日々感謝。1200kmのへんろ道。【37日目:ひたすら東へ。雲辺寺前夜。】

お 遍 路

2020.11.25(水)
愛媛県伊予西条市 曇り☁時々晴れ☀ 18/9℃

歩き人たかちです。

今日は、明日の雲辺寺に備え伊予三島まで37kmの行程。お寺はないので、ひたすら東へ歩を進めます。本当に、飽きるほど東へ…。

到着後にカフェに行くことがブームになってしまい、今日も行きます。伊予三島では野宿適地がなさそうなので、ホテルを予約。宿もいろいろ悩みましたが、一番安いホテルにしました。

国道11号を東へ東へ

*エクストールイン~旧街道:6.5km*

朝食は6時45分から。美味しそうなバイキング。クロワッサン美味しかったな〜。ドリンクも充実していて、胃袋が足りませんでした。朝からパンやらカレーやらヨーグルトやら食べまくり。

あれも食べたい、これも食べたいと見ていると「あれ?○○さん?」と声をかけられました。横を向くと野宿のMさん!久万高原で再会し、また再会。道後温泉で休養したので先を歩いていると思ってたら、Mさんは昨日石鎚山に登りに行ってたとのこと。お互い寄り道をしながら調整され、またお会いしました。

Mさんは普段登山をする訳ではないですが、石鎚山に登るのが夢だったと。道後温泉で飲み屋に行き、話が弾んだ人に石鎚山の話をして、冗談で「一緒に行きますか?」というと、なんと「行きます。」との返事だったと…2人ともちょっと酔っていたし、本当に?と思っていけど、本当に2人で行ってきたと。すごい…。

まだ雪もなく無事に登頂できたようで。ただ、相手の方も特別登山をするわけではなく、鎖も天狗岳もMさんだけで行ったそうで。ホテルの朝食を食べてお別れしたそうですが、帰り際に「こんなに辛いとわかっていたら来なかった。」と言われたとか。笑。ご無事で何より。

7時半頃出発。

今日は曇りがちの天気。それでも伊予西条市は美しい。

川の水も澄んでいます。金色の鯉がいると水が綺麗なんだなと思ったり。街も綺麗、川も綺麗、山も近い。やはり最高、伊予西条。

国道に出るために歩いているとへんろ宿が一軒ありました。「民宿 くすの木」。2019年にオープンしたようです。平屋の一軒家。かわいいへんろ宿。

国道を歩いていると、ポンプ屋の前にうちぬきがジャブジャブ溢れていました。「お遍路さん飲んでね!」と言わんばかりのじゃぶじゃぶ感。

伊予西条市での野宿は水に困らないですね。

もう少し歩くと「とうしん石鎚庵」という休憩所発見。

この水道もうちぬきなのかな。

中に入ると「巡礼さんのお宿」という案内のポストカードがありました。

野宿は体に悪いからボロ屋でよければ遠慮は無用じゃよ。」

善根宿ということか、一般家庭か。住所と電話番号が書かれていて光温泉の隣だそうです。

調べてみるとこれから向かう「新居浜」の市街地のようです。しかし、遍路道からは少し逸れます。

東向き、国道歩きの日は曇りだとありがたい。

途中にはまた小さめの休憩所。

旧街道の手前の「フレッシュバリュー」というスーパーの隣の敷地に「お遍路さんの休憩所」という看板があり、簡易トイレがありました。テント張っていいのかな。

ここから旧街道。

ミニミニ文庫と萩生庵

*旧街道~国道合流地点:9.2km*

国道11号は大きな道路でトラックも多く、あまり落ち着きませんでした。しばらく静かに歩きます。

すると、いきなり図書館チックな場所が。

「ミニミニ自由文庫」という図書館兼休憩所。図書館というと大げさですが、たくさんの本が棚にびっしり。個人のお宅の一角、というかガレージを休憩所に改装しているようです。

地図を見ると感慨深くなります。

どんな本が置いてあるのかを眺めて出発。近所の人は本を借りたりできるのかな?こんな自由な図書館が家の近くにあったら楽しいですね。

旧街道をひたすら歩きます。しかし、この旧街道も意外に車が通ります。

この旧街道では寄りたい休憩所がありました。それが「萩生庵」。ここも個人宅のガレージを休憩所にしているようで、地図にも載っています。

楽しみにしながら歩いていて、あれ?そろそろだと思うけど…ということろでGoogleを確認。

通り過ぎてる!?

