-1920m三角点-早月小屋-▲ 剱岳-前剱-一服剱-剣山荘-剱沢キャンプ場
▲ コースタイム:10時間35分
▲ 歩行距離:13.1km
▲ 累積標高差:+2386m
-613m
「馬場島」へのアクセス
馬場島へのバスはないため、縦走する場合は"タクシー"か"徒歩"になります。
タクシー
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馬場島の最寄り駅は「上市駅」。上市駅周辺から馬場島までは約¥9,000。
今回は室堂から一旦下山して入り直したので、上市駅近くの「アルプスの湯」から馬場島まで利用して¥9,020。"旭タクシー"を利用しましたが、HPを見ると"GM交通"の方が少し安いかもしれません(¥8,000〜¥8,500と記載されています)。
有限会社GM交通
旭タクシー
徒歩
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TJARのコースにもなっている馬場島へのロード。徒歩で頑張る場合、上市駅から23km。標高差は約800m。ダラダラ登ります。
タクシーが高いので"バス + 徒歩"も考えましたが、暑すぎてやめました。バスを利用する場合は、予約のりあいバスの白萩線で「釈泉寺公民館」まで約6km進むことができます。バス代もたったの¥200。少ないですが、歩く人の記録もたまにあったり…
町営バス・予約のりあいバス
剱岳コース概要
早月尾根
早月尾根は、合戦尾根・ブナ立尾根と並ぶ"北アルプス三大急登"の一つ。馬場島から剱岳まで7.3km(グラフ若干ズレあり)、そのほとんどが急登の長い道のり。標高差は2250mほどで、日本百名山では標高差第一位のコースとなっています(累積標高差では違うかな)。距離・標高差・急登具合、どれをとっても三大急登の中では断とつだと思います(個人的主観)。
標高1000mを越えると200mごとに看板が置いてあり、休憩のいい目印になります。早月小屋まで樹林帯を淡々とと登り、小屋を過ぎると徐々に低木になり岩陵帯がスタート。ザレ・ガレ・鎖ゾーンが増えていきます。
岩陵帯では日陰がなくなるため直射日光も襲ってくる。岩陵帯からの登りがなかなか長く感じました。剱岳まで2.9km、1.6km、0.7kmと看板が出てきますが、個人的に残り1.6kmと0.7kmが長かった。山頂手前で別山尾根のルートと合流し、そこまでくれば山頂はすぐ。
"長くて急登"という面で別山尾根よりキツいコースになりますが、岩場や鎖の難易度はそこまで変わらない印象です。水場のない長丁場となるため、水分は十分に。
別山尾根
ひたすらガレと岩を登る別山尾根。早月尾根ほど距離はないものの、終始岩場で全身運動で登るコース。
剱岳に一番近い剣山荘を過ぎ、一服剱、前剱と越えていきます。山頂までは名のつく難所が点在。カニのタテバイは垂直に岩を登りますが、足をかける(鉄杭などの)間隔が広く(高く)、小柄な女性は特に一歩が大きくなるためそれが少し登りづらいかもしれません。下を見れば高度感はありますが、見なければ特に。カニのヨコバイも足場はしっかりしているため、最初の一歩をしっかり置けばあとは横移動。一歩目の足の置き場が少し見えにくく(赤いマークあり)、下が見えることでの高度感で恐怖を感じる人が多いようです。
鎖は頑丈でピカピカ、かつ、難所の足の置き場はしっかりしているので、岩場の歩行に慣れていれば特段難しくはありません。岩場の難所よりも、前剱の浮石の多いガレ場の斜面が一番事故の多い場所になっています。
岩場はツルツルして滑りやすい箇所も多いため、そこは要注意。登り、下りともに落石の危険も高いので、十分な距離を取って(早月尾根然り)。
馬場島で前泊
立山駅から富山電鉄に乗り、寺田駅で乗り換え。両親たちと別れて上市駅へ。
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味のある駅だなあと写真を撮っていると、近くのおじいさんがこの駅は戦前からあると話してくれました。富山電鉄はTHEローカル線という渋さで、古き良き日本の風景。このまま残ってほしい。
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上市駅に到着。一回汗を流すために「アルプスの湯」、そして、その近くのファミリーマート(上市中央店)で食料を調達。すると、そのファミマには"剱岳コーナー"があり、なんかTシャツが売っている。
ファミリーマートに?と思いましたが、これは上市町の「かみいち・町おこしプロジェクト」でつくられているTシャツ。上市町の人たちは、シンボルである剱岳を本当に大切にされています。上市町を盛り上げるためのプロジェクトはいろいろあるようですが、このTシャツは大好評のようです。
