秋めく山 ①【栂池高原ー白馬岳】

北 ア ル プ ス

2020.9.14-9.16

歩き人たかちです。

白馬岳を計画するとなぜか台風とぶつかる…白馬岳とはあまり相性が良くなかったようですが、ようやく歩くことができました。

3日間天気が続きそうなので、白馬三山から"不帰ノ嶮"を経て唐松岳、そして五竜岳へ縦走しました。

大雪渓、白馬大池、栂池高原、蓮華温泉、白馬鑓温泉、栂海新道、風吹大池、不帰ノ嶮…と、見どころ、行きどころ満載な白馬岳。

大雪渓を歩きたかったのですが、この時季は"猿倉"への夜行バスは週末のみ。白馬駅から猿倉へのバスも週末のみとなっていたため、今回は栂池高原から出発。

白馬岳、唐松岳、五竜岳、スケールが大きく、とても贅沢な2泊3日です。

※白馬大雪渓が崩落したとのことで、2020.9.20より通行禁止になりました。2020年は白馬鑓温泉小屋が休業のため、猿倉からの入山は不可になっています。

アクセス
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◾︎ ハイウェイバス

新宿(23:05)ー栂池高原(6:05)

◾︎栂池ロープウェイ
(ゴンドラリフト+ロープウェイ)

栂池高原駅(8:00)ー栂池自然園駅(8:46)

*遠見尾根下山後はエスカルプラザからバス停「白馬五竜」まで徒歩約20分。行き同様、ハイウェイバスにて帰宅。

*つがいけロープウェイ*

つがいけロープウェイ | 白馬つがいけ高原スキー場 | TSUGAIKE MOUNTAIN RESORT
日本で2番目に長いゴンドラリフトと、中部山岳国立公園内を走るロープウェイを乗り継ぐ「絶景」空中散歩。車窓からは北アルプスが一望できます。

 

行程
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1日目

天気:晴れ☀︎→ガス☁︎
気温:山頂12-18時→8℃
風:西南西 8m/s

栂池高原ー天狗原ー▲乗鞍岳ー白馬大池ー▲小蓮華山ー三国境ー▲白馬岳ー白馬山荘ー白馬岳頂上宿舎テント場

▲コースタイム:CT 7時間15分
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2日目

天気:晴れ☀︎時々ガス☁︎
気温:6時→3℃12時→8〜10℃

白馬岳頂上宿舎ー丸山ー鑓ヶ岳ー天狗山荘ー天狗ノ大下りー不帰キレットー一峰ー二峰ー三峰ー▲唐松岳ー唐松岳頂上山荘テント場

▲コースタイム:CT 7時間55分
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3日目

天気:曇り☁︎時々晴れ☀︎→キリ

唐松岳頂上山荘テント場ー大黒岳ー五竜山荘ー▲五竜岳ー五竜山荘ー西遠見山ー大遠見山ー中遠見山ーアルプス平駅ーエスカルプラザー白馬五竜駅

▲コースタイム:8時間35分

大きな池。栂池自然園ー白馬大池

*栂池自然園ー天狗原ー乗鞍岳ー白馬大池:CT 3時間20分*

5:40頃、栂池高原に到着。

バスの待合所の東屋で朝ごはんを食べながらロープウェイが動き出すのを待ちます。ロープウェイは時季により営業時間が変動します。夏やシルバーウィークなどの連休は早いですが、今日は連休前の静かな平日。一番遅い8:00発です。

栂池の駐車場には売店や「栂の湯」、飲食店があります。駐車場は1日500円。今日はガラガラですね。

7:00頃に小学生の集団が熊鈴をジャラジャラ鳴らしながらやってきました。熊鈴が生活用品。小さい頃から山とともに生きている感じが逞しい。

7時半過ぎに乗り場へ行くと、みなさん既にスタンバイ。栂池自然園駅まではゴンドラリフトロープウェイを乗り継いでいきます。縦走なので片道購入¥2,000。往復利用の場合は"モンベルクラブ"の割引があります。

コロナの関係で乗車前に"乗車同意書"を書きます。個人情報や症状がないか、マスクの持参をしているかなどの記入でした。同意書を書いてからチケットを購入するので、到着したら記入しておくとスムーズです。

ゴンドラリフトは6人乗りですが、感染予防で4人まで。しかし、平日で混んでいないのでグループごとに乗りました。単独なので1人で乗車。

中間地点はそのまま通過。ゴンドラリフトの終点「つがのもり」で降車し、ロープウェイ乗り場まで移動します。第一便に乗れるかと思いきや目の前で出発してしまいました。戻ってくるまで15分くらい待機します。

休日がどのように運行しているかはわかりませんが、混雑期やコロナ前のことを考えると、栂池自然園に辿り着くまでに結構時間がかかりそうですね。早く歩き始めるためには、やはり乗り場の前で待つのが一番。

