2023.12.15(金)
天気:曇り ☁︎ → 晴れ ☀︎
気温:朝13℃ / 昼23℃
歩き人たかちです(@takachi_aiina)
テ・アラロア14日目。ひたすらロードを歩いていた日々からの、目まぐるしい潮合わせの渡渉をした昨日。これが海外トレイルか、と実感しました。
\ テ・アラロア13日目の記録はこちら /
今日は、朝の潮の時間が悪いため、干潟が終わる地点まで送迎してもらいスタート。ふかふかで歩きづらい東海岸。いろいろあって、テントを2回立てた1日。
\「Peach Cove」展望地ピストン /
▲ 歩行距離:26.2km
ふかふかの東海岸は歩きづらい
6時過ぎまでゴロゴロして、7時頃ローズたちの自宅にお邪魔した。
干潟は中途半端な水位で、歩くには深いけど、船を出すには低い。干潟の終了地点まで、車で送ってもらえることになった。
ホームメイドのパンに、ホームメイドのジャム。オレンジやキウイなどのフルーツをいただいた。手づくりのリンゴジャムが、すっごく美味しい!
みんなでテーブルを囲んで食べる朝ごはん、大事な時間だ。
昨日は会わなかった、息子さん?娘さん?ご夫婦と8歳の女の子が1人。干潟の中で、静かに暮らしている雰囲気がとても心地よかった。
さて、干潟をクリアしたのも束の間、明日は水上タクシーに乗るか、船のヒッチハイクをして海を渡らなければならない(船のヒッチハイクってなんだ!)。
トレイルノートには、"Blair Jonesさんが水上タクシーを運行している"と、情報が記載されている。
\「Whangarei Harbour」水上タクシーの条件 /
◾︎ 料金の上限は$60で、最大5人まで → 4人以上なら1人$20以下
1人で$40は高いので、とりあえずエリックを誘い電話番号を交換。アメリカの国際ナンバーが「+1」であることに、なんか、すごいアメリカを感じた。
「HARAMBEE ROAD」まで送ってもらい、8時頃出発。
途中でKが笛を鳴らなし「こっちだよ!」と柵を指さされたけど、GPSではそのまま4WDトラック。柵があると、トレイルだと思うのがTAハイカーである。
「Kauri Mountain Track」は、短いけど歩きやすい森の小径だった。山頂にはベンチがあり、トラック全体が綺麗に整備されている。
森を抜け、海岸へ。高めの波がザパーーーンッ!と打ち寄せていて、上から見ると「あれ?通れなくない?」という感じ。
岩場の端をちょこちょこ通過できた。
そして、7kmのビーチウォーク。はじめに渡渉ポイントがあり、深いところはウエストまで浸かった。今日も今日とて潮まみれ。
西海岸の「90マイルビーチ」は硬くて歩きやすかったけど、東海岸はふかふかして柔らかい。
満潮近い時間だったのか、余計ふかふかの地帯しか歩けず、ギュムッギュムッと沈みながらの歩行が疲れる。
「90マイルビーチ」の1日分くらい疲れた。
最後のほうで、蟻地獄みたいな砂の斜面を上がった。
ポフツカワが自生する丘?を境に、海岸の雰囲気が違うように感じた。
富士山の「砂走り」のような斜面を下り、足は救いようのないほど砂まみれ。海外の砂はやっかいだ。
キャンプ場に辿り着けそうなところを適当に歩くも、こっちじゃない、あっちじゃない、を繰り返してウロウロ。低木に阻まれてしまう。
運良く散歩中の男性を発見し、そっちへガサガサ行って柵をくぐると道に出て、駐車場に着いた。
ニュージーランドは、車中泊禁止の場所が多い。登山口の駐車場も「オーバナイト禁止」が多く、日本のように一晩を過ごせない。
駐車場の奥に「プライベート」の看板があり、どうやらここが「Ocean Beach Campsite」らしい。
明日、水上タクシーに乗る地点には無料のキャンプ場「Reotahi-Overnight Campervan Parking」がある。
そこまで歩こうか迷ったが、「Far Out」の情報だと水上タクシーは11時〜15時。エリックは今日「Peach Cove Hut(予約制)」に泊まるということで、ここでストップすることにした。
「Bream Head Track」展望地往復
水上タクシーのBlairにテキスト送り、シャワーを浴びて潮漬けの衣類をザッと手洗い。
Blairからは「朝8時半から乗れる」と返信があった。あれ?11時ではなくて?
するとエリックからも連絡がきて、「明日の8時、ハイカーが何人か予約しているらしい。「Peach Cove Hut」はやめて、先のキャンプ場まで進もうと思う」とのこと。
8時?8時半ではなくて?(Blair的には「8時のハイカーたちの次」ということで8時半を提示したのだと思う)
混乱したままBlairに「8時の便に私も乗れますか?」とテキストを送ると、「OK !」とのこと。
他にハイカーがいる & 5人以下なら、それを教えてくれてもいいのに・・・と思ったが、これも商売だろうか。
水上タクシーを予約するときは「明日、予約しているハイカーはいますか?」と、まず聞いたほうがよい。
1人乗りは回避したものの、8時となると先に進まなければならない。こういうときに限って、「Bream Head(Te Whara)Track」はしっかりと山歩きで、トレイルノートでは5〜6時間になっている。
テント張ったのにー!シャワー浴びたのにー!!洗濯したのにー!!!
もっと早くBlairにテキストを送ればよかった話だが、ちくしょー!と思いながらパッキングをして、半乾きの服を着て、15時過ぎに出発。ここから7kmの山越えを含む15km。なかなかキツそう・・・
すっかり晴れて暑いし、カメラの調子が悪くてイラつく。
日陰がないあっつい草地を登っていたとき、ふと気がついた。「このトラック、ロードでショートカットできるのでは?」
地図を見ると、普通にショートカットできる。ロードならキャンプ場まで10km。5時頃出発すれば、十分間に合う。
トラックは、全体的に展望は少ないらしいが、最初のほうに2箇所展望地がある。
このまま歩いてもキャンプ場到着は20時頃になりそうだし、今日展望地だけ楽しんで、明日ロードでショートカットすることにした。
ザックを草地に放り投げ、空荷で坂を上がる。
振り返ると、歩いてきて「Ocean Beach」がとても綺麗だった。
1つ目の「Rader Station Viewpoint」
ベンチがあったけど、個人的には坂道の途中から見る海景色のほうがよかった。
さらに200mほど標高を上げると、一番の展望地「Bream Head Track Scenic Lookout」がある。
しかし、オーシャンビューにもう満足してしまい、ザックを変なところに放り投げたままなので、もういいかな、と戻ることにした。
あとで調べると2つ目の展望地は岩場らしく、やっぱり行けばよかったかな、とちょっと後悔している。
ザックを回収し、ひらけた草地にしばらく座り込んでブルーオーシャンを堪能。登れば暑いけど、風に吹かれると少し寒い。
身体が冷えてきたところで下山して、先ほどのキャンプ場で、2度目のテントを張った。
今日の宿「Ocean Beach Campsite」
「Ocean Beach Campsite」は$15。はじめから、先の無料のキャンプ場まで歩くと決めてしまってもよかった(1回目の設営時に払ってしまった)。
トイレ、シャワー、シェルター、物干し竿がある静かなキャンプ場。
管理者がいなければ(出会わなければ)、料金は水道下にあるボックスに払うため、$15ぴったりを用意しておく必要がある。
明日は5時出発のため、さっさと夕食を済ませて18時には寝袋にもぐった。視界が明るかろうが寝れる体質はありがたい。
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