歩き人たかちです(@takachi_aiina)
2024年9月現在、12モデルを展開するモンベルの傘。
出典:モンベル
モンベルは種類が豊富で、目的別に選べることがメリット。しかし、多い分、何がいいのか迷いがち。
軽さと耐久性のバランスがいいモデルは?
モンベルの傘って壊れやすいの?
オールマイティに使うなら?
スタッフは何を使っている?
私は以前、アウトドアメーカーに勤めていましたが、まさに、モンベルです。
実際の人気商品や修理状況、スタッフは何を選ぶのか。それらの情報を交えながら、ご紹介します。
傘の平均的なサイズは?
◾︎ 折りたたみ傘:男性60cm / 女性55cm
*通常使用の目安のサイズ
折りたたみ傘は、"持ち運び"の観点から、柄の長い傘よりも平均5cmほど短いです。
出典:槇田商店
平均身長に合わせたサイズ感なので、身長や使い方によって前後します。
迷ったらコレ!モンベルおすすめ傘3選
\ モンベル傘おすすめ3モデル /
◾︎ トレッキングアンブレラ 60
◾︎ サンブロックアンブレラ 55
スタッフ愛用率No.1「トレッキングアンブレラ 55」
モンベルで1番おすすめであり、1番人気のモデル。スタッフ愛用率もNo.1。王道だけど手堅い「トレッキングアンブレラ 55」
出典:モンベル
\ おすすめポイント /
◾︎ アウトドアから日常のオールマイティモデル
骨の本数 | 8本 |
骨の長さ | 55cm (使用時直径:95cm) |
折りたたみサイズ | 25cm |
重量 | 153g |
素材 | ◾︎ 20デニール・ポリエステル[はっ水加工] ◾︎ 親骨:カーボン繊維強化樹脂 |
8本骨で153g。生地は20デニールで張りがあり、軽さと耐久性のバランスが一番いいモデルです。
6本骨は強度が低いので、予備ではなく、メイン使用としてもしっかり使いたい場合におすすめ。まさに"迷ったらコレ!"というモデル。
55cmは、男性には少し小ささを感じるかもしれませんが、アウトドアでの使用を考えると、大きすぎず・小さすぎないサイズ感。
持ち歩きにも、日常使いにも適しているので、プレゼントにもおすすめです。
折りたたみ傘は共通ですが、収納袋は別売りの「アンブレラケース」がおすすめ。防水処理されているため(付属は防水ではない)、バッグに直接入れても濡れず、とても便利です。
サイズが合えば、モンベル以外の傘にも使えます。
日常でも快適に!「トレッキングアンブレラ 60」
日常的に折りたたみ傘を使いたい人におすすめの「トレッキングアンブレラ 60」
出典:モンベル
\ おすすめポイント /
◾︎ 日常メインで使いたい人におすすめ
骨の本数 | 8本 |
骨の長さ | 60cm (使用時直径:103cm) |
折りたたみサイズ | 26.5cm |
重量 | 166g |
素材 | ◾︎ 20デニール・ポリエステル[はっ水加工] ◾︎ 親骨:カーボン繊維強化樹脂 |
柄の長い傘に近い大きさなので、日常的に折りたたみ傘を使いたい人向け。特に、強い雨にも対応したい、バッグをできるかぎり濡らしたくない場合には有効です。
「トレッキングアンブレラ 55」に比べ、折りたたんだときは1.5cm長く、13g重い。その分、直径は8cm大きい。
アウトドアでも、特に"登山"で使う場合、60cmだと少し邪魔になる可能性もあるので、個人的には「トレッキングアンブレラ 55」がおすすめ。
登山は基本レインウェアですが、林道や、尾瀬のような木道歩きは傘が便利です。
しかし、道幅やすれ違い、引っかかりを考えると、大きい傘は危険。また、視界が狭くなることもデメリット。
逆に、"登山メイン"で使いたい場合は、「トレッキングアンブレラ 50」のチョイスもあり。
小回りが効いて使いやすく、視界も良好。テント場で雨を凌ぎたい、という目的にも十分な大きさです(日常使いには小さいですが)。
晴雨兼用「サンブロックアンブレラ 55」
晴雨兼用、折りたたみ傘1本ですべてをカバーできる「サンブロックアンブレラ 55」
\ おすすめポイント /
◾︎ 生地が丈夫で耐久性がいい
◾︎ 夏のアウトドアでも大活躍!
