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【山の温泉】丹波山村から「三条の湯」紅葉が美しい天平尾根とサオラ峠を独り占め!

関 東 • 甲 信 越

 

2024.11.12-11.13

歩き人たかちです(@takachi_aiina

紅葉が10日〜2週間ほど遅かった2024年。11月中旬頃に見頃を迎えた三条の湯へ行きました。

奥秩父で唯一の温泉小屋であり、歩いてしか行けない山の温泉。

行きは丹波山村から登り、「天平尾根」「サオラ峠」経由で。この尾根がとっても綺麗ですが人が少なく、平日とはいえすれ違いは1人だけ。

紅葉期、三条の湯へ1泊2日で行くならおすすめのコースです。

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奥多摩「三条の湯」公共交通機関でのアクセス

 

\ 丹波山村から登る場合 /

① 電車:奥多摩駅 6:51着
② バス:西東京バス「丹波山村役場」行(7:00発)→「丹波小学校」下車(7:49
*後山林道から登る場合はバス停「お祭り」で下車
*バスの時刻は最新情報をご覧ください

西東京バスの時刻改正により、【奥多摩駅10:15発】の「丹波山村役場」行が運行開始。林道からアクセスする場合、ちょうどよい時間帯です。

今回は「天平尾根」から登るため、奥多摩駅7:00発のバスに乗車。8時前に最寄りのバス停「丹波小学校」に到着。

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「三条の湯」の予約はネットから可能

 

三条の湯は、小屋泊、テント泊ともにネットから可能です。たばやま予約サイト とっとこから行います。

空き状況も閲覧できるので、混雑を避けて予約できるのがありがたい。

キャンセルは利用日当日の9時まで。予約の受付・変更は前日の17時まで。直前まで天気を確認して予約できます。

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「三条の湯」コース概要

 

「天平尾根」「サオラ峠」経由

 

丹波山村から「天平尾根」に上がる道は2本あります。

① バス停「丹波小学校」から
② バス停「丹波」から(こちらの方が急斜面)

「天平尾根」を歩くため、今回は①バス停「丹波小学校」から。小学校脇から登山道が始まります。

「天平尾根」に上がるまではひたすら傾斜地を登りますが、特別急ではない、無理のない傾斜の斜面を淡々と。標高1,100mあたりから九十九折りになり、徐々に勾配が緩みます。

尾根に上がれると"緩やかな起伏の散歩道"という雰囲気で、そのまま「サオラ峠」へ。広葉樹林が美しく、天国のような尾根歩きです。

サオラ峠から先は斜面のトラバースで、沢を何本か渡りながら「三条の湯」まで。コースタイム2時間のトラバースは少々長く感じるかもしれませんが、こちらも広葉樹林が美しい。

トラバース道は道が細めで、斜面はかなり急なので踏みはずしや転倒に要注意。秋は落ち葉が多いので、滑りやすくなっています。

「後山林道」経由

 

山道を記録するの忘れた・・・

国道411号線にあるバス停「お祭り」から歩く「後山林道」。林道終点の「青岩谷橋」まで、後山川に沿う緩い坂の林道が10km続きます。

コースの8〜9割が林道歩き。淡々と歩くコースですがバス停から2.5km歩いた「片倉ゲート(片倉谷橋)」までマイカーやタクシーで行けるので(7〜8台の駐車スペースあり)、少し短縮も可能。

山道に入って青岩橋を渡り、三条沢沿いの広葉樹林内の道へ。沢や滝の音を聞きながら登っていくと、三条の湯に到着。

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11月中旬「三条の湯」1泊2日の紅葉テント泊

 

【1日目 】
天気:晴れ ☀︎
気温:9℃ / 12℃(テント場13〜14℃)
風:東→ 東南 2m/s

バス停「丹波小学校」-親川分岐-サオラ峠-御岳沢-三条の湯

▲ コースタイム:4時間30分
▲ 歩行距離:約10km
▲ 累積標高差:+1000m/-591m

【2日目】
天気:晴れ ☀︎
気温:朝5℃

三条の湯-林道終点-片倉橋(ゲート)-バス停「お祭り」-バス停「鴨沢」

▲ コースタイム:3時間10分
▲ 歩行距離:約12km
▲ 累積標高差:+258m/-755m

バス停「丹波小学校」- 天平尾根

 

