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【一生に一度は登りたい百名山】100座は登らなくていい!完登ハイカーおすすめの10座を厳選!

山 歩 き

 

歩き人たかちです(@takachi_aiina

2024年7月、「トムラウシ」を最後に百名山を完登しました。どの山も個性的で、100座すべてに思い出があります。

今回は、体力やグレードは考慮せず、独断と偏見で"日本の宝"と感じた百名山を10座ご紹介します(好きな百名山とは異なります)。

私は学生のとき山と出会い、海も含め、20代は完全にアウトドアに捧げました。体力と時間と自由なお金があるうちに大きな経験をしたことは、とても幸運だったと感じます。

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【利尻山】海に浮かぶ独立峰を島ごと体感!

 

ポン山から見た「利尻山」

独立峰はかっこいい。島のてっぺんに立つ快感たるや・・・

\ おすすめポイント /

◾︎ 島全体が見える!360度の絶景
◾︎ 海抜0mからも可能!達成感が半端ない
◾︎ 花の百名山!6月中下旬〜7月上中旬がおすすめ◎
◾︎ 北海道だけどヒグマがいない

百名山で1番好き!といっても過言ではない「利尻山」。コースタイムも天気も甘くはありませんが、2,000m近い標高から海に囲まれた利尻島を丸ごと見渡せる、最高にかっこいい独立峰です。

おすすめは花の時季。固有種も多く、登りはじめから様々な花に出会えます。

山肌に残る残雪も素敵

登山口の標高は220mですが、港から海抜0mスタートも可能。海から登った!という達成感があるので、体力がある方はぜひ。

6合目からの景色

私はプライベートで2回、仕事で1回の計3回登り、晴れたのはリベンジした2回目だけ。ガスの利尻山と、晴れの利尻山は全くの別物。天気が難しい山ですが、晴れを狙ってぜひ!

\ 利尻山の記録はこちら /

私は利尻島が丸ごと大好きで、麓から見る利尻山もたまりません。プライベートでは2回とも、レンタサイクルで島をぐるり一周しました。約60kmで、寄り道しながら1日楽しめます。

\ 自転車での利尻島一周についてはこちら /

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【大雪山】大きな2座を縦走したい!

 

トムラウシ山

旭岳とトムラウシ、どちらか1座なら旭岳が登りやすいですが、個人的には大きな2座の縦走がおすすめ。

\ おすすめポイント /

◾︎ 北海道の圧倒的なスケールを感じられる
◾︎「カムイミンタラ」と称される豊かな自然

旭岳

旭岳単体で登る場合、「旭岳 → 間宮岳 → 裾合平」の周回コースがおすすめ。チングルマが咲き乱れる時季か、紅葉の時季が素敵です。野湯も楽しめます。

裾野が広い北海道のスケールは半端ない

チングルマの綿毛と野湯

縦走の場合も、やはりお花の時季がおすすめ。「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」といわれる所以を身体で感じました。他の山域とは違う、豊かな自然と時間が流れていました。

トムラウシからの縦走路。旭岳方面を望む

私は7月末に縦走しましたが、お花の最盛期は7月初旬〜中旬あたり。ドンピシャの時季にもう一度歩きたいと思っています。次回は旭岳からトムラウシへ、宿泊場所を変えて。

\ トムラウシ縦走についてはこちら /

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【鳥海山】ここはアルプス?お花畑と稜線漫歩

 

東北ならここ!とおすすめしたい山は「鳥海山」。飯豊山や安達太良山など、東北には素晴らしい山がたくさんありますが、1座選ぶなら「鳥海山」。

\ おすすめポイント /

◾︎ お花畑や雪溪、岩陵帯とバリエーション豊か
◾︎ 開放感抜群の稜線歩き!宿泊がおすすめ
「鳥海湖」。周辺はお花畑

「象潟口コース」から見る鳥海山

圧巻のお花畑と開放感抜群の稜線歩き。「ここはアルプスか?」と思わず口にしていました。

「千蛇谷」の雪溪歩き

山頂は岩陵帯で、雪溪歩きもある。日帰りのピストンでも、バリエーション豊かに楽しめます。

私の心残りは"山小屋に泊まらず日帰りした"こと。次訪れるときは「御浜小屋」に泊まり、日本海に沈む夕日をまったり眺めたい・・・

\ 鳥海山の記録はこちら /

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【苗場山】山であることを疑う大湿原

 