この日はTシャツのデザインをしたという女性の店員さんもいて、Tシャツを着ていました。とてもフレンドリーな方で「早月尾根登るの?」から始まり雑談。この上市中央店でしか販売していない剱岳のTシャツ。デザインもかっこよくて白を購入。カラーはたくさんあります。
LINEなどから注文もできるようです。詳しくは「ファミリーマート上市中央店 Facebook」などで。
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こちらは「アルプスの湯」で販売していた"とやまのぼうし"。剱岳、雷鳥、富山電鉄の刺繍がゆるい。化繊だったら欲しかった。剱岳と富山への愛がいいですね。
アルプスの湯
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温泉からタクシーに乗り馬場島へ。馬場島の野営場は無料ですが、トイレと炊事場完備。炊事場の水は沢水なので、浄水器が必要です。馬場島でもお風呂に入れますが、このときは金土日しか営業しておらず(要確認)、アルプスの湯にしました。
テントを張るも、テント内が暑い・・・3,000m近い場所から一気に740mまで標高を下げてむっしむし。おまけにアブにあちこち刺される。インナーシーツをお腹に引っ掛けて寝転ぶも、まあ寝苦しい・・・夏の麓テント泊はダメだ。
ナイトハイク[ 馬場島-早月小屋 ]
馬場島-展望台-三角点-早月小屋:CT4時間40分
2:45起床。22時頃肌寒さで目覚めてインナーシーツに潜り込み、深夜を過ぎた頃寝袋に潜りました。
深夜0時を過ぎると出発する人のヘッドランプがチラチラ光る。日帰り組のスタートはとても早い。おそらく一番早かったのは、7時半過ぎに早月小屋に到着したとき、すでに下山後で休憩していたおじさん。0時頃登りはじめたらしい。早月尾根はそんな感じの場所。
3:45出発。3時半の予定がちょっと出遅れる。ナイトハイクは何も見えず楽しくないのであまりやりませんが、今日は昼過ぎから雨予報なので。雷も怖いし、ガスるの早いし。
野営場奥の登山口から登り始める。どんな森かよくわからないまま初っ端から登る登る。はじめは階段状で、途中ふっと緩やかになりベンチのある展望台に到着。空は薄い青に変わりつつあるけど、樹林帯はまだまだ暗い。
しばらく緩やかに歩き、また傾斜がきつくなる。容赦ない尾根が続きます。
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1000m以下からの夏山。無風の樹林帯に汗がとめどなく噴き出す。登っている人たちはみな汗だく。「暑い」が口癖になる。
早月尾根は水場がありません。3Lの水は急登の道のりでどんどん消費。足りなければ早月小屋で。というか、冷たいジュースを一気飲みしたくて、それだけを楽しみにぬるい水を我慢する。それくらい喉の渇きが激しい尾根でした。
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改造に失敗して修理に出したストックが間に合わず、昨日の別れ際に父から拝借。ストックがなかったら相当しんどい。テント泊装備で登っているのは自分くらいで、タクシー代¥9,000払ってまでここから縦走しようとする人はほとんどいないらしい。
三角点に到着すると、そこから傾斜が若干緩みクールダウン。そして、小屋の手前からまた一気に登ります。
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馬場島から1000m以上上がってくると、さすがに気温の違いを感じる。2000mを超えると樹林帯には朝のひんやりした空気がまだ漂っていて、ポタポタ流れ落ちていた汗がとまった。ちょっと涼しいだけでだいぶ違う。自分の足で登って、その微妙な気温差を感じるのも山の醍醐味(なんて言ってみるけど暑いものは暑い)。
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小屋が近くなると10段未満のハシゴや鎖がちらほら。小屋までのラストスパート。
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樹林帯を抜け、太陽の光がこれでもかというほど降り注いだところで早月小屋。ようやくここまで来たけど、聳える剱岳はまだまだ遠い。
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言葉通りポカリを一気飲み。600円に命を救われた気分。あと3本は飲める。
深夜0時頃出発して登頂してきたというおじさんは、熊が怖くてラジオを流しっぱなしで登っていたとのこと。ナイトハイク中のナイトハイク。名残惜しそうに剱岳を見ながら一服していました。
早月小屋のトイレは県営の公衆トイレ。トイレットペーパーはないので持参です(ペーパーは捨てられる)。