丹波小学校-親川分岐:CT:1時間50分

奥多摩駅から「丹波山村役場」行のバスに乗車したのは4人、うち登山者3人。2人組の女性は鴨沢手前あたりで降車しました。

「鴨沢大丈夫ですか〜?通過しまーす」とアナウンスを受けながら、8時前にバス停「丹波小学校」に到着。

丹波山村は、"関東で一番人口が少ない村"と車内でアナウンスがされていました。「移住するなら〜」とかなんとか流れていましたが、現在、移住先として人気だそうで。

登山道は「丹波小学校」の脇からスタート

ゲートを通過。はじめは、スギの植林地をひたすら登っていきます。無風だと、まだまだ暑い。

標高1,000m手前あたりで一度広葉樹林が広がりました。このあたりの紅葉はこれから。全体的にまだ緑です。

夏に痛めた膝はまだ完治していませんでしたが、登りの不安はほぼほぼ解消。

「腸脛靭帯炎」は早々に治りましたが、しぶとく残ったのは「膝蓋腱炎」。お皿の下にある「脂肪帯」に痛みが出ます。

今回、急な下りはありませんが、2日間歩いてどうなるかを試しに来ました。本当は、雲取山まで登って三峯神社に抜けたかったのですが我慢。

\ 膝痛の体験談についてはこちら /

標高1,100mを超える頃には、広葉樹林率がかなり高くなり、少しずつ色づいてきました。木によっては見頃ですが、全体的にはもう少し。

しかし、赤くならず枯れてしまっている木が多め。昨年の紅葉はかなりよかったようですが。

昨年もだいぶ暑かったし、人間的には「暑い!」の一言で片付けてしまうけど、植物は何か微妙な違いを感じ取っているのだろうな。

カラマツ林に変わる頃、道は九十九折りになり、勾配が少し緩みました。カラマツの黄葉はとっくに終わっていますが、この道、ピークはとても綺麗だと思います。

そのままどんどん緩やかになり、だだっ広い「天平尾根」に上がりました。

 

バス停「親川」との分岐地点は座りやすい倒木がたくさんある平坦な場所で、休憩ポイントとして最適。紅葉を眺めつつ、ひと休み。

天平尾根-サオラ峠

 

親川分岐-サオラ峠:CT40分

歩き始めはだだっ広い森、という雰囲気なのでコースアウトに注意。ピンクテープがありますが、この時期は落ち葉で登山道があやふや。

コースアウトすると落ち葉がふかふかになり、栗のトゲがグサグサ刺さります。

紅葉を撮ろうと登山道を外れたら、非防水のローカットシューズを栗のトゲが容赦なく襲ってきました。メッシュ部分からグサっと刺さり、めっちゃ痛かった。

 

 

「サオラ峠」までの尾根歩きはコースタイム40分ですが、この区間の紅葉がとても綺麗だったので、写真を撮りつつ、立ち止まりつつ、1時間以上かけて歩きました。

紅葉期は「天平尾根」に時間をかけるのがおすすめ!

 

 

三条の湯からの男性とすれ違ったとき、「紅葉がねえ、この先ちょうどいいよ〜」との情報をいただきました。言われたとおり、色づきがどんどん綺麗になってゆく。

 

 

「見頃がはじまるよ〜!」と、言いたげな木があちこちに。毎度、思います。同じような写真、何枚撮るの?と。

三条の湯は完全に林道のイメージだったので、天平尾根がこんな素敵な尾根だとは知りませんでした。

大菩薩嶺から続く「牛ノ寝通り」などもそうですが、このあたりは広葉樹林が本当に綺麗。以前、金峰山小屋に泊まったとき、関西の男性が「奥多摩の紅葉が一番好き」お仰っていて、とても嬉しく思いました。

\「牛ノ寝通り」の登山レポはこちら /

 

 

惜しむように振り返りつつ「サオラ峠」に到着。天平尾根、天国のような紅葉ロードでした。

ここからは、山の斜面のトラバースになり、休憩ポイントが限られます(主に沢)。長めの休憩を取り、最後に尾根を満喫。

サオラ峠-三条の湯

 

サオラ峠-御岳沢-三条の湯:CT2時間

サオラ峠から三条の湯まではコースタイム2時間。等高線を見る限り緩やかなトラバースですが、実際とても緩やか。

木々の間から、「三ツ岩」からの「三ツ山」からの「雲取山」が見えます。「飛龍山」には雲がかかり始めましたが、雲取山は天気がよい。

道が細い場所も。ホウノキの落ち葉で滑りやすい

トラバース横の斜面は、止まらないだろうな、というくらい急なので注意。

何度か沢を渡り、少し登り返しながら

少しずつ標高を下げていきます。1,000m以下になると、いったん紅葉はお預け。三条の湯に向けて、再び色づきます。

ロープがつきている箇所も

渋めの看板好き

 

 

沢付近はひんやり寒く、汗が冷える

最後の沢を渡り歩いていくと・・・

「三条の湯」に到着!