広いとは聞いていましたが、これほど広いとは・・・

\ おすすめポイント /

◾︎ 山頂周辺の広大な湿原が圧巻
◾︎ 周囲が開けていて景色がよい
◾︎ 夕方以降は小屋泊者だけの静かな時間
◾︎ 「信越トレイル」と繋げるのも楽しい
◾︎ 湿原の花・ワタスゲ、草もみじの時期がおすすめ

広大な湿原を誇る苗場山。どこが山頂?ここは山?と、疑う広さ。

日帰りできる百名山ですが、個人的には「苗場山荘ヒュッテ」に1泊するのがおすすめ!

日帰りの登山者が下山したあとの静かな時間は、哀愁たっぷり。小屋は1軒でテント場はないため、限られた登山者の楽園になります。

和田小屋からの往復がメジャーですが、岩場が好きなら"小赤沢ルート"もおすすめ。

2021年に「信越トレイル」が延伸され、苗場山が起終点の山となりました。ならば信越トレイルを歩いて登ろう!と計画し、私は小赤沢ルートから登り、和田小屋へ下山。

また登るなら名湯「赤湯温泉」に1泊、さらに山頂で1泊したいです。今度はワタスゲが揺れる6月頃に。

\ 信越トレイルからの苗場山はこちら /

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【剱岳】百名山の岩壁ここにあり

 

「岩の殿堂」剱岳。百名山の中では難易度が高いですが、登れるなら登りたい山。"岩壁に取り付いている"という感覚に興奮します。

\ おすすめポイント /

◾︎ 百名山の岩山ではスケールがピカイチ
◾︎ 人間のちっぽけさを思い知る

剱岳とはご縁があり、3回登ってすべて好天。別山尾根、早月尾根、どちらも面白いですが、メジャーなのは"別山尾根"。

岩陵帯右側:カニのタテバイ / 左側:カニのヨコバイ

剱岳は、岩場の歩行技術や三点確保、体力をつけて挑戦したい山。ハーネスを利用してのセルフビレイをすれば、より安心感があります。心配ならガイド登山もあり。

浮石が多いガレ場が続く

別山尾根往復の場合、鎖場は13箇所

槍ヶ岳を初めて見たとき感動しましたが、剱岳の圧巻のスケールにも驚きました。

一服剱から「前剱」へ

「剱澤小屋」から眺める剱岳

登らずとも、「剣澤小屋」や「剱沢キャンプ場」からの勇姿を見るだけでも痺れます。

\ 剱岳「別山尾根」の記録はこちら /

\ 剱岳「早月尾根」の記録はこちら /

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【槍ヶ岳】北アルプスのシンボル

 

北アルプス憧れの山であり、シンボルの「槍ヶ岳」。奇跡か!と言いたくなる綺麗なトンガリコーンは、"頂点に立つ"快感を教えてくれます。

\ おすすめポイント /

◾︎ 山小屋が多いため、無理なく計画できる
◾︎ 東西南北にのびる尾根がそれぞれ個性的
◾︎ 槍ヶ岳山荘から穂先を見るだけでも ◎

右奥のピークは「笠ヶ岳」

裏銀座・立山連峰がくっきり

大キレット・北穂高岳方面

左下に「殺生小屋」

穂先からの眺めと気分はやはり格別。自然の造形美に驚きながら感謝をしたくなる。

穂先は遠くから見た方が鋭い(角度による)

