歩き人たかちです(@takachi_aiina)
海外でスマホを使うにはどうしたらいいか?
ニュージーランドでの契約方法は?
4ヶ月間の「テ・アラロア」で利用した、スマホのSIMやプランについてまとめました。
私が利用したのは、「One NZ」の「トラベルプラン」2ヶ月。その後、通常プランの「My Flex Prepay」に変更。
海外は、日本よりもwifiが充実しているため、宿やお店のwifiを利用して旅をすることも可能。
しかし、都市を離れるなら、SIMの購入をおすすめします。旅行者用のお得な「トラベルプラン」が充実しているので、気軽に利用できます。
\ こんな疑問にお答えします /
◾︎ ニュージーランドでおすすめのキャリアは?
◾︎ 購入・契約方法は?
◾︎ 通常プランへの変更方法は?
◾︎ 料金はどうやって払う?
◾︎ 田舎や山の中の電波の入りやすさは?
海外旅行前にスマホは「SIMフリー」にしておこう!
海外のSIMカードを使う場合、スマホの「SIMロック」を解除して、SIMフリーにしておく必要があります。
*SIMロックの解除方法は各キャリアの手順に従ってください。解除の条件の確認も忘れずに
学生の頃、スペインの巡礼路を歩いたときはまだ、SIMロックの解除ができず。定期的に街を通っていたため、宿とお店のwifiだけで問題なく1ヶ月を過ごしました。
しかし、街から離れる時間が長い場合、現地のwifiだけでは不十分。
特に、ニュージーランドは天気が変わりやすいので、アウトドアでは、天気予報を確認できないのはストレス。雨による増水も多いため、安全のためにも電波が必要です。
SIMの紛失防止になる「eSIM」
「eSIM」は、物理カードを必要としない"データSIM"です。
物理カードは、交換後の"紛失のリスク"がありますが、その心配もありません。
SIMの切り替えは、iPhoneの「設定」→「モバイル通信」から簡単にできます。使う方を「オン」にすればOK。
帰国後すぐ使えるように、日本の契約はそのままにしました。格安スマホの一番安いプランに変更し節約。
ニュージーランド【携帯キャリア比較】ハイカー人気は「Spark」
ロングトレイルなら「One NZ」か「Spark」がおすすめ!
\ ニュージーランドの大手キャリア/
ニュージーランドで"3大キャリア"と呼ばれる携帯会社は上記3社。他には、「Spark」回線の格安キャリア「Skinny」もあります。
\ 各キャリアのメリット・デメリット /
*2024.8.14時点の情報
◎ メリット | ✖️デメリット | |
One NZ | ◾︎ ニュージーランド最大 ◾︎ 通信エリアが広い ◾︎ 店舗数が多い ◾︎ 自分でプランを組み合わせられる 「フレックスプラン」あり ◾︎ 最安プラン$13〜 ◾︎ テキスト回数・無料通話時間を繰り越せる |
◾︎ 繰り越しデータは3.5GBまで |
Spark | ◾︎ 通信エリアが広い ◾︎ トラベルプランが他よりお得 ◾︎ 街中のSparkスポットでwifiが使える |
◾︎ 繰り越し可能データは3.5GBまで ◾︎ デザリング機能が有料 (wifiがあれば問題なし) ◾︎ フレックスプランはない |
2degrees | ◾︎ 他大手2社よりも安い ◾︎ 2degrees同士は通話無料 ◾︎ オーストラリアへのテキスト メッセージが無料 |
◾︎ 都市から離れると電波が 繋がりにくいことも ◾︎ トラベルSIMは割高 |
Skinny | ◾︎ 3大キャリアに比べて安い ◾︎ Spark回線で通信エリア・速度は比較的安定 ◾︎ 「021,022,027」はじまりの 電話番号は引き継げる ◾︎ 夏は毎週末2GBプレゼントあり |
◾︎ 店舗数が少ない ◾︎ オークランド空港で買えない ◾︎ トラベルSIMはない |
「One NZ」と「Spark」は利用者が多く、通信エリアも広い。通信速度も安定しています。さまざまな環境で使うロングトレイル(アウトドアトリップ)なら、2社のどちらかがおすすめです。
*都市から離れると、地域ごとに繋がりやすい回線が異なるそうです。ワーホリや留学で1箇所に滞在する場合、地域で調べた方がよさそうです。
田舎の方でも繋がりやすいと聞き、私は「One NZ」にしました。しかし、電波の入り具合は「Spark」と大差なかった印象。山でも、両キャリア同程度。ハイカーは「Spark」利用が多かったです。
自然の中では、ピークや稜線など、ひらけている場所では電波が入りやすいです(特にピーク)。しかし、森や沢沿いではほとんど圏外でした。
\「One NZ」通信エリアMap /
\「Spark」通信エリアMap /
「2degrees」の利用者は、周りにはおらず。格安キャリア「Skinny」も、聞きませんでした。
「Skinny」はトラベルプランがないので、旅行者よりも滞在者向けだと思います。「021,022,027」からはじまる電話番号は引き継げるので、3ヶ月以上滞在の場合、「トラベルプラン」から「Skinny」に変更する人が多いようです。
*「Skinny」のSIM販売店はこちら
ニュージーランドは契約ではなく「購入」
ニュージーランドは、日本のような契約ではなく"購入"スタイル。SIMを購入し、アプリでお金をチャージ(Top up)して使う"プリペイド式"が一般的です。
オークランド空港は、「One NZ」と「Spark」の店舗が並びであります。設定はお店の人がやってくれるので、購入から電波が繋がるまであっという間でした。
注意点として、出国前にスマホの「データローミング」をオフにすることを忘れずに!