結構色づいている!ちょっと早いかな〜と思いましたが、いい感じでした。

「三条の湯」でテント泊

 

\2024年11月時点の情報 /

*()内の赤字の金額は2025年時点のもの。値上がりしています

◾︎ 幕営:1,000円(1,500円
◾︎ お風呂:500円(
1,000円
◾︎ 水場あり
◾︎ 夕食準備が始まるまで食堂利用可
◾︎ 軽食も夕食準備が始まる頃まで(16時頃まで)

トイレは1箇所で、小屋の水場の隣。テント場にはないので(水場はある)、トイレの際は坂を登ります。

 

【丹波山村産】鹿肉カレーライスが気になる(結局食べなかった)。

 

この日のお風呂は、大風呂で男女交代制でした。人数が多い場合「小風呂」が解放され、男女別になります。12時スタートで、偶数が男性、奇数が女性の時間。最終は20〜20:30(男性)です。

到着がちょうど13時頃で、女性の時間になるのでテントを張る前に最初の入浴へ。

10時台のバスの登山者はまだ到着していないので、マイカーの方々が何名かいる程度。混む前に入ります!と受付の方に言いましたが、この日女性は数名の宿泊とのこと。毎時間ゆっくり入れそう。

受付前のベンチに荷物を置いてお風呂へ。

扉を開けるとカーテンなどはなく脱衣所になるため、ノックしたほうが良いです。

ずっと入りたかったこのお風呂。近いからと後回しにしていました。

「大風呂」では、足をのばして入れるのは4人程度。湯の花が浮き、ツルスベになる泉質。めちゃくちゃ気持ちがいい!

マイカーで林道往復、という女性と一緒に入りました。1時間がっつり入り、最後は貸し切り状態。身体がぽっかぽか。

「食堂」を覗く。小屋は高い位置にあり、日が当たっていいですね。テント泊の人も使えます。

 

テント場への道は、九十九折りの坂。後山林道から来ると、先にテント場に到着します。

 

テント場は滝が正面の上段か、沢沿いの下段。下段のほうが広いです。

 

奥のほうの、斜面の紅葉が綺麗に見える場所に張りました。この日は6張。

橋を渡ってすぐの場所は水場が近いですが、その隣の小屋が「ブオーーーーーン」とエンジン音のような音を発してうるさかったので下のエリアに。下は沢音にかき消されて聞こえません。

17〜18時は小屋の夕食の時間だろうし、小屋泊の人は最後の19〜20時のお風呂に入ると思い、17時から2度目の入浴。

先ほどよりも、だいぶ熱湯になっていました。少し水を足しながら、テント泊の女性とともに。やはり、小屋泊の方はいなかった。

女性は三条の湯に2泊。明日は飛龍山を周回するとのこと。飛龍山も気になる山の一つで、清里駅〜奥多摩駅の縦走をして通過したいと考えています。いつか。

2回温泉に入り、まったりコーヒーを飲み、明日は早出する必要もないので本を読んでちょっと夜更かし。秋の夜長のテント泊、最高。

「後山林道」下山

 

三条の湯-林道終点-片倉橋-(ゲート)-バス停「お祭り」-バス停「鴨沢」:CT3時間10分

6時頃までぬくぬくして、朝ごはんの準備でテントから顔を出すと、テント泊の人はすでに出発、あるいは撤収終盤。みなさん、雲取山かな。行きたかった。

 

バス停「お祭り」に向かうコースは、8〜9割が林道。1〜2割の山道も歩きやすいです。

貴重な山道をゆっくり味わう。次回は新緑の季節に来たいですね。

 

 

 

 

あっという間に林道終点に到着。ここからバス停「お祭り」まで、10kmの林道をひたすら緩やかに下ります。

落石が多い区間もあるので注意

 

林道の紅葉はこれからですが、かなり進んでいる木もあり、色鮮やかで気持ちがいい。気候が良い時季の林道は嫌いじゃない。

 

 

 

 

林道を7.5km歩き、マイカー規制のゲートに到着。残り2.5km。

林道を抜けました。淡々と歩く感じですが、沢音を聴きつつ、紅葉を愛でつつ緩やかに歩くのは気持ちがよかったです。

 

バスの時間まで余裕があったので、雲取山のバス停「鴨沢」まで2kmほど歩くことに(ちょっと節約)。

バス停「鴨沢」の並びにはお店が何店舗かありますが、この「山の家」は宿泊施設(民泊的な?)だそうです。

1泊3,000円のようで、雲取山の早朝出発で近く、安く泊まりたい人には良さそうですね。

バス停「鴨沢」に到着。雲取山からの下山者が4人いらっしゃいました。

この並びにある「山の休憩所かゑる」という喫茶店が良さそうでしたが、この日は定休日。また来たときのお楽しみに。

11:39のバスに乗車して奥多摩駅へ

 

奥多摩駅でチェックしていただしまき玉子専門店 卵道。ここで定食を食べて帰ろうと思っていましたが、この日は"テイクアウトのみ"とのことで食べられず。こちらもまたの機会に。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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