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シンプル・軽量で使いやすいアウトドアサコッシュ!山旅に山と道・ロングトレイルにロウロウマウンテンワークス

山 の 道 具

歩き人たかちです。

今や登山装備の一つでもある"サコッシュ"。日常からキャンプ、登山、ロングトレイル・・・なんとも便利な山と旅のアイテム。

巷には溢れるほどのサコッシュがあり、大きさや機能なども千差万別。デザインだけで選ぶと「なんか、使いづらい・・・」となることも。

登山においては中身の出し入れが頻繁。だからこそ、サコッシュ選びにはこだわりたい。ということで、現在愛用しているサコッシュをご紹介します。

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お気に入りに出会うまで

モンベル「U.L. MONOポーチ」

一番はじめにサコッシュとして使用したのは、モンベル「U.L. MONOポーチ」。山屋の伯母さんに要らない登山装備を譲ってもらったとき、その中にMサイズがありました。山歩きのきっかけとなった屋久島に、それがサコッシュと呼ばれることも知らず、旅の道具として持って行きました。

「U.L. MONOポーチ」の特徴は"とっても軽い"こと。Mサイズを使ってみて、もう少し小さくていいなと思ったので、屋久島帰宅後にSサイズを購入。

サイズ Sサイズ:H13.5× W19× D3.5cm
重量 23g
容量 0.7L
素材 30デニール・シリコナイズド・バリスティックナイロン・
リップストップ[シリコーン・コーティング]

「U.L. MONO」シリーズのサコッシュには"ポーチ""ショルダー"があります。ちょっとややこしいですが、下記のようなサイズ展開となっています。

◾︎ ポーチ:S・M 展開 → Mは縦長デザイン
◾︎ ショルダー:M・L 展開

軽くてシンプルで気に入って使っていましたが、防水ではないので濡れます。多少の撥水効果はありますが、勢いのある水場でバシャバシャ顔を洗うときなど、「あ、やばい、濡れちゃったわ・・・」なんてことも。ジッパーも普通のジッパーだし。

濡れには強くありませんが、雨のときレインの中に入れる分には薄くてよいです。

小さな内ポケットが1つ

"ポケッタブル"になっており、内ポケットを裏返しながら詰めこんでいくと手のひらサイズになります。素材がシリコンでツルツルなのでスムーズだし、シワにもなりません。なったとしても時間が経てば戻ります。

ぴょんっと出ているループにカラビナを通せば、ザックにぶら下げておける仕様。小さい物は失くしがち、落としがち、ザックの中で行方不明になりがちなので。

素材は"シリコナイズド・バリスティック"という引き裂き強度の高い素材ですが、尖ったものによる突き刺しには弱いです。弱いというか、普通に穴が空きます。しかし、引き裂きに強いので穴が広がらないというもの。

ノック式のペンやクリアファイルを入れていたら穴が空きました。穴は広がらないので使用に問題はありませんが、枝の突き刺しなどにも注意ですね。また、素材自体は薄いので岩による擦れも生じます。

価格が安いので、気にせずガシガシ使えるというところは利点です。

山と道「 Zip Pack 」

もう少し濡れに強くてしっかりしたものが欲しいと思い迎えたのは、山と道「Zip Pack」。ヒップベルトに付けるポーチとして開発されましたが、アクセサリーコードを付けてサコッシュとして使っていました。

サイズ H12.5×W20.5×D3.5cm
重量 32g
容量 0.9L
素材

200D HT PC Coated Oxford Nylon 144g/㎡

「Zip Pack」は5年ほど愛用していました。"絶妙なサイズ感"がとてもよくて。昭文社の山と高原地図よりも一回り大きいサイズで、いい感じに納まるのです。完全防水ではないですが、ある程度の防水効果があり、ジッパーは止水。ちょっとした安心感がありますね。

横幅が27cmくらいのサコッシュが多いですが、チビなのでちょっと大きいな・・・となります。「U.L. MONOポーチS」を使っていたこともあり、大きいことに対して結構敏感でした。

画像出典:wanderlust-equipmen

サイズ W28.5cm × H16cm × D8cm
*X-PACはW26cm
重量 46g
容量 4L
素材   210D Dyneema Grid Stop / X-PAC  

WONDERLUST EQUIPMENT「カンパラパック」も検討しましたが、結構大きい。ミニだと逆に小さそう。幅は22cmですが、下の方が細くなっているので地図が入れにくいのかな?なんて。

