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北アルプス後立山連峰「八峰キレット」テントを担いで越えてゆく#2【鹿島槍ヶ岳・五竜岳】

北 ア ル プ ス

歩き人たかちです。

2日目は、今回の一番の目的である"八峰キレット"を歩きます。冷池山荘のテント場を出発して五竜山荘まで。

鹿島槍ヶ岳まで登ったあとに八峰キレットまで一気に下り、それ以降は細かいアップダウンを繰り返します。最後はラスボスの五竜岳を這いつくばるように登って到着。

大キレットと不帰ノ嶮キレットを歩き、今回三大キレットの最後の一つでしたが、個人的には八峰キレットが一番きつかったです。難易度はそれぞれですが、キレット小屋を利用せず一気に通過する場合はとにかく長丁場。滑りやすい岩場と細かいアップダウンに疲労が溜まりました。キレットよりもG5の岩峰と五竜岳への登りがなかなか…

五竜岳山頂では同志のみなさんと喜びを分かち合い、疲れたけれど、とても楽しいキレット山行となりました。

2021.9.21(火)
天気:晴れ☀
気温:鹿島槍ヶ岳8℃/午後14℃前後
風:南南西4~5m/s

 

【行程】

 

冷池山荘テント場-布引山鹿島槍ヶ岳南峰-八峰キレット―キレット小屋-口ノ沢コル―北尾根ノ頭-G5-G4-五竜岳-五竜山荘

▲コースタイム:9時間30分

 

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秋晴れの山頂。冷池山荘-鹿島槍ヶ岳

*冷池山荘~布引山~鹿島槍ヶ岳:CT2時間10分*

就寝する頃はまだガスに包まれていましたが、深夜0時を過ぎて目が覚め、ぼーっとする頭で「明るいな~」と。晴れていることにはっと気が付きテントのジッパーをそそっと開くと・・・

煌々と輝いていました。今夜が中秋の名月、しかも満月ですが、肉眼ではもう満月に見えます。でも、本命のお月さんはキレットを越えてからのお楽しみ。三脚がないのでちゃんとした写真は撮れませんが、何時間でも眺めていられほど美しい。

テントの好きなところは、好きな場所、好きな方向、自由自在であること。入口からの風景を好きなようにデザインできる。布1枚で自分の空間を自然の中につくる素晴らしさは、何ものにも代えがたい喜びです。

月の光を感じながら再び眠りにつきます。家でもカーテンがあまり好きではないのですが、やはり自然光は落ち着く。

4時に再度起床。風が非常に穏やかで、テント内は8℃ほど。昨年の同じ時期に白馬を歩いていましたが、そのときは朝3℃で結構寒かったです。シュラフから出るのも撤収も億劫ではないことが嬉しい。

少し前まで4時には明るかったのに、いつの間にか秋になっています。5時頃に東の空が燃えだしました。行程が長いので日の出前に出発と思っていましたが、空を見ていたら結局出発できませんでした。

"この景色は二度とない"この気持ちを大切に、焦らず見たい景色は見ることにしています。

東もいいのですが、冷池山荘のテント場は西も素晴らしい。

立山連峰に浮かぶお月様🌕

東を向けば朝、西を向けば夜。朝と夜のあいだをいったり。"あいだ"とか"境目"とか、いいよなあって思う。1秒単位で自然の動きを見ているようで、心を掴まれます。

冷池山荘のテント場は小屋から離れているのでトイレなどは大変ですが、ロケーションは本当に素晴らしく、トイレ往復20分なんてちっぽけなこと。

 

5時半頃になるとマジックアワー。東と西をキョロキョロ。自分も忙しいし、みんなも忙しそう。

5時35分、まるまるとした太陽が生まれました。

立山全体のモルゲンロートが始まった。入口開けたらこれなわけです。言葉を失います。

南にはお爺さん。さよならして北へ向かいます。

その北も半端ない。オレンジの世界に包まれる温かさ。秋の太陽は一段とオレンジに感じるのは気のせいなのか。

枯れた草花が黄金に染まる秋の朝は本当に好き。枯れる美しさを教えてくれる秋。

 

 

グラデーションと水滴の美しさよ。リンドウの枯れゆく色合いは一番好き。

 

