樹林帯サウナ地獄の開聞岳

九 州

2020.7.30

歩き人たかちです。

今年の梅雨は長い…

関東は結果的に8月までズレ込んだ梅雨明け。7月下旬にようやく九州が梅雨明けとなり、開聞岳、韓国岳、高千穂峰を登りに飛びました。

その一座目の開聞岳。

真夏に登るべきではないと言われた"開聞岳"。春の菜の花の時期を勧められましたが、なんとかなるだろうと思って登りました。なんともなりませんでした。

梅雨明けの35℃。"滝汗"では済まないほどの暑さ。サウナの中で運動しているような感じで、別の意味でヘトヘトで、いろいろと地獄絵図。開聞岳のことを聞かれたら、間違いなく「夏はやめた方がいい」と言います。

そもそも、やっぱり九州は暑かった…

アクセス
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◾︎鹿児島空港連絡
バス鹿児島空港ー鹿児島中央駅

◾︎JR指宿枕崎線
鹿児島中央駅ーかいもん駅

*かいもん山麓ふれあい公園のキャンプ場に宿泊。開聞駅から1.5km程。

 

*南国交通株式会社*

鹿児島市内線 | 南国交通株式会社
鹿児島空港連絡バスの鹿児島市内線の時刻表、運賃、バス停留所のご案内です。鹿児島空港連絡バスは予約制ではない為、時間に余裕を持ってご乗車頂きますようご協力をお願い致します。

 

*かいもん山麓ふれあい公園*

かいもん山麓ふれあい公園ログハウス・キャンプ場 | いぶすき観光ネット
指宿を見て、知って、遊んで、存分に楽しんで頂くための観光情報サイトです。

 

開聞岳の前泊宿として、開聞駅近くに"民宿かいもん"があります。今回はテントを持って行ったのでキャンプ場に前泊しましたが、とても優しいご夫婦の宿でごはんが美味しいと評判です。ここに泊まればよかったと後悔しています…

*民宿かいもん いぶすき観光ネット*

民宿 かいもん | いぶすき観光ネット
指宿を見て、知って、遊んで、存分に楽しんで頂くための観光情報サイトです。

 

行程
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かいもん山麓ふれあい公園ー二合目ー三合目ー四合目ー五合目ー六合目ー七合目ー八合目ー九合目ー▲開聞岳ーーー五合目ーかいもん山麓ふれあい公園

▲コースタイム:4時間55分

 

かいもん山麓ふれあい公園

初日はキャンプ場への移動。

梅雨明けの九州は連日30度超えで暑い暑い。やっぱり九州はもう少し爽やかな季節がいいですね。

鹿児島空港から鹿児島中央へバスで移動。

鹿児島中央はとても栄えている場所なので、まずはここで燃料を調達。今回は固形燃料にしたので、近くの100円ショップで購入。

鹿児島駅の近くならモンベル等もありガス缶を入手しやすいですが、鹿児島中央駅はよくわからなかったので固形燃料にしました。

白熊アイスの本場鹿児島。鹿児島中央にはかき氷を食べられるお店があり、鹿児島に来る度に食べようと思うのですが、いつも時間が足りない。

今回も指宿にある温泉に寄りたかったのでスルー。本物を食べる日はくるのだろうか…

*天文館むじゃき*

氷白熊(しろくま)の本家 - 天文館むじゃき
こちらは、氷白熊の本家、天文館むじゃきのコーポレーションサイトです。天文館むじゃきでは、白熊(しろくま)はもちろん、鹿児島の食材を使った郷土料理などを中心に、鉄板焼き、甘味、洋食、和食といった多種多様な料理をご用意し、皆様をお待ちしております。尚、白熊は店内でお召し上がり頂くだけではなく、お持ち帰り、地方発送も可能です...