他のサコッシュに比べて"しっくり感"があり愛用していましたが、5年ほど使っていたら中のコーティングはボロボロ剥がれ、ジッパーは破損。

とても気に入っていましたが、使っていて思ったのは"ジッパーの開け閉め面倒だな"ということ。止水ジッパーなので通常より堅く、片手でサッと開けられない。

地図を見る、スマホを出す、お菓子を食べる・・・"自分はサコッシュの開け閉めが激しい"と気がつき、徐々に止水ジッパーが億劫になりました。開けっ放しで歩くことも多かったです。

そんなことで、"ジッパーがないタイプ"を探し始めました。しかし、そうなると選択肢が一気に狭まり、結局、また「山と道」に泣きつくことに。

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山と道「Yamatomichi Sacoche」

 

"ジッパーの開け閉めが面倒"という理由で、大きさを妥協して選んだ山と道「Yamatomichi Sacoche」。詳しい製品情報は山と道HPをご覧ください。

  サイズ     H18×W27×D9cm  
重量 46〜65g
*素材によって変わる
素材 Fibermax 64
X-Pac VX07 Soft
X-Pac LS07
*上記いずれか
  2023.6時点の情報

「Zip Pack」に比べると一気に大きい「Yamatomichi Sacoche」。悩みながらの購入でしたが、実際に使ってみるとサイズに関してはさほど気になりませんでした。

登山地図がすっぽりのサイズ感

ジッパーなく、メインの方に小さなベルクロが付いています。赤いループを引っ張るとバリっと開く仕様で、ワンタッチ。まあ、ループを使わずともどこからでも開けられますが。

地図を取り出す
スマホで写真を撮る
行動食を食べる

すべてタイミングがバラバラなので、サコッシュの中を探る回数は数えきれません。「Zip Pack」のときは何度ジッパーの開閉をしていたことか。そんな自分には、"ジッパーなし"のフリーさがとても使いやすいのです。

はじめはヒップベルトにポケットがあるタイプのザックを使っていたので、ちょっとした行動食はそこに入れていました。しかし、UL系のザックに移行するとポケットの数が減り、サコッシュに入れるものが増えていきました。そんなこともあり、ちょっと大きいかなと思っていたサイズ感はちょうどいい感じに。むしろ今は、「Zip Pack」だと少し小さいと感じるかもしれません。

X-Pacは防水性、耐久性が高いので、ガシガシ使っています。とはいえ、ジッパーがないので必然的に雨には弱くなります。雨のときはレインジャケットの中に入れるし、ジッパーがない分ジャケットの中でも出し入れが面倒ではないのですが、防水性が欲しい方にはデメリットになりますね。

蒸し風呂のような夏山登山のとき、滝汗すぎて中にまで沁みてきたこともあるので、そんな心配がある季節はジップロックを忍ばせた方がよいです。

雨以外のデメリットとしては、"落ち葉や枝のクズが入る"こと。帰宅後に片付けをしていると、サコッシュの中にいろんなクズが入っています。気になる方は、やはりジッパーか被せる蓋があるタイプがいいかと。

サングラスもすっぽり入るし(普段ケースをサコッシュに入れることはないですが)、行動食もたくさん入るのでザックを下ろす回数も減りガンガン歩きたい人には◎

サコッシュが自立するマチの広さ!

フロントポケットとメインの両方にマチがあり、広がると最大で9cm。マチを使わない場合は折り込んでおけばスリムなので、無駄な大きさがないところも◎

水捌けの穴があり、中身をジップロックで防水すれば雨の使用でも中に水が溜まることはありません。

ちょっと机の上に置く、寝るとき枕元に置く・・・自立するサコッシュ、意外に、とても便利です。「その辺に置いておけばいいじゃん」と思っていましたが、無意識で自立させていますね。

出典:山と道

こんなポップなカラーリングもかわいらしいですね。カラーチェンジもされるので、ビビッときたものがあればゲットしておいた方がよいです。

ショルダーストラップは幅広なので、肩への食い込みもなく快適。「Zip Pack」のときはアクセサリーコードをショルダーストラップにしていましたが、同じようなショルダーストラップを販売しているガレージブランドもあるので、自作やアレンジをするなら幅広の方がいいと思います。

長さ調節のパーツは簡易的で、調節の仕方もシンプルで素早い(HP参照)。

カンパラパックのように"身体に沿う"というものではないので、前屈みになるときはブラブラします。水場で盛大に水をかけたこともありますが、ササッとショルダーストラップを短くすればブラブラ感は軽減されます。

ジッパーは面倒だ!

