歩き人たかちです。
2021.5.30(日)〜6.1(火)の2泊3日で八ヶ岳を歩きました。
今回は1日目の記録です。
本当は3泊4日で計画。1日目は高見石小屋までの短い行程でテントを張り、あげパンを食べ(販売は主に週末)、いちごソーダを飲み、白駒池をゆっくり一周して、カレーを食べて、という緩いグルメハイク。
しかし、バスの中で天気予報を最終確認したところ、4日目の天気が危うい・・・雨マークがついたり、曇りだったり定まらない。
今回の目的はツクモグサ>編笠山>本沢温泉。ツクモグサは晴れないと咲かない花。編笠山も360度の展望だから晴れがいい・・もんもんと考え、渋の湯までの1kmを歩く間に2泊3日に予定変更。
高見石小屋の揚げパンはまたの機会に。急遽、渋の湯から天狗岳を経て、2日目に泊まる予定だった本沢温泉まで行くことにしました。
アルピコ交通「奥蓼科渋の湯線」
茅野駅(9:20)→渋の湯(10:17)
*令和3年7月2日まで秋冬ダイヤ。運行日要確認。
*5月21日の大雨の影響により、現在、辰野館の少し先までの運行。渋の湯の1km程手前で降車して徒歩で向かいます。運賃は辰野館までの¥1,150。
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*1日目(CT:5時間45分)
渋の湯〜黒百合ヒュッテ〜天狗の奥庭〜東天狗〜根石岳〜夏沢峠〜本沢温泉(テント泊)
*2日目(CT:8時間30分)
本沢温泉〜夏沢峠〜硫黄岳〜横岳〜赤岳〜キレット小屋〜権現岳〜青年小屋(テント泊)
*3日目(CT:約5時間)
青年小屋〜編笠山〜押手川〜雲海〜観音平〜小淵沢駅
苔の森。渋の湯〜黒百合ヒュッテ
*渋の湯〜黒百合ヒュッテ:CT2時間半*
2021.5.30(日)
晴れ☀︎時々曇り☁︎
2000m付近:正午7℃前後 西の風5〜7m/s
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道路はガタガタになっていましたが、渋御殿湯は営業中。車が一台通り過ぎ、一般車は通れる模様。しかし、辰野館の方に駐車している方が多かったです。
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渋御殿湯の奥に登山口。高見石小屋、またね。
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すぐに苔の森が広がります。何度か通っている道ですが、いつ来ても癒される苔ロード。
八ヶ岳は、森も岩場も山小屋も雰囲気も丸ごと好き。アルプスとはまた違う雰囲気。迫力もありながら優しさ溢れる山域で、八ヶ岳の森はどこか安心感があります。
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黒百合ヒュッテまでは岩と苔とシラビソの森をひたすら歩きます。足元はゴツゴツ。
雪は木道の下や樹林帯の日陰部分にちょろっとある程度で、今回歩いた縦走コースは全く問題ありませんでした。
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ホソバミズゴケだったか?
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以前、残雪期に訪れたとき、登山家の野口健さんにお会いしました。私は黒百合ヒュッテから下山、野口さんは天狗岳に向かう途中。
野口さんはよく八ヶ岳に登るとのこと。とてもフランクな方で、とてもフランクに登られていて、気が付かない人もいるのでは?という感じでした。
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フィトンチッドを浴びながら気持ち良く歩いていると、進行方向左から「グフッグフッ」という動物の鼻を鳴らす音が・・・
クマ?今年も早速クマなのか?(2020年4回遭遇)
辺りをキョロキョロするも姿は見えず、動く音も気配もない。心臓バクバク、足ガクガク、鈴を大きめに鳴らしながらそろりそろりと離れました。
しかし、下半身ガクガクで岩の道をうまく歩けない。クマかどうかもわからないし、クマだとしても向こうも怖がっているし、まずは人間が冷静にならないと・・・と、心得ているものの身体は正直です。冬眠から目覚めてお腹が空いていたり、子育てをする今の時期は特に怖い。
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八方台への分岐。ここから一旦道が緩やかになります。
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苔はカサカサ。雨が恋しいか。
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緩やかに進み「唐沢鉱泉」との分岐に到着。川があり、クールダウンできる休憩スポット。
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この先も独特の苔の森。
ここまで来ると下山の人たちとすれ違うようになり一安心。昨年クマに遭遇しすぎて、ソロハイクが少しばかり怖くなっています。野生動物の棲家だし、いるのが当たり前ですが、身近な存在になりすぎました。
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頭上がそろそろ開そうだな〜というところで「黒百合ヒュッテ」に到着。外のベンチやテーブルは賑わっていました。それでも、日曜日にしては少ないか。
本沢温泉に目的地を変更したためゆっくりする時間はありませんが、割と早く登ってきたのでコケモモマフィンとビーフシチューをそれぞれ単品でいただきました。
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どちらも黒百合ヒュッテよ名物で、どちらも美味◎
マフィンは外さくさく、中ふわふわ。甘酸っぱいこけももソースでさらに爽やか。ビーフシチューはライスかパンのセットもあります。それは次回・・・
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黒百合ヒュッテはいつも通り過ぎてしまいますが、機会があれば泊まりたい素敵な小屋。山小屋グッズも充実しています。テント場もすぐ隣で快適そう。
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山ではいつも、黒百合ヒュッテで購入した「クロップ」で珈琲を嗜みます。
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八ヶ岳の麓で手作りされている一点もの。裏には黒百合ヒュッテの焼印。木の香りとともに美味しい珈琲を。珈琲専用にしていて、とてもいい感じになってきました。