「データローミング」を利用すると、携帯料金が高額になる恐れがあります。海外でスマホを使用可能にする機能ですが、プランなどに加入していない場合、使わない方がいいです。
海外のSIM利用時も、「データローミング」はオフのままでOK。SIMを挿入し、機内モードを解除すれば通信可能になります。
日本と異なる「TXTs / テキスト」文化
ニュージーランドのプランには、「データ容量」「テキスト」「無料通話」がセットになっています。
その中で、「TXTs / テキスト」が日本と異なる部分。
「テキスト」は"SMS"のメッセージのこと。ニュージーランドでは、予約にも「テキスト」を使います。「予約は電話かテキストで」という感じで、HPに記載されていることも多数。
そのため、プランの中に"テキストの回数"が含まれています。
日常会話でも「メールしてね」ではなく、「テキスト(txt)送って」と言います。
「テ・アラロア」では、水上タクシーの予約やトレイルエンジェルと連絡を取るとき、バウンスボックスの受け取りなどで使用。
NZでワーホリ中の、知り合いの方ともテキストでメッセージをやり取りしましたが、そこまで多くは使わなかったので、私は最低限のプラン(100回)で十分でした。
海外では、コミュニケーションアプリとして「WhatsApp」が主流(無料)。電話番号を使うもので、日本の「LINE」と同じようなもの。
知り合った人たちとは「WhatsApp」の連絡先を交換すればいいので、「テキスト回数」はそこまで重視する必要はないかと。
「One NZ」は、データ容量とともに、テキスト回数と通話時間も繰り越しが可能です。
お得な【トラベルプラン/ SIM 】を利用しよう!
各キャリアには、旅行者用のお得な「トラベルプラン」があり、ほとんどの確率で勧められます。
\「トラベルプラン」の特徴 /
◾︎ データ容量が多く、通常プランより低価格
旅行者用なので「データ容量」が多く、通常プランに比べてだいぶお得。
その代わり、利用できるのは最初の1回だけ。期間を超える場合は、プラン変更が必要です。
「One NZ」と「Spark」は4種類、「2degrees」は1種類のプランがあります。違いは、ほとんど「データ容量」です。
最大3ヶ月で、それ以上滞在する場合は、通常プランに変更します。
\ ハイカーに人気のトラベルプラン /
ロングトレイルの場合、wifiがない環境も多いので、50GB前後を選ぶ人が多いです。
私は、「One NZ」のプランは最大2ヶ月だと勘違いしていたので、「10GB / $49」にしてしまい失敗。3ヶ月にしていたら、携帯料金をもっと節約できました。出発前に、プランをよく見ておくことをおすすめします。
\「One NZ」のトラベルプランはこちら /
\「Spark」のトラベルプランはこちら /
半年以下の滞在の場合、"SIMの再購入"もひとつの手段。私は5ヶ月弱の滞在だったので、「3ヶ月のトラベルプラン→2ヶ月のトラベルプラン」にするのもアリだったなと思いました。しかし、電話番号は変わります。
【One NZ】おすすめプランは?プラン変更・チャージ方法を解説
「田舎でも繋がりやすい」と聞き、「One NZ」を選択。オークランド空港の店舗で、「10GB・$49(2ヶ月)」のトラベルSIMを購入しました(挿入〜設定まで、スタッフさんにお任せ)。
*購入時、「One NZ」のトラベルプランは、すべて2ヶ月だと勘違い。40GB以上のプランは3ヶ月なので、長期滞在にはおちらがおすすめ
「My One NZ」アプリをダウンロード
プラン変更や料金の支払い(チャージ/Top up)はアプリで。ダウンロードして、アカウント登録をします。
残りのデータ容量、テキスト回数、通話時間は、アプリ内で確認できます。
困ったときは、チャットで質問をすることも可能。チャット機能は使わなかったので対応具合は不明ですが…
通常プランは「My Flex Prepay」がおすすめ
「トラベルプラン」からプラン変更する際、新しくSIMを購入したり、店舗に行く必要はありません。
