歩き人たかちです(@takachi_aiina)
無印良品、山で使っていますか?
食料品を購入している人は多いと思いますが、旅行用の軽量コンパクトなアイテムの充実度も高い。
中には「アウトドアブランドより良い!」と思うアイテムや、100円以下の優秀な消耗品もあります。
今回は、私が"山(旅)用"として愛用している(食料品を除く)ものを10個ご紹介します。
*仕様や価格は2025年8月時点のものです。最新の情報をご確認ください
- 【クリームケース】液体類の軽量化
- 【シリコーンミニスプーン】ペーパーのゴミを最小限に!
- 【ポリエステルたためる仕分けケースM】モンベルより軽くて半額以下!
- 【ポリエチレン吊るせる小分けボトル】カラビナ付きのミニスプレーボトル
- 【ポリプロピレンめがね・小物ケース スタンド式・小】サングラスがぴったり!
- 【携帯用ソーイングセット】地味に使う必須装備
- 【竹100%携帯用ペーパーナプキン】吸収力抜群!水に強くて破れにくい
- 【再生ポリエチレン入り ごみ袋 45L用】インナーパックに!丸底タイプで収まり抜群!
- 【トラベルS字フック】キーホルダーになる13gの便利ギア
- 【大判ボディシート】1個から購入できる丈夫な厚手シート
- まとめ
【クリームケース】液体類の軽量化
100円ショップにもさまざまな小分けボトルやクリームケースがある中で、私が愛用しているのは無印良品の「クリームケース」。
サイズはSとMを使い分けていますが、Sサイズがかなりコンパクトで、少量しか必要ないクリームを持ち歩くのに便利で気に入っています。
\「クリームケース」に入れているもの /
◾︎ 歯みがき粉
◾︎ フロス
ワセリン
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リップクリーム、ハンドクリーム、顔の保湿、傷口の保護、靴擦れ防止・・・万能なワセリンを、日常でも山でも使っています。
化粧水や乳液をやめてワセリンだけにしてみたところ、自分の肌に合っているのか調子がよく、結果的に山のスキンケア用品を持ち歩く必要がなくなりました。
愛用しているのは、精製度が高く、肌への刺激が少ない"「Sun White」のホワイトワセリン"。基本的にSサイズのクリームケースに入れています(長めのロングトレイルではMサイズ)。
コスパがいい400gを購入していますが、チューブタイプの方が埃の混入を防ぐことができ、「クリームケース」にも入れやすいです。私は入浴後、埃が入らないように脱衣所ではなくお風呂場で薄く塗っています。
歯みがき粉
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旅行用の小さいチューブでも、登山の持ち物としては大きい歯磨き粉。1週間の縦走でも、そんなに使いません。
必要量だけクリームケースに入れて持参。日数によって、SとMを使い分けています。
現在は、タブレット型歯みがき粉「カムガキ」を利用しています。
液漏れの心配もなく安心。ペースト状の歯みがき粉のように、足りなくなると困るからちょっと多めに・・・ということもしなくていいので便利。
フロス
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フロスは、日数分カットしてクリームケース(S)に入れて携行(小さいジップロックのことも)。
Mサイズは、未使用の「REACH」のフロスがちょうど収まるサイズ感(写真は使いかけ)。ロングトレイルなど長期のときは、フロスをケースから外してジップロックに入れます。
【シリコーンミニスプーン】ペーパーのゴミを最小限に!
食事のスプーンとして活用している「シリコーンミニスプーン」。
*2025年8月現在「シリコーンミニスプーン」は販売終了になっていますが、100円ショップにも同じような商品があるのでご紹介します
登山をはじめた頃はスプーンとフォーク一体型の"スポーク"を使っていましたが、結局箸が一番良くて、バキッと折れたタイミングで廃棄。
しかし、山ではカレーもよく食べるのでスプーンはやはり欲しいと思い、スープやソース類、マッシュポテトを綺麗に取れるシリコーンスプーンを導入。
リゾットを食べたあと。シリコーンスプーンでせっせと掃除。
クッカーもこのとおり。シリコーンスプーンで綺麗に仕上げることで、拭き取りのウェットティッシュやペーパーの量を最小限に抑えられます。
DAISOにも同じようなシリコーンスプーンがありますが、無印良品よりも少し長め。私はソロクッカーなので、無印良品を選びました。
「無印良品」のシリコーンスプーンといえば、調理用が大人気。キャンプでも使いやすそう。ジャム用の長めのタイプなどもあるので、クッカーの大きさに合わせて選択できます。
【ポリエステルたためる仕分けケースM】モンベルより軽くて半額以下!
無印良品の旅行用アイテム「ポリエステルたためる仕分けケース」。
◾︎ 片側メッシュで空気を抜きやすい(抜けやすい)