9時前に栂池自然園に到着。準備を整えて出発。

初めは樹林帯の登りです。9月も中旬、ちょっとは寒いかなーと思いきや樹林帯はまだ暑い。

秋は、晴れて風が無ければ暑いですが、稜線に出たり、立ち止まると寒い。朝晩は冷え込むし、服装が悩ましい季節。

アンダーウェアなど脱げないものを厚めにしてしまうと体温調節ができないので、少し寒い時季も"薄手を重ねる"レイヤリングがおすすめです。夏の「半袖+アームカバー」の服装に、長袖のボタンシャツやウィンドシェルを重ねたり。

初めの頃は、中暑手のアンダーウェアを着たり、長袖ばかり重ねたり、だいぶ失敗していました。代謝や体幹温度は人それぞれですが、代謝がいい方は特に薄手で。

ロープウェイはガスの中でしたが、青空が見えています。展望は特になく、少し急な樹林帯を黙々と登ります。

途中に"銀嶺水"と書かれたか看板がありました。10mくらい行くと湧き水があるようです。

だんだん緩やかになり、ちょっとした岩場を登ると"天狗原"の湿原に到着です。

 

木道が敷かれ、湿原が広がっています。いいですねー、ちょっと一休み。

 

 

ナナカマドが赤い準備を始めています。今年の紅葉はどうでしょう。

ここから"乗鞍岳"方面へ、さらに急登の岩場になります。

湿原を振り返る。曇がなければ展望がいいのでしょう。

ぐんぐん登る。

開けた岩場になりました。季節によってはここに雪渓が広がっています。今はちょこんとあるのみ。

ロープが張ってあるので、雪渓の時季は滑これを利用しながら。岩にはマークがあるので、それに沿って歩きます。

ぷりぷりの木苺!美味しそう…大きくて立派でした。食べたいけど、熊さんに譲ります。

岩場の急登が終わり、乗鞍岳周辺の緩やかな大地に出ました。アルプスの空気が一気に押し寄せてきます。

乗鞍岳に到着◎

乗鞍岳から進んでいくと…

白馬大池!!

なんですか、この素敵な青は!碧かな!

白馬大池でのテント泊に憧れていましたが、実際に来ると想像以上のロケーション。このタイミングで雲がすっきり晴れてくれて、素晴らしい景色を見せてくれました。これだけでも満足ですね。

広角のないiPhoneなので、白馬大池全体を収めるには少し遠めからがベスト。下るにつれてどんどん収まらなくなるので。色も遠目からが一番濃くて素敵できた。

池に沿って白馬大池山荘へ。

次は絶対にテント泊ですね。水場のテント泊は気持ちが良い。

小屋に着いたとき、またガスが。今日は晴れたりガスったりですが、本当にタイミングが良かった。ちょっとした砂浜のようですね。

テント場も平坦で広々。

白馬大池山荘でお昼休憩。おにぎりを食べると、日本人で良かったと思います。

同じく栂池自然園から登ってきた人で、山荘の自炊室を使用している人もいました。自由に使えるのかな?

ここからはお待ちかねの稜線歩き。"小蓮華山"を目指して歩きます。

白馬の稜線。白馬大池ー三国境

*白馬大池ー小蓮華山ー三国境:CT 2時間30分*

黄、緑、茶のパッチワークがとっても綺麗です◎

8月の夏山シーズンが終了した9月初めは、紅葉にはまだ早いので空いている時期です。

しかし、山の中には"秋のなりかけ"がいっぱい。季節の移り変わりをじっくり見られるので、この時季も好きです。春夏秋冬、どの時季も一気に変化を感じるのではなく、徐々に感じるのが気持ちがいい。

夏を恋しく思いつつ、秋の澄んだ高い空に喜びを感じる。朝日や夕日も、日の出と日の入りの前後のマジックアワーがとてもいいのです。特に夕日は、沈んだあとに空が真っ赤に燃えることもしばしば。暗くなるまで黄昏れる時間が好きです。

忙しいとどうしてもピークを狙ってしまいますが、たまたま行った紅葉にはちょっと早い山ですごく感動したり、逆に、ピークに行ったけどなんか違う…となったり。どこで何に感動するかはわかりません。

稜線の雲が取れてきました。

ここからガレ場を登っていきます。"船越ノ頭"までぐっと登り、そこから緩やかな稜線を歩き、またぐっと登る。

 

 

 

 

この日は雲の芸術作品に囲まれていました。山や麓をチラ見せしながら、モクモクモクモク。芸術の秋。

 

小蓮華山に向けて、ガレ場をガラガラ登るります。

しらたまの木。かわいい。

小蓮華山に到着◎

麓の方はガスで見えませんでした。

朝日岳方面との分岐点"三国境"を目指します。白馬岳の方はちょっと雲が多いか。

 