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テント場。ここに泊まれば楽でしたが、ここまで登る時間はなかったし、水もなくて大変なのでやめました。でも、開けていてロケーションはよい◎
早月小屋の標高は2200m。1500mほど登ってきましてが、まだ800m弱登ります。
早月尾根[ 早月小屋-剱岳 ]
早月小屋-剱岳:CT3時間30分
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早月小屋から先は徐々に低木になり、日当たりが良くなる。つまり、あっちい。無風でも日陰だったのでまだ助かっていましたが、日が当たると一気に体感温度が変わって体力を持っていかれます。
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海の見える山は好き
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近いようで遠い。いや、遠い。
岩陵帯に入りストックは徐々に邪魔な存在に。しかし、テント泊装備を持ち上げるためギリギリまで使う。日帰りトレラン装備の方々に「頑張って!」と追い抜き、すれ違いの度にエールをいただきましたが、ここ往復するのもなかなか…
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2600mを超えると岩陵帯も容赦ない。さすがにストックは邪魔で、三点確保でよじ登っていく。
正面に見上げる剱岳はまだまだ遠く、そして大きい。剱沢キャンプ場からの剱岳を初めて見たとき、そのスケールに驚きました。槍ヶ岳とはまた違う感動があって、なんて美しい山なのだろうと。
早月尾根から見る剱岳も負けておらず、どこを登っていくのさと思わせるところはさすが剱岳。進めど進めど近づかない山頂は、まさに剱岳。
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長い道のりもあと700m。しかし、この700mが長かった。700mってこんなに遠いの?嘘だろ・・・と本気で疑ったくらい。テント泊装備を後悔したくらい。
すれ違いで「あとちょっとですよ!」と言う人はいなくて、みなさん「頑張れ!」でした。まだ着かないということね・・・長いよ!早月尾根!!
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ルートを目で辿るのが嫌になった。お腹空いた。ガスとかもうどうでもいいから早く登頂したい。でも、まだ青空なんだなあ・・・
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何もかもどうでも良くなったところで、別山尾根ルートと合流。今度こそあと少し。
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山頂手前で剱岳19回目という70代くらいの男性に話しかけられました。「テント泊装備で登ってきたの?」と。男性は早月尾根3回、別山尾根16回とのことでしたが、早月尾根の方が断然キツいと仰っていました。同感。
このキツさは長さゆえなのか、急登続きゆえなのか、岩陵帯に入ってからが異常に遠く感じることゆえなのか。いや、すべてか。岩陵帯の難易度は特に変わらないと思いますが、体力はさらに必要ですね。
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10時半過ぎ、ところどころ雲がかかりつつもガスる前に登頂◎早月尾根の達成感半端ないですね。
以前は7時台に登頂したのですっきり青空でしたが、さすがに今回はそうはいかない。剱岳は9時前にガスってしまうことが多いので、青空が見えるだけ上出来。
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同じく早月尾根を登ってきた人とお話しながら剱岳を噛み締めました。そう何度も登れる山ではないからこそ、嬉しさが込み上げてくる。
祠の前にある看板が以前よりすごい増えた気がすると思ったら、自作の看板を置いていくらしいです。増えすぎると良くないので、立山のガイドさんが定期的に処分しているのだと。力作なのかもしれないけど、take in take outは守らないとですね。
30分ほど感慨に浸り、青空が消えてきたところで下山開始。雨が降る前に剣山荘まで行きたい。
別山尾根[ 剱岳-剱沢キャンプ場 ]
剱岳-前剱-一服剱-剣山荘-剱沢キャンプ場:CT2時間25分
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剱沢キャンプ場まではコースタイム2時間半。早月尾根の長さに比べると、え?そんなもん?と思ってしまいますが、その気の緩みが事故になる。慎重に。