\ 通常プランは2種類 /
◾︎ My Flex Prepay:自由に組み合わせるプラン
おすすめは「My Flex Prepay」
おそらく、「One NZ」を利用している人は、ほとんど「My Flex Prepay」だと思います。
データ容量は「250MB/1GB/1.25GB/1.5GB/1.75GB/2GB/3GB/4GB/5GB/8GB/10GB/25GB/40GB」から選べる、脅威の13種類。
「Spark」には、フレックスプランがないので、これは「One NZ」のメリット。ワーホリなどの長期滞在者、移住者は「One NZ」が多かった印象です。
250MBの最安プランは$13。基本的にwifiがある環境にいる場合、最安プランで節約するのもアリ。
データ容量は3.5GBまで繰り越し可能なので、はじめ5GBにして、次から1GB前後に落として利用していました。
公式HPで、組み合わせの価格を確認できます。こちらからアクセス!
プラン変更・チャージ
*この作業は、wifiではできませんでした(そんなことある?)。電波が微弱な場所で、wifiを使ってチャージしようするもできず。微弱な電波でなんとか繋がりましたが、電波の届かない場所にいる場合、早めのプラン変更・チャージを
プラン変更の場合は「Plan & Add-Ons」を選択。
一度設定したプランを継続する場合は、チャージ残金が表示されている「Top up」か、下の「Top up & pay bill」を選択。
以下、プラン変更からの流れを解説します。
現在のプランが表示されます。「Flex my plan」を選択。
「データ容量」「テキスト」「通話時間」を組み合わせ、「Next」を選択。
契約期間が残っている場合、「期間満了後にプラン変更」か「今すぐプラン変更」か、選択します。
*「今すぐプラン変更」の場合、データなどの繰り越しはできないので注意
「Top up」の画面に移ります。支払い方法「Credit or Debit card」を選択し、「チャージ金額」を選択します。
チャージ金額はあらかじめ設定されています。組み合わせたプランが$27なら、$30をチャージ。残りの$3はアプリ内に保有されるので、次回の足しに。
ぴったり支払えず、チャージしたお金は返金されないので要注意。出国時、アプリ内にお金が余らないよう、プラン選択を。
「追加購入」は高額!プラン選択に注意
データ容量などを使い切ってしまった場合、追加購入も可能。しかし、追加購入は高額です!
「データ容量」は特に高く、1GB / $20もします。
使い切ってしまったら、諦めてwifiに頼るか。アウトドアなどで電波が必要であれば、不足のないようにプラン選択を。
まとめ
ニュージーランドの携帯キャリアについてご紹介しました。
◾︎ お得な「トラベルプラン」は利用すべき
◾︎ ニュージーランドは「プリペイド式」が主流
◾︎「One NZ」「Spark」の電波の入り具合はあまり変わらない
◾︎ ハイカーに人気だったのは「Spark」
◾︎ 通常プランは「One NZ」の「My Flex Prepay」がおすすめ
◾︎ プラン変更やチャージはアプリから
◾︎ 電話番号が変わってもいいなら「トラベルプラン」のSIMを再購入するのもあり
◾︎「Skinny」は電話番号を引き継げる
通信エリアが広く、通信速度も安定している「One NZ」か「Spark」なら、山に入る、田舎を歩くロングトレイルでも安心。
長期滞在の場合も、はじめは3ヶ月の「トラベルプラン」の利用がおすすめ。
日本のような契約ではなく、好きなSIMを購入して、アプリから簡単にプラン変更・チャージができるので、気軽にスマホを使えます。
期間、滞在場所、wifiの有無などを考慮して、ベストなキャリア・プランを選択してください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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