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【 テアラロア Day5/ Raetae Forest Plan B (迂回) 】Kaitaia- Broadwood

Te Araroa

2023.12.6(水)
天気:曇り ☁︎ → 晴れ ☀︎
気温:朝15℃ / 昼20℃前後

歩き人たかちです(@takachi_aiina)

テアラロア5日目。昨日は、ガーフィンと楽しくカイタイアに戻ってきました。2,000円のチキンカツ丼を食べて、「90マイルビーチ」で消費したエネルギーを補給。

\ テアラロア4日目の記録はこちら /

今日は、悪名高きドロドロの森「Raetae Forest」につっこもうとして、やめました。前日の強雨を考慮し、迂回を選択。ロ長いロード歩きを経ながら、次の章へ進んでいきます。

Kaitaia - Raetae Forest 登山口 - Broadwood ( 迂回路 )
▲ 歩行距離:33.47km
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ロードが続くよ、どこまでも

手洗いしたとウェアは、生乾き。着ているうちに乾くだろう、とそのまま着る。

ラグビーのモニュメント

6時半頃出発。街を出ると歩道のないロード。街に入る車は50キロ、街から出る車は100キロ制限。

最初の4〜5kmは、ニュージーランドで最長であり、最も主要で交通量の多い"州道1号線(SH1)"北のトレイルヘッド「ケープレインガ」と、南のトレイルヘッド「ブラフ」を繋いでいます。

ニュージーランドで一番危険な道路なので、トレイルノートでも"ヒッチハイク推奨"になっている。

トレイルになっているとはいえ、ハイカーをよける運転手も大変。それでも、笑顔で「Hi」と手を挙げてくれる人が多く、こちらも「Thank you !」の意味を込めて手を挙げる。

交通量が多いという認識だけで、一番危険だということは、このときはまだ知らないけど。

うしろから車がくるのが怖いので、私は基本的に右車線(日本と同じ)を歩いていました。死角になるカーブの手前で車線変更をしながら、行ったり来たり。

しばらく歩くと、エリックとブライアンが見えた。2人とも、ヒッチハイクをせずに歩いている。

エリックはULスタイルで歩くのが速い。対して、ブライアンは大きなザック。一緒に出発していたけど、一緒に歩いているわけではない。各々のペースで。

鼻歌を歌うブライアンに追いつき「荷物重そうだね!」と話しかけると、「ちょっとね」とニコリ。

ブライアンは結構クラシックなスタイルで、レザーの重厚なミドルカット。ストックも使っていない。ストックは、個人的に渡渉での必須装備だけど、ごく稀に使っていないハイカーもいる。

しかし、南島で再会したときはストックを持っていた。靴はローカットになっており、ザックも変わっていた。オーストラリアンだから、郵送も手間がかからないのだろう。

SH1から逸れて、一気に心穏やかに。「Reatea Forest」のトラック入口まで18km。砂利道と、交通量の少ないロードを交互に歩いてゆく。

別にグロくないけど、一応モザイク

ハリネズミがパタリ・・・

野生のハリネズミはじめて。結構パタリパタリしています。ニュージーランドでは、農作物などを食べるとして害獣扱い。ペットも禁止。

ニュージーランドの道路には、いろんなものが倒れていて、一番多いのはポッサム。オーストラリアの動物で、こちらも害獣扱い。

建物の日陰でエリックが休憩していた。私は、もう少し歩いた草地の日陰でザックを下ろす。身体はまだ微妙に慣れていない。

「Mangamuka Track」の看板。「Raetea Forest」を抜けた「Makene Road」まで19km。

ターキーというUSAハイカーがやってきた。ポップな帽子に、ポップなサングラス。パンツは派手な国旗柄で、靴はスニーカーだ。

性格も愉快で、「Helloは日本語でなんて言うの?」と聞かれ、「こんにちは」と教えてあげると、「こんにちは!」と言いながら去って行った。

後ろ姿を見てびっくり。ターキーのザックはリュックのように小さい。30Lくらいか。そこには、名だたるロングトレイルのワッペンが6,7個縫いつけてあった。

PCT、CDT、ATはもちろん、その他世界のトレイル。歩くのが速すぎて何のワッペンかわからず、パシャリとする余裕もなく姿を消した。

ロングトレイルを極めたとしても、海外の数ヶ月のトレイルで30Lは、私には無理。一週間くらいの縦走も、4日くらいで歩いてしまうのかもしれない。

スニーカーも、靴なんてすぐにダメになるから、あえてなのかもしれない・・・すごっ。

登山道というほどでもないけど、ちゃんと登って、ちゃんと汗をかいていることがなんだか嬉しい。

タルチョが出てきて、キャンプ場に到着。今は管理されていないようで、トイレはなし。水タンクもあり、雨が降っていれば入っている。

もうひとつ、TAからほんの少し逸れた場所に、テントを張らしてくれるお宅?施設?がある。テント泊は寄附、前日までに連絡をすれば、食事も$10でいただけるとか(トレイルノートに詳細が記載されています)。