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カニのヨコバイと垂直のハシゴをクリアしていく。ザックが邪魔なことも多く、剱岳はアタックザックで登るものだと実感する。剣山荘までひたすら岩とガレ。肉体も神経も削られる剱岳。
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カニのタテバイ。写真の中央あたりがルートになっています。誰も登っていないからよくわかりませんが。
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平蔵のコル
前剱は寄りたかったら寄れば?という感じで、ちょっとした巻道があります。ガスなのでスルー。前回は前剱でご来光を見ました。
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登りもしんどい、下りもしんどい前剱からの(前剱までの)長いガレ場。下りは果てしなく下にのびるガレ場に嫌気がさしながら、登りは遥か遠くに前剱を見上げながら。
別山尾根で事故が一番多いのは前剱の斜面。浮石が多い急な斜面で、転滑落・落石には要注意。
難所といわれるカニのタテバイ・ヨコバイは鎖がしっかりしているし、気を引き締めるので、何もないこういう場所の方が事故は起こりやすいのです。
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前剱のガレ場を下り切って一服剱への登り返し。早月尾根は登り一辺倒ですが、別山尾根は登り下りします。下山の一番最後にくる一服剱は登り返しは地味にキツい。しかし、ここをクリアすれば剣山荘はすぐ。
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休み休み振り返ると、ガスが晴れて前剱の勇姿が。剱岳全体を見ると一服剱も前剱もほんの一部ですが、単体で見るとどれも大きい。こんなところを人間がチョロチョロ歩いているなんて、なんだか信じられない。
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一服剱を越えて、剣山荘に下るのみ。なんとか雨が降る前に到着できそう。
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剣山荘で冷たい水をがぶ飲みだあ!と思ったら、水が一滴も出ていませんでした・・・水不足か。前回は外の水道からジャバジャバ出ていましたが、今年は雨が少なくて北アルプスでは深刻な水不足になっている山小屋が多くあります。
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剱沢キャンプ場に行くまでのこの雪渓もちっちゃいなあ。
剱澤小屋に到着するほんの手前で雨がザーッと降ってきた。うわ、テント張るのめんどくさーと傘を出しながらキャンプ場へのラストの登り。ほんの10分程度ですが、その間に雨は弱まり、受付をしている間にやみました。
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土曜日でキャンプ場には続々とハイカーがやってくる。水場とトイレが近めのところをウロウロして、入口を開けたら剱岳の場所にマイホームを立てる。
受付前の水場は塩素処理がされており、キャンプ場中央の水場は無処理。どちらにせよ、煮沸・浄水が推奨されています。トイレは2箇所はあり、バイオトイレか汲み取り式。どちらも和式なので大して変わりませんが、汲み取り式の方が断然空いています。
剱岳を眺めながらティータイムをしていると、16時頃から再び雨が降り出し一気に強雨に。雷もゴロゴロ。雷雨というほどではありませんでしたが、強めの雨が1時間ほど続きました。お昼頃降らなくて良かった良かった。
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雨がやんで日没の時間になると、なんだこれは!という雲の広がり。雨上がりの空はいつも芸術的。忙しい夏の天気に翻弄される。
剱岳に登頂してホッとしている人、これから登る人、家族キャンプをしている人。剱沢キャンプ場には、安心と緊張とワクワクが入り乱れている。
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長い1日でしたが、剱岳を違う角度から楽しめて大満足。ラスト700mがなかなか着かなくてどうなることやらと思いましたが、めでたしめでたし。
明日からは、ピークを踏まない裏剱の縦走。剱岳の奥にはどんな風景が広がっているのか。
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