これを一番に思う方には相性のいいサコッシュだと思います。


山と道「Yamatomichi Sacoche」

Yamatomichi Sacoche | 山と道 U.L. HIKE & BACKPACKING
ハイキングを通じて感じた、本当に必要な道具を形にしていく。

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RawLow Mountain Works「Nuts Pack」

 

お遍路を歩く上で選んだロウロウマウンテンワークス「ナッツパック」

山だけではなく、街が加わり"旅"の要素が強まるロングトレイルでは、ジッパーがあった方がいいと思っています。長くなるほど失くしものがありそうなので。海外では特に、隙あらば盗まれるだろうし・・・

  サイズ     H15×W23×D9cm  
重量 89g
容量 3.5L
素材   CODURA silnylon 30D  

街の散策のことも考え、最低限の"ペットボトルが入るサイズ"が条件。そして、10〜12月にかけて歩いたので、できればウィンドシェルも持ち歩きたい。

小さくて軽いけど、容量もある

そんな矛盾した条件で探した結果、「ナッツパック」に辿り着きました。横幅は23cmで大きすぎない。しかし、マチが9cmあるので容量は割とある(3.5L)。そして、とても軽い。

ウエストポーチでも、肩からかけてサコッシュ的な使い方でもお好きな方で。

500mlのペットボトルがちょうど入る感じ。ちょっと街を散策する程度なら350mlでいいので、他のものを入れる余裕もあります。内ポケットが一つあるので、細かいものは別にしておけますね。

花粉の時期はティッシュも一緒に。入りましたね。

登山地図も入りますが、丸みのあるデザインなので四隅がちょっと引っかかる感じ。ロングトレイルでこういう地図はあまり使わないので、特に考慮していません。

素材は「CODURA silnylon 30D」。X-Pacに比べると耐久性や防水性は劣りますが、止水ジッパーで最低限の防水というか撥水性。

50日以上連続で使用した結果、底の部分に小さな穴が空きました。そんな雑には扱っていないと思いますが、岩との擦れかな?モンベルの「U.L. MONOポーチ」もそうでしたが、シルナイロンはやなり穴が空きやすい。リペアシートで補修すれば問題無いですが。

内ポケットを利用したパッカブル仕様になっているので、一応バッグ持って行こうかな〜というときの携帯性は◎

そして、「ナッツパック」一番のお気に入りポイントは・・・

前面のバンジーコード!

「ウィンドシェル入らないや」となっても、外付けできるという万能さ。銭湯のあとに手拭いを引っ掛けてもいいし。バンジーコードはシンプルなのにとっても便利なので大好きですね。

そして、何気に便利なのが上部についた"持ち手"。このちょっとした気遣いが嬉しい。

身体へのフィット感はとてもいいです。身体のラインに沿ってピタッとするので、靴を履くときもブラブラせずストレスフリー。容量分ものを入れても、フィット感があると重さをあまり感じません。

ジッパーの先端は超小型の笛になっています。ちょっと吹き込む程度では音は出ませんでしたが、思いっきり吹くとピィー!と高めの音が出ました。

カラビナなどを付けられるループもたくさんあり、キャパシティ高め。

見た目以上に収納できる「ナッツパック」は、日常から山、ロングトレイル、自転車・・・何にでも使える、とても使いやすいウェストポーチだと思います。

ウエストポーチ派の人、サコッシュのブラブラ感が気になる人、小さくてたっぷり入るバッグをお探しの方はぜひ。人気で欠品が多いことはデメリットですが。


RawLow Mountain Works

RawLow Mountain Works

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気になるサコッシュ

「Yamatomichi Sacoshe」を使い始めて2年以上経ちましたが、どこが壊れるわけでもなくまだまだ現役です。生地がしなっと柔らかくなったくらい。ジッパーの破損がないことは、長く使う上でメリットですね。

しかし、海外にも行けるようになって新しい山旅サコッシュを探しています。気になっているものを挙げてると・・・

◾︎ RIDGE MOUNTAIN GEAR「Sacoche」
◾︎ ASOBITOGEAR「ASOBI-POCKET」
◾︎ YAMATOMO.FUN「U.L. Rainproof Sacoche」
◾︎ PAAGO WORKS「SWITCH」