今日最初のピークは布引山。

今日も立ち止まってばかりで進まない。

淡々と登って行きますが、朝のひんやりした空気の中とても気持ちがよい。立ち止まってはぐるりと360度眺める。鹿島槍ヶ岳で日の出を見ていた人たちとすれ違う度に「天気がいいですね~!最高ですね〜!」とみんなニコニコ。

柔らかくて優しい世界。山は、自然は、いいなあ。

 

立山でも笑顔が広がっていることでしょう。

一歩一歩足を運んで布引山に到着。ぐるーっと見渡して、そのまま先に聳える本日の本命ピーク鹿島槍ヶ岳に向かいます。

登山道全体に日が当たり始めましたが、若干西側の斜面に道があるので、思ったよりも涼しく歩けました。空気が涼しいとはいえ、朝の直射日光は眩しい。

ちょっとずつちょっとずつ。

 

最後のガレ場を踏みしめて、真っ青な山頂に着きました。今日一番高い場所。

 

歩いてきた稜線。アルプスは大きい。南部の槍ヶ岳などもくっきり見えます。

これから歩く五竜岳までの稜線。朝ごはんを食べながらしばし鑑賞。

鹿島槍ヶ岳の山頂も離れ難いですが、靴紐を結び直し、ヘルメットを被り、いざ八峰キレットへ。

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キレット。鹿島槍ヶ岳~キレット小屋

*鹿島槍ヶ岳南峰~吊尾根~八峰キレット~キレット小屋:CT 2時間40分*

 

山頂をあとにして、鹿島槍ヶ岳から吊尾根まで一気に下って行きます。ゴツゴツ、ガラガラした急斜面を下りていくので落石に要注意。鹿島槍ヶ岳北峰を往復する人も多いので、すれ違いが結構ありました。

 

吊尾根は細い道を歩いて行きます。北峰がこんもりと特徴的。

前見て後ろ見て前見て後ろ見て…すべてが眩しくて、すべてが名残惜しい。時間止まってほしい。

北峰との分岐に着きました。寄るか迷いましたが、キレットをじっくり歩きたかったので北峰は見上げて終わりにしました。

下ってきた鹿島槍ヶ岳南峰。

山肌の渋さよ。秋の渋さは大好物。夏の緑も大好きだけど、秋の褐色も大好き。季節とともに歩くのはいいですね。

北峰を巻いてキレットへ。

細いトラバース道を踏み外さないように歩いて行きます。今年の夏は縦走ができなかったので、気を引き締めて。テント泊も4月に行った伊豆山稜線歩道ロングトレイル以来。テント泊はずっしりきますが、衣食住を背負っている幸せも感じる。

 

振り返りながら。

やせ尾根、岩場をどんどん下って行きます。谷が深い。

キレット小屋の赤い屋根も見えています。

見上げるとこんな岩場。

 

 

五竜岳は常に正面に。G5から五竜岳までの登りがきついという情報がたくさんありますが、遠くから見ても、あれを最後に登るんだなあーという具合。五竜岳から出発の人も、鹿島槍ヶ岳を見てそう思っているんだろうな。見るからにアップダウンが多い。

風が穏やかな晴天。昨年の大キレットと同じような天候の中歩けることに感謝しかない。

昨日はガスっていた白馬村方面も今日はすっきり。中秋の名月見えるかな〜と期待しながら歩きます。

引き続き細い道を歩き

ガラガラの斜面を下る…これを繰り返して標高を下げていきます。

乗り出すようなことはできませんが、このあたりは白馬村の方がオーバーハング気味。そっちに滑落した場合は一気に落ちていくので、助かる可能性は限りなく0に近いと思われます。考えただけで背筋がぞっとする。実際に滑落死亡事故も起きています。

スマホだけ乗り出してみるものの限界。ストーンとしてる。

登山家の人の本を読んでいると、多くの人が「危険な場所を通るときは、どのように死ぬかを想像する」と語っています。失敗したときをイメージして、そうならないためにはどこに手足を置けばいいか。「死」から逆算して自分の行動を考えることは、やっているようであまりできていない。自然と対峙する上で「死」を考えることはとても大切だなと、こういう場所にくるとしみじみ思います。

