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【 テアラロア Day0】オークランドで旅の準備!スタート16kmの封鎖を知る

Te Araroa

歩き人たかちです(@takachi_aiina)

ニュージーランド、3,000kmのロングトレイル「テ・アラロア」。

2023年12月2日〜2024年4月5日、4ヶ月かけて歩きました。

帰国して、5ヶ月。もう一度旅をするように、ゆるーく、綴っていきたいと思います。

\ テ・アラロアって何?という方はこちら /

オークランドに2日滞在し必要なものを準備。そして、前泊地「Kaitaia / カイタイア」へ。カイタイアまでの3日間を0日目として、記録をスタートします。

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日本出発!「フィジーエアウェイズ」の機内食がうまかった!

平日21:25、成田空港発のフライト。夜の国際線は、とても静か。

カウンターでビザの有無を確認され、コピーを提示。荷物は8kg弱。食料なしで考えると、ちと重い。

学生以来の国外脱出。最後はニュージーランド。ほんの少し触れている安心と、あのときとは全然違うという不安にかき回される。飛び込んでしまえばなんてことないけど、情緒不安定なこの感じは旅の醍醐味。

乗り継ぎ便の「フィジーエアウェイズ」は、フィジーのナンディ空港まで約10時間。乗り換えて、約4時間でオークランド。

夜の機内食。野菜たっぷりの豆カレー、春雨サラダ、パンとバター、デザートのムースとキットカット。

機内食って、こんなに美味しかった?というくらい、普通に美味しい。国内はLCCばかりだから、機内食自体そうそう食べない。

人が少ないエリアで、隣もいない。2席使って横になり、寝てしまえ・・・と呪文のように、頭の中で反芻する。

問題は、"ニオイ"に酔わず乗り越えられるか。飛行機と新幹線は特に苦手ですが、国際線は、海外のあまったる〜い香水のニオイが強烈。

ヤケーヌでガードするも、案の定、気持ち悪い。朝方、冷や汗をたっぷり携えてトイレに駆けこみ、旅のはじまりを感じたのでした。

朝食。気持ち悪いくせに、なぜかコーヒーをもらう。朝食は、普通の機内食という感じで、マフィンはお持ち帰り。

ナンディ空港には、1時間ちょい遅れて到着。十分休む暇もなく、30分ほど座って、トイレに行ったらまた搭乗。

最後の機内食。マカロニパスタ、チキン、豆のサラダ、パンとバター、デザートのムース。外の空気を多少なりとも吸ったので、気分は回復。

ロストバゲージもなく、無事にオークランドに上陸。

ニュージーランドは、"入国審査のアウトドアギアチェックが厳しい"で有名。

外来種を持ち込まないために、ザックやテントを持っていると、高確率で別室行き。靴もソールを見せるので、必ず洗ってから行きましょう。ドキドキしながら向かうと・・・

「テントや靴は持っていますか?」
「靴は履いてます。テントは新しいです。」

「オーケー、どうぞ」

え、終わり?軽すぎん?

テントはTA用に新しく購入し、試しで数回使用。出発前にしっかり洗いました。しかし、調べもせず"新しい"を信じるのか、と呆気に取られた。

すんなり入国して、携帯ショップに直行。「One NZ」のトラベルsimを購入。

\ ニュージーランドの携帯キャリアについて /

オークランド空港から市街へは、シャトルバス「SKY DRIVE」を利用。乗り場は出口を出てすぐでした。

ネット予約もできるようですが、15〜20分間隔なので、並んで乗り込めばOK。車内でカード清算が可能です。

スカイタワー

ニュージーランドの人口は500万人ほどですが、そのうち180万人がオークランドに集まっています。

首都のウェリントン以上に、人が集まるオークランド。ウェリントンは東京駅周辺のような、小綺麗な雰囲気ですが、オークランドの中心地は新宿みたいな雑多な感じ。

ゴミも落ちているし、ごちゃごちゃしていて、正直、あまり好きではない。

スーパーでやっすいカップラーメンとスタバのチャンククッキーみたいなもの、バナナ、水、固形シャンプーを買って宿へ。

\ 固形シャンプーは「ethique」がおすすめ /

HOBSON LODGE

海外のゲストハウスは、写真がいい感じでも実際はそうでもない、ところが結構多い(と感じている)。

女性ドミトリーも、住んでますよね?という散らかりようだし、キッチンは洗い物がたまって悲惨なことも。

前回のニュージーランドでは、男性のあとのシャワー室に剃った髭が散乱していて悲惨でした(トイレとシャワーは、基本的に男女共用)。


\ 旅に使う宿探しアプリ /

「agoda」の方が安いことが多いですが、「Booking.com」と両方チェック。

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開発元:Agoda.com
無料
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スーパーには、お寿司や丼ものもありますが、どれもこれも高い。手巻き寿司4,5個で1,000円くらい。丼ものも$15〜18とか。

安かったマカロニパスタを買ったら、あまり美味しくない。この先の食が思いやられる。

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スタート地点閉鎖!?「90マイルビーチ」の計画・準備

テ・アラロアの基本情報が載っている「トレイルノート」をちゃんと見たのは、オークランドに到着した夜(遅い)。

\ 使用したアプリはこちら /

スタート地点(トレイルヘッド)の「Cape Reinga / ケープレインガ」へアクセス方法はいくつかあります。とりあえず、バスで行ける最北端の町「Kaitaia / カイタイア」まで進むことに。

\「ケープレインガ」へのアクセス方法はこちら /

「さーて、90マイルビーチだ」と情報を見ると・・・

スタート地点から16km閉鎖中!?!?