Mサイズ
重量、大きさ、価格、機能性・・・必要十分なシンプルなケース。
出典:モンベル
\ モンベル「メッシュケース」との比較 /
無印良品 | モンベル | |
Sサイズ | ◼︎ サイズ:H20×W26×D10cm ◼︎ 重量:30g ◼︎ 価格:990円(税込) |
◼︎ サイズ:H14×W19×D6.5cm ◼︎ 重量:40g ◼︎ 価格:3,000円(税込) |
Mサイズ | ◼︎ サイズ:H26×W40×D10cm ◼︎ 重量:53g ◼︎ 価格:1,290円(税込) |
◼︎ サイズ:H19×W28×D9cm ◼︎ 重量:50g ◼︎ 価格:3,300円(税込) |
Lサイズ | なし | ◼︎ サイズ:H28×W37×D13cm ◼︎ 重量:85g ◼︎ 価格:3,500円(税込) |
モンベル「メッシュケースS」は小物入れなので、同じようなサイズ感で比較するなら「無印良品SとモンベルM」、「無印良品MとモンベルL」。
モンベル「メッシュケース」は持ち手のハンドルが付いており、内側がウレタンコーティングになっている分、無印良品より少し重い。
ハンドルは便利かもしれませんが(ザックから取り出しやすくするなど)、私は、仕分けケースに持ち手を求めていない。ウレタンコーティングも不要。
Mサイズをポケッタブルにすると、文庫本とほぼ同じ大きさ。
素材はサラサラで滑りが良く、パッキングもスムーズ。ザックの内側がウレタンコーティングされていると、素材によっては引っかかりで出し入れが煩わしくなるので、"滑りがいい"ことは結構重要。
中には内ポケットが一つ。ポケットに収納してポケッタブルにできます。
衣類はザックの底部に入れて押しつぶすので、片側がメッシュになっていることで空気を抜きやすい。丸底タイプのスタッフバッグだとパッキングで隙間ができやすいので、底部に入れるものほど平形のスタッフバッグを使っています。

ホワイト:4L/ ブラウン:8L
愛用しているラストフロンティアデザイン「ウルトラライトスクエアサック」。夏山など、衣類が薄く少ない時期は基本的にこちら。冬季、衣類が多い & 厚くなるときは無印良品。
ラストフロンティアデザインのスタッフサックも平形で使いやすいですが、ギュッと締めた状態だと空気が抜けづらいので、3分の1くらい口を開けた状態でパッキングしています。
\「ウルトラライトスクエアサック」の詳細はこちら /
テント泊のときは、半分に折って枕代わりに
気質が分かれた"ダブルタイプ"もありますが、私はショーツや靴下を何枚も持ち歩くわけではないし、表開けて、裏開けて・・・を面倒に感じるタイプなので1気質タイプを利用。
「小物が多い」「汚れものを分けたい」などの場合はダブルがいいと思います。ダブルは30gほど重いです。
【ポリエチレン吊るせる小分けボトル】カラビナ付きのミニスプレーボトル
サコッシュにぶら下げて、「ちょっと消毒したい」「虫除けしよう」など、思いついたときにすばやく使える、カラビナ付きの「ポリエチレン吊るせる小分けボトル スプレーボトル」。
重量 | 14g (カラビナ3g/キャップ2g) |
容量 | 15ml |
素材 |
容器:ポリエチレン |
価格 | 290円(税込) |
\ アルコールやハッカ油を入れて使用 /
◾︎ ハッカ油を入れて随時虫除け
◾︎ お菓子やお弁当を食べるときの手の消毒に
アルコールは、正直そこまで頻繁に使うわけではないので(ズボラ)、居場所が定まっていませんでした。サコッシュに入れたり、洗面道具と一緒にしたり。
しかし、カラビナ付きのミニボトルならサコッシュやザックにぶら下げておけるので位置が定まり、面倒に思わず適宜使えます。
\ 懸念点とデメリット /
◾︎ スプレータイプはキャップを失くしやすいかも
◾︎ 耐久性はいかに・・・