お腹を満たしたところで天狗岳へ。
岩岩。黒百合平〜東天狗〜根石岳山荘
*黒百合ヒュッテ〜東天狗〜根石岳〜根石岳山荘:CT2時間10分*
黒百合ヒュッテから天狗岳へのコースは2つ。中山峠経由で行くか、天狗の奥庭を通るか。どちらもコースタイムはほとんど同じ。天狗の奥庭方面は歩いたことがないのでそちらへ。
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黒百合ヒュッテからスリバチ池まで一気に登っていきます。
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振り返ると森の中にポツンと山小屋。
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ばーんと景色が開けました。
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西天狗と東天狗を眺めながらの岩場散歩。黒百合ヒュッテにテントを張って、スリバチ池でダラダラゴロゴロ過ごすのもよい。
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大きな岩がゴロゴロと点在。天狗になった気分で先へ先へ。
どんどん迫る双子峰。
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「天狗の奥庭」に着きました。
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「天狗」と付く場所は切り立った岩場が多い。ここでぴょんぴょん飛び跳ねているイメージか。
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東天狗に向けて再び登る。
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振り返った景色に励まされます。
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途中で中山峠からのコースと合流。
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ボコっととんがった大きな岩の脇を回り込むと山頂。
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その手前には「西天狗」へ続く道。西天狗まで片道20分、往復40分。西天狗の方がどーんと大きく構えた山容で惹かれますが、今回は時間の関係でパス。
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山頂到着。関東南部では夕方頃から雷雨に警戒とのことですが、こちらはまだ青空。このままの天気でいておくれ。
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明日の縦走路の硫黄岳や赤岳もくっきり。見ているだけで活力が湧く。
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少し休憩して「根石岳」へ。
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硫黄岳の爆裂火口壁が男前。
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下った先に「本沢温泉」への分岐。ここは「白砂新道」で、コースタイム50分。ここから温泉へ下るか、根石岳経由か迷っていました。
根石岳経由だと40分プラスで時間がかかるので、白砂新道を下れば本沢温泉でゆっくりまったりする時間がある。しかし、根石岳山荘に寄ったことがないので、そちらにも行ってみたい・・・日も長いので根石岳経由で少し長めに歩くことにしました。
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天狗岳よ、さようなら。
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根石岳に向けて登ります。
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こちらも岩がゴロゴロ。道標が目立ちますが、真ん中に一応「根石岳山頂」の文字。ほとんど消えていましたが・・・
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山荘は少し下った場所にあります。朝日や夕日を見るにはこのくらいの近さがいいですね。
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中に入るとすぐに食堂がありました。シリーズ化されているバッジがズラリ。「5コ購入で1コプレゼント」とのこと。シリーズで集めている場合は根石岳山荘で購入するとお得かも。
横岳のツクモグサデザインのバッジを購入。今回の目的はコレ、という記念に。
根石岳山荘はお風呂にも入れます。八ヶ岳はお風呂に入れる山小屋も多く、さっぱりと歩けます。
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ここから箕冠山と夏沢峠を経て、本沢温泉。温泉が待ち遠しい。
硫黄の香り。根石岳山荘〜本沢温泉
*根石岳山荘~夏沢峠~本沢温泉:CT 1時間半*
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箕冠山への途中にちょっとだけ残雪。本当にちょっとの区間なので、歩くのに支障はありません。
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すぐに箕冠山に到着。樹林帯の中で展望はなし。夏沢峠とオーレン小屋の分岐点になっています。
オーレン小屋は、テント泊も昨年に続き予約制。混雑状況で予約制を解除することもあるそうですが、最盛期は難しそう。今回は「テント泊予約不要」という場所を繋いで歩いています。昨年もできる限りそうしていました。
山の「予約制」は難しいと感じます。予約をするのは簡単ですが、入念な計画を立てても何が起こるかわからない「自然」の遊び。天気の急変や体調不良はどこまで受け入れてもらえるのか。もちろん、命に関わる場合は別だと思いますが、その判断基準はどの程度なのか。
北アルプスで、テント場がやっていると思いきや小屋泊のみの営業。素泊まりで交渉するも完全予約制のため泊まれず、夕方前にビバーク覚悟で下山開始という話も聞きました。「下調べが甘い」といえばそうかもしれませんが、うーん・・・という気持ちも。
