歩き人たかちです(@takachi_aiina)
結局、"ゆるめのパンツが歩きやすい"と感じます。
はじめは、ストレッチ性の高い細身のパンツを好んでいましたが、「山と道」を知ってからは"ゆとり"の虜に。
足さばきがとにかくラクで、"パンツをはいていない感覚"にまんまとハマりました。
「登山パンツ、これ1本でいいわ」と思ったほど気に入った、「山と道」を超えたパンツ。それが・・・
TANNUKI(タヌキ)
「Sato wind Pant / サトウィンドパンツ」
ペラペラの"もんぺ"のようなパンツ。「ランニングウェア」であり「ウィンドパンツ」なのに、ゆるめのデザイン!
ニュージランドのロングトレイル「テ・アラロア」で、海外のULハイカーにも「これめちゃくちゃいいね!ほしい!」と絶賛された軽量パンツ。
\ 海外ハイカーにほめられたウェア・ギア /
カテゴリーは「ランニングウェア」ですが、だからこそ、はき心地と足さばきのよさが格別です。
\ こんなパンツを求める人におすすめ /
◾︎「はいていない」と思うほどラク
◾︎ ゆとりがあり、足さばきがよい
◾︎ ランニングにも登山にも最適
◾︎ 「山と道」以外のおすすめ
◾︎ 行動中とリラックス兼用で使える
ランニングウェアブランド「TANNUKI(タヌキ)」とは?
2020年に誕生した、ランニングウェア&アクセサリーブランド「TANNUKI(タヌキ)」。
日本国内で生み出された素材を使い、日本国内の縫製工場で生産する。"国産のものづくり"にこだわるブランドです。
大量生産のようなサイクルで使い捨てるのではなく、長く愛着を持って使えるものを。物語をつむいでいくような製品開発を。そのようなビジョンを掲げています。
ランニングは街だけのスポーツではないし、足を動かすことは登山でもロングトレイルでも同じ。
山を駆け回れるランニングウェアは、アウトドアウェアとしても最適です。
「Sato Wind Pant / サトウィンドパンツ」概要
画像提供:TANNUKI / 作成:筆者
\「TANNUKI」公式サイトより引用 /
ーサイズ実寸
ウエスト/ヒップ/ワタリ/股下/裾幅
S/ 71/ 109/ 27/ 65/ 14
M/ 75/ 114/ 29/ 67/ 15
L/ 81/ 118/ 31/ 68/ 16ー重量
121g(Mサイズ)
\「Sato Wind Pant」の特徴 /
◾︎ ゆるいけど"バタつきにくい"デザイン
◾︎ ウエストは幅広の「リブ」仕様
◾︎ 財布やiPhoneが入る腰(背後)ポケット
◾︎ ポケッタブル仕様
◾︎ 登山地図が入る大きめポケット
ウインドシェルに適した素材「パーテックス」を使用
「Sato Wind Pant」には、メイン素材で「パーテックスイクリブリアム」が使われています。
「パーテックス」は、高密度で織られたナイロン素材で、軽量で強度が高く、速乾性抜群。薄手ながら防風性があり、適度な通気性によって蒸れにくい。ウィンドシェルに適した素材です。
中でも「パーテックスイクリブリアム」は、表と裏に異なる糸が現れる織り方(2重織)をしたもの。内側(肌面)が凸凹になることで肌への張りつきを抑え(肌離れをよくして)、ドライな着心地。
織りの工夫により、ナイロン100%でありながら若干のストレッチ性あり。
ゆるいけど"バタつきにくい"デザイン
風の抵抗をより少なくするためには、できるかぎり身体にフィットさせる必要があります。サイクル系のウェアなんて、ピッタピタ。
しかし、スポーティになるほど"街"には溶け込まない。
「Sato Wind Pant」は、お尻と太もも周りが特にゆとりのあるデザインですが、足首に向かって細くなる"テーパード"のシルエット。
「カジュアル」と「ランニング」に必要な要素を、バランスよく取り入れています。
ウエストは幅広の「リブ」仕様
ウエストは、ゴムが内臓された幅のある「リブ」デザインで、ドローコード(紐)で調整。
財布やiPhoneが入る腰(背後)ポケット
お尻のポケットはありませんが、腰の部分に横長のポケットがあります。
「iPhone13pro」は入りました。手袋でランニングに出かけるとき、鍵や小銭など最低限のものが入ります。
ポケッタブル仕様
腰のポケットに収納できる"ポケッタブル(パッカブル)"仕様。
タヌキのイラストが描かれたタグが出てきてかわいい。
登山地図が入る大きめポケット
前面左右にあるポケットは大きめのつくり。昭文社の「山と高原地図」がすっぽり入る。
ジッパーはないですが、深めのつくりなのでものが落ちにくい。
生地が薄いこともあり、iPhoneとかポケットに対して"小さい & 重い"ものを入れると、中で結構動きます。
山と道より好き!「Sato Wind Pant」使用レビュー
5年くらい「山と道」のパンツをメインで使っていましたが、個人的には「Sato Wind Pant」のほうが好きです。選手交代。
◎ 背負っても負担にならない軽さ
◎ 防風性と通気性のバランスがよいオールシーズンパンツ
◎ 濡れても不快感が少なく乾きが速い
◎ ウエストの締め付けを感じにくく、トイレがらく
◎ 裾のゴムですっきりバタつかない
◎ アクティブ・リラックス兼用
▲ 引っかけや擦れには要注意!