中身が入っていない状態だと、重さのあるキャップ側が下になる
1番のデメリットは、付属の三角カラビナが使いづらいこと。登山で使うような片手でサッと開け閉めできるタイプではないので、着ける・外すがもたつき、個人的にとても使いづらい。
手持ちのミニカラビナに変えて使用
懸念点は"キャップを失くしやすい"こと。下に落としたときキャップが外れたので、登山中に落とすかもしれません。
長く使っていないので耐久性は不明ですが、カラビナをつける部分の耐久性はどうか・・・というところ。いつかパキッと割れてしまうかな?
自分一人なら大して気にしませんが、子どもと山に登るときは手の消毒とか頻繁に行うと思うので、今後はもっと活躍すると思います。アウトドア以外でも、公園遊びや動物園などでサッと消毒できるのは便利です。
【ポリプロピレンめがね・小物ケース スタンド式・小】サングラスがぴったり!
サングラスケースのソフトケースって、意外に(結構?)扱いづらくないですか?
わりと大きいことに加え"ソフトケース"であることもおおく、ザックの中で無闇に潰せず、入れる場所に少し気を遣う。テントの中で誤って踏んだら大変だし、ちょっと厄介な存在。
その扱いづらさを解決してくれたのが、「ポリプロピレンめがね・小物ケース スタンド式・小」。無印良品定番の半透明商品。
重量 | 50g |
サイズ | 外寸:約55×35×162mm 内寸:約49×29×147mm(楕円形) |
素材 | ポリプロピレン |
価格 | 190円(税込) |
◾︎ ガタガタ音がしない
◾︎ 潰したり、踏んでしまっても大丈夫
◾︎ 付属のケースより細くて小さい
◾︎ 190円という安さ
◾︎ 半透明で中身が見える(メガネを2つ以上持つ人に便利)
愛用しているスワンズ「DF-Pathway」のサングラスはぴったり!シンデレラフィットくらい気持ちよく入ります。
付属のケースはソフトケースだし、少し余裕があるサイズ感。サングラスとPCメガネ2つ入るくらいなので、1つだと結構ガタガタする。
ちなみに、手持ちのPCメガネはサングラスよりも細いので、無印良品のケースに入れると隙間がありガタガタしました。
スワンズのケースは53g、無印良品のケースは(小)は50g。重量はほとんど変わりません。
蓋の方にメガネ拭きを収納
ハードケースなのでザックの中で押し潰される心配もなく、テントの中で誤って踏んでしまっても無事。
私は裸眼なのでサングラスしか持ち歩きませんが、サングラスとメガネ2つ持ち歩く場合も、半透明なので中身が見えて便利だと思います。
【携帯用ソーイングセット】地味に使う必須装備
山の道具として、食料品以外で最初に購入した無印良品が「携帯用ソーイングセット」。
靴が破れた、Tシャツが破れた、足に豆ができた(針で水を抜く)・・・地味に使う必須装備。
\ ソーイングセットの中身 /
◼︎ 糸3色(白、黒、グレー)
◼︎ 糸通し
◼︎ 針(大小2本ずつ)
◼︎ 安全ピン3つ
現在は必要なものだけジップロックに入れて、もとのハードケースはSDカードなどの割れると困る、失くすと困る小物を入れています。
【竹100%携帯用ペーパーナプキン】吸収力抜群!水に強くて破れにくい
ティッシュ代わりに、街でも山でも持ち歩いている「竹100%携帯用ペーパーナプキン」。
10組30枚入りが、6個セットで99円。ペーパーの大きさはティッシュと同じくらいで、ケースの大きさは半分程度(厚みはティッシュよりある)。
◼︎ 3枚1組でも、1枚ずつ剥がしても使える
◼︎ フィルムケースでぐちゃぐちゃにならない

左:水を吸収させたもの / 右:吸収後乾かしたもの
一番優れている点は、吸収力抜群で破れにくいこと。
ティッシュではべちゃべちゃになる量の水分もしっかり吸収。絞って乾かし、再利用できるくらい丈夫です。
ペーパーは3枚1組。登山ではクッカー類の拭き取りに使うこともありますが、節約したいときは1枚ずつ剥がして使っています。
私が街でティッシュではなく「携帯用ペーパーナプキン」を愛用する理由は、パキッとしたフィルムケースのおかげで中身がぐちゃぐちゃにならないから。
ティッシュはバッグの中に入れておくと、いつの間にかぐちゃぐちゃに。ティッシュが飛び出していたりして、結構ストレスを感じます。ペーパーナプキンではそのようなことがないのでお気に入り。
【再生ポリエチレン入り ごみ袋 45L用】インナーパックに!丸底タイプで収まり抜群!
30L程度までのザックのインナーパックに使っている「再生ポリエチレン入り ごみ袋 45L用」。10枚で99円。
おすすめポイントは、"丸底でザックに収まりやすい"こと。

