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昆布とウニと利尻山。北海道利尻島で登山とチャリ旅#1

北 海 道

歩き人たかちです。

2021.6.21〜6.29、北海道の利尻島、礼文島、宗谷岬を周りました。

利尻島は4年前に訪れましたが、天気があまり良くなく利尻山はガスガス。なんとしても360度ぐるりの海景色を見てみたいので再訪。そのとき礼文島までは足を運べなかったので、今回初上陸。そして、宗谷岬は「宗谷丘陵フットパス」を歩きました。こちらも7年前ぶりの再訪です。

利尻島と礼文島は全てキャンプ場、宗谷岬はゲストハウスの予定でしたが、なんと、なんと・・・

お家(テント)を忘れました。

とんでもない大失態。ポールだけ持っていくというアホさ。

そんな大ショックの移動記録と、キャンプ場やお店の情報です。

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利尻島へのアクセス

利尻島へのアクセスは飛行機かフェリー。主には札幌丘珠空港からのJAL便、あるいは稚内港からのフェリーでのアクセスします。6月〜9月は新千歳空港よりANA便が夏季運行しています。

JAL 札幌丘珠空港→利尻空港 通年
ANA 新千歳空港→利尻空港 夏季のみ
(6〜9月)
フェリ 稚内港→鴛泊港 通年

*コロナによる運行中止、減便の場合があるので要確認

通年運行のJALの場合は札幌丘珠空港からの出発。最寄駅は「栄町駅」です。栄町駅から丘珠空港までは1.3kmほどなので、徒歩でも行けます。あるいはバスにて。

今回は往路を飛行機、復路をフェリーで。以前は利尻島の視界不良により飛行機が欠航。札幌から稚内空港までの運行に変更され、稚内港よりフェリーで行くことに。

稚内まで行ってフェリーに乗り、当日中に到着できたので良かったですが、稚内の天候も悪いと札幌で足止めになることも。陸路で札幌から稚内に移動するには鉄道かバスになりますが、どちらも5〜6時間かかります。バスの場合は深夜便もあります。(現在はコロナにより運休)天候が危うい場合は、別ルートを抑えておいた方がいいです。

飛行機が運行するかどうかは、利尻山の裾野にポンっと出ている444mの「ポン山」が見えるかどうかが一つの指標になると聞きました。

利尻島は海霧による濃霧や風の影響で、飛行機の欠航は珍しいことではありません。欠航率は国内トップクラス。フェリーも海況によって欠航になることはありますが、飛行機よりはマシなようです。

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4年ぶり。晴天の利尻島

新千歳空港から札幌へ移動し、行動食などの食料を調達。今回は荷物を厳選し、機内持ち込みに収めました。

総重量は6kgちょっと。新千歳までのジェットスターは機内持ち込み7kgまで。JALは預け荷物に追加料金がかからないので、札幌でいろいろ調達して行くことに。

札幌駅から栄町駅に移動。丘珠空港の記憶がありませんが、JALに乗ったはずなので来たはず。

新千歳空港からANA便で利尻島へ飛ぶ方が断然楽ですが、予約をしたのが2日前だったので完売だったようで、JALしか出てきませんでした。直前まで天気を見ていると飛行機は値段が上がるし、燃料やナイフ類を持ち運べないし、やはり陸路が好き。

栄町駅から空港まで1.3kmなので歩きます。丘珠空港への道沿いには、イオン系列のスーパーやセイコーマート、ドラッグストアなどが揃っています。

丘珠空港に熊が出没したのがつい3日前。こんな丸見えの街中に熊かあ…と、複雑な思い。人間も熊も大変だ。

丘珠空港に到着。ミニマムな可愛い空港です。

入るとすぐに搭乗手続きの受付があり、2Fに待合室やちょっとした売店、レストラン。

バスが到着する前だったので、静かでした。

「丘珠キッチン」

ラーメンやカレーなどメニューが豊富。

丘珠空港には無料の充電スペースがあります。待ち合いのイスの横にあるので、放置しておけます。

さらに奥には、ガラス張りで飛行機を見ながらゆっくりできるカウンター席があり、そこも無料充電スペースとなっています。しかし、4席しかないため特等席。そこで待とうと思いきやタイミング悪く埋まってしまいました。

丘珠空港来たな…と記憶が戻る。帰りはANAだったか。ミニマムな空港は行動が楽でいいですね。

可愛いサイズの機体。出発です。

飛行機はあまり乗りませんが、乗るときは大体LCC。たまにJALやANAに乗ると、やっぱり快適だなあと思う。

機内の席は右側でしたが、往路で利尻山を眺められるのは左側でした。右は礼文島がメインで、着陸時にやっと利尻山が見える感じ。海にドカーンと浮かぶ利尻山がかっこいいのでちょっと残念。