▲ もうワンサイズ小さいものがほしい
ゆとり抜群!足さばき抜群!
「どの程度足さばきがよいか」を表すなら、"ショートパンツに近い"足さばき。
自分としては、山と道「5ポケットライトパンツ」以上に"はいていない感覚"が強い。
お尻と太もも周りが特にゆったりしていて、股のマチもたっぷり。マチは約12cmあります。
膝には立体裁断が施され、足を激しく上げ下げしても突っ張りを感じにくい。自転車との相性もよいです◎
細身パンツの場合、ストレッチ性が抜群でも、生地が肌に密着しているので、ある程度はストレスがかかります。
それゆえ、そもそも生地がないショートパンツは足さばきが抜群ですが、それに近いはき心地。
背負っても負担にならない軽さ
以前は、パンツの重量は300g前後が当たり前だと思っていましたが、現在は100g台も珍しくなく、軽量なパンツの選択肢が広がっています。
◾︎ Light 5-Pocket Pants(W’s S):124g
簡易ベルトのパーツがない分、「Sato Wind Pant」のほうが軽いのかもしれません。
縦走ではき続けるなら気にしませんが、着替えや予備として背負うなら、軽いほうがありがたい。
防風性と通気性のバランスがよいオールシーズンパンツ
「ウィンド」と名がつく通り、絶妙な防風性を備えています。
「薄いけど暖かい」というのが第一印象。3〜5℃くらいでも、1枚ではいています。「山と道」より暖かいかな?(主観)
しかし、適度な通気性もあるので蒸れにくく、夏もはける。
ゆとりがあるためタイツやショートパンツを重ね着しやすく、オールシーズン使いやすい。厚手のタイツをはいても余裕があります。
中厚手・厚手のパンツは季節が限られるため、自分はオールシーズン"薄手派"。足し引きをして、1年中薄手をはきます。
濡れても不快感が少なく乾きが速い
個人的には、汗で濡れたときの不快感は「山と道」よりも少ない、と感じます。
\ 夏用パンツで重視しているポイント /
◾︎ 汗がひいたときの速乾性
自分の場合、夏のロングパンツは何をはいても暑さには勝てず、汗処理が間に合いません。
ショートパンツでも暑いからどうしようもない。樹林帯の急登なんか、もう、ビッチャビチャ。
微妙な差ですが、「山と道」のほうが肌にペタッと張り付く感触が強いと感じます。
「Sato Wind Pant」のほうが不快指数が低い。個人的に。ダラダラ出ていた汗が落ち着くと、いつの間にか乾いている。
ウエストの締め付けを感じにくく、トイレがらく
ウエスト周りは幅のある"リブ"仕様。折り返してはいても、気になりません。
簡易ベルトは、ザックのウエストベルトと干渉してガチャガチャ感があるので、自分は紐やゴムのタイプが好きです。
就寝時やリラックスしたいときも、硬いパーツがないほうがよい。
ウエストのサイズ感は、「山と道」よりもだいぶゆったりめ。よく伸びるので、"トイレがらく"だと感じます。山は和式トイレも多いので。
裾のゴムですっきりバタつかない
裾にはゴムに入っており、足首に向けて細くなる"テーパード"デザイン。
裾の広がりがないので風が強い稜線でもバタつかず、岩陵帯などでも足元が見やすい。
裾がスッキリしているので、ゲイター(スパッツ)との相性もよさそうです。
アクティブ・リラックス兼用
「Sato Wind Pant」の購入理由のひとつは、"行動着にも、リラックスウェアにもよさそう"と思ったから。
普段の縦走では着替えを持たず、基本的に同じものをはき続けます。
そのため、"アクティブに動ける、かつ、リラックスウェアとしても着心地がよい"パンツを探していました。
ニュージランドのロングトレイルに持参する1本として選びましたが、結局最後までショートパンツで行動。着替えとして、リラックスタイム〜就寝に使用。
リラックス面ではやはり、ウエスト周りの緩さが気に入っています。
▲ 引っかけや擦れによる破れには注意
薄手のパンツ全般にいえることですが、枝の引っかけや岩との擦れ、転倒などでは破れやすいです。
いつ間にかお尻に穴が・・・!なんて可能性もあるので、状態チェックは頻度高めに。
詳細は記載されていませんが、修理サポートもあるようです(要問い合わせ)。
▲ ワンサイズ小さいものがあるとうれしい
サイズは男女兼用のS〜L。もう一回り小さいXSサイズがあると、低身長の自分にはうれしい(147cm )。
着用はできますかま、ウエストは紐で締めて折り返す、くらいがちょうどよい。
まとめ
登山でも、ロングトイレルでも、街でも使いやすい、ランニングウェアのTANNUKI「Sato wind Pant」をご紹介しました。
突っ張りにくいゆるめのはき心地、ノンストレス、軽量、オールシーズン、足さばき抜群、速乾性抜群、アクティブに動ける、リラックスタイムにもよい、山と街で使える、街でも山でも走れるウェア・・・
何かひとつでも当てはまる人には、個人的に、かなりのおすすめのパンツです。
何年も「山と道」でしたが、ついに選手交代。家でも、街でも、山でも、はいています。頻度が高すぎてもう1本ほしいくらい。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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