「Raetea Forest」は泥の森なので、キャンプ適地は少ない。トレイルノートには「山頂に張るスペースがある」となっているけど、泥処理は難しそう(3〜5張くらいいけるらしい)。

カイタイアから一気に抜けるのはキツいけど、森は一気に抜けたい。その場合は、上記のキャンプ場などを利用するとよい。

キャンプ場のすぐ手前の沢で、一応水を補給。昨日の雨もあってか、見た目以上に濁り気味。無味無臭だったけど。

釣鐘型の花は中を覗きたくなる

初トライアングル

ようやく、足元が土になって嬉しい。新潟の山のような粘土質。

ちょうど12時に「Raetea Forest」の入口に到着。左側の大きなオレンジのサインが「Reatea Forest」方面。右側が、迂回路の「Broadwood」方面。

休憩しがてら、森の中をチラ見。こっちに来ないでほしい、というように枝が置かれていた。

「現時点でトラックは閉鎖されていないけど、簡単じゃないよ。強雨のあとはかなり困難になるよ。そんなときは、プランBをどうぞ」

というような警告がこのとき出ており、迂回路の「Plan B」についての詳細が載っていた。

*24/25シーズン、最新のトレイルノートには載っていませんでした。多少整備がされたのかも?

「Plan B」は、下山後ロード歩きでTAに合流。距離は長くなりますが、安全度は高い。

「Reatea Forest」のもうひとつの懸念点は、下山した「Makene Road」には、超吠えてくる犬が何匹かいるらしい。しかも、ノーリード。噛みつきはしないけど、追いかけられたり?とかなんだか怖い噂。

「Raetea Forest」は、ノースランドで一番標高が高い山。眺めも良さそうだから行ってみたい・・・けど、昨日の強雨が引っかかる。10月に遭難事故もあったし、1人だし、無理はしないことにしました。

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迂回路で「Broadwood」へ

「Broadwood」への道は、地図には載っていない。しかし、しっかりした道だった。若干泥はあるものの、気にする程度ではない。

途中にキャンプ適地発見。水はないけど。

ニュージーランドのシダは本当に立派

歩きやすいじゃ〜ん!心配して損した〜、と軽快に下ってゆくと

Stream・・・

あれ、やばい、結構深い。ウエスト普通に超えそう。てか、生理なんだが。

近づいて左右を見ると、右手に岩が多くあり、浅そう。こっちなら普通に渡れる。あっぶねー。

川の写真を撮ろうと、前を向いたまま後ろに下がったら、石車に乗って盛大にコケた。コケて顔が横になった拍子におでこを石にぶつけ、たんこぶが。いってー。

気を取り直して川の中へ。すねくらいの深さで済んだ。昨日の雨で多少増水していたかもしれない。

渡渉をしたらほぼ下山。今朝、ザックのメッシュポケットに、生乾きの靴下をつっこんだのをすっかり忘れていた。

青空が広がり、風がほどよく抜けてゆく。湿気もなくて、なんて心地よい・・・ニュージーランドの夏、まじで最高。

車道に出て、トレイルノートの詳細をみながらキャンプ地を探す。

東屋のあるちょっとした広場が、キャンプが許可されている場所。寝心地のいい芝生で、ゴミ箱も設置されている。

テント泊は$10。近くのガソリンスタンドのショップで支払い、トイレの鍵をもらう。お店は7:30〜17:30まで。

トイレは、広場横の公衆トイレだが、鍵がかかってしまうことがあるらしい(結局鍵は使わなかった)。

公衆トイレは個室が3つあったけど、1つは詰まっていて、1つは鍵が閉まらない。1つしか使えないじゃん。

ジュースを買ってしまった。みんな大好き「Keri」ジュース。うまあい!

水もある、と書かれていたけど、よくわからなかった。川に下れるのか?汲んだ水が十分あったので、探しもしなかった。

東屋で日記を書いていると、少し寒い。20℃くらいあったけど、湿気がないから日陰で風を受けると、まだ?寒い。

16時頃、ブライアンが到着。「エリックは?」と聞くと、「わからない」と。昨日は迂回路にすると言っていたけど、Raetea Forestに行ったのだろうか・・・

ブライアンのザックに何やら筒状のものがささっていると思ったら、なんと、釣り竿だった。釣りをしながらTAを歩くらしい。

明日は「Mangamuka」に泊まり、釣りをする予定とのこと(radio stationという、テントを張らせてくれるところがあるとか。コンビニ「Dairy」の近く)。

釣りをしたり、スケッチをしたり、趣味を重ねる歩き方も素敵。

明日はひたすら、迂回のロード歩き。次の山の登山口にある「Blackbridge Road Campsite」まで39kmくらい。ちょっと長い1日になりそう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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