あれ、休憩所あったか?でも、確かに通り過ぎているので500mほど戻りました。

萩生庵の前はちょうど道が合流する場所で、一車線ですが交通量が多い。進行方向左にありましたが、右側を歩いていて車とすれ違いながら歩いていたので見過ごしていました。

戻ってみると一休さんがいるじゃないか。

しかし、シャッターが閉まっていました。

開いていないのか…と思いましたが、萩生庵のおばあちゃんは2020年の夏頃に亡くなられたようです。ぜひお会いしたいと思っていましたが、ちょっと遅かった。

見ず知らずの人を自宅に泊めてあげることもしばしばあったようです。善根宿として休憩所での野宿をしている方も多く、たくさんの人に感謝され、愛されていたと思います。おばあちゃんはお遍路の文化や歴史の一人だな。

お遍路には歩いた人の数だけ物語がある。歴史の中には偉人ばかり登場しますが、それ以上に土地の人たちが歴史と文化をつくってきたはず。その気持ちをしっかり受け止めて歩くことが、自分にできることの一つ。

おばあちゃん、どうか安らかに。

萩生庵からさらに歩いていくと喜光商店街にさしかかりました。見事にシャッター街…商店街の時計も時が止まったまま。しかし、音楽は流れています。

奥の方にあった魚屋、服屋、食料品店?だけが営業しているようでしたが、今はほとんど「道」となってしまっているようでした。途中には公園があり、トイレもありました。

商店街を抜けてさらに旧街道を歩きます。「国領川」を渡るとまもなく終了。

国道との合流地点にコンビニがあったので、ここで少し休憩をすることにしました。

*キャンプ場情報*

この先、国道11号を少し逸れた場所に「新居浜市民の森キャンプ場」があります。

無料のキャンプ場で、炊事棟もあります。火気使用の場合は事務所に届出をするとのことで、施設の管理も行き届いてそうです。

お探しのページを見つけることができませんでした。- 愛媛県新居浜市ホームページ|四国屈指の臨海工業都市

延命寺の休憩所

*コンビニ~延命寺:9.1km*

ここからは特に何もない場所を歩いていきます。

日が出てきた。若干登りにさしかかっているところに来て太陽ですか。

ピークを通過して「四国中央市」へイン。ここから下りになり、遍路道はまた国道から離れます。その地点から延命寺まで5.5km。

やっぱりこういう道がお遍路っぽくていい。

途中には「弘法の館」という看板のかかった建物が。この建物が何かはわかりませんでしたが、この下には簡易トイレがあります。

旧街道とは違いここはあまり車も通らずにのんびり。

郵便屋さんに「お遍路さん」と声をかけられました。

「良かったらこれ舐めて、一緒に拝んどいてください。」と言われ、飴玉6個くださいました。

郵便屋さんにお接待を受けるとは。ありがたくいただきました。「一緒に拝んどいてください」というのが、本来のお接待らしい言葉だなと思いました。「頑張って」とか「ご苦労様」が圧倒的に多いので、なんだか新鮮。

今日は本当に、ひたらす東!

地図を見ても全く方角を変えず清々しいくらい。

そして、ようやく延命寺。

88ヶ所ではないのですが、こちらの休憩所に寄ってみたかったので。お寺はちょっと見て出てきました。その向かいに東屋のある公園みたいな、庭にみたいな空間。

ゴミ箱が設置された大きめの東屋。トイレは近くにある延命寺のを借りられます。延命寺の敷地内ではないようです。

ここは萩森リストにも記載のある場所。民家に囲まれているので、堂々と野宿は気が引けますが、暗くなってからなら東屋にテントを張れそうです。その代わり、明るくなる前の早朝出発が条件という感じ。

記念のなんかすごい木がありました。めっちゃ網が引っかかってるけど。

今日はまだここから10km以上あります。

お任せプラン。ホテルリブマックス

*延命寺~ホテルリブマックス:12.2km*

ここからもひたすら東へ歩きます。

そろそろ飽きている自分がいました。いや、飽きていました。土を踏むわけでもなく、海を見るわけでもなく、お寺もなく、ひたすら国道と民家。これで37kmはなかなかしんどい。