アルプスなどの大きな山域は登山口に着いてもバスがない、人里まで遠いという可能性が高いし、日没を過ぎることも危険。長時間行動による疲労も出る。山小屋の方々の間でも賛否両論あると思いますが、今年も入念な計画と直前の確認を怠ると大変な目に合うかもしれません。逆に、「予約したから行かなきゃ」という思いで事故が起こらないように、無理のない余裕ある計画も大事。
何より、「ここ気に入ったから今日はここまで!」など、自由な気分で山を楽しめないことは寂しい。
コロナが収束したあとはまた通常に戻るのか。しばらくは戻らないのか。自分の好きな場所を見つけながら、自由に歩ける日が待ち遠しい。
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夏沢峠まで緩やかに下って行きます。
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出番待ちの石楠花たち。稜線から一気に八ヶ岳の森に戻ります。
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夏沢峠の「山びこ荘」に到着。今年も休業です。
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山荘の中でモモンガやヤマネを見ることができる山小屋。ここは泊まりたい山小屋ですが、今年も叶わず。
ここから本沢温泉まで40分。樹林帯の中をつづら折りに下って行きます。
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下れば下るほど道は緩やかになり、非常に歩きやすい。
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川を見下ろせる場所まで下ってくると硫黄の匂いが漂います。と、左下に日本最高所、2150mの「野天風呂」を発見。蓋がしてあり、誰も入っていません。
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開けた場所までくると野天風呂の案内。初めから内湯のみの予定で来ましたが、せっかくなので近くまで見に行きました。
すると、小屋番の方がいらして「今、お湯が溜まらない状況で入れないんですよ。」とのこと。(2021年6月2日に修理完了し、現在再開しています。)
ガスだけが溜まっている状態で修理中、見るのはいいけど、あまり長い時間滞在しないようにということでした。
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雰囲気だけ見に来たので上からで充分。
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硫黄岳の爆裂火口壁を眺められる絶景野天風呂。これはいい。
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小屋から野天風呂は10分くらい登ります。満足して小屋へ。
秘湯の旅館という雰囲気のある山小屋。結局、到着は16時頃になりました。
加水・加温なし。秘湯の本沢温泉
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受付をして野営場へ。小屋から2~3分下った場所にあります。
トイレは小屋の外にある外トイレを使用。よくある簡易トイレです。水場は小屋前と野営場に一箇所ずつ。
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小屋前の水場はそのまま飲用可。野営場の水場は要煮沸。ビールなどが冷やされています。冷たくてうまーい◎
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こちらは要煮沸。
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野営場は森の中で、上から下まで広々した空間。
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今日は自分を含め4張。密にならない程度に、小屋方面に近い場所をチョイス。割とフラットな場所が多かったと思いますが、混雑時は早い者勝ちという感じか。
樹林帯なので風もなく快適。テント内を整理して、生米を水に浸し内湯へ。内湯は18時まで利用可能とのことでした。
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小屋の中はとても綺麗でした。玄関に売店があり、早速吸い寄せられる。八ヶ岳の開山祭記念バッジが現品限りでズラリと並んでいました。生まれ年のバッジが欲しかったのですがそれは完売。残念。
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説明を受けた通り階段を下って行き「こけももの湯」へ。
小屋泊まりの方がちょうど上がったタイミングで、貸し切り。
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脱衣所には棚が12個ありますが、浴槽に12人はかなり窮屈。5,6人くらいまでがゆっくり入れるかなという広さです。
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お初。待ってました!
お湯は赤褐色で鉄の香りがほんのり。加水・加温なし、正真正銘の天然温泉。身体の芯からポカポカ〜。窓を開けられるので、長い時間ゆっくりと入ることができるところがいい。
30分くらいゆっくりじっくり浸からせていただきました。
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お風呂上がりに売店で「入湯記念」と裏に書かれたストラップを購入。普段ストラップとか絶対買わないのに、山ではね・・・
さっぱりぽかぽかの身体でテントに戻り、ごはん。行きのバスで一緒だったご夫婦?カップル?の方も同じくテント泊で、明日は赤岳に登って帰るとのこと。本沢温泉を目的に稲子湯の方から緩やかに楽しむ人、赤岳や天狗岳方面を楽しむ人などそれぞれ。
どこから登ってきたのか、どこへ登るのか、山では普通の会話も今は一つひとつを嬉しく感じます。仲間や知らない人たちと何も気にせず思いっきり笑い合える日が待ち遠しい、本当に。
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山の斜面はオレンジ色に染まり、雨の心配はなさそう。川の音を聴きながら、静かな野営場で静かに眠ります。
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明日は稜線に登り返し、ツクモグサを探しながら硫黄岳~横岳~赤岳~権現岳~青年小屋の岩稜帯縦走。2日目に続きます。
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