しかしながら、黄色を帯びた山肌が美しい。これから茶が増えると思うので、今は山肌が一番明るい色なのでは。

 

小蓮華山から三国境の間がまたかっこいいのです。

東側の岩壁がかっこいい。ガスに包まれたり、ちょっと晴れたり、エロかっこいい。雲とガスによるツンデレ具合が今日は激しいです。

三国境に向けての登り。

 

まっかっか。

 

 

三国境の写真は忘れましたが、分岐に到着。

2020年は朝日小屋は休業で、テント場も使用不可。サワガニ〜犬ヶ岳の区間には崩落個所があり、通行しないでくださいの案内版がありました。

三国境から白馬岳までコースタイムは1時間。滑らかさと荒々しさが混ざったような稜線を再び歩きます。

白馬岳。三国境ー白馬岳頂上宿舎

*三国境ー白馬岳ー白馬山荘ー白馬頂上宿舎テント場:CT 1時間25分*

滑らかですねー。

何度も振り返ってしまう。

ベールを纏っているようで、こちらもいい。白馬岳に向けて徐々に登ります。

 

足が止まってしまう。

 

頂上はもうすぐ!今なら青空です。

でもやっぱり足が進まず

キョロキョロしている間にまたガスが。

しかし、ガスが青空かはもうどうでもよくなっていて、とにかく全てが美しかった。

 

 

白馬岳、登頂◎

頭上は青空ですが、周囲は雲がモクモクしていて展望とはまた違う、青と白の景色でした。

白馬岳は山容がドーンとしているので、山頂もドーンと広めのイメージでしたが、実際は割と小ぶりですね。ギャップがかわいい。

朝日を見るために人が集まると結構ワラワラしそうです。

ガスと雲は晴れず、風が寒いので下ります。

山荘は眼下に見えていて、ガレ場を10分ほど下ると"白馬山荘"に着きます。やはり大きいですねここは。700人収容できますが、今年は300人に絞っているとのこと。それでもBIGですが。

山荘とは別で"雲上レストラン スカイプラザ"があります。

絶景を楽しみながら軽食やケーキをいただける、広くて素敵な空間です。山小屋グッズなどもこちらで。

ケーキがとてもおいしそうですが、15時半前なのでそこまでゆっくりもできない。頂上宿舎はここから15分程ですが、日が短くなっているので今回は諦めました。景色の見えるときに再訪しよう。

喫茶店は朝5:30からの営業。モーニング珈琲がいただけちゃうという、大規模ゆえにできることでしょうか。ランチは11時~13時まで。季節により変わります。

*白馬山荘*

白馬山荘について(山小屋のご案内)| 白馬岳だより(株)白馬館
ディスクリプション

白馬山荘から下り、"白馬岳頂上宿舎"に到着しました。

受付は軽食と売店の方で行います。コロナで「テント泊の人の軽食利用はお断り」という小屋もありますが、ここは利用できました。ただ、コロナの関係で今年はレトルトのみの提供となっているとのこと。

カレーと牛丼、あとはケーキも少し置いてありました。16時まで利用できます。

テント場は「利用料大人1人¥1,500+テント1張り¥1,000」で¥2,500。コロナで値上がりしています。予約制です。

テント場は小屋の裏側にあります。到着時はガスに包まれていたため、翌朝撮影。平坦な場所多めでした。夏の休日は結構ギュウギュウになるようで、そこまで広くはないので早めの到着がいいですね。

トイレ、水場ともに近くにあるのでとても便利。トイレは男女別で綺麗に清掃れていました。

お米を浸しつつテントを設営。夜のひんやり感がくるのも早くなりました。ガスだと余計に…

ごはんを済ませ、19時半に寝る態勢に。しかし、テント場が結構、いや大分うるさかった…。やっぱり白馬岳は人気なんだなと思いました。普段はキャンプという人も多いようで、カップルやグループの高らかな笑い声と話し声が響いていました。この日だけかな…

21時頃にはカップルらしき人たちの星空ロマンスが始まり、なかなか寝られず。途中で星のお散歩に出たので多少静かになりましたが、「え、なんでこんなに静かなの?」と言っているような感じ。

天の川がくっきり見えて、まさに星降る夜空で綺麗でしたけど。テント場はすごく良かったのですが、これにはちょっと困惑しました。他の人は寝られたのだろうか…

2日目は日本三大キレットの一つ、"不帰ノ嶮"を経て、唐松岳まで縦走します。

*白馬村営山小屋*

白馬村営山小屋 白馬岳頂上宿舎・天狗山荘・八方池山荘 (一財)白馬村振興公社
登山・山小屋の宿泊のご案内 Hakuba Mountain Hut

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