自分で設定した訳ですが、定期的にジュースとか美味しいもので自分を鼓舞しないと。と思いつつ、郵便屋さんの飴玉を舐め続ける。

車の停まっている民家の前を通ったとき、出てきた女性から「頑張ってね~お茶いる?」とペットボトルのお茶をいただきました。

お礼を言うと「珈琲もあるんだけど。珈琲の方がいいかしら?」と言って、缶コーヒーまで。ジュースでも買おうかと思っていたところだったので、ありがたくいただいて、この先でお茶を一気飲み。水にまで飽きてた。

気合いを入れて歩き続けます。

ホテルはへんろ道から逸れるので、途中で国道へ。四国中央市の中心に近づくにつれ道路は大きく、交通量は多くなっていきました。

ドンキとかコーナンなどチェーン店も多くなり、中心に来た。

スーパーフジに併設されたパン屋に寄りました。雲辺寺の日は通夜堂をお借りしようと思っています。雲辺寺まで食料を調達できる場所がないので、明日の昼、夜、明後日の朝の食料を全て積んでいきます。パンは軽いので、お昼用に。

全てのパンが100円。安い。夕方であまり残っていませんでしたが、5個くらい買ってしまいました。

15時45分、無事にホテルに到着。

四国中央市の中で一番安かったホテル。このホテルには「訳ありプラン」というものがあり、部屋の備品がちょっと故障していたりというプラン。それが一番安かったですが満室。

その次に安かった「お部屋お任せプラン」。喫煙禁煙と分かれていますが、それらも全て合わせてお任せということ。レビューを見まくったところ、喫煙の部屋も特別ひどい訳ではないようなのでこのお任せプランにしました。

予想通り喫煙の部屋ではありましたが、気になるほどではありませんでした。ただ、階のすべてが喫煙部屋なので、夕方以降宿泊者が増えると廊下にはタバコ臭が漂っていました。

ホテル代は2400円でクーポン貰える。今日も寝るだけだと割り切りました。

伊予三島には「戸川公園」があり、以前はそこが野宿場所となっていたそうですが現在は禁止されています。

ちょこっと聞いた話だと、ここで野宿をしていたお遍路さんが、近所の小学生に買い物を頼んだとかで問題になったそうです。真偽はわかりませんが、住民の方の理解があってこその野宿。ゴミやトイレ問題、その他いろいろな理由で野宿場所も減っているのだろうなと。

伊予三島のお楽しみカフェへ。ホテルから1.4kmありますが、地域共通クーポンが使えるスーパーもその近くなので行ってみました。

カレー、ケーキ、珈琲。「珈琲蔵」

*ホテルからカフェとスーパー往復:3km*

近くの商店街も閑散としていました。手前のパン屋は営業しているようでしたが、従業員の方が一人。少し薄暗い店内に残っているパンが少し寂しい。

山に白い建物がある場所がありました。雲辺寺にはロープウェイがあり、カフェの入った建物が山頂公園にあります。おそらくあそこが雲辺寺。

夕闇の迫る中、到着。広い敷地に素敵な建物がありました。

中もすごく素敵でした。内装が格好いい。広めの店内、カウンターには常連さんらしき方も。

豆とパンの販売も。

ここではサンドイッチを食べようと思っていましたが、結局カレーになりました。美味しかったです。

食後のあとはスイーツ。ニューヨークチーズケーキを食べたかったけど、それは完売ということでチョコレートケーキにしました。コクのある珈琲だったので、チョコレートケーキがとてもよく合う。うーん、来て良かった。がっつり食べた。

帰りに隣のスーパーで食料調達。18時近い時間だとほとんど半額になっていて、行動食も含めクーポン券1000円ほぼほぼピッタリ。半額最高。

ホテルに戻り早めの就寝。

今日はひたすら東へ歩いた日。お寺もなく、飽きてしまった時間もありましたが、飴とお茶で元気をいただきました。愛媛県最後の夜、美味しいカレーと珈琲でまったりした夜。

★本日の歩行距離:40km

★累計:984.4km

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