なにそれ、聞いてない(読んでいなかっただけ)。

なんと、岬から約15km戻った「Te Paki Stream」から入れとの指示。15kmも?ヒッチハイク?徒歩?めんどくさ!!!!!

何がって、「90マイルビーチ」は、キャンプ場以外キャンプ禁止。野宿せずに2番目のキャンプ場に辿り着くには、朝からスムーズに行動する必要がある。

しかし、ヒッチハイクは運なので、そんなうまくはいきません。このシーズンは、野宿している人が多かったです。

中には、閉鎖中のトレイルを歩いて「全然平気だったよ、パトロールの人いたけど」とか言ってるハイカーも。自由だな、おい。

出端を挫かれましたが、前泊の宿で仲間を探して考えることに。

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ニュージーランド一番の大都市「オークランド」で出発準備!安いガス缶を探す

通常3泊4日の「90マイルビーチ」は、今回2泊3日。スーパーのある町「Kaitaia / カイタイア」に戻るまで3泊4日。

\ オークランドで準備すべきもの /

◾︎ 現金100〜200ドル程度
◾︎ ガス缶
◾︎ 日焼け止めや石鹸などの日用品

カイタイアにもATMはありますが、忘れないように。無人・予約不要のキャンプ場は現金払いです。5、10ドル札は特に使うので、多めに用意を。

カイタイアには大きなスーパー「PAK’N SAVE」があります。ガス缶だけ買っておけばなんとかなりますが、大きい町は物価が安いので、ある程度揃えておくといいです。

物価は日本の2〜3倍

ニュージーランドの物価は、日本の2〜3倍。このときは、最低賃金が2,300円でした。

ニュージーランドで何を食べていたか、TA中の"トレイルフード"に関しては、下記の記事をご覧ください。

\「テ・アラロア」の費用に関してはこちら /

ニュージーランドはガス缶が高い!MSRとSOTOは相性が悪いので注意!

アウトドア大国ニュージーランド。しかし、日本のように、アウトドアショップは多くありません。

大きい都市にはありますが、ガス缶も頻繁に買えるわけではありません。アウトドアショップに必ず置いてあるともかぎらない(「macpack」や「kathmando」には置いていないことも)。

ニュージーランドはガス缶が高い!!!

ウェリントンはMSRばかり。しぶしぶ購入

一番高いのは「MSR」。250サイズで、$15〜16。1,000円以上。ジェットボイルは$11前後。

どのメーカーも、110と250では$2〜3しか値段が変わらないので、250の方が圧倒的にお得です。

「MSR」の注意点ですが、「SOTO」のバーナーとは相性が悪いです(自分はウィンドマスター)。バーナーとガス缶を接続するとき、台などに抑えつけながら回して取り付けないと、ガス漏れします。

いつも通り接続部分を合わせ、くるくる〜とした瞬間、プシューーーーーーッ!!!とガス漏れ。

日本人ハイカーの方から相性が悪いと聞いていましたが、本当に悪かった(ウェリントンではMSRしか在庫がなく、買うしかなかった)。SOTOのバーナーの方はご注意ください。

アウトドアショップを巡った結果、オークランドでは「Land & Sea」で見つけた「KOVEA」という、韓国メーカーが一番安かったです。

110が$7.48、250が$8.5

ホリデーパークの"FREE BOX"で見つけてMSRと交換

他には、「Outdoor Doite」というブランドも(チリのブランドらしい)。アウトドアショップでは見ませんでしたが、どこかに売っているようです。

ちなみに、ライターはスーパーで買えますが、店頭に置いていない可能性も(あるいは、レジ近く)。スタッフに聞くと、裏から出してくれるパターンもあるようです。

日焼け止め・サンドフライ用の塗り薬は現地のものがおすすめ!

現地の紫外線、現地の虫には、現地のものが一番効果的。

ニュージーランドの紫外線は日本の7〜10倍といわれ、かなり危険なレベル。使う量も日本の比ではないので、現地サイズがおすすめ。

大きいものは、何リットルというボトル。日用品もすべて、薬局よりもスーパーが安いです。

現地の人たちは、青いボトルにオレンジキャップの「NIVEA」の使用率がかなり高いです。

私は、オーストラリアの「bondi sands」を使っていました。石鹸で落ちて、ベタつきにくいところがよかったです。

*クレンジングを使っても落とすのが大変、というものもあるので、事前調査をおすすめします(クレンジングは持ち歩かないので)

サンドフライはまじでやっかい

忘れてはいけない"サンドフライ"用の塗り薬。ブヨより一回りも二回りも小さい、ブヨのような虫。とにかく、痒い!!!