2017年当時の復路。下界から山頂は見えませんでしたが、飛行機が飛んだら雲の上に突き出ていた。これには興奮。このとき登っていた人はどんな景色だったのか。

利尻空港に到着し、展望デッキより。今回は何事もなく、無事到着。

ANA便の到着に合わせた鴛泊行のバスはありましたが、JAL便に合わせた運行はありませんでした。宗谷バスも14時発のものが最後で、歩くかタクシーか。鴛泊までは3km程なので歩いて行けます。

宿の場合は送迎があり、グループであればタクシー利用が便利。しかし、通年運行のJAL便に合わせたバスがほしいな。

前回も帰りの飛行機に乗るために歩いたので、今回もとぼとぼ。歩くメリットは、いつでも立ち止まって利尻山を望めること。街のどこからでも見える利尻山。かっこよすぎる。

小学校と利尻島。

この景色だけで豊かですね。教室や廊下の窓からも見えるのか。自分だったら勉強どころではない。

歩道が整備されているのがとてもありがたい。

メカニックで、筋骨隆々な利尻山。尾根と谷の複雑な形がいい。ほんと好き。

キャンプ場の2kmほどの距離にある「夕日ヶ丘展望台」。鴛泊で夕日を見るならこちらがおすすめ。

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鴛泊港周辺。ガス缶や食料

夕日ヶ丘展望台を過ぎるとお店が出てきます。

一番初めに出てきたのがホームセンターの「ホーマック」

まずやることは"ガス缶を入手"すること。ガス缶はホーマックとサニータウン、セイコーマートで販売されています。

 

ホーマックはプリムスとEPIの中、キャプテンスタッグとコールマンの中、大の販売で一番小さいサイズはありませんでした。

固形燃料があればそれで良かったのですが、固形燃料の販売はありませんでした。

おにぎりはありませんでしたが、食品も豊富でした。パンや冷蔵品、生鮮食品の販売もあります。

チェックだけして600m先のサニータウンへ。

 

サニータウンはプリウスの小、中、大。EPIは売り切れ。

SOTOが置いてあることもあるようですが、今回はありませんでした。自分はSOTOを愛用していますが、こういうときはやはりプリムスが強い。プリムスの小を購入。

ガス缶は基本メーカー専用のものを使用。使えたとしても詰まりなどで不具合、故障になる可能性が高いので、違うメーカーを使う場合は自己責任。

サニータウンに着いたとき、隣にあったセイコーマートがなくなってる!!?とショックを受けましたが、もう少し先に移転していました。

焦った。北海道にはセイコーマートがないと。おにぎり類は夕方頃には完売になることが多いので、早めに買うことをおすすめします。16時頃覗きましたが、お弁当含めすでに完売でした。

セイコーマートにもプリムスのガス缶がありました。しかも、ホームセンターより150円近く安い…。そうだったのか。

変わっていないようで鴛泊の町も変わっています。

セイコーマートの向かいには、新しくできたコインランドリー併設の「旅番屋」。暮らすように旅ができるコンドミアム。コインランドリーは「利尻富士温泉」にありますが、大型のコインランドリーは島内初とのこと。

青い可愛い番屋。長めの滞在にはいいですね。

*旅番屋 TABI-BANYA*

The Only Condominiums In Rishiri Island | Best Condominium In Rishiri | Tabi Banya
The only condominiums in Rshiri Island, nestled just 3 minutes drive Ferry terminal point and 10 minutes drive from Rishiri Airport, stunning view of Mt. Rishir...

4年前の初日は雨が降り出し、思った以上に寒かったのでキャンプ場をやめて急遽宿を取りました。飛行機の欠航により、稚内から最終便のフェリーに変更になった疲れもありました。

そのときお世話になったのは「利尻うみねこゲストハウス」。鴛泊のフェリーターミナルの近くで、買い物に行くために自転車を貸してくれます。ゲストハウスですが湯船にも入ることができ、フェリーターミナル近くの安宿としておすすめです。

登山口までの送迎はないので、海抜0mからのスタートになります。送迎が必要な場合は民宿やホテルがおすすめです。

*利尻うみねこゲストハウス*

お部屋と館内_詳細 | rishiriumineko

フェリーターミナルの前にはレンタカー、お土産屋、利尻ラーメンなど。

くみあいストアーもあります。

おにぎりやお弁当はセイコーマート、お菓子やパン、生鮮食品はホーマックが豊富でした。

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居心地◎ファミリーキャンプ場ゆ〜に

本日の宿泊地「ファミリーキャンプ場ゆ〜に」は、セイコーマートから約1.1km。鴛泊フェリーターミナルから1.6km。登山口への車道の途中にあります。キャンプ場から登山口までは2.5km。

 

 

 