岩場が心配・・・という方は、ガイド登山もあり。穂先を眺めに行くだけでも満足感があります。

休日や連休は混雑必須。仕事で秋の連休に登ったときは、穂先の往復に2時間ほどかかりました(通常片道30分程度)。しかも、山頂滞在時間はわずか5分。山小屋が多い分、人も押し寄せます。近年は訪日の登山者も多いです。

夕方は「影槍」を見られる

できれば平日がおすすめ。テント泊や素泊まりの場合、"小屋の夕食の時間"を狙うと結構空いています(経験上)。

\「西鎌尾根」から槍ヶ岳に登頂した記録はこちら /

\「大キレット」の記録はこちら /

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【金峰山】奥秩父は隠れ名山域!

 

あまり目立たない山域ですが、渋くてかっこいい山が揃う奥秩父エリア。

百名山は甲武信ヶ岳、雲取山、瑞牆山、金峰山、大菩薩嶺、両神山の6座ありますが、今回は「金峰山」を選びました(個人的には甲武信ヶ岳が好き)。

\ おすすめポイント /

◾︎ 山頂は広く開放感があり、五丈岩の見応え抜群
◾︎ 富士山の眺めが◎
◾︎ 大弛峠からのルートが登りやすい
◾︎ 金峰山〜瑞牆山の縦走もおすすめ

富士山の展望がよい金峰山。なぜここに?こうなった?という、巨大な「五丈岩」がシンボルです。

山頂近くの「金峰山小屋」は食事が美味しい素敵な小屋。日帰りできますが、宿泊もおすすめ!

奥秩父は、洗練されていない"古き良き"山小屋が残る、素朴で味わいのある山域。北アルプスのような華やかさはありませんが、渋い雰囲気が最高です。

新緑と燃える紅葉が圧巻のエリアでもありますが、針葉樹ではシラビソが多いので八ヶ岳や南アルプスと雰囲気が似ています。

甲武信ヶ岳「千曲川源流コース」のカラマツの黄葉

周辺にはカラマツの新緑や黄葉がとても綺麗な場所や、石楠花が咲き乱れる山もあるので、季節を変えて何度も訪れたい山域。百名山を繋げる"奥秩父主脈縦走"もできます。

\ 金峰山の記録はこちら(縦走途中)/

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【北岳】富士山に次ぐ日本第二位の山!

 

北岳より間ノ岳、農鳥岳方面の稜線を望む

南アルプスからのエントリーは「北岳」。富士山の次に高い日本第二の山ですが、"南アルプス一"といわれる3,000mの稜線散歩がとにかく素晴らしい。

\ おすすめポイント /

◾︎ 富士山の次に高い山
◾︎ 南アルプスの中ではアクセスしやすい
◾︎ 山頂周辺の山小屋はロケーション抜群
◾︎ 3,000mの稜線散歩「白峰三山縦走」がおすすめ

南アルプスの中で一度は登りたい「北岳」。個人的には南部が好きですが、南アルプスが誇る、北岳〜農鳥岳(白峰三山)の3,000mの稜線歩きは格別です。

ただ、白峰三山縦走では、農鳥岳から奈良田温泉への下りがなかなかの"激下り"。白峰三山縦走は厳しい・・・という場合、間ノ岳まで足を運んで戻るのもおすすめです(間ノ岳からの富士山が綺麗)。

北岳山荘のテント場

北岳山頂周辺には「北岳肩の小屋」と「北岳山荘」があります。どちらもロケーションはいいですが、個人的には「北岳山荘」が好きです。

北岳山荘側から見た北岳

白峰三山縦走の場合、下山後はぜひ"奈良田温泉"へ。私が訪れた山の温泉では、ベスト3に入る最高の温泉でした。女帝の湯がおすすめ。

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【九重山】1回では物足りない「九州の屋根」

 

主峰「久住山」からの眺め

春夏秋冬、季節を変えて訪れたい「九重」。登れないピークを合わせると全部で30座弱。標高1,700mを超える山は9座あり、「くじゅう17サミッツ」の愛称で親しまれています。