通常のゴミ袋と重ねて形を比較
通常のゴミ袋はザックの幅よりもだいぶ広いので、はみ出して余る部分がぐちゃぐちゃになりがち。しかし、丸底タイプはザックの底部にスッと収まります。
底部がぐちゃぐちゃにならないだけでパッキングがしやすい。
山と道「mini」(25〜35L)のザックに入れた状態。個人的には、意外と丈夫で破れにくい印象。薄手のゴミ袋より若干厚めな感じがします。
破れたら自宅のゴミ袋として使えばいいので、無駄になりません。
【トラベルS字フック】キーホルダーになる13gの便利ギア
"あったら便利"のアイテムなのでなくてもいいですが、小屋泊やロングトレイルでちょっと便利な「トラベルS字フック」。
重量 | 13g(実測) ) |
サイズ | φ50×90mm |
素材 | POM樹脂 |
耐過重 | 2kg |
価格 | 390円(税込)) |
折りたためるS字フックで、たたむと丸いキーホルダー、広げるとS字フックになります。

ザック、レインウェア、シャツ、キャップ
直径2cmくらいのまでのものに掛けられるので、少し太めの干し竿にも使えるし、一度に多くのものを掛けられます。
山小屋のハンガーやフックは譲り合いなので、1人が使えるのは1つか2つ程度。乾かしたいものが多いときに重宝します。対過重は2kgなので、重量がある大型ザック以外ならOK。
避難小屋で、ネズミ対策として食料を吊るすときも便利です。
ロングトレイル中のテント泊でも、木の枝に引っ掛けてものを吊るす、干すができます。ロープを張れない環境や(木が1本しかない)、テント内に吊るせない(ループがない)場合は役立つアイテム。
衣類などは木の枝に直接掛けて干してもいいですが、風が強いと飛ばされるので、フックで何枚かまとめて重さを出すなど工夫が必要なときもあります。
ループがあるものを通して折りたためばカラビナ代わりに。すぐに使いたいものや、歩きながら乾かしたいものをザックにぶら下げておけます。
【大判ボディシート】1個から購入できる丈夫な厚手シート
1個から購入できる「大判ボディシート」。「富士山用に1つほしい」などの場合に便利です。価格も100円と良心的。
重量 | 約50g |
サイズ | 195mm×45mm |
全成分 | 水、塩化ベンザルコニウム、IPBC(ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル) 塩化セチルピリジニウム_、PG(プロピレングリコール) |
価格 | 100円(税込) |
\ お気に入りポイント /
◼︎ 伸びにくいので背中もゴシゴシ拭ける
◼︎ 水洗いして再度使える

アウトドアや防災用で使えるボディシートは他にもありますが、無印良品「大判ボディシート」は厚手で素材がしっかりしています。
ウェットティッシュには引っ張ると伸びて戻らないタイプ(安物に多い)と、引っ張っても伸びにくい丈夫なタイプ(良いやつ)がありますが、「大判ボディシート」は伸びにくいタイプ。
ゴシゴシ背中を洗うように拭いても、伸びきって使いものにならない・・・ということにはなりません。
一度使ったシートを水洗いした状態
「大判ボディシート」がすごいのは、水洗いをしてまた使えること。アウトドアは汚れが酷いことも多いので、一度水で汚れをオフできるのは嬉しいポイント。
まとめ
アウトドアで使える「無印良品」10アイテムをご紹介しました。
◼︎シリコーンミニスプーン
◼︎ ポリエステルたためる仕分けケース
◼︎ ポリエチレン吊るせる小分けボトル
◼︎ ポリプロピレンめがね・小物ケース スタンド式・小
◼︎ 携帯用ソーイングセット
◼︎ 竹100%携帯用ペーパーナプキン
◼︎ 再生ポリエチレン入り ごみ袋 45L用
◼︎ トラベルS字フック
◼︎ 大判ボディシート
「ポリエステルたためる仕分けケース」のように、アウトドアブランドよりも軽い!安い!十分!という商品もあるので、日常生活でお世話になっているメーカーを物色してみると、コスパがいいものに出会えるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
\ 記事がお役に立ちましたら /
よろしければ、応援よろしくお願い致します。
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