看板が見えて入っていくと左側にフリーサイト、右側にコテージやバンガローが並びます。

海も見える。広くて非常に気持ちがよい。

蛇口もたくさん。水は普通に飲めます。洗剤まで常備してある。

炊事棟と同じような建物で、奥にはバーベキュー棟もありました。

トイレは水洗でとても綺麗です。ウォシュレット対応の便座で温かい。便座クリーナーなども置かれ、素晴らしすぎる。

また、中に入ると台の上にコンセントがあり、充電ができる様子。実際にされている人がいたので自由に使用できるようです。

トイレ横は駐車スペースになっていて、車をサイトのすぐ近くに停められます。

端っこの日影にも設営可能。

受付は奥の管理棟で。1泊520円とリーズナブルです。利尻島ではここに3泊します。

管理棟の中には、割り箸や飴、ネスカフェのインスタントコーヒーやココアがあり、ご自由にどうぞとのこと。ガス缶の販売があるかどうかを確認し忘れました。

管理棟前には、キッチンカーが。2019年より移動販売を始めたそうです。開いている時間帯の写真ではないですが、ビールやちょっとしたおつまみ、利尻グッズが販売されています。ナルゲンボトルの利尻デザインのものがあり、惹かれましたが持ち歩けないので断念。Tシャツもとても可愛かったです。

*キッチンカーリシリ Instagram*

ブラウザーをアップデートしてください

カラスが多く、隙あらば荷物を狙われるので、荷物を放置してどこかへ行かない方がいいです。ちょっと離れただけですぐ飛んできます。

キャンプ場からは利尻山の山頂がちょこんと。山頂が見える場所に設営しようとザックを漁ると・・・

あれ・・・ない!!?

テントがなーーーい!!!

大失態。ポールだけ持ってきて、テント本体を忘れました。

ザックのパッキングはいつも同じで、一番下に寝袋、その上に着替え、その上にテント、そしてクッカーなど。クッカーをどかすと着替えのスタッフバッグが・・・

サーーーっと血が引きました。あああ…

でも、確かここはテントのレンタルもできるはず。HPを見ると、4〜6人用との記載。でかいな。

とりあえず管理棟へ行き事情を説明。すると"コロナによりレンタルは中止している"とのこと。一つひとつ消毒するのが大変なので。

しかし、「良かったらこれ使ってください。」と、2〜3人用のテントを貸してくださいました。「なかなかやりますね〜。」と笑いながら貸してくださり、情けないやら申し訳ないやら。

お陰様で、キャンプ場に泊まることができました。本当に感謝です。

出発前、一度全ての荷物をザッと入れてサイズと重量確認。機内持ち込みにできそうだったので、そこからさらに荷物を厳選していました。そのときどこかに置いて入れ忘れたらしい。

衣類やバーナーならどうとでもなったけど、さすがに家はどうにもできない。持ってくるはずだったテントは700g。あらゆるものを軽量化すると、テントが入っていないということに気が付かない、疑わないと学びました。ちゃんとチェックリストで確認しないと、慣れたときに痛い目に合う・・・猛省。

礼文島のキャンプ場もとても良さそうだし、トレッキングの拠点として良い場所にあるので楽しみにしていましたが、急いで宿探し。2日間、フェリーターミナル近くの民宿、3日目は元々泊まる予定だった九種湖畔キャンプ場のバンガローを予約。

お花の見頃の時期。コロナでなければこの時期は平日でも満室になることはしばしば。不幸中の幸いか。予定通り、礼文島も周れることに一安心。

どれだけ旅をしてもハプニングは起こるし、その度に人に助けられる。独りで全てが完結する旅はなかなかない。「支え合う」「助け合う」「感謝する」これが人生だと改めてじーんと。

ちなみに、登山口近くにある「利尻北麓野営場」はフェリーターミナルから4km。バイクなどであれば買い物や温泉への移動も苦ではなく、翌日の登山が楽になります。

樹林に囲まれた森のキャンプ場という感じです。

*利尻島キャンプ場情報*

キャンプ情報利尻富士町
北海道利尻富士町の公式WEBサイトです。

 

ファミリーキャンプ場ゆ〜には、道路を挟んだお隣に「利尻富士町温泉保養施設」があり、拠点にするにはとても便利なキャンプ場。

コインランドリーがあるので、長期滞在にも◎。洗濯機、乾燥機がそれぞれ4台あり、洗剤も販売しています。

 

 

館内は広々。露天風呂もあり、広い休憩室も。レストランもありますが、このときは営業していたのか不明。

前回もお世話になりました。コマドリの声を聴きながらゆったりできる大好きな温泉。

*利尻富士町保養施設*

利尻富士温泉利尻富士町
北海道利尻富士町の公式WEBサイトです。

ほっとしたところで夕食を食べて明日の準備。なんだか一気に疲れが押し寄せ、さっさと就寝。夜もそこまで寒くはなく、割と良い気候でした。ふかふかの芝の上でぐっすり。

2日目、利尻山登山へ続きます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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