\ おすすめポイント /

◾︎ 春夏秋冬楽しめる(地元民には冬を勧められる)
◾︎ 好きなルートで好きなように縦走可能
◾︎ 温泉を堪能しながらの贅沢登山
◾︎ 無料で広大な「坊がつるキャンプ場」を拠点にできる

ピークもルートもとにかく多く、無限に楽しめるので「ここ、何回来れば満足できるかな?」という感じ。

季節は"ミヤマキリシマ"と紅葉が有名ですが、1年中楽しむことが可能。地元の方々は「冬がいいんだよ〜」と仰います。

"火山"を感じられる「北千里ヶ浜」

坊がつるキャンプ場

「法華院温泉山荘」では温泉に入れるし、その近くの「坊がつるキャンプ場」は無料。山小屋やキャンプ場を拠点に、あちこち歩き回れるのが九重のいいところ。

2回訪れましたが、2回とも秋。ミヤマキリシマは阿蘇で見たので、次は九重のミヤマキリシマを見に来たい・・・

\ 九重(久住山)の記録はこちら /

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【宮之浦岳】もはや島全体が百名山!

 

「宮之浦岳」というよりも「屋久島」が欠かせない。私は、屋久島で"本物の森"を感じて山歩きをはじめました。

\ おすすめポイント /

◾︎ 人工物が少なくて本来の自然を満喫できる
◾︎ 雨でも楽しい!雨だからこその楽しさあり!
◾︎ ヤクシマシャクナゲの季節がおすすめ◎
◾︎ 少人数ガイドツアーが多く1人でも参加しやすく楽しい

屋久島に有人小屋はなく、縦走は避難小屋を利用します。道中のトイレは"携帯トイレ"が基本なので、躊躇いや不安を感じる人もいると思います。しかも、雨が多い。

しかし、それ以上の価値がある!

はじめて屋久島を訪れたとき、雨、雨上がり、晴れの山すべてを順に経験しましたが、その過程にとても感動しました。

雨の森に惚れるなんて思ってもおらず、「水の循環 = 命の循環」を肌で感じ、森の美しさを知りました。"山"という自然にどっぷりはまったあの瞬間は、今でも鮮明に覚えています。

宮之浦岳の縦走途中にある「白岩」で朝日を迎える

名山は「宮之浦岳」ですが、私は屋久島全体が百名山だと思っています。「一生に一度は屋久島へ!」という思いで選びました。

私はヤクシマシャクナゲが咲く5月中〜下旬と11月の2回訪れましたが、ヤクシマシャクナゲが咲く頃がおすすめ。新緑や冬の静かな時季にも訪れたいと思っています。

早朝の縄文杉

はじめて訪れたときは学生で、山のことを何も知りませんでした。そのため、定員4〜5人程度のガイドツアーに参加。屋久島は少人数のツアーが多く、顔と名前を覚えられる人数なので、1人参加でも楽しめました。

山で食べるごはんの美味しさ、テント泊の緊張感とワクワク感、夜の帳が下りた静かな森の空気・・・すべて、屋久島で教わりました。

何度でも訪れたい屋久島。「宮之浦岳」はいったん置いておいて、ぜひ屋久島へ!

まとめ

 

「一生に一度は登りたい百名山」を独断と偏見で10座ご紹介しました。

「好きな百名山」とは別ですが、自然の造形美や日本の山としての景色や森の美しさを考えて選びました。

百名山すべて良かったけど、日本の山は百名山だけではない。一つひとつに個性があり、どの山も素敵。

百名山にこだわらず好きな山に登ればいい、と思っていますが、ご興味のある方はぜひ。


百名山のおおまかな計画を立てるときに使っていました(年間計画中心)。登山地図は最新版がいいので、行くことが決まってから購入していました。


深田久弥がどんな思いで百名山に定めたのか、どのように山を見ていたのか。登る前に該当の山について読むと、より深く楽しめます。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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