鹿児島中央から電車に乗り指宿駅で途中下車。指宿の温泉は前から行ってみたい場所の一つだったので寄ってみることに。

梅雨明けの夏らしい景色。

爽やかな空と海ですが、とっても暑い。

訪ねたのは"いぶすき元湯温泉"

駅から15分程歩くので、夏じゃなかったな…と今更思いましたが、昔ながらの佇まいで、住民の方々に愛されているとの噂で。以前は市営温泉だったようです。

入口から男女に分かれています。

年季のある木造建がいい感じ。中はこじんまりしていますが、ロッカーやドライヤーもあります。石鹸類はないので持ち込みで。

中は浴槽が2つあり、ぬる湯とあつ湯。ぬる湯に入ったり出たりしていました。公衆浴場とか大好きなので、最低限の設備で安く入れる温泉は最高。大人350円です。

お昼過ぎでしたが、近所の方がちらほら出入りしていました。こんな温泉が家の近くにほしいですね。羨ましい。

指宿の温泉を堪能し、外のベンチで冷たいものを飲みながら黄昏れる。暑くて駅に戻りたくないですが、開聞岳へ。

猫くんも暑くて動けないね。

今回九州に持ってきて本当に良かったと思ったのが、モンベルの"サンブロックアンブレラ"。シルバーコーティングで遮熱してくれる布を頭の上にかざすかかざないかで身体への負担が大きく違います。今まで面倒で日傘を差すことはなかったのですが、本当におすすめです◎

 

指宿駅から開聞駅までバスが出ているので、それに乗る予定でした。指宿駅のバス停で確認しましたが乗り場に自信がなく、駅にあった観光案内所の人にもバス乗り場を確認。そして、バスが来て乗り込みましたが…

なんだかわかりませんが駅から2km程離れた"なのはな館"で終点のアナウンス。運転手さんに確認すると「乗り場は反対側だよ」と…

バスに乗るとき開聞駅まで行くか確認するべきでしたが、観光案内所の人にも「駅側で待っていればいいんですね?」と念押しして聞いたのに。何度旅に出ても、交通トラブルは大体起こりますね…

仕方がないので駅まで歩いて戻る。調べると電車が1時間後くらいにあるのでそれで行くことに。温泉でまったりしたはずが、あー疲れたーと乗り込む。しかし、再びトラブル。

かいもん駅で降りる予定でした。しかし、ぼけーっとしてしまって開聞駅のアナウンスに気が付かず、なんと開聞駅を発車。

発車してから「今どこ!?」となり、流れてきたアナウンスは「次はいりの、いりのに停まります」…。

やってしまった…

地域によって絶対にやってはいけないことは"乗り過ごし"。乗り過ごしたら次の電車がいつになるかわからないし、そもそも一駅の間隔が長いところが多いので取り返しがつかなくなることも。

幸い次のいりの駅は間隔が遠くなく、地図を見るとキャンプ場への道もある。がっくりしつついりの駅で下車。

もうタクシー乗ろうかなと思いましたが駅前には何もなく、そのままキャンプ場へ。キャンプ場まで標高差100mほど。開聞岳の裾野を登っていくので、せっかく温泉に入ったのに汗をかきかき、悲しくなりながらとぼとぼ歩いていました。

登りながら見た開聞岳。なんて綺麗な円錐形なのでしょう…

16時には着いている予定でしたが、18時半頃やっとの思いでキャンプ場に到着。

我モンベル号。ステラリッジテント1型。キャンプ場はオートサイトとフリーサイトがあり、開聞岳の広い裾野の一部。

他にもケビンがある広いキャンプ場です。自炊棟、トイレ、シャワー、自販機など、必要な設備は一通り揃っています。フリーサイトで1泊¥1,870と少しお高め。

「疲れたー、もう寝るー」と、テントの中に寝転びますが…暑い、暑すぎる。夜になっても全く涼しくない。誤算。

ステラリッジが暑いというのもあると思いますが、暑くて中にはいられませんでした。でも外だと蚊に刺される。20時まで蚊と戦いながら外で涼み、テントへ。前室を開けたまま全開メッシュでマットにゴロリと眠りました。

夏は山のテント場ばかり。キャンプ場を利用したとしても涼しい場所が多いので、山とか森ではない麓のキャンプ場の暑さにやられました。

私の他に1人テントの方がいたけど寝られるのだろうか、なんて考えながらなんとか就寝。

ここはサウナ?開聞岳

*ふれあい公園キャンプ場より往復:CT 4時間55分*

開聞岳は、鹿児島県薩摩半島南端に位置する924mの百名山です。東シナ海の眺望が得られることに期待を込めていました。924mとはいえ、キャンプ場の海抜が180mくらいなので、低山ですがしっかり登ります。

暑いので3時過ぎに起床し4時出発を試みるも、4時ではまだ真っ暗で星がキラキラ。

そういえば日の出何時だろうと調べると5:33。関東周辺に比べると50分くらい遅いです。あまり気にしていませんでしたが、4時には明るい場所で暮らしているととても変な感じ。その代わり日の入りも遅かったのですが。