 

キレット小屋に向けてまだまだ下る。

しびれる。かっこよい。

 

 

キレットに近づくにつれ鎖も出てきて、「ここがキレット バランス取って慎重に」という小さな札のかかる場所に着きました。

細い道を歩いて向かいの切れ目へ。

これがキレット地形。切れ落ちています。恐ろしや。

振り返る。道は細いですが、足場は水平です。

切れ目を抜けてからも鎖のついた細い道が続きます。振り返えった写真。

 

小屋を前に壁に張り付くように通過する箇所があります。ちょうど人が通過中。個人的にはここが一番高度感があるのではないかと。足場も先程の場所より不安定。

おそらく、コース上で一番細い道。踏み外しに要注意。

ここもストーンとしてます。

振り返る。

ここを通過すると眼下にキレット小屋が登場。

小屋までの最後の区間がまた急なので、油断せず下りて行きます。

キレットを無事に終えて、キレット小屋に到着。今日の行程の半分近くまできて、ここからじわじわ登り返します。ヘルメットを外し、頭を開放して大休止。

キレット小屋で1泊すれば、長丁場の稜線歩きも少し楽になると思いますが、前後の小屋からの出発だと到着が早くなってしまう。1日目種池山荘で2日目キレット小屋にする人、扇沢からキレット小屋まで一気に行く人など様々でした。冷池山荘から出発していた人は10時前に到着してしまったため、五竜山荘に予約を変更していました。キレット小屋泊をしていた友人は八方尾根から入って1泊2日で歩いていました。

売店を覗きに。キレットのバッジが可愛かったので購入。三大キレットのバッジが揃いました。アクエリアスを買おうか散々迷ってやめた。

キレット小屋から五竜岳まではコースタイム4時間。稜線歩きはまだまだ続きます。

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細かいピーク。小屋~北尾根ノ頭

*キレット小屋~口ノ沢のコル~北尾根ノ頭:CT 1時間30分*

40分くらい休んで出発。

本当に絶妙なところに小屋がある。よく建てたなあ・・・

岩に挟まれたキレット小屋にさよならを告げ、北尾根ノ頭を目指します。

谷に吸い込まれそう。

 

ここから先は細かいアップダウンを繰り返しながら進んで行きます。ツルツルと滑りやすい岩も多く、足の置き場が小さかったり、一歩が大きかったり、鎖に頼って登下降するような場面も多々ありました。

個人的にはここまでの行程よりも、ここからの方が疲れました。前半は精神統一、後半は体力勝負。

鹿島槍ヶ岳北峰からの稜線。こっちの登り返しもなかなかですね。

 

岩場、ガラガラしたガレ場の急斜面。落石注意。

ここは下りよりも登りがいいな、という急斜面でした。

登ったら下る。

そして登る。

 

 

角が丸みを帯びてツルツルした岩場多数。足の置き場が狭いことも多いので慎重に。雨の日や雨上がりは通過したくないですね。

10月に入るといつ雪が降るかわからないし、凍結が怖いので行くなら今回がラストチャンスだなと思っていました。無事に歩けて良かったですが、もうそんな時期かとも思う。冬がすぐそこまで来ています。

こういう場所になると「ふーっ」と一息。

近づいてきたかなーと思いつつ、先に続く道を目で追う。下って登って下って登って・・・まだまだだな。

 

顔もしっかり上げて。

下りきると"口ノ沢のコル"に到着。少し広いスペースになっています。岩に「テント禁止」と書かれていました。前例があるのでしょう。

一息つくにはいい場所ですが、この先の"北尾根ノ頭"が見るからに展望がいいのでそこまでもうひと頑張り。

 

緩めの坂を上がって行きますが、この緩く登る感じがじわじわ疲れる。緩い分長い。

東側からガスに包まれそうで包まれない。夏ほど暑くはありませんが、この天気だとやっぱり暑い。

ガラガラの道を登り切り、北尾根ノ頭に到着しました。同じルートを歩いているみなさんもここで大休止。私も再び大休止。

五竜岳がだいぶ近づいてきました。ここから山頂までのコースタイムは2時間半。でも、まだまだゴツゴツしてるし、ここからが本番。

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ラスボス。北尾根ノ頭~五竜岳

*北尾根ノ頭-G5-G4-五竜岳:CT 2時間30分*

 

