2023.12.17(日)
天気: 晴れ ☀︎ 時々 曇り ☁︎
気温:朝10℃ / 昼26℃
歩き人たかちです(@takachi_aiina)
テ・アラロア16日目。昨日は水上タクシーで海を渡り、ニュージーランドで最も危険なハイウェイ1号を歩いてひやひや。TAから少し逸れた「Camp Waipu Cove」で1泊。
\ テ・アラロア15日目の記録はこちら /
今日は、ノースランドのハイライトとされる断崖絶壁のトレイル「Mangawhai Walkway」を歩きます。海外らしいトレイルに期待!
▲ 歩行距離:30.97km
Langsview Track
6時出発。この時季は5時半頃から明るくなってくる。日没が遅い国は、みんな夜が遅くて朝も遅い。
TAハイカー2人の物音もしない。海外ハイカーは足が長くてスタスタ速いけど、私はチビの短足だからお先に。何より、朝の涼しい時間帯に歩くのが好き。
今日は久々に朝からすっきりとした晴れ。雲がないと空気がひんやり冷たい。夏で10℃か・・・羨ましい。
TAに戻り、くねくね登る。日陰の時間帯に歩けたからいいけど、日が当たる頃はあっちーな。
「早起きは三文の徳」は英語で「The early bird gets the worm. 」らしい。早起きの鳥は虫を捕まえる・・・なるほど。
みんな本当にのんびりしているから日本みたいな"朝活"の雰囲気は感じないけど、カフェの営業は早い。閉まるのも早い。
4WDトラックを抜けて森の中へ。雨が降ったらドロドロ〜の区間もあったけど、晴れ続きで乾いている。一番に歩くハイカーは、蜘蛛の巣にしょっちゅう引っかかる。
ベンチで一休み。おやつはカルビーのスナップエンドウ。これ、めっちゃうまい。
「このスナックが一番好き」というハイカーが何人かいて、その度に日本の会社だと宣伝しておいた。
森を抜け、海ビューの開けた草地に素敵な東屋が!と思ったら、ここはプライベートで管理・提供されているテントサイトだった。
23/24シーズンの公式アプリには記載がなかったけど、24/25シーズンは「Waorahi Campsite」と記載されている。FarOutにマークはないものの、コメントに書かれていた(気がつかなかった)。
水もあるし、無料だし、ロケーション最高だし、静かだし、昨日「Ruakaka」でストップして、ここに泊まってもよかったな・・・
途中、オレンジのトライアングルサイン(DOCサイン)が二手に分かれていた。一つはTAになっている「Langsview Track」で、もう一つは「Tanekaha Track」。
オレンジのサインはTA独自のものではなく、ニュージーランドのトラック全体で使われているので、サインだけに従うと痛い目に合うことも。
ちなみに、TAは私有地問題などでルート変更がよくあるけど(毎年距離が違う)、古いサインがそのままにされていることも多く、それが迷子の原因になりがち。
途中で無駄に迂回するところが。3,000kmにするためのルート取りかと思い、面倒なのでロードをそのまま進むと「COVE ROAD」に出る手前に大きな門があった。
その門が閉まっていることもあるのかもしれないけど、今日は開いていたからそのまま横断。
あちーーーーー。12月半ばになり、今日の最高気温は26度。ロードが多い北島ではしんどい。
雨とかハイカーの数とか日本の花粉とか考えて12月出発にしたけど、正直北島はもっと早く歩いた方がよさげ。
\ 出発時期の決定についてはこちら /
牧場は、柵に沿って歩いたり、牛の中に突っ込んだり。北海道のトレイルで牛に追いかけられたことがトラウマ。そろーり入るも、凝視してくるだけで1歩も動かず(牛ごとに違う)。
この先の湿地エリアでのドロドロを覚悟していたけど、普通に橋があった。
公式アプリにもFarOutにも"Kauri"って書いてあったから、これがカウリの若木?と見ていたけど・・・これカウリ?密集しすぎ?枝多すぎ?
ブログを書きながらもう一度FarOutを見てみると、「Not kauri trees, kanuka!」と新しくコメントされていた。カヌカ?
結局何なのかわからないけど、日本と違う植生が新鮮で楽しい。
ところで、「Langsview」ってどういう意味?わからないまま終わった。
ノースランドのハイライト「Mangawhai Walkway」
続く「Mangawhai Walkway」は、ノースランドのハイライトらしい。崖っぷちのトレイルは、ご褒美レベルだった!
あおーーーーーーーーーい海!!!
(肉眼ではもっと青かった)
日本にも崖っぷちのトレイルはあるのだろうか?
日曜日なのに歩いているのは数人という贅沢さ。海岸を見下ろすと、釣り人と海水浴の人が1組ずつ。
\ トラックの様子を動画でどうぞ /
北島はロード率が高いから、たまにあるご褒美トレイルはテンションが爆上がる。
ニュージーランドの人たちは、本当に気軽に海で遊んでいる感じ。「海へ行くぞ!」っていう意気込みがなくて、庭の延長みたい。
崖散歩が終わると、ビーチへ一気に下る。
賑わうビーチに着いた
近くには「Mangawhai Heads Holiday Park」があるけど、人が多そうなので7kmほど先の「Riverside Holiday Park」へ。街を抜けたところだし、川沿いの方が静かそう。
街へ入ると、道端に座り込む人たちがどんどん増えた。どうやら今日は、サンタパレードがあるらしい。真夏のクリスマス、まったく実感がない。
スーパーでリサプライして200mくらい歩いたとき、何かがないことに気がついた・・・ストック!!!
ジュース休憩で立てかけたまま置いてきたっぽい。記憶通りの場所にあり無事回収。これを失くしたら、私はTAを歩けない。指差しチェック大事ね。
残り3kmくらい歩いて、ホリデーパークに到着した。
今日の宿「Riverside Holiday Park」
「Riverside Holiday Park」では、TAハイカーは$5引きで$20だった。
安くはないけど、キャンプ地がないから仕方ない。北島は私有地が多いからキャンプ禁止も多く、それがちょっと不満。
シャワーはコイン式で(水ならいくらでも使える)、コインとバスタオルをくれた。バスタオル、何気に嬉しい。
川に面したサイト。カヤックを楽しむ人たちがいた。Mangawhaiの街と違い、とっても静か。
キッチンとラウンジも広々。おじちゃん、おばちゃんたちがクリスマスパーティーっぽい準備をしている。
日本のラーメンに手を出していなかったけど(高いから)、ついに買ってしまった。
いつも買う、焼きそば的な「Mi goreng」の倍くらいの値段($9)。日本のラーメンは「出前一丁」もあるけど、遭遇率低め。個人的には「出前一丁」の方が好きだった。
「Mi goreng」は日本でも売っていて、カルディとかで見かける。赤いパッケージが好き。
夕飯は、メキシカンライスとスーパーの量り売りのビーフパテ。マスタードの味付けにつられて買ったけど微妙。チキンにすれば良かった。
潮が引いた川底が見えてきた。いつもは寝るけど、静かで心地よいので日没を待つことに。
海外では日本と違う壮大な景色を期待してしまうけど、ニュージーランドの"ふとした瞬間"に触れたかった、ことを思い出した。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
*Instagram(@takachi_aiina)では、日記形式で全日程公開しています
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