熊がいるわけではないし一度外に出ましたが、せっかく来たのに暗いのもなあと、5時までテントでゴロゴロ。やっと明るくなり始めて出発。

しかし、昨日確認したはずの登山道までの道でちょっと迷子。キャンプ場内を無駄にウロウロ。(管理棟から案内板はありますが、キャンプ場内が少しわかりづらい?)なんとか道路に出られて、そのまま看板に従って2合目登山口へ。

まだ薄暗いですが、この時点でムシッとしていて暑い。朝の5時で汗だくの雰囲気満載。

鬱蒼としている樹林帯はさらに薄暗く、無風。蜂もブンブン飛び回っていて、ちょっと通らせていただきます…という思いで通過していきます。虫もわんさかいらっしゃる。

暑すぎたのと、ひたすら樹林帯で展望が出るまでほとんど写真を撮っていませんでした。2.5合目、3合目、4合目と進んで行き、ようやく5合目。この時点ですでにどうしようもないくらい汗だく。滝汗。今回水を1.5ℓにしましたが、2ℓは必要だった。ものすごい勢いで水分が身体から出ていきます。

朝にサクッと登ってしまえ!なんて考えていたものだから、猛省しました。

5合目にはテラスがあって眺望を少し楽しめます。でもここからも樹林帯が続きます。もう少し展望あるのかと思っていましたが、樹林帯かなり多めでした。

登山道はガレ場や小石がゴロゴロ、歩きやすい箇所など様々。

6合目を過ぎて7合目から少し岩場が出てきます。途中で"仙人洞"という山伏が修行の場とした岩屋があります。結構深くて、こんなところで修行していたなんて、昔の人の精神は一体どうなっていたのか本当に疑問。

朝は少し雲があったので、下山時の8合目あたり。東シナ海の展望がとてもいい。山頂よりも滞在時間の長かった場所。

7合目あたりから眺望が開けると思って勝手にワクワクしていたのですが全く開けず、8合目を過ぎても樹林帯。なんなら山頂まで樹林帯でした。

暑さで途中から完全に打ちのめされていて、いつ開けるの?これ…と思ったまま山頂まで行きます。9合目あたりにちょっとしたロープもあったりして。

日があまり当たらないせいか樹林帯はじめっとしてして、木や葉っぱから水滴がポタポタ滴り、岩場が濡れている。滑らないように要注意。

撮影するものが無さすぎて蜘蛛の巣とか撮っていました。でも、この蜘蛛の巣すごく綺麗。

一度お目にかかりたかった"ゾウムシ"もいました。鼻が長い…。農家では害虫ですけど。

タオルも服も絞れるほど汗をかきながら、山頂に到着。360度の展望!と思いきやそうではなかった。想像していたよりも狭い感じ。

海を見ながら珈琲タイムしたいとか思っていましたが、なんかそんな雰囲気ではなく。

ここまで誰にも会わず、おそらく今日は自分が一番乗り。

眼下の眺めは美しいです。

「夏には登る山じゃない」と言われましたが、ごもっとも。山頂は風が吹いていて涼しかったですが、とんでもない汗。

天皇陛下も登られたようです。登山が趣味とのことですが、登るときは一体何人の方と登られるのか。この狭い登山道をゾロゾロと登ったのかな。でも、きっと爽やかに登られたことでしょう…

汗が気持ち悪いので下山。

下山では10人ほどの登山者とすれ違いました。会う人会う人みなさん「暑いですね…」と一言。本当に暑いです。

早く着替えたい一心で一気に下山していましたが、4合目の手前あたりで左手にピリッと痛みが…

一瞬で理解。ヤツにやられた…毛虫!

どこだ?どこだ?と探すとTシャツの裾ました。手で払う訳にもいかず、裾をバサバサとしながらジャンプしたり。左手だけではなく、脇の辺りにも毛が散らかっていてピリピリッと…貴重な水で洗い流す。

登っている途中に毛虫が多いと思っていましたが、やれました。ベンチや岩場で休憩するときは要注意です。しかもこの暑さ、長袖とかアームカバーは論外でした。つまり、やっぱり夏に登ってはいけない。

水で流しても毛が細くて柔らかくて、おまけに汗で張り付いてなかなか取れません。ムヒを塗ろうにも結構毛が付いている。もう4合目なので一気に下山して水道で洗い流すことに。