再びアップダウンと鎖場を歩きます。最後まで気の抜けない道が続く。

キレット以降がきつかったという意見には自分も激しく同意。滑落の危険度はキレットの方が高いですが、鹿島槍ヶ岳方面からだとキレットは初めの方にくるのでまだまだ元気。五竜岳からだとキレットが終盤。

どっちからがいいのかは微妙ですが、鹿島槍ヶ岳側からの人の方が多かった気はします。午後は太陽が背にくるので、それはよかったなと。

イカしてる。

"赤抜"というガレの斜面。地図上では「滑落に注意」となっていますが、ここまでの道を考えるととても歩きやすい。

 

そして、五竜手前の"G5"の岩峰。ここから見上げると西鎌尾根から見た槍ヶ岳に雰囲気がちょっと似ている。スケールは雲泥の差ですが、この流れて行くような斜面が好みです。

谷に向かって綺麗に流れてる。

唐松岳から来たという男性が休憩していました。今日はキレット小屋まで行くとのこと。この岩峰を見ながら休憩するのも乙だなあ。

G5の岩峰を登って行きます。ガレ・ザレの急斜面。

 

ガレ場から岩場へ。

ここも下るより登る方がいいですね。五竜岳直下はガラガラと崩れるようなガレの斜面が多く、個人的には鹿島槍ヶ岳を下るよりも、五竜岳を下る方が厭らしいと感じました。

急斜面を下る距離は鹿島槍ヶ岳からの方が多いと思うので、そっちの方が厭らしいと感じる人もいると思います。あっちもガラガラしてたけど、こっちの方がガラガラしている気がする…結局どっちもどっちって感じ。

岩場を登り切ると、両側が切れ落ちたやせ尾根の鎖場。

振り返る。ここも濡れると滑りやすい感じの岩肌です。

ようやく最後のピークが五竜岳のみになりました。

 

下から見るG5と、上から見るG5は印象がだいぶ異なります。鹿島槍ヶ岳小さくなったなあ。

岩の隙間でみなさん休憩中。このあたりがG4か?

 

岩の隙間を通りながらラスボスへ。

どーん。

G5とG4を通過。やっとここまできたか。

五竜岳直下は休憩しやすいのっぺりした感じ。

これを登って、左のピークが五竜岳山頂。

ここまで抜きつ、抜かれつしながら歩いてきた人たちと「長かったですね~」「やっと最後ですね~」と労わり合い、それぞれラスボスの岩壁に取りつきます。

「では、お先に」という、山頂で会いましょう的な目がいい。

歩いてきたなあ。

 

壁をせっせと登る。

黒部五郎のテント場から西鎌尾根を歩いて槍ヶ岳に向かったとき、槍ヶ岳山荘への最後の登りに果てしなさを感じていました。その感覚にちょっと似てる。

稜線が結構下になりました。うーん、やっぱり鹿島槍ヶ岳の下りよりも嫌な感じ。ストッパーがはっきりしないずり落ちるようは斜面は好きではないので、自分は鹿島槍ヶ岳スタートにしてよかったなと。

 

要塞のような岩場の丸印を追いながら一歩一歩。

 

もうちょい。

テント泊縦走は4月以来だし、アルプスは今期初だし、あまり山に行けてなかったし、岩陵帯だし、すでに筋肉痛。

分岐に着きましたー。鹿島槍ヶ岳が見えなくなってしまった。

山頂まで最後の岩場。

五竜岳2度目の登頂◎

先に着いていたみなさんが「お疲れさまでした~!」と迎えてくださいました。自分含め5人でしたが、全員冷池山荘からの出発で、喜びと疲れを共有。この感じ好き。

白馬方面にはブロッケンがずーっと出ていました。

昨年、白馬岳から五竜岳を歩き、天気が持たず八峰キレットはお預けに。鹿島槍ヶ岳からの稜線が繋がったことは嬉しいですが、思っていた以上に長かったです。

歩き終えて思ったことは「大キレットよりキツイ」ということ。長丁場であること、アップダウンが何度もあること、岩肌が滑りやすいことなどを総合すると、三大キレットで一番歩きごたえがあり、疲れました。