私は、上記写真の「STINGOSE」を買いましたが、塗ると白くなり、あまり好みませんでした。「Antisan」というものが、効き目がいいそうです。

スプレーは「BUSHMAN」!日本より"ディートの配合率が高い"です。通常は20%、危険レベルは40%。ディート配合の日焼け止めもありますが、"80%"とか、目を疑うレベル。もちろん、危険扱い。

虫除けスプレーは、南島に移るときに購入しました。北島にももちろんいますが、南島に比べたら全然少なかったです(TA上は)。

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前泊地「Kaitaia / カイタイア」へ

オークランド7:30発、インターシティのバスで「Kaitaia / カイタイア」へ。

乗り場はスカイタワー。前日に確認済み。15分前に行くと、「カイタイア!」「ケリケリ!」と運転手さんが叫んでいた。

日本の高速バスは目的地別にトランクを縦に区切り、並んだ順にどんどん乗車。しかし、このバスは、目的地が遠い人の荷物を奥から詰めていて、めちゃくちゃ効率悪いことをしていた。

近場で降りる人はずっと待っているし、遠方の人が遅めに来ると「まだいたんかい!」みたいな雰囲気。

出発時刻になっても積み込みは終わらず、やっと全員乗車したかと思うと「トレイ行きたい人は今行って」と、運転手さん。何人か降車・・・いや、先に行っとけ!!

8時頃、ようやく出発。これぞ、おおらかなニュージーランド。別に急いでいるわけではないけど、この日本人気質を捨てないとなあ、と窓の外を見つめる。

カイタイアの一歩手前、「Kerikeri / ケリケリ」でバスを乗り換えますが、その前にトイレ休憩1回と、40分くらいのお昼休憩。

お昼休憩はバスが完全に閉められるので、強制的に降車。飲食スペースのあるコンビニのようなお店がありましたが、特に食べたいものがなく、町をブラブラ。

ニュージーランドは、バス車内の飲食は基本的にNGです(ペットボトルはOK。ただし、ニオイが強くないもの)。

休憩戻りが一番遅かったのは、運転手さんでした(5分遅刻)。

ケリケリで乗り換え。乗客は一気に減り、10人いるかいないか。そのうち、ハイカーと思しき人は4,5人。12月出発は、やはり少ないようです。

さらに2時間ほどバスに揺られ、カイタイアに到着。TAのチャリダーと、ご夫婦ハイカー。15時頃でしたが、ご夫婦ハイカーは、ヒッチハイクでケープレインガへ。

今日の宿は、TAハイカー御用達の「Beachcomber Lodge & Backpacker」。仲間を見つけやすいので、おすすめ。

Googleに従って歩くと、レストランに到着(営業していなかった)。入口がわからずウロウロしていると、チャリ旅の人に「Hello !宿探してる?たぶん、僕も同じ宿を探しているんだけど・・・」と、声をかけられました。

「ここじゃないのかなー、でもGoogleはここだよねー」と2人でウロウロ。すると、Googleよりもう少し先、かつ、道路の反対側に発見。

「Wayfarer Motel」となっていますが、自分の背後に「Beachcomber / ビーチコマー」と書かれた、黒い小さめの看板があります。ちょっとわかりづらい。

男女混合のドミトリー部屋で、同室には男女が1人ずつ。男性は同じくTAハイカーで、アメリカ人のダン。女性はバックパッカー。

中庭にハンモックがある

他の仲間を探すも、全然いない。買い出し?

片道15分くらいのところにある「PAK’N SAVE」へ買い出し。天井高く積み上がり、コストコのような"THE 海外"の雰囲気にテンションが上がる。

「PAK’N SAVE」は、ニュージーランド3大スーパーのひとつで、ハイカーが一番好きなスーパー(自分調べ)。じっくり見ていると、余裕で1時間は過ぎる。

宿に戻り、同室のダンとお喋り。ヒッチハイク経験のあるダンは、もちろんヒッチハイク。しかし、足首が不調で、何日か滞在してから行くかもとのこと。

「ヒッチハイク、最初は緊張するよね。でも、1回やってみればきっと大丈夫だよ」

と、励ましてくれましたが、そんな簡単なの?拉致られたらどうする?と不安は募るばかり。

他の仲間が見つからないまま、もういいや寝よう、と思っていたらダンから朗報。「シェアタクシーで行く人たちが何人かいるみたいだよ」と。

すでに就寝しているようなので、一か八か、朝、準備をしていたら声をかけてみよう。

気持ちは吹っ切れましたが、シェアタクシーはいったい何時なのか。緊張MAXで、いよいよ、テ・アラロアが始まります。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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