骨の本数 | 8本 |
骨の長さ | 55cm (使用時直径:98cm) |
折りたたみサイズ | 25cm |
重量 | 200g |
素材 | 75デニール・ポリエステル [表:ポリウレタンシルバーコーティング〈はっ水加工〉] |
日傘部門で大人気の「サンブロックアンブレラ 55」。私はこれを1年中、街でも山でも愛用しています。
生地は、日傘用のコーティングがされているため"75デニール"と厚め(「トレッキングアンブレラ」は20デニール)。重さは200gありますが、生地強度はピカイチで耐久性がいいです。
出典:モンベル
"日傘メイン"なら、より軽量な「トラベル サンブロックアンブレラ 50」でも。
日本の山でも日傘ハイカーが増えている昨今。ロングトレイルにもおすすめ、いや、必須アイテムです!
\ 詳細はこちらをご覧ください /
モンベルの傘は壊れやすい?修理が多いモデルは「軽量すぎる」傘
前提として、「アウトドア用 = 耐久性がいい」とは限りません。
軽量な傘は耐久性を犠牲にしているため、「アウトドア用なのに、すぐ壊れた」というのは、ちょっと違う。
「軽量なものを選ぶ = 耐久性をある程度捨てる」くらいの認識で選んだ方がいいです。
出典:モンベル
モンベルのラインナップだと、「トラベルアンブレラ」シリーズは、軽量傘の最たるもの。ご紹介した「トレッキングアンブレラ」シリーズに比べると、やはり、折れやすく、生地が破れやすい。
*「トレッキングアンブレラ」シリーズは一番人気なので、販売数で考えると修理は多いですが、ここでは、耐久性に焦点を当てて記述します
6本骨で、生地は10デニール。「トレッキングアンブレラ」シリーズの半分の薄さ。
実際に触ってみると、「うすっ!」となるくらい薄い。親骨も細いので、強度はやはり不安になります。
正直、使い方としては"お守り程度"くらいに考えるとちょうどいい。個人的には、メイン使いにはおすすめしません。
「降らないと思うけど一応カバンに入れておく」
「出先で少し凌げればいい」
万が一の備えとして。あとは、雪の日とか(風がない or 穏やか)、防災グッズとか。山では樹林帯や林道など、風のこない、シトシト降る場所での使用にも適しています。
場所や使い方を選べば十分機能しますが、丁寧な扱いを求められます。
モンベルならでは!アイディア商品
リュックに対応「ロングテイル トレッキングアンブレラ」
リュック通勤・通学の方におすすめの「ロングテイル トレッキングアンブレラ」。
画像提供:モンベル / 作成:筆者
\ おすすめポイント /
骨の本数 | 8本 |
骨の長さ | 前50cm / 後60cm (使用時直径:92cm) |
折りたたみサイズ | 26.5cm |
重量 | 152g |
素材 | ◾︎ 20デニール・ポリエステル[はっ水加工] ◾︎ 親骨:カーボン繊維強化樹脂 |
前50cm、後60cm。前後で10cm長さが違う、変わった形状の傘。
"カバンを濡らしたくない"方に、マッチするモデルです。
肩掛けカバンの場合も、カバンを掛けている方に長い面を持ってくれば、濡れにくい。
デメリットは、骨の長さが違うので、通常の傘に比べて収納しづらい(まとめづらい)こと。
折りたたむのは面倒!小さい長傘「O.D. アンブレラ」
長傘をシンプルに使いたい人におすすめの「O.D. アンブレラ」
画像提供:モンベル / 作成:筆者
折りたたみ傘は、持ち運びには便利ですが、たたむのは面倒。特に、建物を頻繁に移動するときや、ちょっとコンビニやスーパーに入るときは、いちいちポキポキするのがめんどくさい。
「O.D. アンブレラ」は、折りたたみ傘と長傘の中間のようなサイズ感。長さは50cmと60cmの2種類。
出典:モンベル
特徴は、"ザックのサイドポケットに収まる"こと(ザックの大きさによっては、上に飛び出します)。
持ち手はまっすぐの形状で、握りやすい「E.V.A.」。ループがあるので、フックなどを使えば吊るしておけます。
日常使用はもちろん、完全に雨予報の尾瀬ヶ原とか、ハイキングとかには重宝すると思います。
生地交換も可能!あらゆる修理に対応するモンベル
◾︎ 中棒(シャフト)の不具合
◾︎ 生地交換
◾︎ 石突き・ループの紛失や破損
◾︎ 持ち手のパーツの紛失
まとめ
迷ったらコレ!日常、アウトドア兼用で使う、モンベルのおすすめ傘をご紹介しました。
◾︎ トレッキングアンブレラ 60
◾︎ サンブロックアンブレラ 55
万が一、折れてしまった、壊れてしまった、という場合も、モンベルなら修理が可能。日本のアウトドアメーカーであり、店舗数が多いのはモンベルの強み。
決して、安いものではないですが、大抵の修理は可能なので、長く愛用できます。
使うシーンや、バランスを考慮して、最適なモデルを選択してください。できれば、店頭で大きさや生地の厚さを確認することをおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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