ロングトレイルでの使用を考えてジッパーあり、あるいは被せの蓋があるタイプで検討。また、一時的にサッと地図やスマホを入れられるポケットがひとつ欲しい。そんな条件で探しています。

出典:RIDGE MOUNTAIN GEAR

山と道のサコッシュにジッパーを付けたデザインのRIDGE MOUNTAIN GEAR「Sacoche」。ダイニーマを使用しているので防水性・耐久性が高く、キーループも付属。海外では使わないけど持ち歩かなくてはならない鍵を考えると、キーループは便利ですね。普段はお財布に付けていますが、使わないなら外しておきたい。前面ポケットもあり、頻繁に出し入れするものを入れられる。何より、カラーリングがすごくかわいい。

RIDGE MOUNTAIN GEAR

RIDGE MOUNTAIN GEAR
RIDGE MOUNTAIN GEARは山で過ごす時間や、それにいたる迄の日々の生活を、シンプルに過ごす為の道具を作るメーカーです。商品の保証期間等は設けおりません。使用上の破損は程度にもよりますが修理対応をさせていただいております。CONTACTよりお問い合わせくださいませ。海外発送にも対応しています。It also...

出典:ASOBITOGEAR

個人でハンドメイドされているASOBITOGEAR「ASOBI-POCKET」。前面ポケットはゆとりがある形状で、メイン気質には内ポケットもあり。キーフックも付属。上部が吹き流しのデザインで、500mlのペットボトルを縦に入れられるという広さ。フロントポケットの生地を変えたり、背面にもポケットを付けたり、ショルダーストラップを選択できたり、ちょっとしたカスタマイズを楽しめます。他に、小さめの「mini」や前面ポケットがメッシュのバージョンもあり、お好みで選べます。

ASOBITOGEAR

「ASOBI」to「GEAR」は、外遊びを楽しむ子供達や大人へ面白いプロダクトをお届けするガレージブランド
外遊びする子供達に必要な道具を作ることから始まったasobitogear。子供達や大人達の「外遊び」を、今よりもっと「楽しく・快適に・軽く」する、他にない・面白いコンセプトの道具を東京昭島からお届けします。

出典:YAMATOMO.FUN

防水のサコッシュならこれ、と思ったもの。クラウドファンディングでつくられたサコッシュです。生地はダイニーマで、雨が降っても大丈夫◎という防水性があるため、雨の多い地域では心強い。ジッパーではなく被せのタイプなので、ジッパーが面倒という自分には相性が良さそうだなと。ポケットが豊富で、メッシュポケットもあるし、被せの蓋の裏側にはジッパー付きのポケット(キーループあり)。中にも内ポケットがあり、海外使用にはいいかもしれないというサコッシュ。容量2.8Lで74gという軽さです。

YAMATOMO.FUN

YAMATOMO.FUN
🚩Gearでインスパイアをコンセプトにデザイン 🚩超軽量・コンパクト・ユーザビリティーにこだわる 🚩U.L. HikingをGearで応援するガレージブランド。 Hiker歴20年以上の経験を活かし、こんなの欲しい、あったらいいなを形にし、新しい挑戦や柔軟なもの作りと丁寧さを心掛けてプロダクトをデザインしています。

出典:PAAGO WORKS

とにかく使い方が豊富なPAAGO WORKS「SWITCH」。ショルダー、ウエストバッグとしてはもちろん、チェストバッグやザックのサイドポケットとしても。上部にはスマホ用のポケットがたり、背面部には一時的にものを入れられるポケットも。重量はMサイズで130g。他と比べて重いですが、丈夫そうだし、ショルダー疲れたわ〜というときはウエストやチェストにできるのは利点。M・L・XLの3サイズ展開です。

PAAGO WORKS

HIKE
軽い道具でゆっくり行こう 軽さと快適さの両立がコンセプトのHIKEシリーズは、道具としての使い心地の良さと、長く愛せるデザインが特徴です。低山ハイクからロングハイクまで、あらゆるシーンで心強い相棒となってくれる道具たちです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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コメント

  1. とても良さそうてすね。
    私は、ハイカーズデポのサコッシュを愛用しています。

    • さんしょんさん、コメントありがとうございます!

      トレイルバムや山と道の「Zip Pack」を使っていた時期もありましたが、現在はこちらに落ち着いています。

      ハイカーズデポのオリジナルは知りませんでした!縦長のデザインなんですね。シンプルで軽くて良さそうですね!ハイカーズデポに行ったら見てみたいと思います^^

      情報ありがとうございます!

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