その場にいた男性も「大キレットの方が楽だわー」と、同じ感想。中には不帰ノ嶮が一番怖かったという人もいるし、得意不得意や好き嫌いもみんな違う。感じ方は人それぞれですが、"長い"という感覚は全員一致。中にはさらに唐松まで歩く人もいますが、私はここまででいい…というちょうどいい疲労感。

ガスが上がったり消えたりしていましたが、剱岳も綺麗に見えて、風も穏やかで、2度目の五竜岳にも恵まれました。

しばし干渉に浸り、小屋へ下山。お腹すいた。

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今夜は小屋泊。五竜岳-五竜山荘

*五竜岳-五竜山荘:CT40分*

山頂に到着して安堵しましたが、まだ下山が残っています。小屋が近いわけではないので下山開始。

山荘方面はガスガス。ブロッケンまだ出てる。

 

五竜山荘までも岩場の道で、油断は禁物。ここで何かやらかしたら笑えないですが、歩いたことのある道は気持ちが楽。

ガスなのでぱっぱか下っていましたが、山荘手前で一気に晴れました。山荘方面から歓声が聴こえます。

あーやっぱり綺麗だなこの景色。

五竜山荘のテント場もロケーション最高です。小屋のすぐ近くだし、フラットな感じに整地されていて、やっぱりテント泊したかった。テント場の予約がいっぱいだったので今日は小屋泊です。3日前に電話したという男性はギリギリ確保できたと。3日前なら電話しておけばよかった…

 

 

最高だ。

テントは最終的に20張ちょっと。半分くらいにしているようですね。広々使えて気持ちよさそう。

 

売店でポカリを買って一気飲み。

水は食堂で給水できます。宿泊者は無料。ここも水が貴重なのにありがたい。

小屋も綺麗でした。

寝る場所は上段、下段に分かれています。本来一つの空間に詰めると16人寝られるようですが、現在は4人くらい。ビニールシートが真ん中に張られ、布団が2つずつ置いてありました。グループで1空間、あるいは同性同士ビニールを挟んでという感じのようです。

私はこの空間に1人でした。申し訳ないほどの快適さ。この先も16人詰めるようには戻らないのかな。山小屋は基本予約制になるのか、本当に未来がわからないコロナ。

窓からは五竜岳がどーん。

せっかくの小屋泊なので、1泊夕食付で予約しました。夕食は2グループに分けられ、17時と17時40分。私は2回目でした。

定番のカレーです。その他、サラダ、メンチカツ、オムレツ、味噌汁、デザート。カレーとお味噌汁はおかわり自由。お腹が空き過ぎてお代わりする気満々でしたが、メンチカツとキャベツで結構お腹いっぱいになり、最後食堂で一人で食べていたくらい満腹になりました。美味しかったです。

 

 

とてもいい一日でした。今日は"中秋の名月"。夕暮れのいいひと時を過ごしながら月待ち。

太陽が沈む頃、東の山から月がボォォォーっと現れました。

山の稜線から月が上がる瞬間を見たのはたぶん初めて。朝日はすぐ上がりますが、月はゆっくりゆっくり上がる。

在日の海外の方は大興奮。「Cool!!!Amazing!!!」と叫んでいました。

中秋の名月が満月となるのは8年ぶりとのこと。その瞬間を山で立ち会えたということが一つの奇跡。まさにお月見。お団子持ってくればよかった。

大きくてまん丸でとっても明るい。一日を振り返りながら良い夜を過ごしました。

明日の天気は朝から霧で、午前中のうちに崩れる予報。明日だけ崩れるの?と思うほどいい天気でしたが、朝になってみないとわからない。

明日は、唐松岳方面へ歩いて八方尾根から下山する予定ですが、朝から霧に包まれて展望がなければ、コースタイムの短い遠見尾根で下山します。遠見尾根はちょっとアップダウンしながら淡々と下って行くので、できれば八方尾根から下山したい・・・

少しでも天気が持つことを祈って就寝。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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