咄嗟に手ぬぐいで毛を取りながら歩いてしまいましたが、毛のついた手ぬぐいを使えず、汗を垂れ流し状態に。何もかも嫌になり、人に会いたくない一心で急下降。

キャンプ場に戻って肩からバシャバシャ洗い流し、なんとか除去。かぶれを心配しましたが、左手に痒みと小さなミミズ腫れが出た程度。

恐るべし、真夏の開聞岳。登られる際は十分注意してください。いや、真夏は本当におすすめしません。今回もいろいろと学びのある登山となりました。

できれば、冬前後に再度登りたいです。澄んだ青空から見る東シナ海もとても綺麗だと思います。暑すぎて記憶があまりないので、次回はゆっくりゆっくり楽しみたい。

さて、着替えて次の韓国岳の拠点"霧島温泉"へ移動開始。

行きもトラブル、帰りもトラブル

ふれあい公園の近くにある「開聞中学校」のバス停から指宿駅へのバスがあるので、それに乗って指宿駅から霧島温泉駅へ行く計画でした。

しかし、行きもトラブルなら帰りトラブル。

ふれあい公園から開聞中学校は約500m。バス停の名前が"開聞中学校前"だったので、てっきり開聞中学校の前なのだと思って詳しく調べていませんでした。テントを撤収してキャンプ場の売店の人と話していた流れで「バス停ってこの近くですよね?」と聞くと「うん、すぐそこ。そこの階段降りていったら中学校と特養の施設があるから。」と。

10分前くらいにキャンプ場を出発し、開聞中学校に到着。しかし、バス停がない。

中学校が角にあったので、違う方向を見てみるもない…でも、特養の施設と言っていたし、そっちの方面へ下って行ってもない。もはや中学校は通り過ぎている。やばい…

焦りながらバス停を検索するもなんか出てこない。一体どこなんだ!?と、パニック。この時点でバスの時間まであと2,3分になっており、そのまま特養の施設も通り過ぎてとりあえず下る下る。バス停が見つからないまま発車時刻となりタイムアウト。

何でないのーと泣きそうになりながら、とりあえず駅に行くしかないと思い、小走りで開門線の大きめ道路に出ると、バス停があった…中学校からさらに500m程の場所にありました。

普段歩きと電車が主流の生活をしているので、「すぐそこ=200〜300m」という頭でしたが、車社会なら1kmも"すぐそこ"なわけで。考えが甘過ぎたと猛省。

しかし、乗るはずだったバスは開聞駅も経由するので、走れば間に合うかもしれないと思いダッシュ。電車だと霧島温泉に着くのが遅くなるのでバスで計画していましたが、間に合わなければ仕方がない。

テント装備が堪えるし、暑いし、せっかく着替えたのに!という思いでしたが、駅に着くとバスが1〜2分遅れていて、奇跡的に乗ることができました。

安堵して乗り込み、「山川駅」で下車して電車で霧島温泉駅へ移動。

15時頃、無事に霧島温泉駅に到着。よかった。

ここから今日の宿泊地"霧島高原国民休養地"へ移動。

バス停「牧場」で下車して10分ほど歩くと広い広いキャンプ場に到着。

バス停の前にはセブンイレブンがあるので食料も調達できます。キャンプ場の中に"シンフォニースパ"という温泉施設があるのですが、ここはコロナで休業中。施設にはコインランドリーもあるので、連泊にはとても便利です。

入村料220円+持ち込みテント1人用810円で1泊1,030円なり。ここに2泊して韓国岳と高千穂を登ります。

15分程歩いたところにある"関平温泉"に行きました。

昨日の元湯温泉に続き、こじんまりしたいい感じに鄙びた温泉。320円。開聞岳でいろいろと疲れてしまい、湯船に浸かりながら頭と身体をリセット。

*関平温泉*

関平鉱泉販売所 / 関平温泉

高原といっても480m。ひぐらしがカナカナカナカナ…と良い響きを奏でていますが480m。この日も暑くて20時頃までテントに入れませんでした…どこに行っても暑い。

*霧島高原国民休養地*

キャンプ
フリーサイト 約300サイト分の広さがあり、広々とした外周800mのメインサイトや桜の木が立ち並ぶ木立の下、キャンプ場が一望できる丘の上等、空いてるスペースなら好きな所へテントを張れる完全フリーサイト...

梅雨明け10日で明日も天気は良さそう。韓国岳へと続きます。

最後まで、お読みいただき、ありがとうございます!

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